バランシェ・ファティマは超ド級や別格ファティマが何人かいるんですが、今回は前回までの星間ネットワークジャックにおけるバランシェ/バランス・ファティマ・リレーにおいてアマテラスが言ったこの世にいない4人のバランシェ/バランス・ファティマについて、今月号で明らかになった事を併せて考察してみたいと思います。
単行本第17巻のカバーの2人のファティマ/KADOKAWA刊/©EDIT 永野護 |
星団ネットワークジャックのバランシェ/バランス・ファティマによる星間リレーの最後ラキシスとアマテラスによる最後の仕上げでアマテラスが言った「この世にいない4人のバランス家のファティマ」というのが誰なのか?2人は月刊ニュータイプ2023年3月号の連載扉『がんばれエストちゃん』でクリス(永野護)が語ったインタシティとフォーカスライトで言うことが明言されました。そしてバランシェの延命用スペアボディはそれにカウントされないという事で残り2人は誰だったのか?tonbori堂の予想ではその時点では登場していないドラアンデアスティルーテと休眠中のクローソーかもしれない?またはごめんなさい3人でしたという大ポカオチかと思っていましたがドラアンデアスティルーテは存命ながらも既に「この世界」にはいないラインを越えたあちら側のような世界に居り、そしてもう一人はまさかの令令謝ではないかという示唆が。まず謎の生命体とドラアンデスティルーテの会話で令令謝が既にこの世にいないという事が示され令令謝の娘であるFネーム・ファティマ零零が「今も星団にいる」という驚愕の事実が語られました。しかし最初にドラアンデスティルーテがバランシェ・ファティマたちによる星団リレーの件を令令謝から受け取ったという事と矛盾が生じてきます。それについてはザ・インタシティのように残留思念のようなものが残っており、零零がそれを引き継いでいる…ちょっと苦しいかもしれませんがそんなことを思いました。
零零がこの星団暦にいるのは先先(マータ・マータ)のザ・ウィル・スペンサードによってこの時間軸にやってきたんでしょう。それについては単行本第16巻のスリーブノートにそれらしき記述があります。そこでまた矛盾が生じてきます。Fネーム・ファティマはアマテラスがザ・ウィルで惑星フォーチュンに連れていったファティマから生まれたという記述。数式生命体がどのようにして誕生するのかはさっぱり想像出来ないんですがそれにしても「アマテラスが惑星フォーチュンに連れていったファティマ」から生まれているのなら令令謝はフォーチュンに行って零零が産まれたのは無いのか?ってなるのはもうこれ、『アベンジャーズ:エンドゲーム』なみに時間泥棒作戦でもしないと無理でしょって話になるんですがそこでザ・ウィル・スペンサードがって話になってくるんでしょうか。実際ヴィクトリーもアスタローテ改めレディ・スペクターも星団暦3000年代来ちゃってますからね。この辺りは本編ではスタント遊星攻防戦の話になるかと思われるので、はっきりしてくるのはアドラー侵攻の後の話になるかと思います。
ドラアンデアスティルーテとトワイス・カテリ
ドラアンデアスティルーテのマスターはトワイス・カテリというのはDESIGNS2のバランシェ・ファティマ全プロフィールにて記述があったんですが、最新ではカテリ枢機卿はクバルカンの「人形使い(ロボーター・プーラー)」として静のマスターとなりスタント遊星攻防戦に参加とあります。その際、静に敬語で話すというトワイス・カテリは明らかに扉のプロフィールと関係者のテキストからドラアンデアスティルーテと話しているあの異形の者なんでしょうけど、一体あの異形の者は何者なのか?肩に入った破烈の人形の「踊る人形」マークとシルバーナイトのマーク。青印と呼ばれるブルーパネル、緑台グリーンシールド、灰群グレーポジションというものの上位に存在するドラアンデアスティルーテ、雪弁ホワイトテンパラーという存在は惑星ジャグジャリグリ・トウオに存在する何かしらの生命体なのか?以前にスタント遊星自体がモイキュードの船という話も出ていましたが、炎の女皇帝ナ・イ・ンが星(シング)とともに向かい、システム・カリギュラの本拠地が置かれ、ヴィーキュルたちが侵攻してきた謎多き星のさらに謎多き不定出現太陽系バスターの惑星にいるドラアンデアスティルーテはフローレス・ファティマでBF-24(f)のナンバーとともにセンチュリーの2つ名を持ち、スピリッターという別名とともにGjaGoruXL(クージャ・テンパラー)という名前もあります。このクージャ・テンパラーもホワイトテンパラーに関係しているのか?という疑問もあるけれどドラアンデアスティルーテと喋っている異形が何らかの形でトワイスの姿を借り星団にやってくるのであれば(扉のキャラシートと説明テキストからはそうとしか思えない。)そこにドラアンデアスティルーテの意思も働いているのかという部分が気になりますね。
