円卓の騎士とクバルカン法国|『ファイブスター物語/F.S.S』考察/備忘録-Web-tonbori堂アネックス

円卓の騎士とクバルカン法国|『ファイブスター物語/F.S.S』考察/備忘録

2024年2月5日月曜日

FSS manga

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 エルダー・オブ・ジャッジメント/円卓の騎士が本編に登場し、その中には髪がメガ盛りの璃里・ニーゼル・ブラウ・フィルモアがいるのは間違いないんですが(正体バレバレと小さく書いてある)、璃里以外に茄里が兜を外しましたが、では他に誰が円卓の騎士としているのかは不明です。

サヤステ家についてルドルフの記述あり。/DESIGNS4覇者の贈り物/tonbori堂蔵書/
サヤステ家についてルドルフの記述あり。/DESIGNS4覇者の贈り物/tonbori堂蔵書/


 今月号で(月刊ニュータイプ2024年.2月号|リンクはAmazon)もジーク登場以外に円卓の騎士がマスクを取ることはありませんでした。先月号でケーニヒはとんでもなく強い騎士が数人いると見抜いていますが、璃里や茄里以外にもそれほどのとなればやはり限られてきます。ちなみにその後の円卓の騎士は枢密院となり騎士以外にも帝国の重要人物が参加しているとも言われていますけど、このナカカラ離宮に来ている円卓の騎士たちは騎士というぐらいだから騎士で占められていると思うので誰がいるのかは気になるところですが今回はその辺りから妄想したフィルモアとクバルカン法国のつながりからの円卓の騎士の予想です。

円卓の騎士旗騎マッハ・シャルトマ

 クバルカン法国が円卓の騎士にいるのではないのかというのは単純にゲートシオンMk4マッハ・シャルトマが円卓の騎士団の旗騎であるというのが大きな理由です。それに今月号でジークの名乗りにあった「ドナウ・ガァ・」から考えてもクバルカンとドナウ帝国の繋がりは深く古いものがあるのは映画『花の詩女 ゴティックメード』でも明らかです。茜の星にやってきたトリハロン殿下に尽き従っているハイランダーの1人ルドルフ・サヤステ。彼はクバルカン法国の騎士であり、そのうえシュペール太閤という地位にある人物です。間違いなく当時のグレート・ショルティの最強騎士であった彼がドナウ帝国の皇帝代理騎士たるハイランダーを務めていた事からも、何かしらの盟約は古くから存在し、ジークが旧帝国の亡霊を召喚と言っていた事からクバルカンもまたこの盟約に沿ってグレート・ショルティの危機存亡には馳せ参じるとしても不思議ではないと思います。


 クバルカン法国はフィルモア分裂前の構成国の一つであり分裂した太陽王国とドナウ帝国が再度連合を組んだ後でも同じくグレート・ショルティ連合の一角として、付かず離れずを保ってきた国家です。もとより騎士団領が中心となって独立した国家のため騎士が中心にいる国家ではありますが強大な力を持つが故にそれを律するのがクバルカンの法であり徳です。そういった成り立ちがある訳ですがルドルフがハイランダーであった頃からの深い付き合いがあるドナウ帝国の流れを組む現フィルモアを成立させたサイレン・グレート1ことトリハロン殿下となんらかの盟約があっても不思議ではなく(当時の首長ともいえる太閤がドナウ帝国の皇帝代理騎士ハイランダーとして茜の星カーマインに随行していたぐらいですから。)その証がクバルカンの筆頭騎士が持つというガット・ブロウ・ラングンではないのかと思うのです。そのためあの中にクバルカンの騎士が居ても不思議ではない訳です。さてその中で誰が円卓の騎士かと言うと、現状で我々がその名を知るクバルカンの騎士は幾人かいる訳ですがその中でもミューズ・ヴァン・レイバック法王、ノンナ・ストラウス法国司法長官、そしてクバルカン筆頭騎士イゾルテ・サヤステこの3人が有力候補と言えるでしょう。中でもルドルフから受け継ぐガットブロウ・ラングンを持ち、破烈の人形のロボータープーラー、イゾルテが円卓の騎士のメンバーではないかと予想しています。それはやはり先にも書いた円卓の騎士団の旗騎がマッハ・シャルトマだからというのが大きいです。同じくゲートシオンMk4リッタージェット/マッハ・シャルトマを駆るノンナでもと思いましたが盟約が筆頭騎士と交わされているのであればやはりここはイゾルテではないかなと考えるのが自然な気がします。

もう一つの剣聖の系譜

  そしてサヤステ家は剣聖を排出している一族です。まだフィルモアが成立していなかった時代、ナイトマスターでありクバルカンの太閤であったサヤステ家。『花の詩女 ゴティックメード』にトリハロン殿下の側近として皇帝代理騎士ハイランダーの一人としてつき従ってきたルドルフ・サヤステ・シュペール太閤はクバルカン法国の重要人物ですが、隣国ドナウ帝国に筆頭騎士でもあり太閤であったルドルフが協力していたのはもちろん、戦力を提供する代わりに自治を認めてもらい、互いの不可侵というのがあったと言われています。(DESIGNS4覇者の贈り物に記述あり。)後にルドルフがクバルカンに戻り血を遺し、やがてはそこにスバースの血が入り、剣聖ヘリデ・サヤステが産まれ剣聖の系譜がここにも継がれていく事になるのは、ここにも純血の血が絡んでくるのか!となりますが、それだけナ・イ・ンの狙った血の継承が星団の遍く人々に拡がる事に合致しているのでしょう。 


 繰り返しになりますが、そんな星団でも指折りの騎士の系譜を持つイゾルデなら円卓の騎士のメンバーでもおかしくないかなと思っているのです。ノンナは確かにミューズを補佐し、クバルカンの表も裏も取り仕切るというイメージがあるので彼女でも問題なさそうな気はするんですが、騎士という繋がりであればトリハロン殿下とルドルフの繋がりを考えればイゾルデが適任な気がするのですよね。もっともその証左はマッハシャルトマのみ。それに現役パリパリでなければ、アルテン・サヤステという線も?さて果たしてクバルカンの騎士は円卓にいるのか?他の円卓の騎士はいったい何時明かされるのか?今月号(月刊ニュータイプ2024年3月号)なのか?それともDESIGNS7?はたまた18巻?公式のアナウンスを待ちたいと思います。

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