月刊ニュータイプ連載『ファイブスター物語/F.S.S』2023年2月号の感想エントリで、バランシェ/バランス・ファティマ周りの事を中心に書いたので少しこぼれた事があり急遽エントリを仕立てています。何時もより短めではありますが何卒よしなに。と言っても「?」って話なんですがシグ従親王とドリュー・ゼレ、バランシェ/バランス・ファティマが度々口にする「あの子」と「あの方」についてです。
月刊ニュータイプ2023年2月号/KADOKAWA刊 |
※毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年2月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌
※今月号の第一弾感想はこちら。(リンク先は2023年2月号の感想です)
フェイツ公国代行領主
エトラムル・ファティマ、ケーリッカクがシグ従親王預かりということでシグって誰?となったんですが従親王という名称から天照家のどなたかで未登場ないしは今後登場するミラージュ騎士?と思っていましたが、まさかアトワイトの一族とは。これは扉にバランス家の一族が解説されているのと連動しており領主バランシェ公がいないフェイツ公国の執務などを代行をアトワイト家が代行しているとの説明がありました。(アトワイトが代行出来ない時はアトワイト家の直系男子が名乗るグリーン家/ネイパーの家名/という天照家直系の家が関わるとの事だそうです。)そして今のフェイツ公国はユリカ・シグ・アトワイト従親王。シグナルボーダー(技能などを示す飾り)は5本。つまりガーランドです。いやちょっと待って. バッハトマのブラック・スリーの玉座襲撃時に落命したリィは3本線ですがA.K.DのGTM(MH)開発をサポートしていたはずです。となればリィの立場が…それはどうなるのよって思わないでもないんですがリィはアトワイト家の当主で公爵位、それを継いでいるのはパナールです。ユリカは従親王、立場としてはパナールを補佐する立場なのかなと。この辺りは後々扉のキャラシートか単行本のスリーブノートで明かされるにしてもちと唐突に登場した感はありますよね。
アトワイトの家は元々ガーランドの家系で亜奈美・ヘンシェル・アトワイトから続く家で、ヘンシェル・クルップ・ガーランドを設立したツィーイ・イー・ヘンシェル・クルップから分家した家系です。この家系にはあのブラウニー・ライドがいます。ブラウニー・ライドは言わずと知れたカイゼリンを設計建造しライオン・フレームの開発者として名を残しその子孫であるクルップの家はフィルモア帝国のGTMガーランドとして現在もホルダ型のGTMや新型ドージョージ型ラミアスを開発、またさらに分家したコーターの一族はミノグシアでバーガ・ハリに携わっています。(マギー・コーターがそうですね。)一方のアトワイト家は亜奈美・ヘンシェル・アトワイトが天照家のGTMモルフォ・スルタン(スルータン?)を元にレオパルト・フレーム開発者であるフラム・アトワイトがいます。彼女はリィの母親でありそのためリィも天照家のブリンガー・シリーズの開発に協力しているとあったのがDESIGNS4なんですが、ここでまさかのアトワイト家の人間が登場するとは。そしてパトラクシェはブリンガー・シリーズ、D2帝騎メガロコートではないのか問題が浮上してきました。アトロポスがブラフォードを一戦交えたオージェ・アルスキュルはモルフォ・トリバネル=トリバネル・アルスキュルはいいとしましょう。そしてそれはマシンメサイア・オージェ=モルフォ・スルタン=アゲハ型GTMも良しとしましょう。モルフォって蝶をイメージしますからね。モルフォはアゲハ蝶ではないんですがつまり蝶をイメージしているってことでいいでしょう。そしてこのGTMも近々登場するのは2023年1月号でのバクスチュアルの足元にいるファティマ・シシスが言うところの「君主の太陽蝶」がこのモルフォ・スルタンでありその背後に佇むフェイスはオージェのようでした。実際にはどういうシルエットになっているかは分かりませんが少なくとも頭部周りは以前のままな気がします。それとともにパトラクシェ(メガロコート)がタテハ・パトラクシェっていうのはアゲハ型GTMを引き継いだD型ブリンガーっていう理解でいいのかというのが気になります。というのもパトラクシェ・ミラージュの時は基本的に「頭部(いわゆるパッセンジャーセルシステム」などが違い、後は基本ナイト・オブ・ゴールド(ディスティニー・ミラージュ)と同じという理解でしたから。エンジンのみがアルスキュルのものを使用するという設定でタテハ・パトラクシェというのもそこから来ているのであればなんとなく納得できる気もするんですが…どうなんでしょうね。連載休止中に盛られていった設定が今怒涛に流れている感じがします。それはリィがいなくなった後の天照家でのGTM開発エピソードにも影響を与えていると思うんですよ。例えばパナールがまだ学生であるため登場したキャラっぽいんですよね、このユリカさんは。パトラクシェの建造や大侵攻までのタイムスケジュールのために出てきたキャラで多分産み出されたのは連載再開前DESIGNSが出た頃にはいらっしゃったんでしょうけど話が進んでいない事もありGTM切替時にもネタバレになるからと今の今まで出番がなくそのためポッと出てきた感じがどうにも拭えないのです。かなりこの方重要なポジションではあると思うんですがそれだけに連載再開後がA.K.Dではなく魔導大戦が中心になっていたので少し不憫な登場の仕方になったかなと感じました。
