ゆく年2023。何を観た?何を読んだ?|tonbori堂四方山話-Web-tonbori堂アネックス

ゆく年2023。何を観た?何を読んだ?|tonbori堂四方山話

2023年12月31日日曜日

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 ということで年末恒例の今年振り返り企画なんですが…、なんと中の人ことtonbori堂、インフルエンザに罹患していまいました。28日仕事納め帰りぐらいから調子が悪く、翌日まだやっている病院に発熱外来を予約。検査の結果インフルエンザとの診断で薬を貰って、やっと昨日はX(旧Twitter)のタイムラインに復帰できるくらいに。そして今日は熱も平熱となりましてとりあえずタイピングしているという次第です。

 そんなわけで下書き無しの一本勝負は毎度のお約束ではありますがそれでも大体の構成を考えてからかかるんですが何にも考えておりません。なのでとっちらかっているかと思いますが何卒ご容赦を。年頭の「2024何を観る?何を読む?」は3日以降のアップとなります。それまでに体力を戻さないと、言ってる間に1/9ですからね(月刊ニュータイプ発売)ということで早速行ってみましょう。

2023観た映画。

 2023に観た映画は全部で18本。そのうちMCU映画は3本。まあこれについては後で。で今年は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に始まり、『ゴジラ-1.0』で終わったなという印象です。なんだかんだでダントツなのは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でこれはNetflixで配信中です。マルチバースを舞台背景に親子と夫婦とジェンダーと人種まで描いた作品で、小難しいのかと思えばいえいえアクションもありサスペンスもあり、人情まで盛り込んだ盛りだくさんな映画です。とにかく一度は観て欲しい映画ですね。主演のミシェール・ヨーは本当にいい女優さんになったし、こうまで国際的に認知度が高まるとは、ジャッキー・チェンの相手役やミシェール・キング名義で香港で活躍していた頃を知っている人としては感慨深いものがあります。でも今年観た映画というのを調べたら今年でびっくりしました。体感的には一昨年な感じだったので。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス/スクリーン入り口にて
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス/スクリーン入り口にて

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 それと邦画では『ゴジラ-1.0』が11月に公開。『シン・ゴジラ』から7年を経て国産ゴジラが再びスクリーンに戻ってきたのは良かったですね。こちらはVFXが凄かった。VFXの第1人者と言われる山崎監督といってもいいんじゃないかと。迫力も細かさも全てにおいて満点ではありましたが、ストーリーに関しては若干思うところもありました。それでも新作ゴジラがちゃんとまた日本で作れたのは良かった。後はそれに続く者がいるのか?それとも山崎貴監督がさらなるゴジラを撮るのか?(インタビュー記事などではその気は有りそうです。)楽しみな話です。

ゴジラ-1.0/IMAXポスター
ゴジラ-1.0/IMAXポスター

※今こそ原点と見比べるのも。-1.0もモノクロ版が公開されるので。

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 そして『世界の終わりから』、『CASSHERN』の紀里谷和明の最後の映画と言われている今作、監督のメッセージが刺さる作品となっていました。建付けはSF映画なんだけどもメッセージ&概念映画でしたね。これは押井監督の映画にも似た手触りのある作品なのでもう少し広まってもいいかなと思っているのですが…如何せんこれも円盤化はされないとかで非常にもったいないなと思うので良ければドリパスで応援よろしくお願いします。

世界の終わりから/劇場宣伝用立て看板より
世界の終わりから/劇場宣伝用立て看板より
[映画]世界の終わりからを映画館で上映しよう! | ドリパス


MCUについて

 これについては『シークレット・インベージョン』の後に書いたエントリに書いた事が全てなんですが、先ごろ、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のカーン役ジョナサン・メジャース(『ロキ』でも同役を務めています)が裁判でDVの罪で有罪の判決となり、ディズニー(マーベル)の契約が解除されました。もとから逆風が吹いていましたがこれは手痛いことになりそうです。暴力を振るった事は許しがたいことではありますが彼の演技力の高さは万人が認めるところ。とは言え断は下ったのでこれはもう致し方ありません。スタジオ側はカーンを外して別ヴィランを立てることも検討しているそうです。


 で、まだ『マーベルズ』や『ロキ』シーズン2の事も書いてないんですけれど、これらの作品は悪くなかったです。特に『ロキ』シーズン2はよく出来ていたし、ただ『マーベルズ』は公開の遅れの煽りを完全に喰った感じとスーパーヒーロー映画疲れ的な風潮をあいまって成績も残念な事になってしまいました。『マーベルズ』はチームアップ映画としては楽しいんですけど、色々問題があったんですよね。そこが一番引っかかるところで今この時代にそぐわない感じが強いのです。キャロル、モニカ、カマラの3人はまたチームアップしてほしいのでこのままで終わって欲しくないですね。

マーベルズ/スクリーン入り口にて
マーベルズ/スクリーン入り口にて


 MCUは来年も試行錯誤が続くのでは?と観ていますが再編のため映画は1本のみ(『デッドプール3』)でドラマシリーズ、『エコー』が年明けに一挙配信。アガサを主人公にしたドラマシリーズは秋ごろ?それと年末にニュースになったワカンダを舞台にしたアニメシリーズとスパイダーマン・フレッシュマンイヤーがタイトル変更されたユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン、それとX-MENのアニメシリーズが予定されていると聞きます。どちらにしても映画は1本のみなのでこの間にどれだけ再編されるか?気になるところです。それととも来年はソニースパイダーバースの方が立て続けに公開されるのでそちらの動きも注視していきたいと思います。

2023年読んだ本

 今年買った本で面白かったのは映画ライターの宇野惟正さんの著作『ハリウッド映画の終焉』でしょうか。宇野さんの書いたものはよくネットで目にしていたのですが今回初めて著作を購入して読んだのです。それはポッドキャストやネットでの文章で言い方きついなと思いつつもその視線の置き方は信頼できるなと思ったので現在のハリウッド映画の立ち位置がよく分る解説本でありつつ16本の作品の観どころとその作品のハリウッドでの立ち位置が明らかになっていく面白い本でした。ちょうどハリウッドのストに入り、これは読んでおかなくてはと宇野さんの着眼点に注目していたので読むと大正解でしたね。鋭い分析でした。これが今年一番読んだ本でしょうか。おすすめです。

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ハリウッド映画の終焉/表紙スクリーンショット
ハリウッド映画の終焉/表紙スクリーンショット


2024は?

 別エントリ立てるので(3日ごろ予定?)その後『マーベルズ』のエントリや『ロキ』の事。『WHAT IF...?』シーズン2の事を書かないといけませんね。もちろん『エコー』も書くことになりますが、それだけではなく『ファイブスター物語』も円卓の騎士の事や2月のDESIGNSの事などいろいろと目白押しです。その辺りどこまで追っかけていけるか?楽しみはまだまだ尽きません。ということで本年も当ブログをご覧いただきありがとうございます。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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