『NewTypeCHRONICLEファイブスター物語Since2013』は40周年の幕開けの1冊についてエントリを立てると先月書いてましたが、あの後風邪をひきまして、でなにかとガタガタして延び延びになってしまいました。先月号の枕で書いた事が中心なんではありますがというのは今月号(月刊ニュータイプ2026年3月号)の感想エントリで記しましたけど、2013年からのファイブスター物語月刊ニュータイプでの記事(一部は掲載されていません)を網羅したムックとして角でドつかれると痛い厚みのある分厚い本です。本書は電子書籍版も刊行されており、そういう意味では新しい試みに踏み出したのは昨今の出版業界の大変さを感じる話でもあります。幸い『ファイブスター物語/F.S.S』はまだ刊行部数がそれなりに維持されているから紙の単行本一本でやれているのではないかと推察してましたが(もちろん原作者永野護の意向も大きいと思います)本人もこのままでは書籍含め大変な状況も分かっていて、現状の電子書籍には一家言がありそれは奥様川村万梨阿、キャラクターデザイナー、漫画家、イラストレーターの美樹本晴彦との対談でも触れていました(これは再掲のみならず本誌で収まらなかった部分も掲載しているとの事で必読モノです。)という事で全体のインプレッションとともに気になった記事をピックアップしたいと思います。
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| NewTypeCHRONICLEファイブスター物語Since2013/KADOKAWA刊 |
【Amazon】 Newtype CHRONICLE「ファイブスター物語 Since 2013」 (カドカワムック) : ニュータイプ編集部: 本⦅AD⦆
※NewTypeCHRONICLEファイブスター物語Since2013」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに。
INTRODUCTION
本書発刊に際してのお話で繰り返しになるかもしれませんが、この企画が考えられたのは月刊ニュータイプと単行本の部数の違いから『ファイブスター物語/F.S.S』の世界が好きな単行本読者にも届けたいという想いとニュータイプ編集部の苦闘(戦いの記録とありますが)を残す意味合いもあるようです。確かに単行本派は多く、この話になると何巻から読むといいのか?という話が出てきますが、本書は連載再開からの特集をまとめたものになるので2013年のGTM登場以前の事か抜け落ちています。そこは不満ではないんですが(それを入れると厚さはさらに倍になる)『花の詩女ゴティックメード』での休載中での記事はどこかでフォローアップしてほしいかなと少し思いましたね。
実はこの『NewTypeCHRONICLEファイブスター物語Since2013』の概要は発表された時に触れた『TheFiveStarStoriesISSUE』とそれの増補版『TheFiveStarStoriesOUTLINE』というものがあり、永野護責任編集として連載15年を記念してそれまでの軌跡を追うムックが製作されています。これが2001年の発刊のため2002から2012年が抜け落ちているのはやはり気になってしまうのですよね。今後永野護NT年代記としてそこも網羅したものが少し読みたくなりました。
ソース|The Five Star Stories OUTLINE | 関連書籍 | WebNewtype
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| FSSOUTLINEとFSSISSUE/KADOKAWA刊 |
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インタビュー&対談
この『NewTypeCHRONICLEファイブスター物語Since2013』tonbori堂としては『ファイブスター物語/F.S.S』を深掘りする役割はDESIGNSほどではなくさりとてという部分でしょうか。どちらかと言えば別視点や例えば30周年での読者からのアンサー特集やDESIGNS開催に際しての師匠でもある富野由悠季、シェルブリットで組んだ幾原邦彦のインタビュー記事や大河原邦男との対談記事はやはり読み物としては記録として残しておきたいしひとつにまとまっているのはありがたいですね。
そして同時期デビューのキャラクターデザイナー、イラストレーター、漫画家で永野護とは長い付き合いのある美樹本晴彦との対談は読み応えがあります。この対談は月刊ニュータイプ40周年記念号に掲載されたものですが、誌面の都合でカットされたものを復活させたロングバージョンでの再掲です。同世代、そして近い関係だからこその対談は川村万梨阿も加わり深い話が展開されておりこれは一読の価値ありです。
30周年から40周年へ
2013年から2026年へ、この期間中に『ファイブスター物語/F.S.S』は30周年を迎え26年には40周年となります。そういう10年の節目を感じるのには連載派の方にはリアルタイムでおっかけていた分物足りなさがあるかもしれませんが単行本派の星団民の方々にはちょうどいいサブテキストになるかなと思います。
もちろん連載派の方も全然意義がないって訳ではなく振り返りのためのサブテキストとして手元に置いておくにはいいかもしれません。そういう人は本棚ではなく電子書籍版をチェックするのもひとつの手です。
電子書籍と紙の本
これは本書の永野護×美樹本晴彦対談の最後にニュータイプ40周年に際して電子書籍化に際して、ニュータイプの課題としての電子書籍へのリクエストがありました。公式サイトへの動線や動画へのリンクなど。通常の漫画コミックスや小説しか電子書籍を持っていないので他雑誌はどうなっているのかわかりませんがその辺り新しいモノ好きな永野護、やはりアンテナは常日頃から張っているのだなと思わせる発言でしたね。『フール・フォー・ザ・シティ』2025エディションが電子書籍化されたのもその一環は感じますが、作者本人としては紙の本、そして出来ればニュータイプと同じ判型の単行本というのはあるかと思います。でも同じ判型はこの時節柄やはり難しくかもしれません。でも何時かはニュータイプ同サイズの単行本、読みたいですね。
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