謎のGTM現る!|ニュータイプ2024年10月号連載『ファイブスター物語/F.S.S』考察/備忘録【ネタバレ】-Web-tonbori堂アネックス

謎のGTM現る!|ニュータイプ2024年10月号連載『ファイブスター物語/F.S.S』考察/備忘録【ネタバレ】

2024年9月30日月曜日

FSS manga ROBOT

X f B! P L

 ということで実は前回の感想考察エントリ(リンク先/先のエントリ)のタイトルはアップ前までこれにしていました。とは言えこれってクリフハンガー(来月号への引き)のための最後のコマだし、いくらなんでもエントリタイトルでネタバレするのもなんだかなという事で『戦闘配置』とした訳ですが、急に出てきた新ラインのGTM、欄外の注釈に


『デザインズ7』で予告していた排熱構造がまったく異なる新世代GTMの登場です。連載を再開した2013年から10年後に出そうと思っていましたが、ちょっと遅れました。


とあります。頭部、アイドラフライヤーなどシルエットが骸骨然としたスケルトンな形から重装甲なホウライっぽさを持ちながら骸骨シルエットに装甲を盛ったのとはまた違う、マッシブなシルエットを持つGTMが登場してきた事に星団民も色めきたった人は多いはずです。デザインズ7で予告されていたというのは巻末のあとがきにあるダスニカ関連の話で、そこには5騎のGTMの名前が書かれています。このうちの1騎がもしかすると?という話なんですが正直tonbori堂にはどれも正解だろうし、どれも違うかもという気がしておりまして全く分かりません(ヲイヲイ)とは言えそれらの名前と製造(?)または所有国家から紐解けば何かのヒントがあるかもしれません。という事でその5騎を簡単に挙げておきたいと思います。(つまりいつもの備忘録です)

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コーネラ/ファウスト

 デザインズ7では5つの騎体が新しい新世代のデザイン騎体として名が挙げられています。コーネラの「ファウスト」、ダスニカの「フドー」、フィルモアの「ゴーゴン型GTM」、ヘ・リー聖域の「ゴウドロウビ」、ミノグシアの「アトラ・ポリカード」。まずはコーネラのファウストから考えてみましょう。実は名前だけではありますが既にファウストはデザインズ7で紹介されていて、コーネラのGTM、デモールを基本に「再設計」された騎体とあります。デモールの基本型からどこまで変ってくるかは分かりませんが、この突然現れたGTMにデモールの匂いはあまり感じられません。ということでファウストの線は薄いかなと現状では考えています。ですが、コーネラも一応枢軸の一員なので新型騎のテストで前線に送り込んでいることは十分考えられるかとは思います。


 デモールもマヨール・レーベンハイトのSBBデモール・ゾロが誌面に登場し一般騎のレガータがその後ツバイツバイ(エトラムル搭載型先行量産騎、22騎生産なのでツバイツバイか?)に名称変更され、その後ファティマ搭載型へと変更された騎体がバイブルスと名づけられるということがSBBデモール・ゾロのキャラシートのテキストにありました。その後最初からファティマ搭載型のタンジェリンが生産されコーネラに配備。後にデモール・ファウストが再設計したという事ですが、エトラムル搭載型、ファティマ搭載型の記述は無く、どちらもあるのではないかと推察しています。デモールは星団暦でも永く使われた傑作騎として後々も使われているという設定(MH時代のカンもそうでした)でしたのでファウストは今回の騎体でなくとも今後も登場する機会があると思います。

ダスニカ/フドー(フドウ)

 神聖ダスニカのフドーはボスヤスフォートがペールを使って蒔いた種の一つとしてマウザー教授が設計に関わったとされている新型GTMです。以前にも触れられていたのですがダスニカはディ・ヨーグン連合ともに失われた禁忌である技術で人造騎士を産み出し、超一級とされるダスニカ・ファティマを擁しているため、非常に危険であると思われるのですがその脅威は魔導大戦中では多くの国家に周知されず、底辺国家と考えられているという事が示されています。そのためこれがフドーだとすると初お披露目となる訳ですが実はフドーもコーネラ関係しているんですよね。(マウザー教授の台詞、16巻P1173段目のコマより、コーネラとダスニカはGTMフドーが実働するまで見ないとなという心の声が吹き出し記述あり。)、ただ連載だとフドウだったり表記に揺れが見られるので音として「不動」から来てるのかもしれません。とりあえずはフドーとして話を進めますが、登場した正体不明のゴティックメード、特徴のある目玉が額や胸部についていて、これはやはりシステム・カリギュラを思い出させるものがありますよね。映画『花の詩女 ゴティックメード』でも胸の紋様がスリットになって目玉が覗いていましたが、その系統を思い出させるのです。となればやはりフドーか?という気がしています。ヨーグンとダスニカの神聖連合は現状では枢軸に与していませんがバッハトマとして一部が試験運用として参戦している事は十分に考えられますから。ちなみにシステム・カリギュラの、あのスリットの目玉模様は『ファイブスター物語』では早くから登場している紋様ですし、エルガイムでも同じ意匠が見られます。エジプトの壁画にあるような特徴的な目のデザインですが、正体不明のGTMはもう少し昆虫的な感じがありバーガ・ハリになるまえのMHA・トールや、それこそMHネプチューンの額の目玉を思い出します。

