ディズニープラスのマーベル・スタジオ製作配信ドラマ、『ホークアイ』が始まりました。まずは第1話と第2話の連続配信。以後1話ずつを配信で2021.12/22に最終話が配信されます。ちょうどクリスマス前という事で、クリント・バートンは無事に家族の元へ帰りつけるのか?という展開ですが、そこに絡んでくるのがチタウリの襲撃を受けたニューヨークにいたケイト・ビショップ。襲撃による付帯被害で父親を亡くた彼女は、偶然戦うクリントを目撃したことから、彼のように強くなることを目指し武術を習い弓を始めました。そして成長した彼女はキャンパスで友人との賭けで弓で鐘を鳴らす事に挑戦しますがやり過ぎて古くなった鐘楼が倒壊させてしまいます。ホークアイのように成りたい少女は成長したもののその腕を揮う場も出来事もなくフラストレーションがたまったまま冬期休暇で実家のあるNYに戻ってきた事から母の再婚話や再婚相手やその叔父が参加した闇オークションに紛れてトラブルに巻き込まれていくうちに本物の「ホークアイ」クリントと出会う事になります。今回のストーリーはこのケイトとクリントのバディアクションと共にクリントが愛する家族の元に戻るまでの6日間の話になるようです。では何時ものように気になったところいってみましょう。
※観た前提で書いておりますので【ネタバレ】とさせていただきます。ご注意ください。
ホリデースペシャル
アメリカ人にとってクリスマスってのは盆と正月が一緒に来たようなもの?なんでしょうか。ハッピーニューイヤーもそれなりに盛り上がる感じですけれどキリスト教圏なので家族と一緒にというのが大事になるイベントであるのは間違いなく、エンドゲームの経験からアベンジャーズを引退したホークアイことクリント・バートン(エイジ・オブ・ウルトロンで引退はしてたんだけど危機が迫ると頼られたりしてシビルウォーでは司法取引を受け入れてヒーロー活動はエンドゲーム直前まで辞めていました)にとってはエンドゲーム後、家族が第一。だからこそ子どもたちを連れてニューヨークにという事なんだと思います。
ミュージカル「ロジャース」
でもミュージカル『ロジャース』は誰のチョイスなんでしょうね?『ファルコン&ウィンターソルジャー』では噂として「月へ行った(何のために?)」とか言われてたスティーブもエンドゲームでのサノスとの戦いから伝説のヒーローを讃えるみたいなミュージカルが製作されたんでしょうか?そういった背景も気になるしアントマンが居たり(クリントがあいつはいなかったと言及あり。)とあの場にいなかった者を登場させる盛り方も気になったけど微妙にコスチュームが安っぽく、セットも安い感じ。最初はそれが気になってなんでだろうと思ったんですがこれはまだまだ世界はデシメーションの混乱(帰還者との衝突も含め)でとも思えます。だけど一番気になるのはクリント何故そのミュージカルを選んだんだ?ってのはもしかすると、
- ニューヨークにホリデーだ!
- ニューヨークといえばブロードウェイ!
- ブロードウェイといえば演劇とミュージカル!
- ファミリーサービスンなんだから小さな子どもも楽しめるのがいい!
- でもデシメーションからの混乱でまだまだいろいろ混乱しております
- ロジャースというスティーブ・ロジャース。キャプテン・アメリカを題材にしたミュージカルを作りました(興行元)元アベンジャーズメンバーとして如何でしょうか?
- うっ(…)でも子どもたちが喜んでいるからこれにしようか…
- で、ロジャースのシーンとなる。
という感じなのかなと。なので招待客枠でNY旅行込みで楽しみに来たのかなと。そして観劇も補聴器切っておけばと思ったけど舞台での演技見ているとやっぱり思うところありますよね…。ライラはクリントから弓を習っていましたがクリントの子どもたちの中で一番彼の気質を受け継いでいると思います。長男クーパーは一歩引いたところから見てる感じ。ちょっと母親似なのかな?ナサニエルは…可愛い。耳が聴こえない父に手話で語るところはもう(´;ω;`)ブワッと来ます。そうクリントは数多くの戦いの中で耳がやられてしまい、難聴となっていたというのも、あり得るなと思いました。ケイトと一緒に歩くシーンで彼女の左側に周るのも補聴器側であり何故と聞かれても簡単には説明出来ないと、そりゃ簡単には説明出来ません。今回は満身創痍ながらも家族水入らずでクリスマスを過ごすために奮闘するクリントの物語なんですがその相棒となるのがコミックスでは彼のコードネームを引き継いでいるケイト・ビショップなのです。
※追記:これマーベルスタジオ・アッセンブル(ドラマや映画のメイキング番組/ディズニープラスで配信中)のインタビューによるとアベンジャーズに招待状が送られたもののやってきたのはクリントだけだったそうです。(そりゃバッキーは行かないだろうし、ソーはいないし、サムはミュージカルっていう気分じゃなかったのかな。とか色々他のメンバーの事も思ってしまうけどクリントが来たのは…やっぱり家族サービスかな。でもスコットは来てもおかしくないと思うんだけど…NY決戦にはいなかったのに行けないよってなったのかな?)
