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妄想-もしも『踊る大捜査線』がドラマシリーズが続いたら。|tonbori堂ドラマ四方山話

2017年7月26日水曜日

drama

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 妄想-もしも『踊る大捜査線』がシリーズとして続いていたら?以下時系列をこう妄想してみました。あくまでもこれはtonbori堂の妄想です。

妄想-もしも『踊る大捜査線』ドラマシリーズが続いたら。

 ここからは完全に妄想ですので、公式の放送データからこうなっていたらというIFの話です。つまり「架空の歴史」WHAT IF?です。

踊る大捜査線シーズン1

・1997.1-1997.3(1クール10話)

 登場人物は、青島俊作 刑事 巡査部長/恩田すみれ 刑事 巡査部長/和久平八郎 刑事 巡査長/真下正義 刑事 警部補/神田総一郎 湾岸署署長 警視正/秋山晴海 湾岸署副署長 警視/袴田健吾 湾岸署刑事課課長 警部/室井慎次 捜査一課管理官 警視/

 いわゆる踊るオリジンとして永く語り継がれていくことになる1stシーズン。今までの刑事ドラマのお約束をことごとくはずし、お仕事ドラマとして再構築しつつもきっちり刑事ドラマとしての外連味は残してきたことにより主役の青島だけでなく湾岸署の群像劇としても高い評価を受けたドラマシリーズ第1作目。


踊る大捜査線シーズン2

・1997.12-1998.3(1クール10話)

 登場人物は同上に/新城賢太郎 捜査一課管理官 警視/が所属部署が異動になった、室井にかわり新たな捜査一課管理官として登場する。スタート時は特番として年末に2時間の「歳末警戒スペシャル」を放送するという異例の形に。特にこの歳末警戒SPは名作の誉れ高い。その時の青島は、杉並北署へ(シーズン1では碑文谷署の交番勤務に異動)再異動(引き取り手がいなくて)していたという設定。それを室井が湾岸署へ再々異動するように手配した。

踊る大捜査線シーズン3

・1998.9-1998.12(1クール10話)

 登場人物は同上にさらに新レギュラーキャストが篠原夏美 交通課 巡査/柏木雪乃 交通課 巡査/が追加された。雪乃はもともとシーズン1にも登場していたがシーズン2に準レギュラーとして警察学校に入学、はれて湾岸署に配属されたという設定。夏美はシーズン1の最終回とシーズン2の間に一時的に移動させられていた杉並北署の資料室室長篠原の娘という設定。


 それに先立ち番組スタート前7月に特番とし初回は「夏の交通安全スペシャル」として篠原の登場と活躍をメインとした特番を放送。スタートスペシャルとして2時間スペシャル(『秋の犯罪撲滅スペシャル』として放送)。そして映画を11月に公開の運びとなった。ストーリーはスタートスペシャルと第2回の間にあった出来事として作られた。また同局の「タブロイド」の登場人物が出演するクロスオーバーと同年冬クールに制作された「きらきらひかる」とのコラボが実現。「きらきらひかる」は深津絵里が出演していたことにより大きな話題となった。この後、同局ドラマと積極的にコラボレーションやクロスオーバーが図られる事になる。

踊る大捜査線THE MOVIE1998.11公開

踊る大捜査線THE MOVIEパンフレット/tonbori堂所有
踊る大捜査線THE MOVIEパンフレット/tonbori堂所有



踊る大捜査線シーズン4

・1999.12-2000.3(2クール20話)

 登場人物は同上であるがこのシーズン途中で青島俊作役織田裕二が番組を降板することになった。それにともないすみれが強行犯に異動し雪乃が刑事に昇格、盗犯課勤務となる。青島は当初の今までの刑事ドラマにある殉職などはしない制作陣の意向もあってシーズン2の冒頭で一時異動していた杉並北署刑事課に再度異動という事になった。また同局制作で脚本家が同じ君塚氏のSMAPの草なぎ剛、「古畑任三郎」の今泉でお馴染みの西村雅彦のW主演のドラマ『TEAM』とのクロスオーバーを果たす。


 また真下役ユースケ・サンタマリアが多忙のため番組を降板、但し準レギュラーの扱いで本庁勤務になったという設定に。室井はさらに昇進となりゲスト出演にとどまる。そのため準レギュラー新城とともに捜査一課の新管理官としてシーズン1に登場した一倉が異動という形で再登場する事になった。またこれもフジのヒットシリーズである「救命病棟24時」とのコラボレーションも話題を博した。またこのシーズンは初の試みとして異例の2クールの放送となった。

踊る大捜査線シーズン5

・2001.1-2001.3(全10話)

