『運命の糸車』｜ファイブスター物語/FSS/第6話時の詩女/アクト4-4「カーマントーの灯火」 月刊NT2021.1月号連載：感想/考察｜【ネタバレ注意！】

　さて今年もあと僅か。しかし雑誌は何時も年末が「新年号」（多分商習慣として1月はお休みなのでそういう事になっていたんでしょうが正月に発行される2月号に「新春2月号」と銘打って出しているのを見ると…うーんってなりますね…閑話休題。

月刊ニュータイプ2021.1月号/KADOKAWA刊（リンクはAmazon）

　なので今年最後の月刊ニュータイプ連載『ファイブスター物語（ストーリーズ）FSS』の感想、考察？みたいなものもこれが最後。今年も皆様お付き合いいただきありがとうございましたと先にお礼を申し述べておきます。でも今月号、いきなり表だしてきましたね。クリス（永野護）もややこしくなってきたのかな？エフィーとボーってツバンツヒ直下のカリギュラの部下ではあるんですがミラージュ騎士になるんだろうとまだ登場していないあの人だろうか？それともという推理もあるんですが今回新たな右翼、左翼のメンバー表が出てきました。また物語もベラの近況（としてミノグシアの内情説明）からマグダルの置かれた過酷な状況。そしてとうとうあの人物が（既に登場していますけれどまだ制御出来ていない頃の）物語に本格的に関わろうとしてきました。ということで気になるところいってみましょう。※毎度のことながら月刊ニュータイプ（NT）2021.1月号掲載ファイブスター物語/FSS連載内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

ミラージュ/ライト&レフト

　扉は表です。ミラージュの星団暦3062～3070年までの全メンバー表。現在地、動向と出生・経歴のおまけつき。これは多分出生関係が物語で触れられる（台詞のみか画付きかは不明なれど）あるってことなんでしょうね。でこっからは気になる部分を箇条書きしてみます。

• 薔薇の剣聖マドラ・モイライ　後、剣聖ヴェイデリって？なんざんしょ？というかマドラって魔導大戦後の去就とかどこまで設定されているのかっていうのが不明だったんですけどヴェイデリって名前は…？謎が増えました。

• アイシャ　従帝という称号を受けたようで現在はナンバーとしては欠番になっているようですね。

• ６番　…誰？いやこれまだDESIGNSとかひっくり返して読んでいないからこれらも含めて再考察します。でもハロルドラント、マーカス家の直系血統って…？

• ミス・宇宙軍　もともと忍者なのは分かったけど暗殺任務で忍んできてたのか！でもパイソンもシャフトもそうだもんな。でも右翼なのはログナーの部下から宇宙軍に在籍してとかそういう緩い事情で？

• カイダ　ヌーソードの後の師範ってことでしょうか。

• 22番は今月号のトリをとった人でしょ、分かります(笑)ちなみに後にNo.1（A)ナンバー。

• で、マドラはレフトも兼任（スパーク時？）でも表も裏もA（No.1）だからそういうことか。

• でジャコーは確かNo.1設定あったけど暫定（A）だそうで。イオタの位置づけも含めてそこもまた気になるところ。（カーマントー解放戦では一番槍になりそうだし。）

• エフィーはレフトの2番、ボーは3番というかレフトが女子高生騎士団化するとかいってたような気がするが本当にそうなってきましたな(笑)

• レフト7番だれだよ…捕虜って多分…いやまさかな。黒豹か？でもこれもスクールDESIGNS確認してみないと。まさかの背徳者？うーん。でも洗脳ってブラフォードのマインドセットもアレだったしなあ。あのところだけはあのエピソードでちょっとだけ息の抜けるエピソードでした。（アトロポスの章）

• 19番リキッドと20番パゴナはまだ誕生していないけれど19番はニオと桜子の遠縁ってめちゃくちゃ濃い血統じゃないっすか？本名が凄い。パゴナはシャフトの甥だそうです。これも濃い話だけどライツァー公家ってどうなってるのかな？

• アッセルムラトワの人が最後に書いてあります。これメル・ズームだと思いますが魔導剣聖というパワーワードが(笑)超帝国魔導人形というワードもありますがズームはペールにつくられたとかなんとか。これもDESIGNS確認事項ですね。

