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DARK BLUEを目指して03【考察】【ネタバレ】|『エースコンバット7』|tonbori堂『ACE COMBAT』語り

2019年3月1日金曜日

ACE COMBAT airplain GAME

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動画はYouTubeより|「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」オープニング映像|バンダイナムコエンターテインメント/PROJECT ACES

 さて発売から1か月が経過したので本格的にストーリーの考察をしていってみたいと思います。今回の脚本は04のミッションインターバルのイラストストーリーの演出、脚本と5の脚本を担当された片渕須直監督。『この世界の片隅に』『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』などのアニメーション作品を監督された方で零戦研究家という顔をお持ちの方です。片渕監督の紡ぐストーリー、監督自身は

「今回もまた、自分の仕事は『最強の敵』の人となりを作りだすことだったように思います。」|ACECOMBAT7™ SKIES UNKNOWN公式サイト|片渕須直監督コメントより

と公式サイトでの開発者/スタッフメッセージに一文を寄せておられます。でも『最強の敵』だけではなくストーリーを語る語り部、エイブリル・ミード、彼女がいたからこそこの話は「つながらない」人たちが「つながった」そう思うのです。ではまずは序盤のミッション04までをちょっと書いていこうと思います。

ミッション01-04、開戦

OPムービー

 まずミッションに入る前にOPムービーが入ります。(上に貼り付けてある動画です。)エイブリルによる過去の回想からF-104Cスターファイターで成層圏へ駆け上がり運悪く無人機を追うF-15Cに銃撃されるところまで。そこで語られるのはエイブリルの家系です。4代続いた飛行機乗り、しかしエイブリルの父親が先の戦争(環太平洋戦争、ベルカ事変)で戦死したことによりエイブリルの祖父は軍に不信感を持つ事になりました。この後、時代は無人機の時代へと移ろうとしているけれど、その事にいくばくかの不安を感じる祖父は軍に入る事はさせなかったもののエイブリルに青黒く深い空の高みは知ってほしいと願い、モスボールされた機体やスクラップから飛べる飛行機を作りだすことになります。この辺りは『世界最速のインディアン』を思い出しますね。おじいさんが手作りで作ったバイクでボンネビルの世界最速のタイムトライアルに挑む物語です。そこに『ライトスタッフ』のチャック・イェーガーのイメージが被さっている。


 『ライトスタッフ』はアメリカの宇宙開発を題材にしたドキュメンタリー小説「ザ・ライト・スタッフ」を原作に製作された映画で、人を宇宙へ送り出すマーキュリー計画に選ばれた7人とそれに選ばれなかったテストパイロット、チャック・イェーガーを描いた映画です。チャック・イェーガーは世界で最初に(公式に)音速を越えたパイロットです。その彼が『ライトスタッフ』で最後の方で宇宙飛行士に選ばれなかったけれどソ連がもっている飛行機による高度記録を破るためF-104(実際にはNF-104)で飛び立ち、高みに達したところで機体が制御不能になる…というシーンがあります。そこを連想しました。


「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM01、使用機体F-104スターファイター
「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM01、使用機体F-104スターファイター

 そこでエルジアの宣戦布告により開戦となりエイブリルのスターファイターは成層圏の入り口近くまでしか飛べず巻き込まれエルジアのMQ-99と似たシルエットとIFFを搭載していない事によりオーシア国防空軍のF-15により銃撃を受けてしまうのです。

なぜエイブリルは撃墜されたか?