 新レギュラーとしてTEAMの丹波肇(西村雅彦)が出演。古畑の今泉とは違った強面演技で好評を博するも1シーズンのみの登板となった。役職は湾岸署強行犯係係長としてワンポイントリリーフのようになったが何かと雪乃が妹に似ているからと気に掛ける部分が描写された。最終回で古巣の一課に呼び戻される。すみれは盗犯係主任として戻り、雪乃が強行犯係に。同時に地域課の森下が強攻犯に緒方が盗犯係に刑事としてくわわることになった。佐戸井けん太演じる前係長だった魚住二郎は交通課長に転出と人事面での動きがみられた。また室井が準レギュラーに復帰。


 最終回に同局の月9ドラマ「HERO」とのコラボが実現、クロスオーバーとして湾岸署の事件が東京地検城西支部に送検されたということでの2時間スペシャルが製作された。前半に湾岸署が事件を追って事件解決。その後久利生検事が事件を担当しさらに事件に隠された真実を追うという試みで、日本版『LAW&ORDER』(アメリカのヒットドラマ、事件を前半を警察が捜査、逮捕。後半で検察が起訴、結審までを描く。)を狙ったらしいがこれは1回だけにとどまった。

踊る大捜査線シーズン6

・2001.9-2002.3(全19話)

 シーズン4以来の2クールになり準レギュラーとして機動捜査隊の刑事としてGTOの人気俳優である反町隆史がゲスト出演する。そして第10話「潜入捜査と彼の事件簿」で青島刑事が復帰。強行犯係に戻ってくることに。これは後の同局の新ドラマのダブルスコアのパイロットとして制作された。同年ライバルとなるテレ朝の『相棒』が土ワイから連ドラに看板を替えて9月からスタート。

 また次のシーズン7は2003年1月スタートと発表され3月までの1クールとなったが同時に映画が7月に公開されることもアナウンスされた。同局のバラエティとのコラボで韓国ロケが実現。ただしダブルスコアとの再度のクロスオーバーは実現しなかった。捜査一課長役に管理官の一倉役で出演の小木茂光に。それにともない段田安則演じる新キャラクター稲垣管理官が登場。また『TEAM』のスペシャルが放送された際に踊るからのメンバーがゲスト出演した。

踊る大捜査線シーズン7

・2003.1-2003.3(全11話)

 ほぼメンバーはそのままだが本庁に異動した真下が新部署交渉課勤務として初回SPと最終回に出演。そして前年に結婚した篠原役内田有紀が引退したため結婚による休職という扱いで降板。初回はお約束になってきた2時間スペシャルだが、海上自衛隊の潜水艦が舞台となるおおがかりなものとなった。しかし当の潜水艦のロケ撮影の許可が降りずオールセットで撮影。後にフジテレビで『ローレライ』を監督することになる樋口真嗣監督が特撮監督として潜水艦部分の撮影を担当した。最終回も2時間SPで夏の映画と直接の関係は無いが暗示するような話となりまたTEMAメンバーの出演もあった。また特番として越境捜査スペシャルが「顔-FACE」(神奈川県警本部が舞台のドラマ)とのコラボレーションで作成された。

踊る大捜査線2ベイブリッジを封鎖せよ2003.7公開

踊る大捜査線THE MOVIE「レインボーブリッジを封鎖せよ!」/パンフレット/tonbori堂所有
踊る大捜査線THE MOVIE「レインボーブリッジを封鎖せよ!」/パンフレット/tonbori堂所有



踊る大捜査線シーズン8

・2004.1-2004.3(全10話)

 再度、織田裕二が降板、ゴシップ誌にはギャラ問題や室井役柳葉敏郎との確執が伝えられたが、その一件で制作サイドから公式コメントが発表される騒ぎにまで発展した。同年同局月9ドラマで自身2度目の主演をつとめた。青島は海外研修(ロス市警LAPD)ということになり異動ではないという形がとられたがシーズン9の復帰は未定とされた。また深津絵里、水野美紀も降板となりメインキャストの大幅な入れ替えが行われた。


 退職ではなくそれぞれ別所轄に異動という形がとられたのは踊る大捜査線THE MOVE2の大ヒットにより再登場の余地を残しておこうという製作側の思惑とファンの願いが合致した結果だった。そのためシーズン1から出演しているのはスリーアミーゴスといわれる署長、副署長、刑事課長の三人と魚住、中西の両係長、暴力犯係のメンバーだけとなった。また警視庁側の新管理官としてTHE MOVIE2の管理官、真矢みき演じる沖田仁美がレギュラーで出演、昇格にともない出番の減った新城役筧は準レギュラー、小木演じる一倉はそのまま一課長に留任となった。同年踊るレジェンドとしてスピンオフ映画の制作が発表されスピンオフシリーズとして『交渉人真下正義』、『容疑者室井慎次』が制作されることに決定。


 一方シーズン8の新主役はMOVIE2に出演した佐々木蔵之介演じる安曇警部補が強行犯係主任(班長)として登場。最終回には『交渉人真下正義』に出演する事になるSITの木島(寺島進)が湾岸署管内で起こる立てこもり事件の解決に乗り出すことになり初顔見世となった。

踊る大捜査線(交渉人真下正義)シーズン9

・2005.1-2005.3(全11話)

