『女神たちの意思』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年1月号/第6話時の詩女アクト5-1緋色の雫|感想/考察【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

『女神たちの意思』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年1月号/第6話時の詩女アクト5-1緋色の雫|感想/考察【ネタバレ注意!】

2022年12月9日金曜日

FSS manga

X f B! P L

 早いもので今年ももう終り。そして月刊ニュータイプとしては2023年の新年号(1月号)が発売されました。今月は10日が土曜日のために1日早い金曜日です。ということで関西早売りで木曜日に手に入れたもののこの金曜日にいそいそと書いている訳ですが…やっぱり2回ではすまんかったかというのが今月号の感想です(苦笑)そもそも全星団リレーですからね。そしてまだこの期に及んで真打ちが出ていない(事もないかド級ファティマにド級エトラムルまでつっこんできているので。)事によりあれですね、バフォメート様の眼差しを感じましたね(ヲイヲイ)ということで今月号の気になるところいってみましょうか。

月刊ニュータイプ 2023年1月号/KADOKAWA刊/
月刊ニュータイプ 2023年1月号/KADOKAWA刊/


※毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年1月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

先月号の感想はこちら。(リンク先は2022年12月号の感想です)

スタント遊星に帰還する!/扉

 見出しは『花の詩女 ゴティックメード』よりマウザー教授の台詞。何故スタント遊星に彼らは本拠を構えているのか?その辺りも全然明かされていないし、ナ・イ・ンが超帝國旗艦「星(シング)」とともに向かったのもスタント遊星(シングのバスター砲で吹き飛ばされたスパチュラのタイイン総統の台詞にありました)です。決まった軌道を周らず不軌道とされるスタント遊星には謎が多いと物語の当初から設定されていたものの、大侵攻後、カラミティ崩壊前にヴィーキュルたちとの戦闘がありその時は超帝國剣聖、ミラージュ騎士団、システム・カリギュラも含めた激戦が行われるというのは年表でも明らかです。それだけに注目もあるスタント遊星なんですが、とうとう今回モナークが作ったと仄めかされていました。まあ星団すべてを記録するモナークが何のために作ったのかは分かりませんがそれを目指したナ・イ・ンがスタント遊星に向かったというのはそれがあるからというのが薄っすらと分かります。もっともそれは本筋に関係するのかというのもあるので相変わらずぼやかされたままかもしれませんが(ヲイヲイ)ただスタント遊星はジョーカー星団の五つ星の一つであることは間違いないの先の激戦ともにカリギュラ関係で絡んでくると思われますのでとりあえずややこしい太陽系ですよというおさらいかもしれませんが…来月しれっと登場するかもしれませんね(^^;

女神たちの意思

 ダイ・グ陛下の勅命からのチャンダナ・町(主にチャンダナ)がホストとなっての全星団通信ネットワークへの強制介入。ファティマ(オートマチック・フラワーズ=AF)にとっては近場のネットワークへの侵入はさほど難しい話ではなくP2Pで近距離であればAKDのミラージュパレス内の典星舎へのネットワークへの侵入もたやすいのは以前にマドラがデコースの居場所を探すためクラカライン…あれベルクトだっけかに命じてやらせてましたよね。それにアシリア・セパレートによるアークホストやクロスジャマー要素でさらに兵器要素が目立つようになってきたAF。その中でもバランス・バランシェAFは特に特別でバランシェが遺した45体はアマテラスとのつながりも深く彼の作った当時はMHでしたが現在はGTMには剣を向けないとか(その辺りはマスターの生存と命令が上位にあるのでいざ対峙するとなれば全力で騎士をサポートする事にはなるようですが)そういう事があるわけです。となれば全星団でも特A級と目されるバランシェAFは45体を数えそれらのパートナーが各騎士団の天位騎士や騎士団長クラス、指南役などであれば…もし騎士たちがAFを通じてとなれば…そりゃもうジョーカー星団の現在の政体転覆などいとも容易く出来る…とはならないのはダムゲート・プログラムのおかげな訳です。でも集合無意識のうちにバランシェAFはネットワークを形成しておりそれはやはり危険ではないのかというのがレント連邦大統領のご意見な訳です。「個であり全」にOVER MINDと当てていますが『ガメラ2レギオン襲来』でも使われた

「主が、『おまえの名は何か』とお尋ねになるとそれは答えた。『我が名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに』ー新約聖書「マルコによる福音書」5章9節ー

をも思い出させるものです。そしてそれは大統領に危惧も抱かせます。それまでにもAFは相当に制限をかけられていました。もっともバランシェはそれを馬鹿げた制約と呼び全ての枷を外したクーンを製作(それと同時にカイエンをこの世に産み出すための母体としてというのがバランシェの鬼畜なところですが…)した訳です。そのリスクは多分彼女たちバランス・バランシェAFにも分かっているけれどそれはチャンダナの想いを汲んでの事。マスターを失うことはなによりも辛い事。だからこそ協力しているのだと思うのです。


 とはいえヴュラード(やっぱりこっち呼び方の方がしっくりきますね)、大国が(ほぼカラミティの国を指していると思われる)同意してるのは戦後と読んでいたかと。こういうのはキツネとタヌキの化かし合いですからね。トランはそういう大国の思惑に巻き込まれまいとしているはずなんですが…この先この国を襲うのは一体何なのか。アレを見てしまっているのでやはり気になってしまいます。そういえばサーパ奥様、久しぶりだしレイス判事長も(後ろ姿と台詞のみですが)パートナーのソリュートもお久しぶり。カロリナはリーフの娘さん?なんでしょうか、バランシェAFのアルファのマスターとはリーフさんはどうしちゃったのかな。でゴネてはいますが結果的に威張る年寄りと権威がお嫌いなヴュラードさんはメガエラにトランのまとめを許可しちゃうんですけれどね(苦笑)その後はもう怒涛の勢いですが実は来月にまたがってしまうのです(何と!)