 この流れ、最初の時には、MQ-99(エルジアの無人機、コンテナ射出型)とシルエットが似ているので誤認されたか(しかもIFFもないとエイブリル言ってたし)単純に戦闘機が宣戦布告され全域で警戒中に飛んでいたらそら撃墜されるよなと思ったんですが、それにしても民間機識別コードとかは発信してなかったのかなと気になりました。


 出していたとすると、オーシア側が欺瞞情報と思っていたという恐れもありますが、そうなると最初のミッションのブリーフィング時に最初は不明機に警告、及び強制着陸って話をしてたんですよ。ならエイブリルも警告あってもいいんじゃないかなってそこが少しひっかかっていましたが、いろいろ他の方のTwitterやブログを見てみると無免許運転かつ無届けではないかと。まあ確かに許可とって云々って感じではないですよね(苦笑)それでもあの乾燥した砂漠の滑走路やハンガー、そしてエイブリルが練習飛行した空港などなどもあって、その時は祖父が存命で、まあ飛行機の墓場の時に見て見ぬふりがそこまで続いたかと考えるのが自然です。


 平時でもまあお縄になる案件ですが、平時なら祖父の関係者が手を回してくれたかも?もっとも気が済んだらそのまま臭い飯を食って古強者として田舎の空港で女マッコイ(エリア88の何でも屋)っぽくなってる気がしないでもないですが、開戦の混乱でああいう事になってしまった…という事だと思っています。

INUFメイジ隊

 一方、トリガーはINU国際停戦監視軍のオーシア側の航空部隊メイジ隊として基地に接近する不明機(爆撃機)の撃墜任務に飛び立つことになります。所属しているフォートグレイス航空基地はエースコンバット2、エースコンバット3エレクトロスフィアにも出てくる地名です。ユージア大陸東側にある諸島であり近くの島は大きなクレーターが。これはユリシーズの欠片の落着跡でしょう。このロケーションと爆撃機迎撃は04で最初のミッションと同じでオマージュだと思われます。(ちなみにノースポイントはさらにその北方に位置しています。)


 tonbori堂は初手のミッションでそれほど厳しくはないだろうと予想していましたが、まずは慎重に出現位置などを確かめつつ雲の中の挙動や視点切り替えのテストをしつつだったためクリアランクはAでした。INUFではメイジ、ゴーレム両隊で出撃、ゴーレム隊1番機(隊長)のノッカーが率いているようですがメイジのエンブレム。これZEROのオーシアのウィザード隊、ソーサラー隊に近い意匠なんですよ。なのでその後少し気になる事が…まあそれは後で。

エルジア

 ユージア大陸の東側にある大国で大陸戦争では王制から共和国へ体制が変わっていましたが、また元の王制になったのは戦後の混乱を速やかに収めるため王政復古が叫ばれ疲弊した大衆を糾合するため…という理由が断片的に語られています。現代でもそういう国があるのかどうかは定かではないんですが王政復古をしたといっても英国のような立憲君主制だろうと思われます。


 しかし大国故に、いや大国だからこそ「武装平和」と呼ばれた時代を乗り越えてきたエルジア。この前の2015年には自由エルジアが武装蜂起したという話も(VRモードのストーリーだそうですがVRはまだ出来ていないのです…何時になるやら。)型通りでいえば今回の「敵」ではあるんですが単純な敵ではないのは何時もの『エースコンバット』シリーズです。

ローザ・コゼット・ド・エルーゼ

 ミッション01のミッション最終盤で流れる無線(プロパガンダラジオ放送)で初めてその声が流れるコゼット。王政復古となったエルジアの王となった人物の娘ですが、先王が不慮の死で亡くなったため急きょ王となったことでコゼットも王女となりました。それまで平民の暮らしをしていたことから、朗らかで明るく、親しみやすい笑顔から国民に絶大な人気を誇り、それゆえ戦意高揚に一役買ってしまっている。そんな人物です。


 まだこの時は444飛行隊航空基地で脱走を図り営倉に入れられているエイブリルのコゼット評でしかありませんが、おいおい彼女の事も差しはさまれていく事になります。ただtonbori堂、この時からちょっと暗い部分が声から感じ取られるなと思ったんですが…最後まで観て合点がいきました。

無人機

 エルジア軍がスムーズにオーシアに打撃を与えられたのは無人機を使った攻撃のおかげでした。現実でも無人機を使った運用はありますけど、エルジア軍のそれは今のところ起こっていません。ですがそれは実現可能なものであろうというのは、現在の無人機の状況を見れば明らかです。今はまだターボプロップのプロペラ機が主流ですが、既にプレデターなどの無人機による攻撃は行われています。


