アクション映画『ブライト』などオリジナルが目白押し。この年末年始、どこにも行かずに家で寝正月って方も多いでしょう。かく言うtonbori堂も元日は親戚の家に集まっての年始の儀があるものの、他の日はお昼に外出しても夜は家でゴロゴロです。そんな時に昔ならばレンタルビデオを借りて映画三昧っていうのが定番でした。またはスペシャルドラマを観たりとか。とは言えずっとドラマをしているわけでもなし、深夜の映画放送もいいんですけどCMがかったるいわけで、そんな時に定額配信サービスの出番となるわけです。中でもネットフリックスはこの12月22日から配信されたネットフリックスオリジナル映画『ブライト』が評判もよくこの正月に観ようかなと思っているんですが、他にも色々あるのです。なんでtonbori堂の暫定プレイリストをちょっと挙げてみたいと思います。『ボーダーライン』、『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五エ門』『ブライト』『パニッシャー』『AKIRA』辺りを観ようと思っています(既に『ボーダーライン』と『血煙の石川五エ門』は鑑賞済)
『ボーダーライン』
『ブレードランナー2049』や『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーブ監督の対麻薬戦争の中、陰謀に巻き込まれていくFBIの捜査官、ケイトの地獄めぐりを描いた映画です。原題名は『シカリオ(Sicario)』、意味はいろいろあるのですが、メキシコでは主に殺し屋を指す名称ということが冒頭に説明されます。
アリゾナ州で誘拐事件の人質救出作戦で突入した家には人質の代わりに死体が隠されていました。突入の指揮をとったFBI特別捜査官ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)は国防総省の顧問というマット(ジョシュ・ブローリン)のリクルートにより対麻薬作戦のタスクフォースに参加することに。そのタスクフォースには謎のメキシコ人アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が。実は彼はある目的をもってこの作戦に参加していました。いったい誰が味方で誰が敵なのか?裏切り者や邪魔者は残忍に殺すメキシコの麻薬組織の謎のボスを捕捉するためこの作戦の裏には何が?すべてが分かる時その闇の大きさにたじろくかもしれません。『ブレードランナー2049』には直接つながりませんが主人公の地獄めぐりという点ではドゥニ・ヴィルヌーブの作風がしっかりとにじみ出ています。
キャストもエミリー・ブラント、ジョシュ・ブローリン、ベニチオ・デル・トロと実力者揃いで見応えがあります。ちなみにこの『ボーダーライン』続編も製作中で最近トレーラー(予告編)がリリースされました。がっつり観れる1本です。
『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五エ門』
『LUPIN THE Ⅲrd 峰不二子という女』『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』のスタッフが石川五エ門にスポットを当てた一篇です。今年の初めに劇場で前後篇が公開されたことで記憶に新しい人もいるかもしれません。小池健監督をはじめとする旧作ルパンと原作ルパンに最大限のリスペクトを捧げたアダルトなムードのあるルパン三世シリーズとして面白い作品でした。
特に不死身の殺し屋バミューダの亡霊、ホークの不気味さや、ストイックな五エ門、ドライだけど義理堅いルパン三世と次元大介や渋い銭形警部に小悪魔な不二子。小池監督のルパン三世シリーズも定着化してきたので長編映画を1本作って欲しいところですね。
『ブライト』
2017.12.22より配信が開始された作品で、ネットフリックスオリジナルの映画です。つまり全世界で同じものが一斉に配信されているわけです。監督はデヴィッド・エアー。『スーサイド・スクワッド』『エンド・オブ・ウォッチ』などを監督した硬派な人です。またシュワルツェネッガーの『サボタージュ』、ブラッド・ピット主演の戦争映画『フューリー』などもあります。この作品はまだ観てないんですが、オークやエルフと人間が共存している社会で、それを手に入れると強大な力を得ることが出来る杖をめぐって人間の警官(ウィル・スミス)とオークの警官(ジョエル・エドガートン)がエルフの少女とこの杖の争奪戦に巻き込まれる、言わばLA市警の警官が麻薬組織の抗争に巻き込まれていく『エンド・オブ・ウォッチ』のファンタジー版といった趣です。
予告編のルックもなかなかなのでかなり期待しています。ヴィランのエルフには『プロメテウス』『ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・パラスが出演。評判も上々なようなのでこのお正月にじっくりと鑑賞したいと思っています。
『パニッシャー』
マーベルのネットフリックスオリジナルシリーズで『デアデビル』シーズン2に登場したフランク・キャッスル、通称パニッシャーのオリジンを描くシリーズです。『デアデビル』シーズン2で登場したのであれが「パニッシャー」の誕生を描くものになっていると思っていたのですが彼が真のパニッシャーになるということがこのシリーズで描かれるとの事。
ネットフリックスオリジナル配信ということで暴力シーンも躊躇なく描かれており、同じNYで活躍する『スパイダーマン:ホームカミング』とはトーンが全然違います。もっとも『ホームカミング』に出てきたヴィラン、「バルチャー」ことエイドリアン・トゥームスならこのシリーズに出てきても馴染めそうですが(笑)『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアンフィスト』はニューヨークで活動しているヴィジランテ(自警団ヒーロー)なのでアベンジャーズとはまた違ったストリートレベルのストーリーが展開されていくことになり、『パニッシャー』も軍や情報部が関ってきますが基本的には人間の暗部やそういうものと対峙するヘヴィなストーリーが多いです。
パニッシャー、フランクにはジョン・バーンサル。パニッシャーにぴったりです。特に『デアデビル』シーズン2でフィスクにはめられ刑務所で絶体絶命なピンチを卓越した格闘能力で相手を全員屠るというシーンを観たときに、これは凄い、本気だなと思いこの『パニッシャー』はかなり期待していました。なかなか時間が取れずまだ全部観れてないんですがこの休みに観てしまいたいですね。
『AKIRA』
時に2019年、新型爆弾で荒廃した関東地方で、復興したネオ東京において翌年に行われるオリンピックの準備が急速にすすめられていた。その裏でうごめく反体制ゲリラと政府の衝突。そんな中、金田率いる暴走族の一員、鉄雄は道に出てきた白髪の少年をよけ損ね事故を起こしてしまう。それがきっかけで能力に目覚める鉄雄。そして白髪の少年少女たち。研究施設を統括する大佐。それぞれの思惑のなかアキラという言葉に引き寄せられオリンピックスタジアムでそれぞれが激突することになる。
アニメ版は大分話がまとめられていますが、原作者である大友克洋さんが自ら監督と脚本を手がけ70㎜、プレスコと当時としては破格の体制で製作されたアニメーション映画でした。その仕上がりは今なお古びない作品として評価も高く、この機に是非鑑賞していただきたいアニメーション映画です。
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この他にも
サミュエル・L・ジャクソンとライアン・レイノルズ共演のこれもネットフリックスオリジナル映画『ヒットマンズ・ボディガード』オリジナルドラマ『ストレンジャーシングス』『スタートレック/ディスカバリー』『マンハント』『ナルコス』などまあ今挙げたのはサスペンス、SF、アクションとかそちらが多くなりましたがコメディ、ハートフル、人情ものまで数多く、アニメも『おそ松さん』や『ガンダム』もあります。ずっと観て過ごせる寝正月にはうってつけといえるでしょう(笑)他にもtonbori堂おススメならば、これ以外であげるとなると『ザ・コンサルタント』と『ウォンテッド』『ジョン・ウィック』です。ガンアクション推しの3本です。スカッと出来ますよ(笑)
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