ケイト・ビショップ
ケイトへの導入がいきなり2012から始まってあのNY決戦のシーンへとなるのはうまいなと。父親と母親(エレノア)が口論しているのを通風口から盗み聞きしているケイトと父親のシーン。そこから母親とのシーンでケイトは両親を愛しているので二人の不協和音に胸を痛めているのは十分伝わるんですがそこからアベンジャーズのNY決戦ですからね。その付帯被害で父親は落命しケイトは母親と二人きりになり互いを守る意思を強くします。そこでケイトが思ったのは普通の人間が異星人相手に「弓」で立ち回っているところ。そんなところを見たらまず弓を買いますわねって話です。
そこがアバンでOPはイラストでケイトのトレーニングシーンがシルエットで流れていきます。訓練シーンというのは時間を喰うのでこうやってOPで流せば視聴者にも分かりやすくあの少女は弓や格闘技を習ったんだなと分かりやすい話でそこからの大学の寮から抜け出して建物の屋上から時計台兼鐘楼の鐘を鳴らすという賭けで無茶をします。つまり無鉄砲で無駄に行動力があり反発心旺盛というのも分かります。
エレノアは警備会社(!)を経営しており家もドアマンがいるような高級マンションに住んでいます。つまり富裕層であるんですが冒頭ではかなり経済状態が危ういような話ぶりだったような。でも10年後にもまだ同じようにNYに住んでいるところを見るとその辺りどうやって乗り越えたのか?婚約者というジャック・デュケインも怪しいし(コミックスでは彼はクリントのマスター(師匠)として登場しヴィランへとなるソーズマンだそうです。実際剣に執着し、叔父のアーマンドと闇オークションでローニンのソードを競り合い、ジャージ・マフィアの襲撃のどさくさに紛れて盗み出していました。)その殺されてしまったアーマンドと口論をしていたのも気になります。基本米の警備会社といえば警察なみの装備を揃えPMC(民間軍事会社)も警備会社の体裁なところも多いので…。エレノアもマスク・マダムというコミックスに登場するヴィランではないかという話もありケイトの家族との物語もMCUの王道ラインとしては見逃せないかと思います。
他にも…
ここからはその他に気になったところをバラバラに上げていきたいと思います。まずは闇オークションに出てきたアベンジャーズ本部から回収された品物たち。についてですがジャージ・マフィアが狙っていたのは時計でした。見た感じ普通の時計ですが何かのギミックがあるのではないかというのは海外も含めてのTwitterやネットの反応です。まあトニーは腕時計型のアーマーを作ってたぐらいですからね。またFFHでピーターに送ったプレゼント、E.D.I.T.H.のインターフェースはサングラスでした。時計もなんらかのインターフェースであるというのは確かに説得力があります。まあ普通の時計をギャングが狙うはずもなくこの先のキーアイテムになるかもしれません。
そのジャージ・マフィアのボスを出せとクリントは敵地に乗り込み直接交渉を試みましたがそこに現れたのはエコー。エコーはコミックスではキングピンの養子であり彼にそそのかされてデアデビルの命を狙うというストーリーが良く知られているようでその流れからキングピンが登場するのではないかという見立てもネットでよく目にしますが、ネットフリックスのマーベルドラマを登場させるにはもう少しお膳立てが必要ではないかと思いtondori堂としては今回はキングピンは登場しないのではないかなと思っています(当然出てきたらサプライズだし嬉しいですけれどね)それにネットフリックスのオリジナルキャストというのも保証はされていない訳ですし。(tondori堂はネットフリックスのメンバーはマットもルークもジェシカもパニッシャーも他の皆さんも同じキャストがいいとは思っているんですが)それよりは短いリミテッドシリーズだしソーズマンは裏で画図面を引き黒幕はエレノアだけどまさかの娘がという展開が定石ではないかと。もちろんツイストはかけてくると思うのでMCUメンバーからのサプライズがあるとすればエレーナに(ちなみにエレーナは出るのが確定しています。声優さんの発表があったので(笑)そういうネタバレあるのかと思いましたけど)クリントを狙うように指示したヴァレンテーナでしょう。エレノアと旧知で悪巧みってめっちゃありそうですけれどね。
それと先に取り上げたミュージカル『ロジャース』ディテールとか気になるところが盛りだくさんなんですが基本的には凄くよく出来ているしちゃんと盛り上げるしキャストもまた上手いのは作曲(音楽)、演者を含めてガチのブロードウェイ勢に発注しているからだとか…恐るべしマーベル・スタジオ。しかもオーダー通りにクリントにはちょっとカチンとくるようなスレスレを狙ったもんなんだとか…。でもアベンジャーズをミュージカルとなればブラッシュアップされたロジャースがかかってもいけそうですよね(笑)もっともマーベル・スタジオがガチミュージカル作るなら完全新作でやると思いますけど。そしてそれが可能だしなんならディズニーランド(本国の)でのアトラクションとしてもやる事が出来ますみたいなことまで証明してしまったという…。その部分も快進撃するかって気がします。
明日は第3話配信
ということで明日は第3話の配信です。ホークアイ役ジェレミー・レナーの味がいい感じで次も楽しみなんですがどんな展開になるかは予告編にもあるようなジャージ・マフィアのアジトからの脱出、カーチェイスかなとは思いますがローニンの決着も付けなければならないクリントとホークアイに憧れているケイトの凸凹コンビの明日はどっちだ?みたいな展開が来そうですね、楽しみです。
※エンドゲームの時のクリントのフィギュアです。|【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エンドゲーム』1/6スケールフィギュア ホークアイ|Amazon
※タイトルバックのインスパイア元のコミックスです。|Hawkeye Vol. 1: My Life As A Weapon (Hawkeye Series)|kindle版/Amazon
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