『ホークアイ』の気になる2,3の事柄|ディズニープラス『ホークアイ』/考察【ネタバレ注意】-Web-tonbori堂アネックス

『ホークアイ』の気になる2,3の事柄|ディズニープラス『ホークアイ』/考察【ネタバレ注意】

2022年1月20日木曜日

drama MARVEL

X f B! P L

 ということで恒例でもないですが?マーベルシネマティックユニバース/ディズニープラス配信ドラマ『ホークアイ』について気になるところを取り上げてみたいと思います。駆け足ながらもホークアイことクリント・バートンのアフターブリップ/『エンドゲーム』と新たなヒーロー、ケイト・ビショップのオリジンストーリーとして着地しました。とは言え積み残したものも多く気になっているところも多いので感想でも触れたけど備忘録としてまとめてみました。ということで行ってみましょうか。

※ディズニープラス配信ドラマ『ホークアイ』のネタバレと現在公開中『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレがあります。ご注意ください。😌


Finale | Marvel Studios’ Hawkeye | Disney+|YouTube|Marvel Entertainment|It’s time! All episodes of Marvel Studios’ Hawkeye are now streaming on Disney+.

おじさんの正体

 これについては完全にキングピンことウィルソン・フィスクがおじさんってことで決まりですが果たしてネトフリ版のフィスクなのか?という部分は気になります。エレノアの乗り込んだリムジンのドアを引きちぎる?怪力、そして胸に受けた矢をステッキで払い落すなどかなりデフォルメされた怪力っぷりで『スパイダーバース』のキングピンのような感じを受けました。肉弾戦最強って感じはネトフリマーベル『デアデビル』などで見せたものと同質な気がするんですが(うろ覚えだけどドラム缶とか平気で放り投げてたし)。また『デアデビル』んときは防弾防刃の特注スーツでしたけどアロハシャツでも全然平気なのは確かにヤバさ倍増だけどコミックスに寄せた感じが。ネトフリ『デアデビル』でのリアルさは少し薄れた感じも否めません。また「ホークアイ」最後の1話でキングピンの狡猾さや彼の真の恐怖を描き切れたかというとちょっと疑問符が付きます。もちろんそれはネトフリ『デアデビル』のサイコパスっぷりとそれを含めた狡猾さ、激情なところを観ているからであって、今回のキングピンがイコールとは明言されていないのでそのものズバリなのかどうかって部分が最大の問題点なんだと思うのです。


 演じているのはネトフリ『デアデビル』と同じヴィンセント・ドノフリオ。『フルメタルジャケット』の通称微笑みデブが印象的ですが刑事ドラマ『LAW&ORDER:クリミナルインテント(犯罪心理捜査班)』のゴーレン刑事役も印象深い俳優で、『マグニフィセント・セブン』では野人の如きハンティングの名手で怪力の持ち主を怪演していたのも記憶に新しいです。彼は『デアデビル』でウィルソン・フィスクakaキングピンを演じた時にそのキャラクターをたいそう気に入り打ち切り時にはそれを惜しみ再びキングピンを演じたいとよくTwitterの自身のアカウントでつぶやいていました。また関係ツイートを積極的に引用RTしたりなどのアピールもしていた事もあります。ネトフリ『デアデビル』を観た人なら多分彼が一番キングピンに相応しいと思うのではないかと思うほど彼を体現してたドノフリオがMCUの世界に戻ってきたのです。


 ただアジトのオフィスは若干安い如何にもギャングの隠れ家感がありましたが彼の如何にもな表情などはキングピンが帰ってきたという雰囲気がありありとありました。とは言えその後はかなりディフォルメ化されていますよね。やはりネトフリ『デアデビル』のキングピンとは違うのか?演じたドノフリオのインタビュー記事が出回っていますが基本的には同じ人物として演じたとの事を語っていますし、アロハシャツ姿はコミックス(コミックスであの姿のキングピンが描かれているそうです)にオマージュを捧げたスタイルなのだとか。ただ怪力などは付加されている事を認めそこはちょっと違うと語っているようです。もっとも今後の展開次第ではますますネトフリ『デアデビル』の設定を逸脱するかもしれませんが。それでもドノフリオが演じている事でその精神は受け継がれていくと思いたいのですが(本人もそれは意識していると思います)…どうでしょう。


