※このエントリは【月刊ニュータイプ2017年12月号『ファイブスター物語/FSS』の内容についてネタバレしています。】
月刊ニュータイプ連載ファイブスター物語/ロゴはイメージです |
ボークスのGTMカイゼリン・イージーアッセンブル・スーパークオリティモデル(仮称)がTOHOシネマズ上野のこけら落としとして上映された『花の詩女 ゴティックメード』の永野護監督による舞台挨拶(サプライズゲスト、川村万梨阿、佐々木望)で発表されたのがこれです。
永野護に加え、川村万梨阿、佐々木望がサプライズで登壇!「ゴティックメード」上映会レポートhttps://t.co/TfP7UbSSIo @naganomamoru pic.twitter.com/NnQTZvM632— ニュータイプ編集部/WebNewtype (@antch) November 6, 2017
詩女様の都行きでお披露目
クリス(永野護)が手に持ってる時点で、「おおっ結構デカい!」と思ったり、「これはおいくら万円?」(ヲイ)とかいろいろ頭によぎりましたが、ともかく子どもから老人までだれでもあっという間に組み立てられるそれでいて精密精緻なフィギュアモデルとしてボークス造形村の名うてのGTMガーランドが手がけたモデルとして試作品が出てきたのは、まずは喜ばしい話です。何せ『花の詩女 ゴティックメード』公開時から新しいフィギュアモデルを作る(その頃はプラモデルでもガレージキットでもない新しいモデルと言っていたように記憶しています)開発は公開前から進んでいたことを考えると5年を超え7年近くの歳月を費やされた至高の逸品となったこのカイゼリン。まだまだブラッシュアップがまっているとの事ですが、その姿を見せることもそう遠くはないようです。
そして今月号のニュータイプ12月号でもたっぷり6ページにわたって特集が組まれ、上映に馳せ参じれなかったファンには嬉しいディテールがよく分るアップ写真などは掲載されていました。いやこれだけでも非常に買いなんですが、このほかラインナップされているGTMがツァラトゥストラ・アプターブリンガー・パッツアーカンプフロボーター・インフェルノナパーム(作者公称の略称ZAP)に帝騎マグナパレスが予定とか。えーダッカスは?とかボルドックスはー?ってなる人も多いかとは思いますが、ともかくは納得のラインナップではないでしょうか。
しかもこの作者直々の1Pまるまるの製品化に至る主旨から各部、その他の解説読み応えあります。毎度のお馴染みのクリスが何時もの調子でニヤニヤしてしまいました(笑)その中でもCADはだろうなと思っていましたが(関係ないですが最近のバンダイのガンプラやその他の田宮やハセガワでもCADは大活躍しています。当然精緻なところはそれを使う、そして細部の部分は人の手というのも当然な話です)3Dプリンターかと。目は付けているだろうなと思っていましたが3Dプリンターにもやはり気を配っていたかと。今後のモデル界にも3Dプリンターの波は押し寄せるのは目に見えていますからクリスにしては遅いかなと思うぐらいですが、やはりそれだけカイゼリンの開発は難産で会ったということなのでしょう。
最近のトイ、モデル界に思うところもあった部分もこのカイゼリンの開発の動機の一つよ様でダイキャストカーモデルや超合金、そしてプラモデル、ガレージキットの良い部分を下世話に言えばいいとこどり、さらに言うと、それらを凌駕する(当然それに見合った値段もするけれど)モノを世に問いたいという、まさに永野護プレゼンツなモノになりそうな気がします。とカイゼリンに関してはこのぐらいにして、今月号の雑感いってみましょうか。
アクト4-4『ブラックプリンス』
マウザー教授
近くで小競り合いがあるということでヨーンは何が起こっているかを確認に。そこにジークも同道すると言い出します。ちょっと不穏な空気も感じつつ現場へ到着すると顔を隠した謎の騎士たちとバッハトマの追跡隊が。しかし謎の騎士はどうやら他の目的があって陽動していたようです。でそれに気が付いた男が謎の男ことマウザー教授。流体コートに身を包み、腰を曲げて出てくるあたり、なんかもうこのおっさんって感じですが、その強さは本物。連弾衝撃波(ダムド・ストロークって前はルビがふられていたような)まあ超帝国騎士なので星団歴の剣聖級(ちょっと下?)くらいの力はもっているのはツバンツヒ姐さんでも証明済みですよね。
