いや、剣聖級同士、しかも一人はファティマであり超帝国剣聖でもう一人は純血の騎士、なんともはやって感じですが、今月巻頭特集が『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』でかなり力が入った総力特集でこれほどのは近年では見たことが無かったなと思いました。稀な力の入り具合で、ああそういう世代なのかなあとも思いましたが、編集後記の編集長コメントでエヴァンゲリオンとは縁がある…そうでした。KADOKAWAの『少年エース』で漫画版(今回の監督の一人でもある前田真宏が作者)連載していたっけと思い出しました。
ちなみにtonbori堂のエヴァの感想エントリを2本したためておりますのでご興味があれば。(アップ順に入れ替えました。上が先に書いたものです。)
月刊ニュータイプ2021.6月号/KADOKAWA刊 |
エヴァもなんですが今月号もファイブスター物語/FSS、いろいろ荒ぶるってるという感じでした。という事で今回の気になるところいってみましょうか。
※毎度のことながら連載内容に触れておりますので月刊ニュータイプ(NT)6月号掲載/連載分のF.S.S【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌
※先月号の感想はこちら
扉/S.S.Iクバルカン/破烈の人形
セルカラーのキャラシート、テキストは無しです。以前にも掲載されたものだと思うんですがやはり緊急事態宣言の影響なのかしら、それとも単行本作業かしら?はたまたDESIGNSかということではっきりとは分からないんですが、このサイズで見れるのは眼福です。tonbori堂の好きなGTMは黒騎士ダッカス、そしてホウライ、デモール、破烈の人形なので。あ、カイゼリンは別格です。Z.A.Pは誰が見てもいいっていうだろうし。まあGTMは関節をツインスイングにした事と、竜骨設定をフレーム化したことで画一的になってきたんですがそこでどれだけのバリエーションを生み出せるかという事に挑戦していると思うのです。戦車って回転砲塔と車体、無限軌道(キャタピラー)があれば「戦車」っていう記号化されたものでもシルエットで戦車マニアはやれティーガーⅡだのチャーチルだのT-34だのとなるじゃないですか。GTMもそういった頭部や肩部、アイドラフライヤーなどなどで差異を図るという意図がある。確かインタビューでフレームとツインスイングさえ決めればあとはシルエットで云々って言ってたように記憶しているんですけれど、で結果楽をするはずがめちゃくちゃ面倒くさいとかなんとか(苦笑)それでも一つの則を決めて(それは全てのGTMの基礎は超帝国の炎の女皇帝が創り出したものの言わばデッドコピー)そこから展開していくけれど、Z.A.PとM.G.P(N.O.G)は別枠という部分もちゃんと両立させてくる、永野護の非凡さを改めて感じます。
兄弟対決
本編は先月いきなりの顔合わせでガン飛ばしまくってた2人、そりゃもう一発入れないとはじまらんですよね。いや「一発」入れたら即死コースの2人なんですけれど😅それでも一発入れないと収まらないんだからやるしかない。マドラの「致命傷になりそうな時は止める」ってのも凄い台詞ですけれど。そしてデプレが言ってたカイエンのミースへの想いってのはやはりムグミカとは違った意味での「姫」だったのかも。つまり「護るべき」存在。愛しているけれど決して交われぬ想い人。理由はいろいろありますけれどそこは間違いないと思います。だから自分がムグミカを護って死ぬ予感がある時に壊園剣(雌)を渡したのだろうし。アウクソーに関しては…そこがちょっと分からないトコもあるんですけども、「次なる主を探せ」をやったら壊れるだろうって分ってただろうに…。まだなんかあるのかな?いやそれは今はまだ本筋ではないのでこれぐらいにしておきます。
