さてさて今回は宇宙のお話です。前回はヒトエフタエがドーンと登場しましたが今回はアストラガルスがバーンと登場しました。そして本格的な宇宙戦です。もうほぼ光の塊がぶつかり合う体ですが、これはあまりにもGTMが早いから。騎士が動かすと空間戦闘機では追い切れず戦闘艦艇の補足システムでは追い切れない。そこを統制の取れた動きで制圧していくイオタはさすが宇宙最強の騎士団と呼ばれているだけの事はあります。ということで今回の気になるところ行ってみましょうか。
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| 月刊ニュータイプ2022年1月号/KADOKAWA刊 |
※毎度のことながら月刊ニュータイプ（NT）2022年1月号掲載/連載分のF.S.S/ファイブスター物語の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌
※先月の感想はこちら（リンク先は2021年12月号の感想です）
扉はグリット・ブリンガー
グリット（GRIT）とは「砂色の」という意味だそうです。で、信用してしまっていいのか！ってことでGoogle先生に聴いてみたところ、一発目に来たのは「度胸」でした(笑)でも砂も間違いではないそうでgrittyだとザラザラってなるんだそうですよ。まあお暇なら英和辞典でお調べください（ヲイヲイ）で砂色ってそういえば最初のクロス・ミラージュってサンドイエローだったよなって思い出しました。ちなみに扉のグリットはアイシャ騎なので草色なので薄いグリーンですけれど本来の騎体はレモンイエローだそうです。そっちのカラーリングも見てみたいですがコーラスのハグーダ戦に登場したディッパ博士の騎体はライトブラウンでそれもクロスのカラーリングで見たなって思うんですが…。まあ後でCHARACTERSを見返してみたいと思います。
グリットはミラージュGTMとしては至極真っ当な（他のが化け物過ぎるんですけれど）GTMで閃エンジンを使用していますがシングルエンジンであり通常のGTMに近い運用形態で用いられるようです。中でも注目したいのは整備性や拡張性を持たせた設計。兵器としては汎用に使えるのは器用貧乏に陥りがちになりますが整備性が高いという事は出撃効率がいいという事であり、拡張性が高いという事は戦場を選ばず特殊な装備に対応も可能という事。やがて星団中に展開する事を見越しての事なんでしょうか…。ちなみにグリットから右目が特徴的なデザインではなく透明なアンテナホーンや脚部のアンクルクレーンが無い状態のGTMがキャメラートなんだそうで。グリットがG型に対しG2からのC型、G型が指揮用として用いられC型はやがてゴーズにも配備なんだそうですがG型が所謂雌型でC型が雄型っていう事のようです。これも立体化が期待されますね。
イオタ宇宙騎士団見参。
ようやく戦闘シーンが描かれる事になったイオタ。元はジャコーの父でミラージュ騎士イマラの夫であるタブロの父、イオタ・コルテッサが創設した宇宙の民のための騎士団です。基本的に宇宙の民（いわゆるカーマントーなどの資源採掘のための惑星や衛星、ステーションに暮らす人々）を守るために作られた自警団のような存在です。名前だけは実は第1巻の勢力表に既にあって、「宇宙海賊」って書かれているんですよ(笑)まあ設定が変ったというより村上水軍的な宇宙空間を根城として通るものの安全を保証する代わりに通行税を取るみたいな連中を考えていたんではないかなと思います。彼らが任侠モノなのでよく見られる「一家」的な若頭とか姉さん（あねさん）とかはそういう事の名残りと思います。
装備しているGTMはDr.ダイアモンドのデ・ハビランド。H型ブランデンでようやくご登場ですが全身が出ていないので気になりますね。でも最初のページの4コマ目、コクピット内が映っていますがここだけカラーになってるんですね。何故このコマだけ？と少し気になりますが相手にしているのはオーダ宇宙海賊。38年以上前の救難ステーションを襲ったあの連中です。しかし動いているアストラガルスの画を見るとやっぱりカッコいいですね。前にもちらりと書きましたけど頭が大きいなって感じもあるんですがやっぱり「動いている画」でGTMを見たい…って思いませんか？というぐらい初っ端から動きのあるコマが続いていますがこの大捕り物はイマラが仕掛けたもので宇宙議会（宇宙の民を管轄している国連みたいなもの？でしょうか。）からの逮捕状を取り付けたとあります。錫華やジャコーが掛け合っても動かなかった議会があっさりと、ここでジャコーは政治の事に関して身に染みたようです。あの星団会議の頃が懐かしい…。そういえばセイレイもいましたよねあの場に…こういう気付きがあるからもう何度も手元に単行本やDESIGNS片手で進まないので今回は記憶を頼りに書いております(笑)
無事に制圧かと思われたら実はオーダの頭グスコ・グルゥが2騎を引き連れ逃走、しかし後門の狼ならぬMk2が登場。イマラ確かにMK2を持ってくるとは言ってたけどまさかの斑鳩王子とタイト・ネイブ姫が、凄まじい音を響かせ…？ウン？音。いや宇宙空間で音はしないだろーっていうそこのあなた。これは『ファイブスター物語』おとぎ話ですから(笑)ひとつよしなに。でもMk2の音は『花の詩女ゴティックメード』を観た人全員が脳内で再生されていたはず。それに宇宙でも音がするのはダークエネルギーや素粒子やら…ええい「細かいこたぁいいんだよ」ってことで一つ。しかしMk2が見得を切ってガットブロウを振るう様はまさしくMk2です。あ、ヘビーメタルの(笑)あのフライヤーの形状はエルガイムMk2のバインダーですもんね(笑)でもいいんです。カッコいいから。そしてまたカラーでソルティアのガーメント・アシリア・スーツ。この色味はまさしくZAPのAFスーツと同色やと思うとテキストに同じものでござると書いてありました。マスクが無いとプラスチックスタイルをも彷彿させる感じですよね。そういえばプラスタも宇宙空間で使われているとか…。イマラもガーメント・GTMスーツを着用で実は機密なんだとか(笑)一体機密って（だからおとぎ話なんですってば）