ナカカラ攻防戦時の各国模様

 実はこのAFリレーで先月、今月と星団各国の状況が少しだけ垣間見えてくるんですよ。トランは完全に域外で静観。ヴュラードの性格もあるけれどトランはハスハに介入する理由がない。故にアドラーは現在星としては安定している訳です。それはバキン・ラカンも同じだけれど近くにエルラドがありダイ・グとの関係も深いため肩入れするのも納得の理由がある。コーラスはコーラスとしてナカカラの安定、引いてはミノグシアの安定は望むところで星団がガタついていると列強の一つとして何かしらのアクションをとらねばならないというところもあり早期に決着が付くなら歓迎であると。もっともエルメラさんのいう通り祭り好きだけかもしれませんけどね(笑)そしてアイリーン・ジョルはコーラスのトリオに復帰している模様です。そしてシャーリーとトラーオの娘アムーラが登場。エフロシューネはアムーラが受け継いだようです。


 アルルはバルンガよりリンド―党首つまりナオとの会談がセッティングされている模様。これは超帝國剣聖案件ですかね。アルルはジュノ―ンを宿してはいませんが。でも実は詩女でもあるというこの状況下どういう話がされるのかは気になるところです。ってジュノーのアルマ地方になんかとんでもない方がいらっしゃるんですけど…聖弟ナラリタ・ダス・アダマス。瞳が2対…。ということはあのアダマス陛下の弟ということなんでしょうけど兄とは一線を画す立場のようです。ハスノホルテはカラーでこれが初出?なんでしたっけ、DESIGNS2ではシルエットでした。


 イズモアストロシティではデモールのテストが行われていましたがアークエンジェルも初?でしたっけ。マスターのシャリシャン・ホーカーも初出だったかな?今回初出しが多くてバフォメート様の眼差しを感じちゃいますね(ヲイ)。ってオーダ宇宙海賊の頭、いきなり手下感だしててちょっと和みました(ヲイヲイヲイヲイ)でもジャコー昔のキャラシートだとダイ・グみたく肩じゃなかったか?と思いましたがDESIGNS3では肩に傷跡はなかったのでDESIGNS3以降設定で腹にカイエンの一撃喰らったという事のようですね。


 デルタベルンでは噂のベルベット君はまだ赤子でございました。育児担当はクラカラインでAFはパルテノ。パルテノがベルベットをマスターにするというのは結構前から出ていたのでなんか安心しました。そしてアキレスがなんか感じ変ったかお主っていうのとイカロスも若くなってないかと…。いやM-L型ではありますが…うーんまあよく変りますから(ヲイヲイヲイ)しかし恋ダウトちゃんの習っている歴史(AD世紀)が彼女の覚えている歴史と違ってていうのはなかなか意味深いなとか(ヲイ)いやヲイと突っ込みまくってますけどニーヴにケーリッカクに未だ眠っているユーパンドラまでオーバーハイムもこれが初出ではないかろうかと…。またザ・ブライド(バクスチュアル)の後に居るGTMはザ・ブライドの横にいるファティマ、これまた本編初?あれだっけ?のシシスことシシステルケスレム(長い)で基本的にはミラージュGTMの調整に携わる普通のAFという事なんですがまさか本編で吹き出し台詞があろうとは(欄外注みたいな台詞ですが)その名も「君主の太陽蝶」ってことはモルフォ・スルタンでしょうかね。しかも天照家さいきょーGTM、グリーン・ネイパーが持ち出したのもAUGEからコレになってるはずで今はアマテラスが取り上げてという事だそうですが「そろそろとーじょー」って誰が?となりますねえ。謎のバックライド・リジットフライヤーはオージェのラウンドバインダーに代わるシステムなんでしょうがどう料理してくるのかは期待して待ってていいのかな?(笑)


 ということでバランス・バランシェファティマファッションショーは後11人。懐かしのスタイルのままのAFも多かったけれど(さすがに新規は起す時間は無かったようで)やっぱりシャデルファーでのショウメ争奪戦からのバフォメートの眼差しのようなある意味この流れは中身スカスカは覚悟の上でのここらでバランス・バランシェファティマを全員集合!やるというクリス(永野護)の意思を感じました。それは何故かは分からんのですがどうしても今やっておきたいという事なんでしょうね。とは言え最終ページまで読んで…えっ跨ぐのか?となったのも事実です。とは言えこれで全員なのかとかリストと付き合わせてまではチェックしていないけどよくぞ描いたなあとは。なので来月以降になるダイ・グ陛下のお言葉、何が発せられるのかそこは注視したいですね。

月刊ニュータイプ 2023年1月号/KADOKAWA刊(Amazon)


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