『決闘』/ファイブスター物語/FSS/月刊ニュータイプ2023年6月号/第6話時の詩女「TRAFFICS4」アクト5-2終わりの始まり|感想/考察【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

『決闘』/ファイブスター物語/FSS/月刊ニュータイプ2023年6月号/第6話時の詩女「TRAFFICS4」アクト5-2終わりの始まり|感想/考察【ネタバレ注意!】

2023年5月10日水曜日

FSS manga

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 月刊ニュータイプ今月号(2023年6月号)、予告通りデコース対ヨーンの2度目の直接対決です。仕掛けたのはトモエでもデコースもカステポーで名を上げていたヨーンの事は耳に届いていたようであの時の小僧だという事も知っていたようです。もちろんヨーンをあの時殺さなかったのは気まぐれ、かつ殺すまでもないと思っていたのでしょうがエスト(バーシャ)を追って名を上げていくヨーンの事は目ざわりになっていたようですね。デコースにしたら道端で面白い石があったんで蹴ってみたぐらいのノリだったんですけど跳ね返って水たまりに落ちて水が跳ねたぐらいの感覚のようです。そして相変わらずの強者ぶり、久しぶりの狂乱の貴公子リターンズです。実際ヤバい相手には何をしてでも勝つ。そして死なないためにあらゆる手を尽くす、ある意味真の戦人(騎士)と言えるのではないかと思います。そんなデコースに対してヨーン大ピンチですが、さてどうここからどうなるのか?前回の扉の事から一旦ダイ・グとクリスティンのラストエピソードが挟まるのは分かっているので、この状況のままなのか一旦撤退なのかどうなるのか来月号が待ち遠しい状況です。ということで今回の気になるところ行ってみましょうか。

月刊ニュータイプ2023年6月号/KADOKAWA刊
月刊ニュータイプ2023年6月号/KADOKAWA刊


※毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年6月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

先月号の感想はこちら。(リンク先は2023年5月号の感想です)

扉/ドラアンデアスティルーテとバスター恒星系

 前々回と前回の扉や本編での事で星団民が????になりすぎて、アレはこーだ、いやこーだと喧々諤々なので、ちょっとだけ説明しておこうかとなったら余計に分からないですっていう話になっています(ヲイヲイヲイ)もっともスタント遊星そのものが、この世界の物体でない可能性もある訳です。なので不思議説明となっていても仕方がないんですが、こちら側の世界ではない異世界としてジョーカー星団に顕現しているのがバスター恒星系ということらしいです。ざっくり雑説明ではありますがそうなっているとはスタント遊星を本拠にしているカリギュラのみならずスタント遊星に向かったとされる炎の女皇帝までその存在を認識していないってのは。百歩譲ってカリギュラは分からないというのはその恒星系が何らかの手段でコンシール(隠ぺい)されているという事で納得してもですよ、炎の女皇帝ナインは詩女を通じて記憶の継承を続けているのでは?と思うんですが。(バスターへの異変の調査をさせたのは詩女ナージュクですから。詩女の継承システムとして詩女原母たるナインが存命であるということはその事を行った時には知らなくても今は知っているのでは?)この辺りはぼやかされた書き方(知っているかもみたいな)なのでやはり大侵攻後のスタント遊星攻防戦で描かれる事になるのかな?ドラアンデアスティルーテの設定が今凄い勢いで解禁されているのもそういう事なんだと思います。


 また零・零の誕生についても既にこの世にいない令令謝(レレイスホト)からどうやって産まれたのかは素粒子の運動記録から構成されたとあり、「なるほどー、だから今はいない令令謝から産まれたんですね!」って…既にそれは神様の…あ、これはおとぎ話でした(^^;それにしても令令謝は今はいなくともそれを引き継ぐものがこの時代へとやってきているのもやはりスタント遊星。ヴィーキュルたちもMHからGTMへと姿を変えたように新たなる姿を見せるようです。確かにクリス(永野護)が言うようにヴィーキュルというかサタン、またはライフ・ウォッチング・オーバーロードは80年代から大きく姿を変えてはいませんしCHARACTERS4ウォータードラゴンを持ってる身からすればよくぞここまでファンサービスと思います。クリスの性格からして本来ならどんどんデザインはその時々で新しくしたいんでしょうけどさすがにそれは読んでいる読者が大混乱しますからね。それで思い出したのがカイエンが持ってた騎士専用のデータファンクションBOX、あれはまだスマートフォンが出てくる前のハンドヘルトPC時代の最先端だったけれど、長期連載になればなるほどデザインは変っていきます。現在ではしれっとiPhoneになってますもんね(ヲイヲイ)