で、デプレなんですが…『マジェスティック・スタンド』開幕の時とちょっとイメージが。あの時の感じとは少し。大分落ち着いた感じだし、見た目は子どものままだけど(マグダルとともに成長が遅い)そうとうに落ち着きはらった感じ。並みの騎士なら即死攻撃を躱す様は父カイエンを思い出します。(もっともマドラはその攻撃の方法から本能だけの動きで以前に光速のスカート捲りを阻止した時を思い出しマキシとカイエンを重ね合わせていましたが)デプレはAP騎士やそれに意識を失う前にはアルルの手ほどきも受けていたはず。マキシが力は上でも戦闘経験でその差を埋めれる力量があるデプレ。しかも本気ではない事をマキシは見抜きます。ここでマドラが止めたのは暴走する可能性があったからでしょう。
そこで「弟だろ?」ジャンプ漫画か!ってなりましたけど今回は完全に少年漫画展開ですよね(笑)そこまでされたらっていうやつです。しかしデプレ挑発するため(本人はミースを取られたみたいで悔しかったという話ですけど)マキシが自分の産まれた理由をぶちまけた後に「それがこの結果ですか?バランシェ様?おいたわしい…」ってのはミースも既に何度も何度も自問自答した話なんですよね。カイエンの別れの時にも独白していたし。案外性格きつめかつ、陰険…は言いすぎですね、すみません。でもそういうところはゼロじゃないかもなとは思いました。
それとマキシに関しては『マジェスティック・スタンド』開幕時を思うとこんなもんだったかなと思ったけどあの時ハスハント解放戦でミースを巻き込んでもいいみたいなことになってて、もしかするとファティマとしてのマキシのマインドセットがこの時にマグダルを護るになったためアウクソーとミースの保護順位が下がった?のかな?まあ随分時間が過ぎてしまったので多少の齟齬がでているかもという気がしないでもないです。
三姉弟
ハスハント側の役者は揃ったという事ですが12月号でマグダルの頭の中で響いたデプレともう一人の声はマキシでした。血のなせる技というのでしょうか。でもこれではっきりしたことが。マドラの見立てでは力はマキシが上。つまりマキシはマグダルの力を借りての剣聖剣技ミラーを放てるデプレと違いその力は純血の騎士として振るえるという事です。つまり旧名バイア現在「ツバイ」と呼ばれる騎士とバイターの力とは違う超帝国直系の力。星団最強設定は伊達じゃないというところでしょうか。その後転生して神様になるし…いやまてまてそんな最強がジョーカー星団でお亡くなりになるのか強制異世界転生なのか?そこんところが急に気になってきましたが大侵攻後のスタント遊星攻防戦も描かれるのかな?
と、それはさておきマキシがマグダルの意識が目覚めた時にデプレよりも細かく彼女の様子を把握出来たというのもその力が完全体という理解でいいかと思います。残念ながら位置の完全特定までは無理だったようですが。そのマグダルの話に来月はなるのか?それとも今しばらくはハスハントの現状の話も出てくるのか?気になる所です。でもバルンガの心底嬉しい顔。少し諦めていたのかな…でも32年も行方不明であり有力な手がかりもヘアード掴めてないと来ればそれは致し方無いと思います。デプレもなんですがバルンガも早くマグダルと出会える日が来るといいですね…。
緊急事態宣言
これはファイブスター物語/FSSとは関係ないんですがCOVID-19(新型コロナウイルス)パンデミック(感染拡大)が再び拡がりをみせ東京、大阪を含めた一都一府二県(さらに二県追加5/12より)に緊急事態宣言が発出。変異株N501やL452などが猛威を振るい始めています。それを受け来月は再び作画作業が一時休止やになるかもしれません。その場合まずは健康が第一、生命を守る行動としてそれを支持したいと思います。もっともまだ公式発表はされていませんので、今後の状況次第とどのあたりまで筆をすすめているかによりますが。もちろん16巻の作業もです。もっとも本紙校正による折台(専門用語ですみません。印刷前のチェック用のものです)による見本が出来上がっているので大きな遅滞は無いと思われるのですが…。
ともかくこの1年、COVID-19でいろいろエンタメ関係では我慢を強いられていますがワクチン接種が進み平穏な日常が戻ってくるまでここが我慢のしどころだと思っています。その上でファイブスター物語/FSSを心から楽しめる日々が来るように祈念したいと思います。
※月刊ニュータイプ2021年6月号/Amazon
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