「ミラージュ騎士3062-3070appendix&黒騎士ヨーン・バインツェル?」|ファイブスター物語/FSS/月刊NT2021.2月号&1月号連載/考察|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

「ミラージュ騎士3062-3070appendix&黒騎士ヨーン・バインツェル?」|ファイブスター物語/FSS/月刊NT2021.2月号&1月号連載/考察|【ネタバレ注意!】

2021年1月24日日曜日

book FSS manga

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 今回月刊ニュータイプ2021.1月号の扉の表について、またこの話をやるのはレフトの7番「可哀想な子」の正体が今月号(2021.2月号)で明かされたこと。そして扉のテキストでライトの6番が「天照家と所縁がない」ことが明言されたことで前回7番はすっかり忘れて(実は読んだときには多分彼女ではないかと思ったものの他のネタに気を取られすっかり書くのを忘れていた)た事。そして6番はちゃあことワスチャ・コ―ダンテではないかと記したけれどにわかにフィルモア王家関係者ではないかとなった事でこの部分を中心に追記しようかと思ったのですが、分量が増えそうなのでアペンドディスク(付録)として別エントリで立てることにしました。

※ということで本エントリは月刊ニュータイプ(NT)2021.2月号連載ファイブスター物語/FSSの内容を元にしておりますので【ネタバレ注意!】とさせていただきます。何卒よしなに😌

月刊ニュータイプ2021.2月号|KADOKAWA刊
月刊ニュータイプ2021.2月号|KADOKAWA刊

20210415追記:タイトルと冒頭の部分だけ少し追記修正をしております。内容自体には変更はありません。

右翼大隊No.6

 先月号の扉の表で間違いがありマグナパレスのキャラシートの右下に訂正が載っていましたが、内容はライト23番キュキィのローゼンメイデンはローゼンクロイツの間違いという事に引き続きライト6番にも言及があり、唯一例外でミラージュ・ガットブロウを持つの前に「天照家と全く関係のない人物だが」が入るとありました。それまでミラージュ騎士ではないのにミラージュ・ガットブロウを持つと言えばtonbori堂はワスチャこと、ちゃあしかいないと思っていたんですが(実際Twitter上で交わされる星団民のやりとりもそういうものがありました)「天照家と全く関係のない」となればコ―ダンテ家の跡取りであるちゃあではない訳でして(彼女は天照家と縁戚関係にあり王位継承権も有している)、しかもカラミティのハロルドラント、ハイランダー・シャンディ・マーカスのマーカス家直系(母方)となれば…クリスティン・Vか?という話が浮上してきています。V家はメロウラとともにトリハロン殿下の2つの大国をまとめた重合帝国フィルモア誕生時にマーカス家の分家としてやってきたことが本編の元老院の悪巧みの時に語られていますし、戦国時代ならではといえばやがて滅ぼすことになるフィルモアのハイランダー(皇帝代理騎士)へのミラージュ・ガットブロウを渡すというのは相当なイベントになると思われます。


 でも母方?ってなるとあれ?ってなるんですよね。V家自体がそもそもマーカス家の分家なんでそのまま受け取っていいのだろうかと。それにマーカス家はそのまま存続しているしブラウ・フィルモア騎士団にメリー・マーカスという人物が出ていました。じゃあそのメリーさんなのか?まぁめちゃくちゃ意外性を突いてくる感じでそれもあるかもと思いますが、そこでtonbori堂はある人を思い出したのです。エルラド・フィルモア家付きの従騎士の家柄の少女がいましたよね。そうニオ・ハスラーって線は無いでしょうか。確かにハイランダー・クリスティンが実は血十字架ガット・ブロウを持つミラージュ騎士ってのはとんでもない斜め上展開で、常に意表を突くクリス(永野護)のやりそうなこと(ヲイヲイ)ではあるんですがわざわざ表(訂正で今月に入っていたんですが)で天照家と無関係でハロルドラント・マーカス家(母方が)直系ってクリスティンへのミスリードじゃないか?って思ったんですよね(笑)とは言え案外そのままその通りでも普通なんですがそうなるとクリスティンの道はどこまで茨の道なんだろうとも思ってしまう訳です。


 だからと言ってニオってのは突飛すぎるでしょうか?確かにtonbori堂が直感的にそう思っただけで根拠が薄いのもまた事実。実際ニオの説明って簡潔なものでエラルド・フィルモア王家の警護騎士の家であるというぐらいで。(リッターピクトより)もう少し詳しく書いていないかとDESIGNS(デザインズ)3にあたってみるとブラウの名を冠している事と代々フィルモアの軍事担当王家であるという説明。そして強力極まりない騎士の血を受け継いでいるという一文。これはひょっとすると…。


 あとですね、別に女性ではないかもしれません。そこでもう一人挙げておきたいのがイアン・ケーニヒって全員フィルモアでまとめていますけどケーニヒってそれほど詳しくバックグラウンド語られていませんからね。分かっているのはハイドパイパー傭兵騎士団のエースで博士号を持ち、元ノイエシルチスの騎士でありバーバリュース・Vのおかげでハイドパイパー壊滅後シルチスに復帰しアルカナナイトに抜擢されたというぐらいしか…。それにちゃあに引っ張られて女性と思っているといや男性ですってのは十分あり得ますよね…。いったいライトの6番は誰なのか?今後の展開が楽しみです。

