「人と神のクロッシングポイント」|ファイブスター物語/FSS第6話act4スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦月刊NT2019年7月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

「人と神のクロッシングポイント」|ファイブスター物語/FSS第6話act4スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦月刊NT2019年7月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】

2019年6月11日火曜日

anime FSS manga ROBOT

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※【月刊ニュータイプ2019年7月号『ファイブスター物語/FSS』の内容についてネタバレしています。】

 今月はファイブスター物語関連でいろいろ動きがありました。まずは詩女様の都行きこと『花の詩女 ゴティックメード』のドリパス復活上映がアナウンスされました。令和に入って初の上映となるわけですが、今回は池袋HUMAXシネマ7/28や秋葉原UDX7/6(2回)において、大阪でもシネマート心斎橋で6/29上映が決定。既にチケットは完売済みですが、上映まで時間があるため何かしらのアクションがあるかもしれません。まずはチケットを無事に購入できた方々は「濁りなき都行きを」楽しんでほしいと思います。

リンク|[映画]花の詩女 ゴティックメードを映画館で上映しよう! | ドリパス

 で、もう一つは今月号扉にてイージーアッセンブル・スーパークオリティモデル「GTMカイゼリン」の予約開始日が明らかになったことです。気になる予定日は7月6日(実はフライングでちょっと流れてしまっていたんですよね)で予約に際しては前金が必要との事です。


イージーアッセンブル・スーパークオリティモデル「GTMカイゼリン」
ボークス大阪ショールームでの体験会にて/
イージーアッセンブル・スーパークオリティモデル「GTMカイゼリン」台座部分に双頭竜のマークが。
アクリルベースがこの形になるわけではないですがイメージとして。

 またオプションとしてディスプレイ用のアクリルベースの発売も決定。自立できる「GTMカイゼリン」ですが固定して格調高くディスプレイできるアクリルベースはコレクターとしては揃えておきたいところではないでしょうか。ベースには双頭竜の紋章の刻印も入るようです。

リンク|GTMカイゼリン - ボークス GTMオフィシャルウェブサイト | 株式会社ボークス

ということで今月号の気になるところいってみましょうか。



Amazonより|ニュータイプ 2019年7月号|KADOKAWA刊
Amazonより(リンクも)|ニュータイプ 2019年7月号|KADOKAWA刊


フィルモアの未来

 今月号は前号からの引き続きで、あの後の事の顛末をアラン・リーよりダイ・グへと。そして茄里は自らの身分をクリスティンに明かしました。これが後にどうつながっていくのかというのは『花の詩女 ゴティックメード』のカーテンコールのあのシーンにどうつながるのかという事なんですが、茄里は元老院議長として後にジークを支えるという事が示されています。


 つまりここで茄里とクリスティンの強固な結びつきが描かれたということは、坊ちゃまの退場近いのかと少し悲しくなる訳なのです…。しかもあの指輪をアラン・リーに渡しています…。トリハロンのあの指輪がアラン・リーに託されたという事は、後に茄里からジークへと渡される事になるという…。

アラン・リー・ファウトゥ

 彼女、ケンタウリ家の天才と謳われた騎士で、ラルゴの一件でケンタウリ家は没落。その汚名をそそぐために暗殺専門の氷グループに属する事になったようです。とまあ、それはジェインとの謁見でも少しだけ語られていた事で断片的な情報で推測してた事を改めて本人の口から語った感じです。その後ジーク暗殺未遂の顛末をダイ・グに上奏するともに直訴まで…。


 それは茄里の行く末を事の顛末からボルガのジェインから言い含められた事を含めてバルバロッサの動きを案じているからなのかなと。ケンタウリ家もレーダー王家の末席である以上それなりに王家にしがらみからは逃れられぬものではなく、茄里の行く末も案じた末の直訴かなと。でもこの時点ではアラン・リーはダイ・グの病状は知らないのかな…。


 ちょっと判断付きかねるところがあるので分からないんですがダイ・グとしては自分に残された時間を計算しているっぽい。(もう吹っ切ってやることをすると決めた)それだけに残りの時間を有効に使うため指輪を託せる人物としてアラン・リーを選んだ坊ちゃま。なんだろうこの先の展開が…気になります。


 あと茄里はバルバロッサからボルガ・レーダーに移されたといってもこのボルガ・レーダー、皇位1位の王家ながらもバシルが送り込んだモーズがいるのでバルバロッサのひも付きなのは変わらないものの、ジェイン女王の庇護もあってそれなりに無茶をしなければ自由の身という事なんでしょう。ただこの後バシル大王がクリスティンにどんな仕掛けをしてくるか、クリスティンがハイランダーになるのは決まっていても色々キツイことがあるかもしれません。


 しかしこの第6話は昏睡状態で宇宙に消えたマグダルが主人公と言えるタイトル『時の詩女』と名づけられていますが、ヨーン、クリスティン、ダイ・グそしてジークの物語でもあります。(もちろん全てを通じての主人公は天照とラキシスですが)そして支える若き世代たちの物語というの改めて強く意識した前半部分でした。

神々の憂鬱

 いや憂鬱ではないかもしれないけれど、東の宮(幽体っぽいですが)スパークの位置を確認したようですが…この後どうも不穏な動きになりそうで、彼自身は動けないということでまずはレンダウトを。そしてスペクターとポーターを呼び出しに行きます。


 レンダウトの「体」が必要というのは…超帝国剣聖のことですよね。そしてアークとジョーカーにあらゆる犠牲を払ってでもラキシスを守れという事は…相手はあの連中としか。人外には人外。悪魔に対峙できるのは神。ショウメの争奪戦ということはもしや…

ジョーカーとARCH-スイレー

 ポーターがジョーカーから力を授かり全能神となったことはサブテキストなどで示されていたり、アトロポスの章でフロートテンプルに戻ってきた天照に対してラキシスが力を返す瞬間、一瞬その姿を現していたりとしていましたが、これほどまでに能動的にスイレーとして受け答えしているのって無かった?いやあったかな?


 しかし観察者たるジョーカーまで引っ張り出すとはボォスに秘められた謎の一旦が垣間見えるかもしれないと思います。レンダウトを連れていくというのもその一環でしょうし。シャデルファーで相当ヤバい事が起こりそうです。レンダウトの「体」が必要という事は彼女がミラージュの服装でオージェバインダーをさげたあのキャラシートの姿になるのかも?またマドラが腕をもがれるというのはこの時ではないか?そんな予感もし始めています。というかタイミング的にはここでしょというしか。


 今は子づくりに勤しんでる薔薇の剣聖様と黒騎士様ですが…どのような流れでそこに突入していくのか?来月号も待ち遠しくなりました(といっても毎回こんなヒキですが(笑)しかし相当ヤバい事が起こりそうです。トラフィックスの時にも書かれていたけど、神々と人の交わるクロッシングポイント、まさにボォスはそんな星なのだなと改めて思った回でした。さて今年もファイブスター物語は熱い夏になりそうな予感がします。

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