月刊ニュータイプ2021年1月号ファイブスター物語/FSS連載の扉ではミラージュ騎士3062年次から3070年次のメンバー一覧が公開されました。『DESIGNS1 EASTER;A.K.D』でもミラージュ騎士一覧と解説があります。この当時(GTM改変前)はまだ東方第一等幻像軍団 ミラージュ騎士団First Easter Mirage Corps(F.E.M.C)という名称でしたがGTM改変後からミラージュ騎士団もその名称をツゥアラトゥストラ・クリーグ・カンプリッター・ミラージュ/炎戦幻像騎士団(Zarathustra Krieg Kamplitter Mirage/Z.K.K.M)へと変更。ですが内容の大きな変更(小変更はあるとしても)は基本的に無いものとして月刊ニュータイプ2021.1月号ファイブスター物語/FSSで明かされた設定とDESIGNS1とを突き合わせて考察してみたいと思います。ということで1月号の扉のことに触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌
DESIGNS1/DESIGNS4/永野護 著|©EDIT/永野護|KADOKAWA刊 |
ミラージュ/オレンジライト(右翼大隊)
右翼大隊は第1巻の頃はまだ表に出ていない設定でトラフィックスでティンが登場しその後のカステポーでの出来事でアマテラスの封印が解け浮遊城での騒乱で裏ミラージュとも言うべき左翼大隊(グリーンレフト)が存在するというのが明らかになりその対となる表のミラージュ騎士団として右翼大隊が明らかになったなったかと思います。(単行本6巻)そこでティン以外にも凶悪な連中(シャフト、パイソン、スパーク)がいることが明らかになり彼らを統べるサリオン(斑鳩王子)が登場しました。それについては後程解説するとして、今回の表で気になった部分は多いんですけれど、まずオレンジライトのメンバー表を見ると気になるのは6番、ハインドのナンバーでDESIGNS1ではライト、レフト共にクロークル・ハーマン。つまりハインド・キル(アマテラスの影)だったんですが今回「一応空白(気が向けば3159参加)」ってなってんですよね。そして唯一例外でミラージュ・ガット・ブロウを持つとなっており、もしかしてちゃあ?という話も星団民の間では交わされています。(DESIGNS4でちゃあはアマテラスからミラージュガットブロウヴィーニッヒを受け取っているとありますから。ただそうなると「気が向いたら3159参加」ってのが気になりますね。
それともう一つコ―ダンテ家にはハイランダー・シャンディ・マーカス殿下の直系の血が入っているというのも気になります。そうなるとアイシャにも入っているのか?いや異母姉妹?とかですね。この辺り王族はトライトン(彼はフィルモアですが)の言う通り各王家はドロドロですからね。サリオンがやらかしたのもシナーテ家がコ―ダンテ家を追い落とすために仕掛けたのがきっかけです。あ、あとこれはチークさんがエントリで指摘していましたがクリスティンとちゃあは同い年生まれ。奇しくもハロルドラントのマーカス家の血がA.K.Dとフィルモアとで最重要人物として登場してくるとは。でもそうなるとアマテラス以外(ファティマ除く)王家は殆ど親戚じゃないの?説が(苦笑)しかしそもそも第5話シバレース(第9巻)でAD世紀8383には既にアマテラス(天照)家が登場しているし、超帝国皇家の名前にコレットが。そして太陽帝国は皇分家から続く古き血の一族。ダスラント連合帝国の一つに名を連ね分裂後ドナウ帝国と太陽王国(フィルモア)に分かれた事は『花の詩女ゴティックメード』でもその背景にあった話です。なのでハロルドラントからコ―ダンテ家に輿入れがあっても不思議じゃないんですけれどね。(そういえばAP騎士団のハレーが脱走したのはカッツエー国の王子とアトワイト家の幼き姫君パナールのぶっちゃけ見合いであったという話もありました。(これも9巻のエピソードでジ・エンプレスの出陣のエピソードにつながる話です。)ホントどこまで仕掛けてくるんだか(^^;
チークさんのエントリ|ニュータイプ1月号ネタバレ付き感想・シングルマザーの孤独、の巻(2020年) - 絶対秘密。
そして現在入団していないヨーンの番号が永久欠番になっている理由も気になります。凸助ことデコース・ワイズメルとの決着後騎士団に入るのか?アマテラスの「勅命後」永久欠番の意味は?ヨーン・バインツェルはトイズプレスのCHARACTERS1MIRAGEから発表されたアイシャやログナーに継ぐ古株のキャラクターですが、物語に登場してきたのは後の方ですししかも入団もしていない。ただ重要なキャラクターで彼は「叩き上げ」の騎士でありその入団エピソードも非常に大事にされていることは間違いないキャラクターです。それだけにミラージュ入りもそうなんですが彼のエピソードはある意味ファイブスター物語の「騎士」というものを再定義するものじゃないかと勝手に思っています。それだけに「勅命」の中身が気になりますね。ちなみにジョーカー星団太陽暦(星団暦18000)の太陽王国の騎士モンドにはヨーンの血が入ってると思うんですがちょっといろいろ想像しちゃいますね。(それは彼の持つ蹟剣に浮き出た文様を思い出して頂ければ)
今月号ラストに出てきた強制入団の人に関してはどのような入団エピソードがあるのか。それはマドラが噛んでいるんだろうなとしか言えないんですが(グリント・ツヴィンゲンのオペラが効かないので力でねじ伏せるとなれば剣聖歴の長い経験の差で抑えるしかない。)まあその前にハイト大丈夫かな…。以前はまだ転生してない超帝国剣聖枠の人かなとか思ってたけどハイト君はたぶん本当に無い男なんではないかと最近思っています。ただミースとのエピソードはありそうなんで本当に無事であってくれい…。
