『終わりの始まり』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年8月号/第6話時の詩女「TRAFFICS4」アクト5-2|感想/考察【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

『終わりの始まり』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年8月号/第6話時の詩女「TRAFFICS4」アクト5-2|感想/考察【ネタバレ注意!】

2023年7月9日日曜日

FSS manga

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 月刊ニュータイプ今月号(2023年8月号)、まさかあのような事になってしまうとは。今月号は前月7月号の最後のコマから直接続いていますがそこからの展開に驚いてしまいましたが、よくよく思えばクリス(永野護)は度々そう言ってたなと。何かありそうでもさっと退場するのがこのお話なんだよと。そういえばカイエンも結局命を落としたしそういうものなんだなと改めて強烈に印象付けられました。それとと同時に今月号ではアドラー侵攻から引いてはスタント遊星攻防戦への布石が盛り込まれており扉の静謐の詩女に関しては「灰の勲章」に関わってきそうな話ですよね。この後の展開が一旦「緋色の雫」が引き取るのか引き続き「終わりの始まり」なのか…。そう今回の展開はまさにそうでこの物語ってグラードとカーレルの対決が最後だとすると孫引きするとスタント遊星攻防戦までは絶対にやるしカラミティ崩壊で終了も考えられる訳で(その後ジュノーでのエピローグエピソードがあるかもしれませんが)なんかそういう事を前にもまして強く感じたためにエントリのタイトルもそのまま「終わりの始まり」にしました。ということで今月号の気になるところ行ってみましょうか。

月刊ニュータイプ2023年8月号/KADOKAWA刊
月刊ニュータイプ2023年8月号/KADOKAWA刊


毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年8月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

先月号の感想はこちら。(リンク先は2023年7月号の感想です)

扉/静謐の詩女

 今回の連載の扉は、アルル。アルルの詩女としての二つ名も既に設定されておりその名も「静謐の詩女」マグダルの次の代の詩女の事はDESIGNS4でもマグダルはいてもラーンでの在位期間後には新たな詩女がというのは公式でアナウンスされていました。そしてマグダルも現在存在しながらのアルルの詩女への覚醒はやはり大きな変革の前触れとして設定されていた模様で騎士が詩女となるという事はこれから始まるA.K.Dの大侵攻が如何にして星団を揺るがしていく事になるのかというのを示しているという事でしょう。もちろんマグダルも健在なのですが、聖都ラーンとは別に「アトール聖導王朝」を建立するという事になるとは思っていなかったですね。ラーンを中心に不可侵領域としてのカステポーとアトール聖導王朝だと思っていたので。この辺りの事も今後のストーリーに組み込まれていくんでしょうけど、マグダルのそういった行動については魔導大戦終結後の第6話のエピローグで語られる事になるのでしょう。また自らが名付け親になった娘の子が騎士となり後年、傍につくというバントライン・ゴールの話も併せて『DESIGNS7灰の勲章』に記載されそうですよね。アルルの詩女キャラシートは新規なので。来月号ぐらいにはアナウンスがあればいいんですが…。

トモエ死す

 で、結局ヨーンの事は鎮静剤打たれてその後が今月号では分からないままにアーリィ、トモエに絞められるところを逆襲に打って出るのはまさに白土三平イズム(ヲイ)でもまさかのアーリィの逆襲でトモエが死んでしまうとは。いやアーリィがトモエにやられそうになって逃げるというのは想像してたんですが、まあ騎士だし一番の強敵はやるときにやる。まさに忍者イズム!でも正直『ファイブスター物語/FSS』ではメインヴィラン以外の悪党は長生きするんじゃないかなーって薄っすらと思ってたんですよ。でもトモエ、魔導大戦ではメインになってた…いや中心にいましたってことなのかな…。そしてアーリィに対して「育ての親」とまで言ってたという事はやっぱり忍者シンジケート「地潜り」の上忍であったというのが明らかになりました。そうなるとミス宇宙軍の位置づけも気になるところなんですが、抜け忍となったアーリィ、まさか「カムイ伝」のカムイみたく抜け忍狩りに追われる事になるとは。雇い先のバッハトマも上官殺しはほっとけないでしょうけど今後は「地潜り」の抜け忍狩りが追っかける『逃亡忍者騎士アーリィ外伝』が出来そうな勢いです。いややらないと思いますけど(ヲイヲイ。でもマルタ―をAFガーランドに預けるという流れは読まれてそうだからバランシェ邸で待ち伏せがありそうなんですよね。そしてバランシェ邸といえばミースというかアウクソーを狙ってるジィッド君やミースが好きなハイト君(あの後ペールの人造騎士のアレにのってしまったのだろうか…)、それにイオタの三条の事もあるし何かとミースにとばっちりが行かないといいんですが。