左翼大隊No.7

 左翼の7番は「可哀想な子」ってことで実はそうじゃないかと思いつつ前回はスルーしていた、やっぱりバッハトマのアーリィ・ブラストでした。でもほら他にも「可哀想な子」枠いるじゃないですか、バキン・ラカンのお嬢様やコーラスの姫様とか(^^;とはいえお二方ともにそれなりに看板背負っている訳でして、そもそもが家柄が名家、王家だし、今後大侵攻にも絡んでくるだろうと思われるディ・ヨーグンに近い名前のボー・ヨーグン群国の奴隷民出身というので多分彼女ではなかろうかとは思っていたんです。でも言及し忘れていましたね。また奴隷民というのは少々衝撃的ですがそういうヒエラルキーがあるのもジョーカー星団。現に今のカーマントーでのエピソードでも難民を労働力として攫って来るというのは完全に中世の奴隷制のような話です。でも「騎士」の力を持って生まれればもうそれは別の人生が待っているというのはヨーンのエピソードでも明らかです。彼もまた平民の子でありながら騎士の力を持ってしまったのでそれまでの世界では居場所が無くなってしまった。そしてカステポーで成り上がろう?というか大志を抱いて出てきた訳だけど、バーシャと出会ってしまった事からいろいろ流転の人生が始まったという訳です。


 平民や下層階級の子どもが騎士の力が発現したらどうなるというのはヨーンとハイトぐらいしか描写が無いのでその辺り「カムイ外伝」的にアララギ・ハイトの騎士警察時代の話とかで少し見たいなとは思います。あ、ワックス・トラックスに集まる騎士たちとかのエピソードとか。トラフィックスはそういうエピソードの集合体かなと思っていたけど必ずしもそうなっていなくて気が付くとやっぱり物語に深く関わる人達の紹介編になっている感じだったのでそいいう市井の騎士ってのはどのようなものなのかは気になっているところですと、これは脱線しました。(でもデコースも出自がその辺りのような感じもありますよね。バッハトマの騎士団の面子にも言えることですが)


 そんなアーリィなんですが扉の表では「洗脳」とか物騒な事が書いてありましたけど実際のところミラージュで洗脳ってそっちのではない気もするし(^^;そもそもヨーンにぞっこんLOVE(古いかな)だからマインドセット的にバッハトマからミラージュってのはありそうだけど…そうなると「可哀想な子」が別の意味に効いてきそうなんですよね。というのはジークの嫁問題です。tonbori堂としてはジークの嫁はちゃあ推しなんですがDESIGNSもろもろを考えるとちゃあはヨーンと一緒になりそうで、それが大勢ではないでしょうか。そしてアーリィのミラージュ入りはそれを強固にする感じになりそうなんですよね。


 つまり、ちゃあはやっぱりヨーンと一緒になる。そしてジークは…アーリィと一緒になるというシナリオです。驚くべき人物を妻とするとなればアーリィ、十分に驚くべき人物だと思うんですよね。実際アーリィの名前がその後のミラージュで見られないってのも。但しその場合、どういう経緯で退団もしくは勅命?としてなのか、とにかくどういう経緯でジークの嫁になるのかというのは分らないですが。めちゃくちゃとんでもないウルトラCになりそうだけどそういう線も有り得るかとちょっと思っています。なにせ作者のクリスは読者を驚かすことにかけては超一流ですからね(笑)

さらにおまけ、黒騎士の行方

 ヨーンの話が出たのでついでに彼の勅命について。アマテラスの勅命ってもしかして4代目黒騎士、バントライン・ゴールとしてという話が浮上しています。まあゼロではないけれどエストは大侵攻開始時にはミラージュとしてZ.A.PやJ型駆逐兵器のAFとして参戦し、その後A.K.Dを離れ3199のボォス侵攻の頃にゴールを4代目としてパートナーとなったはず。(DESIGNS(デザインズ)2より)それとパルスエットも関係する話ではあるんですがDESIGNS2はパルスエットは「44分間の奇跡」やカリギュラの台頭(といってもマウザーとツバンツヒ姐さんはミラージュ入りしてますが)そして魔導大戦のもう一つのピークも絡んでくるとか。騎士としてガットブロウを持ちGTMを駆る事になるという、選ばないと決めた道をどうして選ぶのか?そして勅命とはというのに確かにヨーンとデコースの因縁を思い浮かべればそれは4代目黒騎士は確かにヨーンかもしれません。そして5代目グラードとはまた間が開くというのも彼が黒騎士であった後エストがまたラーン預かりになるということでこれはこれで説得力はある話です。


 しかしヨーンの入団は3069(DESIGNS(デザインズ)4より)すぐに勅命を受けるとなると、これは黒騎士ではなくボォスへ永く駐留するというかミラージュの身分を隠してラーンを監視する(守護する)騎士になるのではないかという線もあるかもしれません。ただその後紆余曲折の末バントライン・ゴールになるという線もあるかもしれませんが。(彼の黒騎士就任の話は緊急事態宣言中のDESIGNS【NT21’7月号)】でのキャラシートの服装を見るとどうしてもそうですよねとならざるを得ない感じです。)彼の受ける勅命もまた魔導大戦の終結と大侵攻に関わるものなのはありそうなんですよね。こちらも引き続き注視したいと思います。

※ヨーンの黒騎士についての根拠について追記しています。(アンダーライン入れています)2021.1.30

※ファイブスター物語/F.S.S「DESIGNS(デザインズ)1 EASTER;A.K.D」DESIGNS1~3はGTMではなくMH時代のF.S.Sのデザイン集ですが基本設定(勢力図、地図、関係性、キャラクターデザイン)は生きているものも多く物語のベーシックな部分をおさらいするにはおすすめです。

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