 それはマヤの活躍する『エコー』を待たねばなりません。マヤがフィスクの前に立ちはだかり銃を向けオフで銃声が鳴り響く。キングピンのあの後を知るならばマヤが如何にして『エコー』となったかというのを知る必要があるからです。マヤのエコーとしてのオリジンとなると思われるんですがエコーになるためのヴィランサイドからキングピンの陰謀を知り彼をどうしたのか?ヒーローサイドに行くにはキングピンの命をそのまま奪うとは思えないんですけれど、激情に駆られてというのもあります。ただキングピンは侵略者や宇宙の声明を半分にするという狂信的なタイタン人ではないけれど、誰よりも狡知に長けニューヨークの裏社会を支配してきた男。その力は裏社会でも絶大なものがありました。このまま退場とは思えません。今は『エコー』の続報を待つしかありませんね。

エージェント・19問題

 ロレックスの時計はローラの持ち物で裏蓋にはSHIELDのマークが。SHIELDというのは説明が長くなるので割愛しますがざっくり雑に説明するとMCUに出てくる地球を守るための秘密機関で元はキャプテン・アメリカを軸とした連合軍の超人兵士計画のための組織が元になっています。但し現在のMCUのタイムラインでは一度世界征服を企む秘密結社ヒドラ(これもナチスの内部で活動していたもののキャプテン・アメリカに首領レッドスカルが倒されて壊滅したと思われていた)が内部に巣食い組織としては壊滅状態になっています。


 その後、再建されたとMCUの世界では明言されていませんがドラマ『エージェント・オブ・シールド』では『アベンジャーズ』で死んだはずのコールソンが実は生きてて(これも説明をすると長くなるので割愛ですが現在は亡くなっている。但しLMDとして蘇ったコールソンのマトリックスが存在します。)SHIELDを再建しましたが組織としては昔のような大きな力を持っているとは言い難い感じで少数精鋭による感じで任務に当たっています。実は『エイジ・オブ・ウルトロン』の時にフューリーが乗り組んでやってきたヘリキャリアもコールソンが秘密のプロトコルに従い建造していたものなんですがそこは『エイジ・オブ・ウルトロン』では何にも触れられていませんでした。ただフューリーが「倉庫から引っ張り出した」と😅


ということでMCUのタイムラインではSHIELDは壊滅したまま、ヒーローの後始末もしていた組織が無いのでNYではトニーが発起人になってダメージコントロール局(スパイダーマン:ホームカミングで登場した組織、トニーが中心となって設立と説明された。)というのを創設しチタウリの遺物などを一括管理していますがそれ以外のところは政府なのか軍なのかどこが管理しているのかは明確な描写がありませんでした。そこで今回の『ホークアイ』第1話で襲撃を受けた闇オークションではサノスの攻撃で壊滅したアベンジャーズ本部で回収された物が出回っておりそれが騒動の元になっていました。つまり壊滅した後の廃墟の管理などは誰がどうなっているのか不明な状況。一般的に考えれば米国内での話だから合衆国政府かもしくは州政府、NY近郊ならばダメージコントロール局の管理下ではないのかと。そこからの拾得物が横流しやその拾得物のリストが出回っているというのは拙い話でそれは今後のMCUの作品で回収されていくのかなという事。


 それと、先にも書いたコールソンが主役のTVドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』コールソンがと書きましたが主要なところで真の主役と言っていい作中でスーパーヒーローになるデイジー・”スカイ”・ジョンソンakaクェイクやエージェント・メイ、エージェント・マックにフィッツ&シモンズとキャラ立しているメンバーやコミックスで「モッキンバード」のコードネームを持っていたボビー(バーバラ)・モースも登場していたのです。しかも実現はしませんでしたがボビーの単独作品も計画されていたのです。そういった事情もあるのでエージェントナンバー19との整合性とかコミックスファンや『エージェント・オブ・シールド』ファンはちょっとやきもきしますよね。しかもヴィンセント・ドノフリオがキングピンを再演したことによりネトフリは勿論、マーベル・テレビジョン製作のドラマシリーズのオリジナルキャストもこれは再演出来るんじゃないかという希望も差してきたのです。実際クェイクは人気も高く映画に客演してほしいと思っているファンも多いです(ざっくりとした希望的観測ですけれど)もしそうなればワクワクするしなんとか合流してくれないかなと思うのですが…。

ホークアイ シーズン2は有るのか?