ブーレイ朱の頭
そのユリカさんがポロっとブーレイ傭兵騎士団でフィルモア帝国ノイエシルチス氷グループにも所属していたドリュー・ゼレ少将を天照家の一員とか…。なるほど!それでハグーダ戦のアトキでの最終決戦で参戦していなかったのか!ってヲーイ!ヲイヲイヲイヲイって思わず露伴先生になってしまいますよ😅
基本的にはA.K.Dには与せず好き放題してたんだけどもというポジションだったのかと思うしかないんですが、にしてもマエッセンに続いて実は天照家に、A.K.Dにつながる人でしたというのは実は超帝國騎士の血統でしたがあるのでもはや日常茶飯事になりつつあるなという事で納得してもいいんですが、もしやミラージュの空き№かフリー№の騎士?という可能性さえも出てきたしドリュー・ゼレは別名を名乗ってて本名(ティンがクー・ファン・シー・マ王子だったみたいに)は別にとかも有り得ます。でもさすがにブーレイ傭兵騎士団に天照家の一員がいてのこの流れは何故最初からとも思わずともありませんけど天照家の一員であってもアマテラスに忠誠を誓ったミラージュ騎士って訳ではないんですよね、ならば早いうちに粛清されてる訳で。少々もやもやするけどポジションとしては家康の家臣でありながら出奔し一向一揆に参加していた本多正信みたいな?雑な解釈ですけれど。敵対していても自軍に迎え入れるというのも世界的にもある話ではありますがゼレが戻ってくる前提になっていますがあっさり死ぬ事も予想されます。パイソンなんていわくありげに出てきてもルンと名誉をかけて一騎討ちをして逝きましたからね。ただし今後も絡みそうな予感はありますね。
あの方とあの子とは?
「あの子」は月刊ニュータイプ2023年1月号で京が言った「あの子」です。ヒュートランと令令謝にお願いねと言ってた彼女は誰なのか?タイ・フォンとともに度々でてくるあの「お方」にまで届いているのもそうなんですがこれはアマテラスの事なんでしょうね。他に「あの方」と言われる人はいなさそうなのでバランシェ・ファティマのアークマスターであるアマテラスなのだろうと考えています。ついつい忘れそうになるんですがアマテラス、A.K.D側と戦う時はバランシェ・ファティマは負荷が倍かかるみたいな設定ですもんね。京はそれで壊れそうになりましたし…。もっとも「あの方」についてそれで良いのかとも思うのですが「あの子」とも関わってくるので次は「あの子」について考えてみたいと思います。
tonbori堂はこのコマの流れで言えば「あの子」はアトロポスでしょって思っていたわけです、情況的に。もちろん疑問もあって何故、令令謝はアトロポスとつなぎがとれるのか?これがよく分からないのです。連絡というが繋がれるのが令令謝だけというのを何故ヒュートランは知っているのかも分からないんですよ。それに繋いでも結局アトロポスは参加していないのです。(代わりにすえぞうがバランシェ/バランス・ファティマリレーに参加しています。)ならば何故「あの子」に想いを伝えなければとなったのか?チャンダナの想いをリレーに参加しなくとも最後まで見守るのはゲートキーパーでもあるアトロポスにというバランシェ・ファティマたちの総意なのだとしたら収まる所に収まったという見方もできます。でもですよ、このコマの流れで言えばアトロポスの前にアウクソーが登場して、これアウクソーってこともあるんじゃないかという気がしてきたのですよね。1月号でのメガエラの言葉、アドラーにはあともう一人お忘れなきようというのが既に寿命を迎えたインタシティではなくアウクソーであれば…。しかしコマの流れで言うとアドラーのインタシティ入滅の地にアウクソーがなぜそこにいるのとなるのか?これもよく分からない。敢えてぼかしているのかもしれませんけども、ただ普通に考えたらミースのそばにいるはずなので、アウクソーはイースト・ハスハのミース邸となります。やはりアドラーのもう一人はインタシティなのかな?と疑問ばかりが膨らみます。そこで「あのお方」が一周回ってアマテラスではなくアウクソーの中のフォーカスライトであればやはりアトロポスが「あの子」という見立てもできるのではないかと思うのです。なんといってもリチウム・バランスの最初の4ファティマのうち最初のファティマとして創られアウクソーの中でその精神が生き続けている。マキシの元にB4ヒトエフタエを持ってきたS.L.L(アトラス)と出会った時もバランシェ・ファティマ№38ではなく完全にフォーカスライトとして言葉を交わしていましたからね。この辺りはレイヤーが複雑で分かりにくいところがあるのでDESIGNS7「灰の勲章」でフォローがあるのかな?あったとしてもさらに明かされない謎は残りそうですがチャンダナの想いというのはやはり逝くダイ・グへの餞であり自らもそこに添い遂げる覚悟であるのかと思います。チャンダナの想いとダイ・グの言葉それは来月に明らかになります。どんな言葉が発せられるのか?今はただ待つだけです。
※月刊ニュータイプ2023年2月号/KADOKAWA刊(Amazon)
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