秋ドラマ『獣になれない私たち』『大恋愛』『下町ロケット』『相棒』について。|tonbori堂ドラマ語り-Web-tonbori堂アネックス

秋ドラマ『獣になれない私たち』『大恋愛』『下町ロケット』『相棒』について。|tonbori堂ドラマ語り

2018年10月29日月曜日

drama

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 このクール刑事ドラマ番長としては『ドロ刑』とかをチェックすべきなんでしょうがエンケン(遠藤憲一)はいいとしても、うーんって感じなのです。ただ1話は後でチェックするのでクールの最後にインプレッションを書くかもしれませんが、とりあえずリアタイその他で観たのはこの作品たちです。それらについてちょっと書いてみようと思います。

『獣になれない私たち』

 正直にいうと野木亜希子脚本でなければ観なかったかも。というのもあまりキャストで最近観ていないのです。(ただキャストで観る作品もあります。)ECサイト制作会社に勤める営業アシスタント、深海晶(新垣結衣)と個人事務所で会計士をしている根元恒星。1日の憂さを行きつけのクラフトビールバー、5tapではらす2人がある事がきっかけで憂さを話し合うというところから2人の抱えてる事情が妙な感じに動き始めてというこのドラマ。

獣になれない私たち/ロゴはイメージです
獣になれない私たち/ロゴはイメージです



 正直見た目に反して重いです(笑)いや笑えるところもあるけど重い。テンポもいいけど…重い。まだ1話はジャブでしたが今もう既に3話目にしてストレートを放ってきました。どうすんのよこれって感じです(笑)いやまあ笑い事じゃないんですが。優しいのも罪なら、立ち入り過ぎないのも罪。ホント人って難しい生きものですよね。


 あ、でもその前のクールの『高嶺の花』も(全部観てないのですけど)そんな感じで水10は基本そればかりかーっていう(苦笑)キイナの頃が懐かしい(ヲイヲイ)基本刑事ドラマ番長ですが、映画もバイオレンス特急なので、ある日晶か恒星が御礼参りと称してカチコミしないか心配です((ヾノ・∀・`)ナイナイ

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『大恋愛~僕を忘れる君と』

 これは久しぶりにキャスト先行で観たドラマです。といっても戸田恵梨香とムロツヨシって面白い取り合わせだなと思っただけで最初はながら観でしたが、これもまたつらい。重い。いや『獣になれない私たち』とはベクトルが違う方向です。

大恋愛~僕を忘れる君と~/ロゴはイメージです
大恋愛~僕を忘れる君と~/ロゴはイメージです



 しかもtonbori堂が一番苦手の難病モノです。涙を誘うアレです…正直離脱しそうですが戸田恵梨香とムロツヨシが『キャッキャウフフ』だけでなんとか持たしています(ヲイヲイ。)まあ命短し恋せよ乙女、そして「灰になっちまったよ…真っ白な灰にな…』なエンドになりそうな予感がします。そういえばこの作品で戸田恵梨香演じる主人公のかかる若年性アルツハイマー型認知症って大分前に渡辺謙が主演し、このTBS金10枠になじみが深く、また戸田恵梨香とも縁が深い堤幸彦監督が撮った映画がありましたね。tonbori堂は未鑑賞なんですが…予告編がよく流れていたのでタイトルだけ覚えています。『明日の記憶』だったかな。


 あとこのテーマでは韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』がありますが、これは日本のドラマをベースにした映画でして『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』として放送されています。先行者がいる中で王道の恋愛ストーリーをどう紡ぐのか。ムロツヨシの役柄が一度小説家として賞を獲ったもののその後筆が進まず引っ越し会社でアルバイトをしているという青年が彼女との出会いでまたモノを書くことに情熱を燃やしていくのか?というところがポイントになると思います。

ソース|Pure Soul〜君が僕を忘れても〜 - Wikipedia

ソース|私の頭の中の消しゴム - Wikipedia

ソース|明日の記憶 - Wikipedia

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『下町ロケット』

 前回から間が空いたって感じは全然無いですね。前作は3年前の放送ですが前後編(ロケット編とガウディ編)に分かれていたので随分と濃い印象でした。しかし今回出だしから巻がかかった感じです。