 ジェット推進による無人戦闘機やAIによる自律制御の戦闘機も実験はされています。(開発がキャンセルされたり復活したりしてはいますが)特筆すべき点はエルジアの宣戦布告からの電撃的奇襲では民間人の付帯被害は無かったことと、反撃に向かったオーシア国防軍の反撃によって民間人が多数巻き込まれた事。これは現実でも十分再現されそうな近未来として少し怖いなと感じます。そしてトリガーたちINUFはミッション02でエルジアのレーダー施設を攻撃することになるのですがここで初めて認識できる無人機というものと遭遇することになります。

ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM02ミッション中ムービパートよりMQ-99と射出コンテナ
「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM02ミッション中ムービパートよりMQ-99と射出コンテナ

 「認識できる」というのは非常に重要で実はこの後この件が尾を引いていくんですが、現状では無人機MQ-99という大型巡航ミサイルのようなシルエットの無人機が登場してきます。これらは開戦時オーシアの軍事施設に損害を与えたものと同型のものでコンテナに擬装したランチャーから射出されるもので、相手国に知らずのうちに仕込まれると本当にヤバい代物。そして重要なのは差しはさまれているニュース映像でオーシアの港湾コンテナヤードから射出されるMQ-99の偽装発射コンテナの下にあるコンテナのロゴは『ノース・オーシア・グランダーIG』そう5でベルカ人の暗躍の巣窟になっていたあのグランダーIGです。まさか?また彼らが?

軌道エレベーター

 今回の戦争の原因の一つとなったのがこの軌道エレベーター。ユージア大陸の赤道近く、ガンター湾にある港湾都市国家セラタプラに設置されれています。

ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM04、フリーフライト/軌道エレベーター
「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM04、フリーフライトにでPS4Shareで撮影。
|セラタプラ近くより軌道エレベーターを望む。

 これ余談なんですが片渕監督が手掛けたTVアニメ『BLACK LAGOON』(原作は漫画/広江礼威著)の舞台であるタイにあるとされる架空の港湾都市「ロアナプラ」と音韻が同じなのでこれは片渕監督リスペクトなのかなとちょっと思ったんですが、いかがでしょう。この軌道エレベーターはエイブリルや公式サイトによるとオーシア主導で大陸戦争(04)後、5での環太平洋戦争後を収めたオーシアが混乱が続くユージア大陸の戦後復興の目玉として得意の宇宙開発で大陸の振興を図ろうとした一大事業でした。


 しかし周辺国にしてみると、オーシアの御威光で主導された押し付けにとられており、戦後の軍事抑止力も独立国家連合であるFCUのISAFが解散しており、国連主導のINU(国際停戦監視軍)に移行している状況。その主力はオーシア国防軍です。環太平洋戦争後、各地の紛争を収めるべくオーシア国防軍が基幹部隊としてあちこちに進駐しているのもそれに拍車をかけている状態。そんな中、電撃的にエルジアより宣戦布告が行われた訳です。

軌道エレベーターの出る作品

 軌道エレベーターというのは今の技術で出来るものですが、場所の選定からそれにかかる莫大な費用から実現性はまだまだ遠いものです。ですがリアリティがあることからSFやアニメではよく取り上げられる技術、建造物でもあります。最近公開された(20190222)『アリータ・バトルエンジェル』の舞台となるクズ鉄町の上に鎮座していく空中都市ザレムも観れば分かるんですが軌道エレベーターになっています。漫画『銃夢』ではカウンターウェイトになる宇宙側にイェールというステーションがあってバランスをとっている事になっています。


 また古いアニメになりますが軌道エレベーターが出てくる作品に『超時空世紀オーガス』があります。これもエレベーターを握ったものが力を持つという事で戦争しているところから始まります。軌道エレベーターはインフラストラクチャーであり、宇宙への文字通りの架け橋。握ったものは宇宙への入り口を自由に出来るだけではなく宇宙を制することも出来るわけです。(当然デメリットもあります。)

