2017年ドラマに関して観たドラマをまとめてみた。|tonbori堂ドラマ語り-Web-tonbori堂アネックス

2017年ドラマに関して観たドラマをまとめてみた。|tonbori堂ドラマ語り

2017年12月30日土曜日

drama

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 基本、tonbori堂は刑事ドラマ番長とまでは言いませんけど、刑事ドラマが好きなのでそっちを中心に観る傾向があります。好きなドラマは『あぶない刑事』とか『大追跡』とか。今ではもう殆ど作られない傾向のアクション系刑事ドラマですが、『相棒』のような刑事ドラマとか、2時間サスペンスでも刑事が中心のなら観たりもします。

刑事ドラマを中心に

 そんなわけで今年も刑事ドラマを中心に観ていったわけですがとりわけよく観ていたのは『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』、『コードネームミラージュ』『刑事ゆがみ』あたりでしょうか。それぞれ特色の違うドラマでした。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

 『SP 警視庁警備部警護課第4係』『BORDER』の原案、脚本の金城一紀の手による新たな刑事ドラマです。金城脚本の特徴としては革命、境界、など際どい部分に切り込んでくる切れ味鋭いストーリーと、日本の刑事ドラマでは少なくなったアクションを盛り込んでくる部分です。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班/ロゴはイメージです
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班/ロゴはイメージです



 そのアクションもリアルなマーシャルアーツをベースにした徒手格闘など、ハリウッド映画でもお馴染みになってきたフィリピンの武術、カリなどをベースにしたものを使う激しいものです。当然『CRISIS』でも主演の小栗旬をはじめとしてW主演の西島秀俊など激しいアクションを行っており、見応えがありました。ストーリーも『SP』や『BORDER』にも通じるストーリーで日本を影から守るまさに現代の忍者のような過酷な戦いをじっくりと追うスタイルでショッキングなラストシーンとともにシーズン2が期待されるドラマです。実際このメンツを集めるの大変だとは思うんですが安易に映画になどせずドラマでじっくりと描いてほしい世界観でした。

Amazon|『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』|Primeビデオ(C)カンテレ

『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』最終話で気になった件【ネタバレ】|Web-tonbori堂アネックス

コードネームミラージュ

 スタートは『CRISIS』と同じ頃に始まりましたが、深夜の30分番組なため秋口まで放送されていました。『CRISIS』と同じく公安警察を描いた話ですが、ほんのちょっとだけ未来を描いているような。そしてさらに激しいアクションの外連味のあるヴィラン(悪役)が登場したファンタジーすれすれですが、かなり野心的な作品でした。

コードネームミラージュ/ロゴはイメージです
コードネームミラージュ/ロゴはイメージです



 この枠は元々大人向け特撮である『牙狼』シリーズを放送していた枠でそれにあわしたアダルト路線、かつバイオレンスも半端ないクオリティで描かれたドラマでした。ある意味深夜ならではの試みでした。銃撃戦も最近のCQBをベースにした映画『ジョン・ウィック』のようなガンフースタイルで度肝を抜かれました。特に主人公ミラージュと敵の罠に落ちたスモークとの対決は日本でこういったアクションを深夜とは言え地上波に載せてくるかとその志には感じ入りました。こちらも衝撃の最終回を迎え、2期が期待されるドラマです。

AmazonPrimeVideo|『コードネームミラージュ』|(c)2017広井王子/「コードネームミラージュ」製作委員会

『コードネームミラージュ』最終回を終えて【ネタバレ】|Web-tonbori堂アネックス

刑事ゆがみ

 この秋クールで先ごろ最終回を迎えました。残念ながら視聴率は振るわなかったものの、評価の高いドラマだったと思います。民放地上波初主演の浅野忠信と初の刑事役、神木隆之介のコンビモノとしても面白かったし、人の心のちょっとしたゆがみを見抜く刑事というのはある種、その行動や信念も含めてちょっと『相棒』へのアンチテーゼも感じられたんですが…。

刑事ゆがみ/ロゴはイメージです
刑事ゆがみ/ロゴはイメージです



 それと女性脚本家の起用と女性が犯人という(例外もありましたが)ストーリーもなかなかヘヴィなものが多く、細部に凝った画と作り込まれたキャラクターとキャスト、スタッフのチームワーク良さが伺えるドラマでした。数字だけを見ると厳しい状況ではありますがこれも2期を作って欲しいドラマです。

AmazonPrimeVideo|『刑事ゆがみ』|(C)2017 フジテレビ

おれは刑事だ。|『刑事ゆがみ』|最終回を迎えて【ネタバレ】|Web-tonbori堂アネックス

他にも

 思い出すのは秋クールの『監獄のお姫さま』そして金城脚本の『奥様は、取り扱い注意』。この2本それぞれに面白かった。『監獄のお姫さま』は連続ドラマという手法を上手く使った10幕の芝居をこれでもかと叩きつけ、『奥様は、取り扱い注意』は荒唐無稽なテーマと一話完結のスカッとすると話を組み合わせようとした野心作でもありました。またテレ東の深夜ドラマを数多く手がけ、最近は映画にも進出、『バクマン。』や『SCOOP!』を監督した大根仁監督の『ハロー張りネズミ』も良かったですね。『ハロー張りネズミ』も探偵モノとして面白いのに何故か数字に現れなくて…なんででしょうかね。

お姫さま、見つけた。『監獄のお姫さま』【ネタバレ】|Web-tonbori堂アネックス

スリルジャンキー『奥様は、取り扱い注意』【ネタバレ】|Web-tonbori堂アネックス

『ハロー張りネズミ』最終回を終えて|Web-tonbori堂アネックス

人気ドラマではなく

 人気ドラマと言えば今年で言えば『ドクターX外科医大門未知子』や池井戸潤、福澤克雄監督の『陸王』、ああそういえば刑事ドラマで『小さな巨人』もありましたね。ちなみに先の2本は観ていませんでした。なんでしょう、人気といっても面白いといってても、ピンとこないと観ないのです(笑)『小さな巨人』は『半沢直樹』スタッフの仕事ではありましたが福澤監督は後ろに回って若手が手がけたという部分はありましたが…。

 医療ドラマでは他に『コードブルー』もシーズン3が放送され、終了後に2018年映画になるとアナウンスが。いやフジテレビ、映画好きですよね。個人的には直ぐに映画にするのやめて欲しいんですけれど(笑)それでも前のシーズンは観ていて戸田恵梨香扮する緋山や新垣結衣演じる白石の掛け合いが好きなので今回も観ていました。映画は正直行くかどうかは分かりません(苦笑)基本刑事ドラマ好きなので来年もいわゆる人気ドラマではなくtonbori堂が観たいと思ったドラマ(刑事モノとかそれに準ずるドラマ)を取り上げてエントリを上げると思いますがよろしくお願いいたします。

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