またミス・宇宙軍はバビロン王国騎士団最速の剣を持つし元々忍者なのでなし崩し的にフリーナンバーのミラージュ騎士みたいな?感じになっていますね。でもバビロン王国騎士団ってのが好きだったんですけれどね、tonbori堂は(笑)でも出自はシャフトやパイソンと同じで普通ならレフト扱いなのにオレンジライトってのがミス・宇宙軍らしい(笑)しかも育休中というのも。ということで次はグリーンレフトについて気になる所をいってみましょう。
ミラージュ/グリーンレフト(左翼大隊)
ちなみに表も裏も1番はエースナンバーってことで表でAになっていますね。細かいところが気になるtonbori堂の悪い癖(笑)いや1番なの?Aなの?って混乱するので今後は1番=Aってことで。エフィーとボー、ツバンツヒ姐さんにマウザー教授がレフトなのはいいんですけど姐さんとエフィー、ボーが女子高校生って事でもともと魔導大戦時のレフトは裏ミラージュって感じではなく普通に女子高校生騎士団(実はちゃあのルミナス騎士団の本体じゃねえかとか(ヲイヲイ))っぽくするためにエフィーとボーはああなったんじゃないかと邪推しております(笑)
実際キンキー王女、タイトネイブ、パナール・エックス、メナー王女と女子高校生多すぎです。もう実際裏も表も関係ないしこの後の3159で統合されていくというのはDESIGNS1で明言されています。でもレフトのキュベレイお兄さんメイザーが出番ないなあと思っていたらアドラー潜伏中だとか。この後のディ・ヨーグンとかのエピソードにかかわってきそうです。しかしメイザー、DESIGNS1ではアマテラスが見つけたとあったんですが(幼少期にはクリスティンと同じ境遇だったことで傷害事件があったとかの記述あり)ディッパ博士が死刑囚から拾ったことになっていますね。クリスティンと同じように同級生を殺してしまったのか…。しかしその恩義に報いるために忠誠度は高くまた斑鳩とも彼がサリオンの頃からいたので彼にも忠誠を誓っているという話ですのでここでも騎士の酷薄な生きざまが透けて見えます。
他に気になるといえばまだこの時点(3062)では生まれていないリキッド・オーシャンの御両親は誰なのか?桜子とニオの遠縁ってフンフト様とも親戚じゃないのとか。ニオのお家はエラルド・フィルモア王家の警護騎士の家系ってあったけど実はとかあるんじゃないかとか、全キャラクターの家系図欲しいです。いやマジで。分らなくなってきましたからね。マエッセンなんか最初は普通に傭兵騎士団の騎士って感じだったのにしかもクバルカンとA.K.Dにルーツを持つとかマジかよの連続ですから(笑)なのでパゴナ・ヘルバートがシャフトの甥なんて、もう全然なんでもこーいです(笑)いやそれでも凄いんですけどね。
そしてアッセルムラトワ・メル・アザミドXXVIIについてはビューティー・ペールを母と呼ぶのはズームだけですからズームなんでしょう。ズームの能力としては時を止めるという話ですがザ・ワールド(ジョジョの奇妙な冒険のディオのスタンド能力で時を止める)かよ!って思った人もいるかもしれません。これはボルテッツでもないしグレインとも違う。オペラで止めるなら「時」をとは言わないと思うんでなんらかの仕掛けがあるんでしょうけど、フ・リエやル・ゾラが騎士のスピードでボルテッツの力を振るうことを考えると時を止めるってのはかなり強力な力です。魔導剣聖も伊達ではないって気がしますが現在所在不明なのか気になります。そういえばペールに大きくされてから登場していませんよね。魔導大戦にもかかわってくるのか?な。そうでないと(今回)ミラージュ騎士のメンバー表が出てきたってのはこの面子がかかわってくるからだと思うんですよね。かなりの大戦(おおいくさ)これはベラ攻防戦よりもデカくなるかもしれないです。
最後にAナンバーについて
剣聖なんだしマドラでいいんですけれどジャコーの立ち位置ですよね。イオタの立ち位置でもあるんですがスパンタウゼンのおやっさんは今ではカステポーの騎士専用のバーのマスターでありナイトギルドのとりまとめをしているんですがイオタはイマラの旦那さんでもあるコルテッサが虐げられている宇宙の民のために自警騎士団として作った色合いが濃いと思うんですよ。そこのまあ団長ともなればってのもあるんですがなぜイマラはイオタからミラージュになったのか?とかそこも実は語られていないことが多すぎて。そしてシルバーナイトを自分が死ぬかもと思い継がせたのはいいけれどなぜジャコーだったのか?そこも何かあるの?と。副長である三条が何か重要な役割をもっているというのがDESIGNSにあったのでこの「カーマントーの灯火」で明かされるとは思うんですが…普通に連載追っかけるのもいいし、単行本出たら読むのもいいけれど、連載扉のただのメンバー表だけでこんだけDESIGNSをひっくり返してってのは、ファイブスター物語の一つの愉しみでもありますよね。今回もいろいろひっくり返して愉しみました。今回は思いついた部分だけをまとめてみましたがまた何か気が付いたらまとめてみたいと思います。
※F.S.S DESIGNS1/今回のミラージュ騎士については原本はこれにあたりました。
|F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D./KADOKAWA刊/Amazon
※ファイブスター物語第9巻第5話シバレース、現在進行中の第6話につながるエピソードです。今読み返すとかなり重要です。
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