 これも気になるところで最終回で「シーズン・フィナーレ」というナレが(本国版CM予告編)入った事でポストクレジットでは何もなかったけれどシーズン2があるのではという話が。何せケイト、完全にホークアイの継承を受けたわけではなく、まだまだ学ぶべき事は多いはずです。(少なくともtonbori堂はそう思っています。)これからスーパーヒーローの道を歩みだした彼女の今後の活躍はやっぱり観てみたいんですが残念ながらディズニープラスでの視聴者数などが『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』などと比べると振るわなかったという話も聞こえてくるので数字が全ての配信稼業。先行きは実は不透明かもという気がしないでもないのです。


 しかし新ヒーローの一人として他作品に客演という事もあるしそこでの実績でシーズン2がという事も十分あり得ます。実際にホークアイもいろいろ爆弾は抱えつつも相変わらずのキレキレな弓術っぷり。また格闘なども衰えが無いように思えます。ケイトの導師として今後の活躍期待できそうです。実際ホークアイといえばジェレミー・レナーっていうイメージがtondori堂はまだ強いし彼の活躍はまだまだこんなもんじゃないでしょ、まだやれるっしょって思っているので是非ともシーズン2実現して欲しいですね(願望)

ロックフェラーセンター・クリスマスツリー

クリントが捕まってケイトがぶっ倒したツリー。ロックフェラーセンター前での大立ち回りと相成った訳ですが、現在公開中の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の最後。ピーターが下宿の窓からお手製のスパイダースーツに身を包んでスイングしていくのがそのロックフェラーセンター・クリスマスツリーの上でした。登場という話ではなくイースターエッグなんですけれどやっぱりファンとしては「おおっ!」ってなるポイント。実は時期が近いんじゃないかってのはミュージカル『ロジャース』の看板だか宣伝トラックがMJを抱えてスイングしている一瞬に映っているんですよ。予告編でも確認できるらしいんですが一瞬なのでスクリーンの方が分かりやすいかと思います。

最後に

 アベンジャーズは現在活動停止状態ですがサムが今後動いて立て直すかと思うのです。ただ噂としてサンダーボルツ(ロス長官が作ったヴィランを中心としたチーム)が出来そうだという噂もあり紆余曲折はあるにしてもケイトは新アベンジャーズ候補としてはあり得るメンバー。そういう意味でのジョイントエピソードも欲しいところだし、またスパイダーマンNWHを受けて今後のMCUでの彼の立ち位置。そして5月に公開のドクター・ストレンジで本格的にマルチバースも動き出すので去年とはまた違った動きもありそうです。また配信ドラマの『ムーンナイト』『ミス・マーベル』『エコー』『シーハルク』辺りの展開次第ではケイト再登場もあるかもしれませんしこの配信ドラマの続報も楽しみですね。


※エンドゲームの時のクリントのフィギュアです。|Amazon.co.jp: 【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エンドゲーム』1/6スケールフィギュア ホークアイ : ホビー

※タイトルバックのインスパイア元のコミックスです。|ホークアイ:マイライフ・アズ・ア・ウェポン ホークアイ(マーベル・ナウ!) | マット・フラクション, デイビッド・アジャ, ハビエル・プリード, アラン・デイビス, 中沢俊介 | マンガ | Kindleストア | Amazon

Amazon.co.jp: ブラック・ウィドウ 4K UHD MovieNEX [4K ULTRA HD+3D+ブルーレイ+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray] : スカーレット・ヨハンソン, フローレンス・ピュー, デヴィッド・ハーバー, O・T・ファグベンル, ウィリアム・ハート, ケイト・ショートランド: DVD|エレーナが登場した『ブラック・ウィドウ』ナターシャとエレーナの結びつきはこの作品で。

※Amazonプライムビデオでも配信中。Amazon.co.jp: ブラック・ウィドウ (字幕版)を観る | Prime Video

ネットフリックスディズニープラスで配信中『デアデビル』Blu-ray販売中:Amazon.co.jp: マーベル/デアデビル シーズン1 COMPLETE BOX [Blu-ray] : チャーリー・コックス, ロザリオ・ドーソン, ヴィンセント・ドノフリオ, デボラ・アン・ウォール, エルデン・ヘンソン: DVD

ファイブスター物語/F.S.S第17巻絶賛発売中

ファイブスター物語/F.S.S第17巻絶賛発売中
永野護著/KADOKAWA刊月刊ニュータイプ連載『ファイブスター物語/F.S.S』第17巻絶賛発売中(リンクはAmazon)

このブログを検索

アーカイブ

QooQ