ダイ・グの最後の時がいよいよという事になりました今月号(月刊ニュータイプ2024年4月号)ですが、巻頭特集は現在開催中の「DESIGNS永野護デザイン展」の大特集で富野由悠季監督インタビューに幾原邦彦インタビュー、またコメントインタビューとして永野護と縁の深い方々やガレージキットなどの原型師のコメントまでがある熱量を感じる特集でした。これについては別エントリを立てる事になると思うのでこちらではさらりと触れた後に本編に行きたいと思います。それとミヤザ長官、憎まれ口を叩いて実はパターンの人というのは既に分ってた話ではありますが、「円卓の騎士団」にもこのまま登用されそうですね。ということで今月号の気になるところ行ってみましょうか。
月刊ニュータイプ2024年4月号/KADOKAWA刊/表紙はダイ・グとクリスティン・V |
Design the world
ちなみに付録はB2ポスター両面、片面に表紙と同じクリスティンとダイ・グ、そしてもう片面にはデトネーター・ブリンガー/クロロフィル・ヘイズでリバーシブルとなってて永久保存版ですね。そして折り込みでカレンダーシールがついています。4月からなので来月から使えます。保存するならもう1冊購入がマストです(笑)そして巻頭特集は「DESIGNS永野護デザイン展」の特集。タイトルが「Around the world」を思い出しますね。(知ってる人は知っているトイズプレスの永野護旅行記)インタビュー記事も永野護、本人だけではなく永野護が師匠と仰ぐ富野由悠季、そして『シェルブリット』で組んだ幾原邦彦のインタビュー記事が「永野デザインと対峙する」という副題とともに掲載。どちらも読み応えがありそれについての感想は長くなりそうなので別にエントリを立てます。その他アニメ制作スタッフの声として、サンライズの内田健二、元サンライズ常務取締役にしてバイファムのプロデューサー、永野護のサンライズ入社のきっかけになった植田益朗、「ブレンパワード」の設定デスクをつとめた河口佳高。展示会関係者の声として、みんなご存知、まもしんのしんの字、井上伸一郎センム、もう社長でも専務でもなくてエクゼクティブフェローなんですけどセンムが副編なみにしっくりくるので(ヲイヲイ)、月刊ニュータイプ創刊時のスタッフにしてロゴ関係から何からを手がけたデザインクレストの朝倉哲也、会場のベリンのVTRの新作部分撮影担当された佐藤光洋、そして展示会キュレーションを担当した加藤智之のコメント、「永野デザインと対峙する」という観点からこちらも外せない立体物制作者の視点という副題で原型制作者のコメントを。そして男性ブランコ浦井まさひろとエルフ荒川という異色?なコンビによるDESIGNS永野護デザイン展見聞録。エルフ荒川ちゃんの先生についていこうと思いますというコメントが個人的には面白いというかそこに刺さるかと。盛りだくさんな特集で永野護という人物像や永野デザインが何なのか?が浮かび上がる特集となっています。
扉/Cover’s
扉は「DESIGNS永野護デザイン展」で現在展示中の『ファイブスター物語/F.S.S』既刊単行本の表紙カバーイラスト全解説です。これをもって「DESIGNS永野護デザイン展」を周る人、会期中出てきそうですよね。というか図録にもこの解説掲載されてるのかな?(当方、図録申し込みは済んでいますが公式の話だとどうも3/20頃からの到着になりそうなのです)複製原画も(お高いのでtonbori堂には手が出ませんした(;^ω^))あるのでこれもまた永久保存モノだと思います。特に第12巻の解説が長く、tonbori堂はあれはプロトン城とクリスとVサイレンの別名がパンシーカだと思っていたのが…GTMパンシーカ…GTM?(言われてみるとゴティックメード製作時期と被ってる?)あとこれV2なのはVサイレンバージョン2パンシーカかと思ってたんですけどCover原画がV2、バージョン2だったとかで、そうなんかーい!ってなりました。他の解説も読み応えあるので是非、今月号でお確かめを。
2人の時間