というところで無茶苦茶ボリュームのある情報が投下されちゃいましたがクロスジャマーのZ.A.Pの搭乗騎の番号表と合わせてみるのも面白いかもしれません。とりあえずこの件はまた別に考察してみたいと思います。

仮初の平穏

　ベラへA.K.Dの大使として領事館に出向しているアイシャとナルミ。これでアイシャは17巻も確定だそうです(笑)連続登場記録は続いておりますが、なんとワイマールSR-2が登場。ステーブルのガントリーに固定されて調整中のようですがHLの意匠を残しつつ横顔だけですがベルリンの面影もなんとなく感じるのはtonbori堂だけでしょうか…。とは言えベルリンも後期型はまた違うからなあ（思ったのは前期型です）。ともかくファティマやGTMの数がまだ揃っていない状況下ではどの戦線も膠着状態で有事を有事と感じ取れないそういう空気がという話をしていました…。もっともデプレの目覚めはAP騎士団内では動きの兆しとして捉えられていることが分かります。

　カーマントーではマグダルは過酷な鉱山での重労働に。オートメーション化されるところはオートメーションになっていても保守点検業務、そして機械を使うにはコストがかかりすぎるところに難民の子どもをさらってきて使う。これ実は中世や江戸時代、西洋でも昔の話ではなく現代でもある話なんですよね…劣悪な環境。そしてたった一人。ましてや目の見えない状態のマグダル。そしてマグダルと分かった瞬間に身の危険が迫る四面楚歌。班長の少年はそこまで酷くはなさそうだけど…大丈夫なんだろうか…そもそも「安寿と厨子王」ならばマグダルは命は落とさないまでもこの後もっと酷い目に合うだろうし…ただ気になるのは目の事なんですよね…。マグダルはもう見えないの？と涙を流していましたが彼女のイラストは目の開いている（しかも黄色かったりする）キャラシートが多いんですよ。目が見えるようになるのではないとして眼球がもしかすると復活するのではないかと。それはグリント・ツヴィンゲンの力としてグレインで再生するのでは？と思っているのですがあえて見えるようにはせず心眼をもって見通すような感じになるんじゃないかなと。確証はないんですが見えない事により人の心が分かる（スコーパーの力ではなく）事から敢えてそうするのではとちょっと考えています。

最凶の剣聖登場

　ハイト、相変わらずのお仕事でファティマ・ケミカル・メンテナンスでミースの元へのエスコート任務です。しかし君、本格的にミースに惚れたなと思ったらマキシ登場ですよ…。表紙に激サド・ド変態の超絶美少女…少女？いやま、マジェスティック・スタンドで出た時も普通に少女の格好してましたがね(^^;アマテラス家も斑鳩王子とかやってるしまあそれはいいんだけどもマキシについては性別どうなっているのかなと。確かに『バフォメートの眼差し』のトリをつとめたときには青年ではありましたが（ファーンドームの星王）クーンの血も入った事で本当に意味でハイブリッドになっている。疑いようもない星団暦に生まれた超帝国の「純血の騎士」ではあるんだけどスバースの血をベースとしたファティマのしかもバランシェの血も入ってるわけだから…そこらへんも今後注意してみたいですがともかくハイト、ガチでヤバい。マキシ瞬殺しそうな勢いだし来月号どうなっているのか？いきなり血の雨降らないだろうか。でもアウクソーがベルクトと連絡とり合ってるのはマドラがリミッターとしてという事なのかな…。しかしマグダルが目覚め、マキシも登場し別の運命の３姉弟の物語の糸車が動き出した感じがあります。待て次号！ですね。

おまけ

　扉の前の広告ページにはボークスのダッカスのガレージキットとmomokoドール、クリスティン・Vと六分の一男子図鑑エイト ダイ・グ・フィルモアが掲載されています。それぞれ少し値が張りますが出来は原作者の監修済なので興味のある方は。ちなみにmomokoドールは受付中でデリバリー開始は来年の8月。ダッカスは今のところイベントでの限定販売だそうです。

それとGoToって気軽に言えないCOVID-19感染拡大中ですが東所沢でのアニメ・クロニクル。もうすぐ第2期となって2021年1月17日までという事でファイブスター物語の原画等々この機会を逃したらという感じもございます。tonbori堂は流石に難しい状況ですがご覧になられそうな星団民の方々はアニメ・クロニクル、本当に行ける方は是非是非ご来場になってみてはいかがでしょうか。

アニメ・クロニクル公式サイト