フィルモア/「ゴーゴン型GTM」

 フィルモアのGTMは新型としてドージョージ型がありますけど、ラミアス系統からさらに新世代のラインを持つGTMが登場?するんでしょうか。ただMHの時もサイレンが重装甲のアルカナ・サイレン(積層装甲筋?だったかな、ブレンパワードからのフィードバックで積層金属という構造の新型装甲)で印象がガラリと変ったところを出してきていましたからラミアスからさらに新しいラインを出してくる事はあるかもしれません。ただフィルモアが出てくるよりはここはシステム・カリギュラの出番な感じがありますのでやはりブーレイ傭兵騎士団の出番となり、ならばロウカンのような別騎体?なんてことも(笑)でもフィルモアの線は薄いでしょうね。

へ・リー聖域/「ゴウドロウビ」

 なかなかザンザ・ルブやドグマックなロゴダウの異星人なバッフクラン発音的なGTMです(笑)いやこのネタ、なんか音だけで来たなと。GTMになってボチボチ意味不明な名前のロボット来たなと思ってましたけど、これも何か元ネタはありそうでなさそうでどっちやねんって感じが聖域のGTMっぽいですよね(笑)とまあ冗談はここまでにしてへ・リー聖域は何処にあったとDESIGNSをまた全部読み直す事になってDESIGNS3のキーヤ大陸の地図がありまして(DESIGNS3.P86)そこには怪しげな地域があるが「現在」は関係ないと書かれています。つまりここに来て「関係」が出てきたという事でもありますが、DESIGNS6クロスジャマーでもウモス、ロッゾの枢軸が関係しているので再掲されています。


 DESIGNS6でも謎は明かされていませんがエピソードは用意されているとありますので、もしかするとそのエピソードが!という事もあるかもしれません。とは言え謎過ぎていったい何者がいるのか?何をしているのか。地図上には都市と思しき名前が3つ。DESIGNS6ではユラシティとヘアリオスは白文字なので人が住んでいる可能性があります。それとともにピンクで旧超帝國へ・リーとあるのでアッセルムラトワ・ディスターヴ関係も考えられますがシステム・カリギュラとどう違うのか?ナ・イ・ンとの関係は?という部分も出てきます。何より重産業を担っている星団でも有数の力を持つウモスとロッゾがある大陸のそれなりの領域を占めている訳ですしフィルモアやグレートショルティ連合だって同じ星に存在しているへ・リー聖域はどう認識しているのか?など謎ばかりが先行しますがGTMが予告されているという事はそれなりの力を持っている勢力というのは間違いないでしょう。超帝國とのつながりも考えると他の方の感想を見るとフドーかゴウドロウビではないかという意見が多いようです。

ミノグシア/アトラ・ポリカード

 このアトラは違うのではないかと思われるのですがもちろん斜め上をいくくりす(永野護)の事ですから、へっへーん、こいつはアトラなんでーすとかやりそうです。ただアトラはノイスがミノグシアに帰還してから建造すると思われるのでまだ早いだろうとtonbori堂は考えています。それに一応一コマだけ17巻に登場してるので、今回の謎のGTMとはまた違うんですよね。もちろんそれが全てではないのはFSSあるあるですが、ラーンのGTMであるアトラは違うと思います。

その他

 一番ありそうなのがこんだけ大騒ぎして実はこの5騎以外にも新デザインが待機中という中からかもしれません(笑)ほら、DESIGNS5リッターピクトの時、アマルカルバリ カイリーダウンが出てきて、これも結構ラインがまた違っていましたからね。ちなみにアマルカルバリはキアリ・セトメ博士の手によるもので博士は少ロットの騎体製作を得意とし、関節はほぼボルドックスと同様という記述があるしDESIGNS4のキルリ・セトメはアダマス連合にズダルダをという記述もあります。そのキルリはキアリの孫という話もありました。他にもノイスが製造を手伝っていたドロリーとか、そもそもアウェケンって出てましたっけ?まだカーバーゲンだけだったような。なのでバッハトマの最新型として出てくる可能性もゼロじゃないとは思うのですがまあ本命はフドー、対抗ゴウドロウビが堅いでしょうね。それに立会人というのが気になっているのでここはダスニカ、ヨーグンではないへ・リー聖域の何者かが立会人で、ゴウドロウビで出張ってきたというのに1票を入れたいと思います。

追記2024.10.10謎のGTMの正体は「アグニム」

 ということで謎のGTMの正体は姫沁金剛「アグニム」ブランデンF型でした。MHではフランベルジュ・テンプルという名前でピエロのお面のようなフェイスを持つMHでしたがアシュラ・テンプルの流れを汲むものだという感じがありましたが、アグニムはDESIGNS5リッターピクトにおいて完全新型と言われてたので最後に予防線張ってたこの5騎以外のという。しかも何の因果かアマルカルバリでリッターピクトに触れてたのに(;^ω^)まあそこも『ファイブスター物語/F.S.S』の面白いところという事で(笑)


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