アーセナルバード

 エースコンバットでお馴染みの架空巨大兵器。今回は巨大全翼機で、軌道エレベーターの警備用に過去にアークバードを建造したオーシアの主導により作られた防衛用無人機です。軌道エレベーターの太陽発電から無尽蔵に電力を供給し電動2重反転プロペラをメイン2基、サブ6基を駆動し、軌道エレベーターが健在な限り、ほぼ永久に飛び続ける事が出来る上、80機の小型無人機を翼下に懸架しており航空兵力のみならず対地攻撃も出来るまさに軌道エレベーターの守護神です。


「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」よりM04、F-16でアーセナルバードに接近。
MQ-101のドッキングポートが確認できる。

 互いの警備範囲をカバーできるように2機が建造。それぞれ『ジャスティス』『リバティ』という名前が与えられているのですがこれも皮肉な話です。宣戦布告後、エルジア軍が軌道エレベーターをすぐさま無血で占拠し接収。エルジアの兵器としてINU(オーシア)に牙を向くことになりました。M03ではその電力で偏向フィールドを張り物理攻撃を受け付けないバリアとよべるものを発生させ迎撃機を破壊、もしくは航行不能にさせこちらのミサイルによるアウトレンジ攻撃は受け付けない状態(無敵状態)に。


 tonbori堂はまだ試していないんですがこの状況下でEMLは通るんでしょうか、またTLS(レーザー)やPSL(パルスレーザー)は?キャンペーンACEや全Sクリアや機銃クリアが終わればちょっと試してみたいと思います。このアーセナルバード、攻撃力はアイガイオンのニンバスなみの威力を持つヘリオスという広域攻撃できる巡航ミサイルを装備し、近接防御はパルスレーザー、下部攻撃に強力なレーザー、VLSから対空ミサイルと、これだったら金鯨(エースコンバット・インフィニティの金色のアイガイオン)やんって思いましたけど、防御兵装の偏向フィールド。これは割と凶悪です。アイガイオンのエンジン攻撃よろしく防空の無人機をあらかた掃除した後スピードを同期させて掃射しようにもこれがある限りそれが出来ません。まあゲーム的には別の方法で叩き落す事になるんですが…。

ハーリング元大統領

 軌道エレベーター事業を推し進めたのは5の環太平洋戦争でも活躍したビンセント・ハーリング大統領です。開戦時には軌道エレベーターの視察に来ており行方不明になっていたのですがM04でエルジアの目を盗んで隠れていたことが判明、救出任務が立案されます。エースコンバット名物サークル状のレーダー圏内を縫って飛ぶ抜け道飛行です。大きなところを通ると遠回りで時間がかかるけれど、細い道を抜ければ時短になるアレです(笑)ネームド機はある一定高度を保って飛ぶと出現しますがそれ以外には慣れれば問題なくクリアできます。もっとも最初はコース取り考えるのと敵の配置を見切っても初期機体では足が遅いのでこれでSを取るなら本当にシビアに効率よく叩いていく必要があります。残念ながらロートル空賊は後で高性能機体でノーマルSを取りました(苦笑)


 お久しぶりのハーリング元大統領。かなりあの後(エースコンバット5)も精力的に働いていたようで、やっぱりナガセとの約束もあったからかな…。これはデラックス・エディションに特典冊子、ACES at WAR A HISTORY 2019の片渕監督のショートストーリー「青い鳩のその後」を読むといろいろグッと来ること間違いなしですが、ゲームを進めていてもナガセのその後は分かります。でも現実でも米のオバマ大統領も平和活動に熱心で、核廃絶を訴えましたが一方でビン・ラーディンを暗殺したりもしました。全ては合衆国のためとはいえきれいごとではすまないのが政治家の仕事。ハーリング元大統領も大統領時からこの事業を引っ張っていき、それが世界の恒久的平和につながると信じたんでしょうが…人は「つながらない」んですよね。いったいハーリングはこの開戦をどう思っていたのでしょうか…。

