「あぶない2人」|『ホークアイ』第3話ファーストインプレッション|感想/考察【ネタバレ】-Web-tonbori堂アネックス

「あぶない2人」|『ホークアイ』第3話ファーストインプレッション|感想/考察【ネタバレ】

2021年12月7日火曜日

drama MARVEL

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 『あぶない刑事』ってドラマが昔ありまして(笑)クリントとケイトとはタイプが違いますがやってることは近いですね(笑)イッキに行こうぜながらもタカさんのように冷静なクリント。反面頭の回転は早いもののユージさんのように無鉄砲なケイト(笑)まさにそんな2人の魅力とアローアクションとカーチェイス、MCUらしいけれんもあった第3話でした。そんな3話の気になるところを軽くおさらいしてみたいと思います。


Becoming Maya | Marvel Studios' Hawkeye | Disney+|YouTube|Marvel Entertainment

※観た前提で書いておりますので【ネタバレ】とさせていただきます。ご注意ください。

エコー

 本名マヤ・ロペス。アバンタイトルは彼女の幼少期から。普通の学校に通っていますが彼女は音の聞こえない世界にいる事が分る非常に重要なシーンから始まります。何故普通の学校に通うのかと父に問うマヤに彼はあえてろう学校に通わせず、両方の世界を行き来出来るようにと普通の学校に通わせているとマヤに語りかけます。


 その中でドラゴンはどんな音がするという話からこの世界にドラゴンはいるか?とマヤは父に問いかけますが父は一瞬考えいると答えました。そこで考察班が『シャン・チー』を結び付けようとしましたがどうなんでしょう。単純にドラゴンのように強く、自らの力で飛び立って欲しいいう意味合いのような気もするし…。こういう話の回収って忘れた頃にやってくる事が多いですが『シャン・チー』はつい最近の作品ですからどうしても気になってしまいますよね。


 彼女の父親はどうやらジャージ・マフィア(トラックスーツ・マフィア)の仕切っていた人物でローニンに殺されたかのようなシーンがでてきました。かのようなと書いたのはマヤはアジトに戻った時に外から見ただけで、相手はローニンの恰好をしていましたがこういう場合確実にそうだとは言い切れないやつかなと。もっともクリントは思い当たる節が在り過ぎるようです。過去に彼らの取引相手や幹部を潰したという発言も(ローニンが)ありましたし。でもその上にフィクサー的な存在(黒幕、大ボス)がいるとの事であの時捨て鉢なクリントが直接対決するのをためらう人物とは?そしてマヤが道場で父からおじさんに家に送ってもらえというシーンに出てきた人物…これはいったい?

おじさんはキングピン?

 コミックスではマヤの父親が殺された後彼女を引き取ったのがウィルソン・フィスク通称キングピンな訳です。実はマヤの父を殺したのはキングピンなのですが彼女の一度見たら相手のスキルをコピー出来る能力を買ったという訳でデアデビルが仇だと教えデアデビルを倒させようとした事もあるとか。つまりデアデビルやキングピンと非常に関係の深いキャラクターなのです。そして謎の「おじさん」と来れば海外ファンも「おじさん」はキングピンではないかとかなり色めき立っていましたが…さてどうなんでしょうか。


 マヤの補佐をしているカジ(彼もまたコミックスではクラウンという殺し屋になる有名ヴィランが元だそうです)もあまりローニンに関わり過ぎるなと釘をさしていましたがもしや彼はキングピンから送り込まれたお目付け役?なんて推理も。もっとも正式に発表もされていないし急に出てきても誰?ってなる可能性もありこの流れで言えばジャックの裏の顔の可能性もあります。これは明日放送の第4話で分かるのか?それとも持ち越しか。どちらにしてもクリント=ホークアイがもしやという可能性に気が付きつつあるマヤの追跡は気になるところですね。

カーチェイス&アロー・アクション

 なんといっても第3話はクリント&ケイトとジャージ・マフィアとのカーチェイスシーンですね。わざと囚われ話をつけようとしたクリントの元へ助けに来たケイトとともに2人揃って捕まってしまうという自体。クリントは隙をついてアジトの中で大暴れ。しかしその前に立ち塞がるのがマヤです。相手の動きを見切る術に長けている彼女相手にさすがのクリントも苦戦。ハンデをものともせずそれを積極的に使って戦うマヤのスタイルはまるでアスリートのようにシャープで素晴らしい殺陣でした。


