「虚無に潜む者たち」|ファイブスター物語/FSS|第6話運命のラキシス7444|月刊NT2020年3月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

「虚無に潜む者たち」|ファイブスター物語/FSS|第6話運命のラキシス7444|月刊NT2020年3月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】

2020年2月10日月曜日

FSS manga

X f B! P L

 今月号で先月号で迫っているその何者かが姿を現すのかと思いきや、突如として一つの星が作られまさかの展開。いやこれどうなってんの?オチがどうなるの?いやまあ手掛かりは幾つかあります。キーワードは浮遊城。そしてもう一つ。スイッチが入った時。ともかく毎回とんでもねえなという展開でしかも斜め上です。という事で今月号の気になったところ行ってみましょうか。

月刊ニュータイプ2020.3月号/KADOKAWA刊
月刊ニュータイプ2020.3月号/KADOKAWA刊

毎度のことながら月刊ニュータイプ2020.3月号連載ファイブスター物語/FSSの内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

扉|ファティマ・クーン

 クーン姉様、久しぶりのお姿かつアシリア・セパレートです。ダイアモンド・ニュートラル(ニュー)博士のパートナーとしてこの姿見られるのか?それとも過去か?そうそう精霊体(セントリーの因子が分離したもう一人のクーン)のクーンがもしかするとここに参戦?するかもしれない前振り?かとも思えるのですが…。クーンのアシリアはヘッドキャパシターがまさにセントリー・ライブが稀に見える時のような2本の大きなホーン(角)のようになっていて、それ以外は旧来のデカダンをアップデートした感じです。ただ細部が全然違ってて意匠は残っているものの全くの別物なってます。是非これでGTMを駆って欲しいけどどんなGTMになるのか?ニューの新型?でしょうか。

虚無空間

 浮遊城でのレフトによる騒乱の裏で起こっていたヘルタワーのヴィーキュルの侵攻。当時はフェザードラゴン、現在はセントリー・カラットでしたかの攻撃で侵攻を止めましたが、ラキシスはそのあとルシファー・センタイマ。タイカ宇宙のシルビスを狙っていた、ようするにかの地のヴィーキュルたちの手下??それが現れてラキシスを狙ってきました。この辺り単行本の加筆による姿(センタイマになる前)に近い感じでU.R.I(ユライヒ)にカレンの干渉でこの時は事なきを得ましたが、それぐらいの神様レベルでないと対処出来ない状況と思われます。ポーター=スイレイはスペクター=ジョーカーの下位存在のため(それでもセントリー全てを統べる存在で並みの存在なら余裕でラキシスを護る事が出来るのですが)今迫ってきているのは完全にジョーカークラスな訳です。ってかスペクター「仕事しろ!」状況。ここまで来たらスペクター=ジョーカーの出番じゃないかと思うんですが…。

ジェノサイド

 その存在は高次元の空間からわざわざ三次元空間に作り変えた。星を創造したという事は時間軸と空間座標を悟らせないためだそうですが、これは高次空間だと同じ高位の存在には容易に察知されるため敢えて下位にしたというのも木を隠すには森にってことなんでしょうけど…さっぱり理解できましぇん😅


 その星にいる存在は高速で動いておりポーターをバラバラにした後はカリギュラのBO-6らEVを吹き飛ばし、そしてツバンツヒ姐さんもマウザー教授もバラバラ…血は黒い霧に変化。マグナパレスは岩に埋まっていきオージェは元のお子ちゃまに、マドラは咄嗟躱したものの片腕を落されました。あのシーンがここで!と思ったら黒い禍々しい影に無惨にも…。けっこう衝撃のシーンが続きましたけどこれ大丈夫なんだろうかといささか老婆心ながらも心配に(ほら最近何かと)とは言え血が黒い霧ってのは…これもしかすると配慮?想像すると色が付くけど黒と言われれば…実際アニメのスプラッターシーンなどは血を黒で表現とかしたり(OVAで元の赤い色になったりもしますが)とは言えこの一連のシークエンスは衝撃シーンなんですけれどね。だがポーターはすぐに復活。彼女は高位の存在ですから死ぬことも消滅もしないんですが、それよりもさらに上位の存在では太刀打ちできません。そしてとうとう刃はラキシスにも。