 ファッションもそうで、その時々の流行ってのもあるしクリスとしてはやりたいことは山ほどあるんでしょうけどこれでも抑えているんでしょうね。そのためデザインだけを優先したかのような、まるで顔見世みたいな『バフォメートの眼差し』といったデザインお蔵出しエピソードを出してきたとも思えます。と、これは大分脱線してしまいましたけどスピリッター・クージャについても。デバイスでもあり、あの世界に実在する「もの」であるという話でした。色は位階を現しホワイトが上だけどその上位もまたという話でこちらもスタント遊星攻防戦絡みのようです。暫くは物語は関わりは無いようですが今後重要になることだけは決まっているようです。しかし携帯とは…せめてタブレット端末(ヲイヲイ)

デコースVSヨーン

 現在カステポー1の強さと謳われるまでになったヨーンと黒騎士デコース、ヴァキ・シティからの長い年月、デコースを倒すためだけに腕を磨いてきたヨーンでしたが、そりゃガットブロウの間合いを素手でどうにかというのはワックス・トラックスの旦那やアイシャの言う通り、単純な強さだけでは計れない差というものが。ヨーンはヴァキ・シティの時のままで時計が止まっている。その純粋な想いを眩しいと捉えるか、生ちょっろい、青臭い小僧と捉えるか。多分両方正解なんだろうなと思うんです。


 ヨーンはエストにマスターと呼ばれたデコースを倒してバーシャ(エストのシークモード時の名前)にマスターと言わせたいというところなんでしょうけど、ある意味エストへの復讐でも確かにあるなと思い、デコースのいう事は、彼はただの戦闘狂なんだけど、確かにだよなあって思わず頷いてしまいました。そしてそれが抜けない限りヨーンは騎士にはなれない。それとともにもう一つ。デコースはあの日のヴァキ・シティでヨーンに止めを刺さなかった。それは気まぐれもあるんでしょうけど、エストがマスターとしてデコースを選びブラックナイトとなったからというのも実は大きいのだなと思うのです。面白い事が出来るからと思った訳でデコースは常に面白い方へ行く男だったんですよね。相変わらずの言動ですが実力も、生き残るための方策も常に執る男、やっぱりデコースが動くと話が面白い。狂乱の貴公子時代と同じくただ己の退屈しのぎのために戦う男。ただし勝つためには「何でも」やる。それがデコース・ワイズメルなんだなと改めて感じる一幕でした。


 これは第一ラウンドでいいんですよね?この第一ラウンドはデコースのターンでした。もっともこっからどうやって第2ラウンドって思いますが腹を刺されたパルスエットが呼んだ助けが来るのは早くても1時間後ならば…。案外トモエの動きを察知したアーリィが助けに入る?のか?な?(呼び出しもアーリィのアカウント使ってる訳だし)でも助けたことで結果彼女もある意味地獄めぐりをすることになるんですが(まあどこまでクリス本気で書いてるのか分からんのですけど)それぐらいしか思いつかないですね。


 そのアーリィとトモエの事はエントリを書くぞと思いつつ映画のエントリとか書いてる間に時間が経ってしまって(^^;いや単純にトモエさんなんであそこまでファティマが嫌いなの?というのに対しての推察とアーリィとの関係です。トモエさんガス・ガルの学校出身なんですがアーリィの通っていた霞政科でなくて家政科の出身なんですよ。もちろん当時から騎士だったかもという匂わせはリッターピクトではなく小冊子のSCHOOLDESIGNSに書いてあります(ちなみにその時は普通科と記されています)高貴なお家柄でありながらも騎士の力を持ち、それが是とされるか否とされるか。騎士としてのノブレスオブリージュを課せられるけれどその分周りからのやっかみや、そしてという…やっぱり長くなりそうなのでどっかでまとめます。で、もしかするとトモエさんの事もちょっと語られるかもしれませんね。彼女も長い間登場していますし。

騎士とは?

 ということで、助かったとしてもヨーンは再起出来るのか?いや古参の星団民の方なら彼の今後を知っているので、でもなるんでしょ「騎士」にとなるんですけれども、これはファティマとは?騎士とは?と改めて問う事になる話になりそうです。いやバーシャが既に一度言っていますけどね。GTMを駆る者こそが騎士であると。パルスエットの事も含め彼が騎士になるまでの全てを見届けたいと思います。

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