 アジトを脱出するとスポーツカーがありますが綺麗に手入れされているそのクルマを傷つけるのに忍びないクリントは普通の自動車に向かいます。この辺りもハリウッド映画ではお約束みたいな落語で言うくすぐりみたいなシーンですよね。ケイトがこっちにしようというとクリントはそんなクルマもったいなくて傷つけられないという(笑)補聴器をマヤに破壊されているので互いにちゃんと意思疎通が出来てないのになんとなく通じている風になっててこの辺りからは本当に画面から目が離せません。ちなみにそのダッチ・チャージャーはマヤのクルマでした。ジャージ・マフィアのアジトから逃走する2人を追いかけるこの辺りは長回し(風)に撮られておりなかなか凄いシーンです。そして追いすがる車に対して矢を放とうとするケイトを止めるクリント。アジトでの戦いで普通の矢を使い果たしたというクリントに顔を輝かせるケイト(^^;トリック・アローが使える!っていうのは憧れの人のそれも所謂秘密道具ですからね。でもケイトを子ども扱いしているクリントはこれもダメ、あれもダメとなりますがケイトが使った矢はグレネードでした(^^;ここは予告編でも出ているシーンですが前後のやりとりや、その他のスライム矢、ワイヤーネット矢(スパイディみたいな)アシッド矢(酸で溶かす)など。USB矢も出ましたね。『WHAT IF…?』にも出てたアレかとなりましたよ?


 でもとうとう橋の上の渋滞で追い詰められたクリントがケイトに普通の矢を空中に打ち上げるように指示、そして落下してくる矢にトリック・アローを放ちます。矢じりにはPIMというロゴとピム・テックのマークが!実は監督の一人リース・トーマスがアントマンを出したいと動いてたようですが、結局新作が撮影中ということもありアントマン出演はかないませんでした。でも色々イースターエッグとして仕込まれているのです。まあ最初に気が付くのは「ロジャース」のアントマン出演やNYの街路でのコスプレなどですが今回はピム博士のピム粒子のやつですからね。まさにそのものずばり。そして巨大化させるというのはコミックスでホークアイが「ゴライアス」(MCU『アントマン』では2作目『アントマン&ワスプ』にてゴライアスを名乗る事になるビル・フォスターが登場してます)を名乗っていたこともあるというつながりが…。これコミックスファンへのくすぐりかもしれませんがMCUファンとしてもスコットとクリントのつながりとかいろいろ盛り上がるシーンです。画的にも無茶苦茶面白いしまあさすがにおふざけが過ぎるかと思ったでもないけれどMCUらしいセンス・オブ・ワンダーでした。

ソーズマンvsホークアイ

 ということで第4話へのクリフハンガーはケイトの家からエレノアのPCからビショップ警備のデータベースにアクセスして手がかりを得るでした。ですが物音に気が付いたクリントに迫る刃というところで刃を向けているのはジャックです。この2人の激突なのかそれとも?今のところ今作のメインヴィランと目されている男ですからね。この邂逅は何かが起こるはず…いやここは単に顔合わせだけか?第4話さてどんな展開になるのか楽しみですがソーズマンはコミックスではクリントに技を教えた師匠という事なんでそこをどうアレンジしてくるのか。シャン・チーも父親が犯罪者の頭目であるというコミックスのふわっとした設定をテンリングスとマンダリンに繋げたとマーベル・スタジオ・アッセンブル(メイキング)の『シャン・チー』回で言ってました。となれば過去に秘密工作に関わっていたころの戦友という筋もある得るし先輩だったかも。ジャック、どうみても玄人ですし、デュケイン家のファミリービジネスも気になるところですがジャック過去が明かされていませんからね。その流れからも彼が「おじさん」という説も留保したい案件です。さてエコーはローニンの正体に迫れるのか?そしてケイトはジャックの正体を暴けるのか?いろいろこんがらがって来ましたがそこにエレーナも関わってくるのは何時なんでしょう?そこも気になっています(笑)

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