 前回のロケットのエンジンに使用されている燃料バルブも順調ながらも帝国重工は大型合併の失敗で巨額の赤字を産み、社長の交代が噂されロケット開発も打ち切りになりそうな気配。くわえて経理部長の殿村の父親が倒れ、実家の新潟の農家戻ることに。そこにお見舞いに行った佃社長はトラクターの調子の悪さが気にかかり、原因を調べると変速機であることを突き止め、新しい打開策を変速機トランスミッションに見出す事に。


 そこで新型トランスミッションに使うバルブのコンペがあると聞いて、その新興メーカー、ギアゴーストのコンペに参加することに決めますが、相手は業界最大手大森バルブがその相手でした。大森バルブは佃製作所の参戦にスペックを上げたコンペ用のバルブを持ち込みますが、対する佃は耐久性を重視したバルブで勝利することになります。しかしそれは新たなる試練の始まりでした。まあその後は以前に佃もやられた知財絡みの訴訟や佃のエンジンの仕事を奪ったエンジンメーカー、ダイダロスが色々動きを見せたりと。で、よくは分からないんですけど番宣でやたらと『宇宙から大地へ』とぶちあげて、殿村の父親の農家の話もそのフリなのかなと(笑)


 そして展開が速いと思えば次週に引っ張ったりとまあ「らしい」やり方なんですがいささか食傷気味でもあります。それでもジャイアントキリングに則った作りと、時代劇のような最後の啖呵と成敗ではないし倍返し…でもないけどやり込める、成功する、勝ち取るのは観ていてスカっとしますが…スカッとジャパンじゃないんだから(ヲイヲイ、どうなのかなと。そもそも宇宙ロケットのバルブシステムで特許もってるんだからっていうのも何故かスルーだしなあ。どこも使わないって話だとすればそこも気になるし。とは言えヤタガラスという準天頂衛星(GPSのようなもの)はこれから自動運転のようなシステムが絡んでくる(ドローンで農薬を撒いたりするシステムはもうあります)のではないかと。

ソース|ヤマハ発動機、農業用ドローン「YMR-08」発売へ 農薬散布のためのスクールも開講 | レスポンス(Response.jp)

 この先どういう展開になるかは細かいところは分かりませんが、トラクターの開発、そして自動運転、そのトラクターにトランスミッションも関わってくる感じなんでしょうね。自動運転でエンジンをスムーズに回すには優れたトランスミッションが必要ですからね。


 ただ自動運転システムはまったく別の分野になってくるから後半はもう1枚新たなカードが出てくるかと思います。まあベタですけどね。でも観てる時はツッコミできそうな感じなのでこのまま観ると思います。

『相棒』シーズン17

 そうですね、相棒は状況が変わっても安定の…かな。なんだろう前シーズンで登場した国家公安委員会の委員、三上冨貴江が事件の中心人物となり、右京は行きがかり上、辞表を提出して事件に臨むことに。


 そして副総監がそれを握り込むというスタート。でも正直2週に渡ってやる話かなあってのはありましたが…。あと甲斐さんがいろいろ心境の変化が大きかったのとカイトが回想シーンとは言え登場し、黒歴史化していない事は良かったと思います。ただシーズンとおしての構成作家(アメドラでいうところのショーランナー)がいないのでよく言えばバラエティに富んでいるけど、シリーズの底流にあるものはきっちり結末をつけないままってのがよくあって、このラインは今後も相棒らしさとして残っていくとは思いますが、どこまで続けられるか。今シーズンも全話走破は分かりませんが要所はおさえておきたいと思います。

今シーズンは

 そこまでドラマに入れ込んではいない感じになりそうです。やっぱり『外事警察』とか『CRISIS』のようなああいうのとか、アメリカですけど『HAWAII FIVE-0』みたいなのとか『マイアミ・バイス』のようなの作って欲しいですねえ。あ、『あぶない刑事』でもいいです。今作ってもうけないのかなあ…面白いと思うんですがね。最終回インプレッションは下町ロケットくらいになりそうです…(^^;

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