何かの意図は察知しながらも、月夜の散歩にちょっかいだすあたりは人生ひまつぶしなカリギュラっぽいところが。ボスヤスフォートに近いメンタリティ。いやデコースか。ちなみに今回もまた三木眞一郎氏の声で再生されておりますので、やはり他の方のキャスティングは誰がいいかなとか。ヨーンは最近の声優さんなら櫻井孝宏かなあ…。うーんでもなんかちょっと違うな。アムロやってた頃の古谷徹さんかな。いまも全然大丈夫ですが。ジークは…これも難しいですね。ショウ・ザマの中原茂さんかなっていうあたりあの頃で頭止まっているけど、今の人ならおそ松さんのトッティの人?入野自由くんだったかな…うーん難しいです。マイキャストってのがそれぞれあるでしょうし。あ、ジークはあの恐れ多い方の名前をかつてもっていたので殿下の人というご意見も多そうですね。
超帝国騎士はポリメリゼーションキャスターっていう重合人間、(このポリメリゼーション、初出時、ポリメゼーションだったため誤植ととらえられがちですが重合という意味の英語はpolymerization、リは発音するようなんです。初出が正しいという説もありですがこちらが正しいのではないかとtonbori堂は考えております)なのでマウザー教授も腕をGTM化していましたね。連載中断前とかにちらりと出たときはもっと生体メカっぽかったけど、ここも『花の詩女 ゴティックメード』からのマナーというか作法になった気がします。
ボルテッツ
フリ・エ、ル・ゾラの2人登場しましたがフリ・エは台詞無しでした。フリ・エのイラスト見たときにプラズマを超人ロックよろしく手にある光の剣みたいなのを撃ちだすのかなと思っていたらあれ、ベリンのガードだった2人の杖の代わりのようなものみたいですね。またシールドとかガットブロウ的な使い方もあるのかも?あれの設定が詳しく知りたいところです。特にフリ・エのシーンでは2つに分離してたしエキストラクターみたいなものなのかも?ヨーンが言ってた目の動きでというのは昔白土三平先生の漫画『ワタリ』で離れたところから敵を倒す剣士(忍者)が実はという部分でタネを見破ったのが目の動きというのがありました。サイティング(照準)する時どうしてもそちらを見ますからね。でもフリ・エとル・ゾラはポーカーフェイスっぽいから中々悟らせないでしょうけど。ヨーンとジークという天位級だからこそ僅かな動きで避けていると思われます。
謎の騎士たち。
ジークは連中の仕草に心当たりがあるようで、だからこその離脱をヨーンに言ったのでしょう。最後のコマにリッターピクトに掲載されていたアラン・リー・ファウトゥ(彼女は子どもでの登場が示唆されておりました)だと思われますが暗殺騎士団って…ストレート過ぎる(笑)といいつつも子どもでも手練れなら暗殺者にっていうか、実は子どもを使うっていうのは世界中で問題になってる少年兵や自爆攻撃でもあるんですよね。何せ子どもは純真無垢ってことでノーチェックですから。(恐ろしい)氷グループは三色の娘が連れ出そうとしていたあのグループですね。あの時はノイエシルチス氷グループと言われていましたが、ノイエシルチスでも元老院が指揮できる萌葱グループのような別動班、いわばウェットワーク(汚れ仕事)専門の部隊なんでしょうか。元老院が指揮監督しているノイエシルチスのグループと考えるのが良さそうですね。
アーリィ・ブラスト
本格的にヨーンとジークと相まみえるのは来月になりそうですが月を背に登場とはなんとはなくに白土三平先生の忍者漫画を思い出す構図です。
ファイブスター物語と忍者と白土三平。|Web-tonbori堂アネックス
なんてエントリを立てておりますtonbori堂としてはニヤニヤでございます。腰の後ろに二刀のガットブロウもなんとはなしに変異抜刀霞切りっぽいのがまたよいですね(笑)しかもマウザー教授、勝ち負けどうでもいいからこいつら(ヨーンとジーク)と手合いしてみろみたいなノリってのも面白いですね。現状では強い騎士が2人いてもどうってことはないと思っているところが。そしてそれにのるアーリィもそういう騎士なんでしょうね。そこにアラン・リー率いる氷グループ乱入でしょうから来月も騎士戦が見られるという事になりそうです。
ドクター・ビリジアン
バッハトマの流体コートの製作者はアシリアの考案者でもあるドクター・ビリジアンの手によるもののようです。そしてシン・ファイアとファティマの事も一遍に。この辺り今後に関わりそうです。輪波理論もまだどういうものかは分からないもののそれをもってという話でした。輪波理論はデザインズ1、アリシアの考案者というのはデザインズ4で言及されておりましたが、この辺りは今後もポロポロ話が出てきそうな予感がします。
F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D.|KADOKAWA| |
今月号は10Pでしたが中味も濃いのでネタがいっぱい、そしてカイゼリン特集に歓喜という号でした。来月は対アーリィ戦、どんな戦いになるのか楽しみでしょうがありません。そしてカイゼリンの続報も気になる所ですね。
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