忍び寄る影と終わりの始まり

 まさかのアダマスの人造騎士がラーンに入り込んでいるとは。ナオのおかげで撃退出来ましたけど(しかもまだ弱いといってるということは強くなるのか?とか)ナオがナカカラの後はラーンを揺るがしに来たのでは?という読みは鋭いですね。確かに中立とは言え一度はダイ・グとの婚約を進めたので未だ次期詩女も決まっていないところでのフンフトが亡き者になれば混乱はさらに拡大し魔導大戦も収束の兆しは全く見えないことになってしまいます。慧眼だけど楊貴を見ての土下座はさすがに噴いちゃいます(ヲイヲイ


 でもナオも楊貴に炎の女皇帝が居るというのは一瞥で分ってしまうのですね。いったいどれぐらいの力が残っているのか依然謎の超帝国剣聖クルマルス様ですがパートナーの事はどれぐらい分っているのか。DESIGNS6のキャラシートを見る限り最後は理解するのか、実はもう分っているのか…そこも謎ですがフンフト様もめちゃくちゃストレートに零零にぶつけてきますよね。あと気になるのはフンフト様が令令謝にあんた誰?と尋ねるコマの下のコマ。破烈の人形に前に立つ女性は詩女ナージュク様?でしょうか。それともオリジナル・トワイス・カテリ枢機卿でしょうか。文脈で言えばナージュク様だと思うんですけどね。何故か漂う強者感が騎士を想起させるのです。そこは来月号の扉に期待していいんでしょうか?(苦笑) そして零零の母は令令謝ですが生まれる契機となったのはモナーク紀の素子姫イエッタの力によるものだとか。この辺りイエッタもログナーのパートナーだけではなく色々と深いところに関わりそうですよね。

ゾ・ルゴウカ

 禁忌の言葉。出てきましたね変なワードが。これがスタント遊星攻防戦と関係があるならヴィーキュルのゴリリダルリハが知っているはずですが彼女も知らない言葉。知っているのはイエッタのみ。それもイエッタの中の素子姫。となれば詩女フンフトやナオ=クルマルスが知らなくてもそれは納得出来る話です。AD世紀よりもさらに以前のモナーク紀の言葉であるという事ですから。そうなるとただの超帝國の残滓でもさらに超古代の謎を掘り返した者が炎の女皇帝は宇宙へ、スタント遊星へとその謎を求めて旅だったけれど、彼女の粛清を逃れるためにシステム・カリギュラのように姿を移すのではなくモナーク紀へと求めた輩がいたという事で、それは当然ペールに関連してくるという事は…ボスヤスフォートもその一端を握っているという事?やはり締めにはログナーの参戦が必要かもしれないですね。彼もまた古代のカラミティ・ゴーダーズ王であり素子姫を護る騎士なのですから。事が太古の禁じられた言葉に関する事ならば彼が決着をつけると思うので。しかしいったい何を意味する言葉なのか。「栄光あれ」と言い残しているという事は何かのシンボル。組織、人物。偶像?よく分らないもののあまりよろしくない事だけははっきりしている言葉としてアドラー大侵攻でも出てくるワードかもしれませんね。

来月号は

 正直この引きで来月号はどんな展開が待ち受けているのか?腑抜けたヨーンにカツを入れる誰かが来るのか?それともアーリィ外伝みたく抜け忍狩りvsアーリィとなるのか。はたまた超帝国剣聖クルマルスと詩女フンフトの対談なのか?はたまた陛下の愉快な日常なのか?(ヲイヲイ)にしても最後のコマのイエッタがシリアスすぎるのでそれを引き取った展開なのかな?という気もします。それとそろそろDESIGNS7の噂でもいいから出ないかなあって思っています(願望)

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