灯台守

 軌道エレベーターの視察時に開戦の混乱とエルジア軍の占領に遭遇したハーリング元大統領とその一行。彼らを救出するためにエルジア軍の勢力圏内を突破する作戦が発動されます。この時、ハーリング元大統領の救出に向かった部隊は海兵隊のシーゴブリン。5でも大統領救出や、オーレッドに帰還するハーリングを護衛し妨害勢力から護ったチームです。ここはかなり5意識しています。そのシーゴブリンは敵の猛攻に合い全滅の憂き目にあうと、大統領の警護官ジョンソン大佐がそれを引き継ぎエンジンがアイドル状態のままのエルジアのVTOL機(オスプレイ)を発見。それにAWACSスカイキーパーが識別のためつけたコールサインは「マザーグース1」環太平洋戦争の戦訓に倣ったのかもしれませんけど、結局5では落ちてるんですけどー、不吉だと思ったら…。なんともえらい事になりました。


 この部分、ゲームを進めるとこの時の真相が分かるんですが、実はこの時に入るムービーでもヒントはあるんですよね。でも初見で見破った人は偉いと思います。ある程度の推理は立てられるし、なんらかの方法でというのは推察付くんですが真相は結構、警句じみた話になってくるなと思いました。そう、トリガー(プレイヤー)の誤射(意図的とも疑われている事がデブリーフィング画面で語られ査問から軍事法廷という事が示唆されます。)でハーリング元大統領と護衛のジョンソン大佐が乗ったオスプレイは空中で爆散。生存は絶望的ということになりました。この時エレメント(編隊僚機)として近くにいたメイジ1TACネーム、クラウンは中隊長でもあるゴーレム1TACネーム、ノッカーの詰問に対して「間違いがあったんだろうと」言いました。


 でも後半で明らかになった真実から考えると、ちょっと怪しいんですよね。メイジのマークがウィザードやソーサラーと同系列という事は…まさかあの連中の…。ZEROに登場したクーデター軍「国境なき世界」の残党では…?となればこの一連の出来事を仕込んだのはエルジア(と背後にいそうなグランダーIG(ベルカ))だけではなく、「国境なき世界」が関わっている?とは考えられないでしょうか。混乱をもって世界の国境を無くす…。組織にはベルカも深い関りがあるし気になります。実はこの一件に関しては明確な答えは用意されていません。ただシーズンパスに入ってくる可能性はあるかもしれません。その辺りはシーズンパスのリリースをまってまた考えたいと思います。

バベル

 この救出作戦中、INUF所属のガーゴイル隊(F-14D)による軌道エレベーター攻撃が敢行されます。コードは『バベル』。バベルと言うと「バベルの塔」です。思い上がった人間がその力を誇示するために建造した天にも届こうとした巨大な塔。しかし思い上がった人々に対して神は人々の言葉が通じないようにして混乱をもたらさせ、結果塔は完成を見る事はありませんでした。その名前を冠した秘密作戦は、おそらくは塔の破壊です。この時、ある事が宇宙で進行中だったようですが、ガーゴイル隊の指揮官は「我が国」の船ではないと言っていました。ですが最終ミッションでの展開を考えると若干齟齬が出てくるんですが、これを考えるとさらに複雑な背景が潜んでいる事が分かってきます。

今回はここまで。

 一体この後どうなるのか…。ということで続きます。次回はトリガーが送られエイブリルがいるオーシア第444飛行基地航空隊「懲罰部隊」を中心に書いていきたいと思います。懲罰部隊の目的は?そもそも欺瞞のための仮装基地だったのに、実践的な任務を行い始めるなど結構謎の多い部隊です。既に大胆な予想をしてらっしゃる方も多いでしょうがtonbori堂もその辺りに切り込んでみたいと思います。

※DARK BULEを目指して/前回及び続きは以下のリンクから。

DARK BLUEを目指して01|

DARK BLUEを目指して02|

DARK BLUEを目指して04【考察】|

DARK BLUEを目指して05【考察】|

DARK BLUEを目指して06【考察】|

DARK BLUEを目指して07【考察】|

※エースコンバット7シーズンパスSPミッションに関して(1.2)の考察もしています

DARK BULEを目指して08

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