 ああ、それとそれ以外の手下(ヲイヲイ)はやられてしまいましたが、殿下(当時、現在陛下)のスイッチが入った時はやられた侍従の方々復活してましたから大丈夫という話もありますが…さて。(でも多分大丈夫、ツバンツヒ姐さんはこの後も陛下にお付き合いするとあるので。それにマドラが蘇らないとハスハント解放戦が😅)

藍色の髪の少女

 やっぱりダブルイプシロンとしての本領はモラードに見せたあの姿。コーラス3世(サード)が見た姿。それが本質。でもジョーカー宇宙の創造神、全能神天照であってもというのは現時点では分からないにせよ(この時代のジョーカーや天照ではなく遥か未来の天照やジョーカーが干渉している可能性も排除できないということ。当然、モイキュードやバフォメートである可能性)相当な力をもっている存在を前にしてダブルイプシロンとしてその力を発揮する状況は…やっぱり拙い気がしないでもないんですが。そして現れた魑魅魍魎たちは浮遊城に現れたルシファー・センタイマの使い魔っぽいバイオメカニクスな怪物たち。そして天照がスイッチが入った時にやってきた怪物にも「シルエット」が似ています。何か知らの関連があるのか?それは次号に持ち込しですが。


 それと彼らの使った言葉?┻┃=は罫線記号なんですがこれWinとMac文字化けのあれでしょうか?UnicodeとかJISコードから解読できるんでしょうかね?実際16進数とかあって分かればすぐ解読ぽいんですが…うん数学は苦手です(ヲイ)とは言え連中は碌な事を言ってなさそうなのは分かります(ヲイ)さて次号はラキシス無双なのか、援軍到着なのか?まだ後半入ったばかりです。まさかのあの剣聖様が?(ってどの剣聖様だよ?)実はtonbori堂予想では2人いまして一人はマキシ。ファーンドームの星王時のマキシ44分間の奇跡の前にちょっと先きに出張るみたいな(無いかな)。でもう一人はハリコン。時空を超えてフンフト様と。そこにはジュノ―ンの助力もみたいな。(そうあの処へつながる訳です)これ予想ですしそうじゃないだろうなあと、ワタクシのゴーストが囁いてるんですけど一応予想として(笑)来月号ともかくラキシス無双か、それともスペクターやっぱり来るか?もしくは敵の親玉登場か?ますます目が離せません。

追記:創造された惑星空間(不可知戦域)

 不可知戦域と書いたことでピンと来た人いるかもしれません。神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』に出てくるエピソードで主人公、深井零中尉と取材にきたジャーナリスト、ランダ―が迷い込んだ謎の空域にあった空間。そこは彼らのいる惑星フェアリィとは全く別の不可知の領域でした。実は異星体JAM(ジャム)が作り出した空間なのですが、そこでランダ―は靄のようなものに手首をばっさりともっていかれてしまいます。雪風シリーズではこの不可知な領域が度々登場してくるのですが、言語がコードであったりするなど我々とは違う存在として少し雪風とJAMを思い出しました。ちなみに機械としての知性体という意味でもファイブスター物語/FSSとはまた違うアプローチ(主にコミュニケーションと言語と認知論から)挑んでいるミリタリー描写で味付けされたSFなので興味のある方は是非。※(Amazonより)↓

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|OVAも製作されています。Amazon.co.jp: 戦闘妖精雪風を観る | Prime Video 

※ルシファーの出てくるシーンが描かれた単行本6巻とリブート4巻。リブートは雑誌掲載のままなので読み比べも面白いと思います。

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