ということで本編行ってみましょう。すっかり心のうちのトリハロン殿下に平伏しているバシル大王が言わば引導渡した格好になっておりますが、そういえばミヤザ、円卓の騎士が来る前にアドーら元老に啖呵を切った事がトライトン殿下、ガラーらにはうけが良かったようです。実際あの時のやり取りだけではミヤザの本心を受け取った者は少なかったでしょうし。でもクリスをシャデルファーに送り出したりなどなど、それなりにやってんですよね。そこをしっかり見据えたイク様、ハンサムすぎます。そりゃ円卓の騎士に選ばれる訳だわ。バーバリュース・V亡き後、ノイエシルチスをまとめていたのは実際にはこのお方だし、いい顔していますよ。ということでアラン・リーが茄里に耳打ちしてるのでミヤザ長官は今後も茄里殿下の元で励むことになるのかな?ただアドーの顔が気になります。呆然としているのでもなく、怒りに打ち震えているのでもなく下を向いた眼(まなこ)は虚空を見つめているかのようで、何かをしそうでもあり、さてどうなるのか。
そしてダイ・グの最後の時が近づいてきております。ラント陛下に後事を言付けました。それはあのゴルゲット、フィルモア皇帝が身に付けるものを皇帝代理騎士たるハイランダーにというダイ・グの想いをラント陛下ことジークは数千年のしきたりを破る事になると言いつつ、もう既にそれをクリスにという流れ。そしてジークがクリスにダイ・グの護衛とせよと勅命を下し2人だけにする…いよいよ最後の時なのです。クリスにとっては時間よ止まれと願ったのかもしれません。自らの命を賭して護ると誓ったダイ・グが死にゆくのですから。なんと残酷な運命なのか、それでもダイ・グの命数は尽きようとしています。今月号も悲しい時間が流れましたが来月号はどこから始まるのか…。やはり長年付き添ったキャラクターが亡くなるのは悲しいですね。『ファイブスター物語/F.S.S』は大河ドラマなのでこれまでにも幾人ものの別れがありましたがダイ・グは理想に燃え、1人の人を護ろうとしたそんな健気なところが、ほっこりしていたので余計に別れが悲しいものです。願わくばクリスは長生きしてほしいですが…。こればっかりは永野護の筆次第なんですよね…ということで来月号の展開が早くも気になってしまいます。
月刊ニュータイプ2024年4月号付録『ファイブスター物語/F.S.S』B2ポスター/クリスの胸にはフィルモア・ゴルゲットが。全体は是非本誌をお買い求めください。 |
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DESIGNS永野護デザイン展
絶賛開催中な訳ですが期間も後半に入りDESIGNS8も発売されますます盛況になりそうな予感です。お時間等、余裕を見てご鑑賞してくださいね。今月号だけでもかなりデザイン展楽しめそうなので正直何度も行ける方が羨ましいです。それでも初日に観覧出来たのはまさに僥倖でありました。願わくばさらに多くの星団民の方の目に触れて欲しいですね。ということで次は巻頭特集、Design the world「DESIGNS永野護デザイン展」について富野由悠季監督のインタビュー記事などについてアップしたいと思っております。暫しお待ちを。それで『DESIGNS 7 ASH DECORATION』ファーストインプレッションについては実は密林で予約しましてまだ発送されていません(;^ω^)久しぶりのkonozamaをくらっています。こちらも到着次第ファーストインプレッションをアップしたいと思います。暫しお待ちください。
※DESIGNS永野護デザイン展観覧記はこちらから。(1)からお読みください。
※DESIGNS永野護デザイン展に行ってきた(2)はこちらです。
お久しぶりに成りますかねぇ
返信削除いや~fss盛り上がっていますが
ここでクリスが「ダイ・グ」の子種が欲しいとか言い出さないですかねぇ。
マコスケさん お久しぶりです。うーんどうでしょうね。2人の愛の証は欲しいかもしれないのですが物語としてはあの耳飾りで完結している感じなので言わないと思います(;^ω^)
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