という事で、月刊ニュータイプ連載『ファイブスター物語/F.S.S』2023年2月号で全てのバランシェ(バランス)・ファティマのリレーが完了しました。この全星団通信ネットワークジャックは普通の一般の民からすればやはり専横でしかない。けれどダイ・グの命を賭けたこの言葉が何を伝えるのか?それを全星団の権力者、支配層から一般民衆がどう受け止めるのか?それは来月に持ち越しです。とは言えそこまでお膳立てしないとそれだけの想いが乗らないという事なのだろうかと。それとともに高負荷な事をすると…とまあこれは後にしましょう。では今月号の気になるところいってみましょうか。
月刊ニュータイプ2023年2月号/KADOKAWA刊 |
おっと、それと17巻は3月発売になりました。近々表紙もお目見え?かも。4月号は特集あるかもですね。
お待たせしました!!
— 永野護作品公式アカウント (@naganomamoru) January 10, 2023
「ファイブスター物語」単行本第17巻の発売日が、2023年3月10日に決定しました!
第17巻には、カイエンの子供たちのエピソードなどを収録しています。
来週中をメドにカバーデザインも発表する予定です。#ファイブスター物語 https://t.co/HCaAZwvKtT
※毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年2月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌
※先月号の感想はこちら。(リンク先は2023年1月号の感想です)
ガーランド集団ボークス
そのうち本編でもそういう人たちが…それは無いか。クリス(永野護)の行動規範からして無さそうな気もするけど…還暦越えて色々思うところある気もするからもしかすると…とは。というモーターヘッドからゴティックメードへガレージキット、スケールモデルではファイブスター物語/F.S.Sのトップランナーと言ってもいいボークスさんのマグナパレスとツゥアラトゥストラ・アプターブリンガーの小特集が連載ページ前に挿入。どちらのお値段も…いやあお大尽なお値段で清々しいです(笑)でもこの値段は納得できるのではないでしょうか。まだ現物を拝めてないのですが、バーガ・ハリ、HL-1のクオリティを考えるとA.K.Dの最強GTMと旗騎であることでさらに開発に力が入っているのは間違いなく、おいそれとは手が出ないけれど腕自慢のモデラーが挑戦し甲斐のあるキットになっているはずです。(クリスも常々キットにはそれぐらいの情熱を持っている事を明言しています。)さすがにモデラーではないtonbori堂には手が出ませんが挑戦なされる方はお値段もですがご健闘を祈ります。いや本当に心からそう思う迫力が誌面からも片鱗が伝わってました。
そして開発担当者のインタビューにてこれのフィードバックでさらなるアブソメックの開発に取り掛かれるとか。第2弾も楽しみですね。相変わらずお金が貯まらずピーピーしているんですけれどそういう完成品モデルが絶対に手の届かないという訳ではなくある程度で買い求められるってのは良い事だなって思っているので。確か第2弾はマグナパレスかなんかだったように思うんですけどここはダッカスを先に!ってなってます(笑)さっくり買えないけれどダッカスなら真剣に購入計画建てようかなと前も言ってましたので。ボークスさんではプラキット化も計画されてたはずなのでさらなる展開も楽しみですね。
扉/バランス家の系譜
Webtonbori堂アネックスでも以前にバランシェ、バランス家については考察したことがありました。それは主にアルセニック・バランス(バランシェの母)の事についてなんですがそれはアルセニックが4人のファティマしか製作していない事やタイ・フォンが彼女のコピーだった事(これはクーンもバランシェのコピーであったとも明かされています)などからバランス家は秘密が多いという話を書いたんですが、その時は何を追っていたのかタイ・フォンの行く先がスターバーストの中心にあるモナーク・セイクレッドとしてもそこで何をというのは連載がさらに進んだ今日では世界創生式の解をもしかするとウラニウム・バランスの頃から(生体演算理論の頃)追い求めていたのではないかと思われるのです。もっともそこまで像がはっきりしてきたのは作者の中でも魔導大戦に取り掛かってからじゃないかなと邪推しているんですがハリコンとタイ・フォンの設定が出てきた事により炎の女皇帝周りに設定が追加されモナーク・セイクレッドを追い求める事は間違いないんだけれどそれに関しての設定が再構築されたため色々齟齬を起こしている(それ以前の年表ポカ事件というのも加わっているかと思いますが)のではないかなと考えているのですがどうでしょう。
それと今回も色々改めて謎情報が書き加えられており、これについてはまた新規エントリを立ててみたい上書き情報がありました。特にアルセニックが研究していたというハリコン血統(実際にはララファ=コーラス血統では?)についてはまた考察書いてみたい話ですね。お詫びも小さくメガエラの件とケーリッカクの件はこちらの予想どおりでした😅
想いの行方
ということで今月号でバランス/バランシェ・ファティマ・リレーは完了し来月、皇帝陛下のお言葉が流れるという事になるんですが「この間わずか数分」で3カ月。年をまたいでしまいましたね。もちろん圧縮も出来たかなとも思うことも実は先月思ったりしたんですがコマをゆったりとりたいって事があったのかな?と考えています。で今月号で登場したのは以下箇条書きで、
- BF-07(f) 白のイエッタ
- BF-Fa-03 ナゴン(納言)
- BF-21 ヒュートラン
- BF-18 レレイスホト(令令謝)
- BF(A)-01(sf) 光のタイ・フォン サイレントフローレス
- BF(L)-02(f) (作中名称は点リーダーで伏せられている)
- BF-38(f) “ガーネット”・アウクソー