宇宙空間では生存者の救助は義務。GTM戦でも脱出した騎士とAFは救助する。いわゆるシーマン・シップにちかい陸（おか）とは違う理屈で動いているのです。ドーマ連合が崩れるのも案外そういう宇宙の民の掟を理解していないところかもしれないなというのはマグダル救出の時にふと思ったのですが今回もそういう事を思いました。ちなみに斑鳩殿下は初宇宙戦闘だったようでタイト・ネイブはじゃーじゃー言ってますが案外場数を踏んでると見ました。この2人…まあ良いコンビになると思います😊
オーダ宇宙海賊の頭目グスコは南の海（南太陽系）でやりすぎてと言ってましたけど案外コーラス王朝から叩きだされて魔導大戦で混乱している西太陽系に来たんじゃないと思ったんですがどうでしょう😅しかしこれで手がかりがまた一つ。アデムことヘアードさんがマグダルと再会できるお膳立てがまた一つ整ったという事でしょうね。確か以前にイマラは天照の命を受けてマグダル探索に影ながら手を貸すみたいなことを言ってましたから。ますます今後の展開がカーマントー解放に向けて加速している感じです。年明けはマグダルの状況が描かれるのかそちらも気になりますね。でもジャコーはまだアデムの素性を知らない模様で三条さんはイマラから知らされているのかな？付き合いの長さってやつなんでしょうか。
そうそうイマラが頭はどうでもいいけどシェラスタは確保みたいな話をしててはて？どなただっけかと思ったらポシェ・ノーミンのファティマでした。ミラージュ騎士のファティマだったこともあっての確保だったかと思ったけど一応銘入りのファティマ（コークス博士のファティマ）を娶れる腕はグスコあるのかと。とは言えグスコさん、鬼姫の責めで再起不能かもしれませんね…いやミラージュ騎士恐ろしや。という事で来月号は1月の8日（土曜）だそうですよ。
急告：花の詩女復活上映、詩女様の都行き
年明けにはドリパスで『花の詩女 ゴティックメード』の復活上映があります。ただ今絶賛発売中なのでお時間がありましたら是非ともスクリーンもご覧いただきたいと思います。特に今月号の展開の後では（Mk2的に）
「花の詩女 ゴティックメード」を映画館で上映しよう！
ドリパスはリクエストの多い映画を映画館で上映します！みんなのリクエストであの映画の上映を実現させよう！
こちらのページから各販売ページに行けます。プレミアシートは既に売り切れになっているスクリーンもありますが各シネコンにて上映されますのでお時間が合えば感染対策の上是非とも。場所は以下の通り。+PBはプレミアボックスシート販売もあるところです（売り切れ御免）
【東京都：2022/1/10上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 日本橋+PB【東京都：2022/1/16上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 日本橋+PB【大阪府：2022/1/16上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 梅田・本館+PB【愛知県：2022/1/20上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 赤池+PB【熊本県：2022/1/23上映】「花の詩女 ゴティックメード【通常版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 熊本サクラマチ【宮城県：2022/1/27上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 仙台+PB【埼玉県：2022/1/28上映】「花の詩女 ゴティックメード【9.1ch特別版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ ららぽーと富士見【福岡県：2022/1/29上映】「花の詩女 ゴティックメード【通常版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 天神・ソラリア館【福岡県：2022/1/30上映】「花の詩女 ゴティックメード【通常版】」復活上映!!＠TOHOシネマズ 天神・ソラリア館
以上全国7か所計9上映となっております。何卒よしなにお願いいたします。（既に終了しております。）
※月刊ニュータイプ2022年1月号/Amazon
※この巻で若き日のジャコーと今のジャコーを見ると味わい深いそんな第10巻。三条さんとイマラは変わりがないですね。改めてジョーカーの人々のタイムスパンって長いなって思います。『ファイブスター物語/F.S.S』第10巻/Amazon
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