M.C.Uファンの皆様はもう観ましたか?ディズニープラスで独占配信中のマーベル・スタジオ初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?/What If…?』。先ごろ(2021年10月6日)に最終回を迎えたんですがいやこれはなかなか凄い着地を見せました。全てではないですがボイスキャストもオリジナルキャストで臨んでくるというのもマーベル・スタジオの本気が伺えます。ディズニープラスでの次のM.C.U作品の配信が2021年11月後半の『ホークアイ』というので少しだけ時間が空きますが『ホワット・イフ…?/What If…?』はその間何度も観返しても面白い作品だと思います。当然この後実写作品へのクロスオーバーも期待したいところではあるんですが(基本的にこのマルチバース展開はM.C.U正史の中であるという話もあるので)ともかく「もしも〇〇〇になってしまったら?」で紡がれる8つの物語が最後のエピソードに集約する様はもう一つの「アッセンブル」でした。(正確には9つのエピソードが最後に集約される感じだったんですがそれは後で書きます。)ということで第1話から感想と気になるところと行ってみたいと思います。但し全部で9話あるので今回は2話ずつ最終回は8話と一緒に4本のエントリをアップしたいと思います。ひさびさに毎日連続エントリアップ。お付き合いのほどを。まずは第1話から行きましょうか。
※本編内容に触れておりますのでネタバレ注意とさせて頂きます。
マーベル・スタジオ『ホワット・イフ…?』 | 予告編 | Disney+(ディズニープラス)|ディズニープラス|YouTube
「もしも...キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?」
第1話は『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』でスティーブに超人血清が打たれようとする瞬間、映画では上部のビジタールームに上がって将軍と見守っていたペギーが上に上がらずその場に残っていた事から起こる分岐を描いていました。ヒドラの工作員を見つけたペギー。その工作員はそれを察知してスティーブがカプセルに入る前に爆弾を起動。スティーブは負傷しています。このままだと実験は失敗するとなった時にペギーは超人血清を拾い上げ自らがそのカプセルに入りエージェント・カーターからキャプテン・カーターへと生まれ変わりました。
そこから世界は違った方向へどんどん進みだしバッキーはウィンターソルジャーにならずスティーブは超人兵士にはなれなかったけれどハワード・スタークの協力でヒドラ・ストンパー(外観はトニーが製作したアイアンマンMk1に似ているけれど一回り大きい。)のパイロットとしてペギーを助けます。ヒドラのレッドスカルは四次元キューブで異世界から大いなる力を呼び込もうとしてタコのような触手を伸ばす化け物が出現、一説には原典コミックスに登場するシュマゴラスでは?と言われていますがエージェント・オブ・シールドにも出てきたヒドラのマークの元になっているインヒューマンの中でも初期に産み出されたハイヴではないかとも。どちらにしても魔物として大いなる力を持つモノを押しとどめるためペギーは次元の向うへいってしまったというのが第1話のストーリーでした。
ドイツへの潜入や列車への潜入などヘイリー・アトウェルが声をあてているのもあってこれこのまま実写でやってほしいなと思う出来上がり。30分というタイトな時間ですがCAファースト・アベンジャーのエッセンスをしっかり取り入れつつも『ホワット・イフ…?/What If…?』もしも?というエクスキューズを問いかける内容になっています。またスティーブが乗るヒドラ・ストンパーも面白い。でもちょっと思ったんですけど動力源が四次元キューブというかなり危ない代物。トニーもマインドストーンをつかってウルトロンからのヴィジョンを間接的に産み出しましたがヤバいものに手を出すのは血がなせる技なのか(^^;
「もしも...ティ・チャラがスター・ロードになったら?」
第2話もこれまたそうきたか!っていうストーリー。しかもこれ映画並みのボリューム感のある話をめちゃくちゃコンパクトに収めた30分でこれも実写で観たかった。それはもうかなわぬ話なんですが…。それでも神聖時間軸での子ども時代のティ・チャラが好奇心旺盛で外への冒険もしていたのかなと思うとなかなかほっこりします。またラヴェジャーズでもクラグリンとテイザーフェイスがやらかしたり、成人したティ・チャラがスター・ロードを名乗り文字通り知られた存在になってるのさすが宇宙に出ても陛下、有能すぎる!ってなりますよね。おまけにヨンドゥともいい関係を結べているの人間力高すぎでしょと(笑)またコラスの性格がめちゃくちゃ軽くなってるし(単純にスターロードのファンだったからかもしれないけれど)サノスが陛下に説得されて指パッチン計画(インフニティ・ストーン集め)を止めてたとかネビュラが峰不二子化してたとか見どころ満載過ぎて😍
おかげで本来の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でのヴィランであったロナンが出てこないのは残念でしたけどその分タニリーア・ティヴァン / コレクターがめちゃくちゃラスボス感だしてたり、ハワード・ザ・ダックが存在感を発揮したり(彼もそろそろ本編実写にメインとして登場してもいい頃かも。まあ一度は登場してはいるんですが。)そしてヒーローサイドになったサノスも思わぬ見せ場があったりとこれは本編を見ているからこそ楽しめる「ホワット・イフ…?」(もしも?)でした。それはキャプテン・カーターもそうなんですが特にティ・チャラの声をチャドウィック・ボーズマンが担当している事も大きいかもしれません。
マクガフィンでもある『エンバーズ・オブ・ジェネシス』もまた面白い代物ではあるんですがこの後これを使う話はM.C.U本編(映画)にあるのかな?そこは今後の展開次第ではありますが名前だけは覚えておきたい物ですね。痛く中二病マインドを刺激する名称です(笑)
ちなみにこの第2話のボイスキャストは主要キャストがオリジナルメンバーなのです。第1話ではスティーブの声は別の方だったので、これは凄いなと思いました。(それでも変わった方でも全然違和感がないというか、ちなみに日本語吹き替えもほぼオリジナルでしたが第1話ではフューリーの声とホークアイの声が別の方でした。このボイスキャストの事は次回にもう一度考えてみたいと思います。)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で描かれる家族の話やホーム(故郷)などもしっかり入っているし『ブラックパンサー』ではないけれどワカンダへのリスペクトもある凄いストーリー、『ホワット・イフ…?/What If…?』の中でもtonbori堂が一番好きなエピソードです。特に家族、ファミリーの話は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督の得意とするベースストーリーなんですがこのエピソードではティ・チャラの故郷ワカンダの家族。そしてヨンドゥとラヴェジャー、そしてサノスとネビュラも対比させていくという短い間にもしっかりと織り込んでいく様は本当にグッと来る展開です。是非とも観て欲しいエピソードです。
今回はここまで
明日は第3話と第4話の感想と考察をアップしますがこれまた『ホワット・イフ…?/WHAT IF…?』らしいエピソード。もしもアベンジャーズが結成される前にヒーローが?というかなり恐ろしいエピソード。続く第4話は『ホワット・イフ…?/WHAT IF…?』の中でも悲しいお話でかつ最終回までにつながる重要なエピソードとなっていますし、その後のM.C.Uにも影響を与えそうなお話です。外せない(といっても全話外せないんですけれどね)ストーリーです。ではまた次のエントリまでお楽しみに。
※Vol.2アップしました。マルチバースの扉は開かれたVol.2(リンク)
※MARVEL マーベルレジェンドシリーズ What If…? ティ・チャラ・スター・ロード 6インチ アクションフィギュア F0329 正規品 ビルド・ア・フィギュア・パーツ付き/Amazon
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