- BF(L)-01(f) ザ・フォーカスライト =FATIMA FATES,The FOUNDE=(アウクソー)
- BF-43(fd) 運命の3人の女神アトロポス 終焉のアトロポス=Fates for Demise=
- BF-45(fff) 運命の3人の女神クローソー 最高称号=Foreever Fantastic Flawless=
- BF-44(fl) 運命の3人の女神ラキシス ファナティック・ラキシス
合計11人のバランス/バランシェ・ファティマが登場しました。確か先月号で11人とチャンダナ言ってたのでこれで…いや「BF-24ドラアンデアスティルーナ」はどうしたんじゃーい!ってなりましたけど最後の最後でアトロポスは「見守るだけ」と語りクローソーともにこのリレーには参加せず、ラキシスが完了とアマテラスに告げるとアマテラス本人が既にこの世にいないバランス家の4人の娘の代わりに反則だけど手伝う…いやいやまって4人の娘ってのはバランス/バランシェ・ファティマの事?わざわざバランスと言ってるのでリチウム作だけなの?とか急に分からなくなってきましたがここは素直にバランス・バランシェファティマとすれば、アウクソーの中にいるザ・フォーカスライトとハルペルとして寿命として亡くなったジ・インタシティの2人はこの世にいません。そしてドラアンデアスティルーナもこの流れだと亡くなったと考えるのが妥当…なのかな。でもそれならこの世にいないザ・フォーカスライトとジ・インタシティは存在を発揮しているのにとも思うのですが、何と言っても彼女たちはザ・S.L.Lとザ・二ーブとともに最初の4ファティマとしてという事なんでしょうか。でもバランシェ・ファティマで未登場なのはドラアンデアスティルーナだけ(シリアルナンバーから確認)なんですが、もうこの世にいない1体は…まさかバランシェのボディ体?(^^;いやダメではないんですが頭脳はどうなっているのかとか…バランシェはマッドサイエンティストなんでまさかエトラムルの…とここまでにしておきます。もっともこれだけのファティマがいながらドラアンデアスティルーナの死因が分からないままというのは不憫な娘じゃないかと思ってしまうのですが…なんらかの救済はあっていいのではないかと思う反面。彼女たちは戦闘兵器で消耗品でもある事も今更ながらに思うのです。もちろんトリオのプルースとともにジュノーのアトキで逝ったエルマ、ギエロのパートナーであったがボロ雑巾のように捨てられたシューシャ。ちょっと両極端な例ですがどちらの局面もあり得た話であり今後バランシェ・ファティマといえどそうならない保証はないのです。それよりもバランシェ・ファティマの生存率の高さが際立っているとも言えるのではないでしょうか。もちろんイラー司教のように自分よりもファティマの生存(歩くブラックボックスでもあると同時に愛情もあるかもしれませんが)を優先する騎士もいます。この辺りは騎士の考え方や任務内容によるかと思います。
そう思うと何故か急に明かされたそこまでの高負荷な全星団通信ネットワークジャックをホストとして行うことはサポートがあってもかなりの負担がそのホスト・ファティマに掛かりそれは事によると彼女たちの寿命を極端に縮める結果となるという事も併せて明かされました。アウクソーが言ってることはそういう事ですよね。アマテラスもチャンダナの負担を僅かでもとか命を懸けたとか。この話急に出てきた感があるんですが思えばインタシティが寿命で亡くなったというのもあるんですけれど、その前段階で能力(AFとしての演算能力)を使うとブラックアウトしているという描写。それとアマテラスがダイ・グの病についてとある目的をもたされたタイマーという話とダイ・グが力を使えば使うほど寿命が縮むという話もこれ繋がっているんじゃないかという考えが出てきました。となるとチャンダナもダイ・グに殉じるのか…。アマテラスの「送ってあげなさい」が非常に重くのしかかっています。ですが今は陛下の言葉を待ちたいですね。
それと最後のページは星団での一般人の点描となっていますが、その反応は確かに正しいなと思わせるものでだいたい通信ネットワークジャックなんてものはフィクションでは悪者が「世界征服」なんていうのを全世界リアルタイムで人類に知らしめるのが多いと思います。もちろん反撃の一手として真実を暴露するというのもフィクションではありますが、ある意味の出来レース的な通信ネットワークジャック(どこかの星のTVディレクターと思しき男性が大国間同意とふざけるな大国が好き勝手にというのはまさに一般人の通常の反応です。)で流れるダイ・グ陛下の言葉が何を紡ぐのか?これハードルが格段に上がりつつありますよね。最初の流れだとフィルモア帝国の皇帝としてナカカラ王国を守護しクリスティンも護るための勅令的な事を言うのだとしたらそれこそ陛下のエゴでしかない。往々にしてこういう言葉はエゴなものでしかないと言えばそれまでですがどういう着地点を見越しているのかそこも陛下の言葉は重要になると思います。
※月刊ニュータイプ2023年2月号/KADOKAWA刊(Amazon)
3女神は想像通りの反応でしたねぇ~
返信削除ラキシスは手伝う、アトロポスは静観
クローソーは眠ったまま。
しか~しさぁ、「すえぞう」が手伝うのは
想像の範囲を超えていました。(笑)
さて、来月のダイ・グの発言
なにを言うのか、まさかの
「今月でfss終了、後は年表見て楽しんでね。が有りません様に。
マコスケさん いつもありがとうございます。3女神は、ですよねーって感じでクローソーは眠っているしアトロポスはラキシスがいなくなった後はともかく今は一歩引いたところで見るだけは納得です。でもすえぞうは確かに予測は難しかったかと。来月のお言葉何を言うかで魔導大戦終結後『花の詩女 ゴティックメード』のカーテンコールにつながるのか?も気になります。
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