トワイス・カテリ本人は詩女ナージュク・カテリの調査の時に行方不明にという事ですがその時にまだファティマでなくシンファイアが制御しており破烈の人形のシンファイアには奇妙な制御記録が残っていたとか。つまり一度、破烈の人形はカテリとともに何らかの形で戦ったと思われるんですが、その時に彼女は命を落としたのか?それとも実はあの異形はカテリ本人が何かと融合したのか?そしてドラアンデアスティルーテは何故かカイエンと超ド級ファティマが詩女ジキジティによる2度目の調査の時に座標の事を口にしてバランシェが詩女に預けたという経緯も気になります。ドラアンデアスティルーテに、どんな事をバランシェがしていたのか?いやそうでなくても何かドラアンデアスティルーテには最初の経緯の因子が必要のはずでその辺りも気になるところです。それもまずはトラフィックス4の終了後に描かれるであろうスタント遊星攻防戦のエピソードで明らかになるとは思うんですが。まだまだ秘密を明かしておいて謎を残すFSSのエピローグという感じでしたね
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お久しぶりです。
返信削除あの「超ド級ファティマ」の件なんですが…あれって本当に令令謝なんでしょうか?
カイエンと同行した子はクリスタルが1つだったけど、「今の星団」にいる子は2つですよね。
もしかするとバスターから戻ってくる時点で入れ替わった可能性があるのでは、と思います。
Xross Jammerの彼女の設定文にもやたら「秘密」とか「変わった」とか「謎」とか書いてありましたよね。「本当の名前」とかも言っていますし。零零にも「超ド級」と「BF-18] がついていますし。
あの「ぴっぴきぴ~演算」のことをヒュートランが知っているのは、「あなた、姉さまじゃなくて姪の零零ちゃんだよね?」ということを彼女だけが知っているとか。
「この世にいない」4人のなか、令令謝もいるかもしれません。
カンさん。お久しぶりです。現在零零が令令謝として星団にいるというのは間違っていないと思います。そしてバスターで破烈の人形でヴィーキュルの魔王クラスを撃退した時に何らかの形でこの世にいなくなったと思うのですが、そうなるとFネーム・ファティマはファティマから産まれたという事にならなくなってくる?というのが気になるのです。最もマータ・マータのウィル・スペンサードでタイムトラベル出来るのでパラドックスを乗り越えていくのかなとは思っています。
削除そのFネームファティマの生まれ方なんですけど、もう「母体から生まれる」方式ではなくなっているのでは、と思います。
削除カレンが「成体のまま出現」する形でうまれるように、Fネーム達も数式生命体として「母と母の記憶」から形成されて出現した、というのはどうでしょうか。
零零と令令謝が酷似しているのも、代役を務めるためもあるが他の情報を受け入れる間もなかったので、殆ど母の情報だけでうまれた彼女は母と瓜二つになった…かもですね。
しかしXross Jammerの零零が1つのクリスタル…ってのが気になりますけど、もしかすると令令謝は「死者の世界」である星にいるから「今は亡き」と言っているかも…だからあれは娘と入れ替わって星に行った令令謝…とも思ってみたりしました。(笑
カンさん、なるほどそれはあり得ますね。数式生命体というのが未だ実像を掴みあぐねているんですが「出現」ならばその推論は良いように思います。令令謝が別の次元にというのも考えられるので(バスター自体が不定出現なので)今後の展開を注視したいですね。
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