 踊るシーズン9と銘うたれているが実質的にはスピンオフシリーズとして認知されている正式タイトルは「踊る大捜査線 交渉人真下正義」とサブタイトル扱いで「交渉人真下」と入る事から踊るではなく真下の主役ドラマとしてファンの間では正式な踊るとは認めていない者もいる。


 その理由の一つが湾岸署メンバーはほとんど出演しないというもの。基本的に本庁の交渉課とSIT第2特殊犯係木島班だけで話が進む。また交渉課とSITが3回連続で(最後の事件のみ4回そのため全11回で最終回は2時間SPだった)一つの事件を解決するという斬新なスタイルは賛否両論であったがおおむね視聴率は良かった。そのため他局でも警察での交渉人のドラマが珍しくなくなり何本か制作されることに。また木島を主演としたスペシャルが制作された。その際前々シーズンレギュラーだった本庁管理官稲垣役の段田安則が犯人だったとい意外な結末に視聴者の反響が巻き起こった。また水野の復帰(このシーズンのみ)もファンにとっては嬉しいニュースとなった。

2005.5「交渉人 真下正義」公開 

2005.8「容疑者 室井慎次」公開

踊る大捜査線(真下正義)シーズン10

・2006.1-2006.3(1クール)

 交渉課とSITの路線はそのまま但し節目のシーズン10ではあるが通算100話シーズン8に放送済なため翌年を10周年記念としてそこまでのブリッジとして本店(本庁)と湾岸署を交互に描く。湾岸署側の主役は安曇役佐々木蔵之介がそのまま続投。また人気シリーズ医龍とのクロスオーバーも実現した。そのためフジドラマユニバースというフジのドラマは緩く世界観がつながっているというファンダムの動きがでてきて同人での2次創作が盛んになる。

 その事象を裏付けたのが同ドラマには同局2000年記念作品に出演した人気バンドTHE BOOMのボーカル、宮沢和史の演じる本庁公安刑事佐竹である。2000年記念ドラマの出演時には佐伯という役名であったがそれを連想させる佐竹という役名がファンダムを痛く刺激したと言われている。また前年映画がヒットしドラマとなった海猿の世界観も引き継がれた回が制作された(海猿の登場人物の何名かが登場した)


 またスピンオフシリーズ、『踊る大捜査線、眠らない街』が2時間SPで制作。9月に放送され容疑者室井の舞台となった新宿北署がメインで描かれ新宿北署刑事の工藤(哀川翔)らの活躍が描かれた。また10月にはさらに『容疑者 室井慎次』に登場した弁護士の灰島が主演の『弁護士 灰島秀樹』が製作された。

踊る大捜査線(真下正義)シーズン11

・2007.1-2007.3(1クール)

 節目の10年目で青島が復帰(階級は警部補)。但し客演扱いで依然として本庁交渉課サイドの物語となる。この背景にはテレ朝系の『相棒』の人気もあると言われているがさだかではない。これにともないシーズン8とシーズン10に出演の安曇は新設された豊洲分署に異動ということで湾岸署を去った。(以後ゲスト出演はしている)これまでの3話フォーマットが2話となりスピードアップが図られた。ただし湾岸署での事件が最終回3部作として制作され真下ではなく青島が主人公として描かれたためコアファンにはこれが真の踊るシーズン9と言われている。


 またスタートスペシャルはまた『医龍』とのクロスオーバーが作られた。余談ながら医龍の敵役として出演している岸部一徳が『相棒』の小野田官房長役ででているためにドラマファンの間では大きな話題となった。真下シリーズから参加の脚本家十川誠志が君塚に代わりこのシーズンのみメインを。また本広がメイン演出を兼ねている『SP-警備部警護課第4係』から監督波多野貴文が手がけるクロスオーバーも制作され話題を呼んだ。(『SP』は踊るスタッフが手掛けているがスピンオフではなく別ドラマとして制作された。しかし一部のキャラクターがお遊びで踊るにも出演しているような扱いになったためクロスオーバーが計られた。これは同局のバラエティー番組『トリビアの泉』で明かされた。)スピンオフシリーズとして好評だった2時間ドラマ、眠らない街シリーズも同年2作目が制作された。

踊る大捜査線シーズン12

・2008.1-2008.3(1クール)

 物語の原点に立ち戻り湾岸署での物語となるシーズン12。ファンの間では真のシーズン10といわれており。青島、すみれの復帰、篠原の復職(設定的には4年前に復職したことになっている)がありファンでも評価の高いシリーズ。コラボ、クロスオーバーは一切無し、そのため純粋な踊るファンからは非常に評価の高いシーズンとなった。


 但し同局の刑事ドラマ『シバトラ』への言及(リンク)がなされたが2003年のような越境捜査スペシャルは制作されなかった。これは未成年犯罪に関する君塚の『TEAM』が2003年の特番以降製作されていないことと、沖田役の真矢みきが別役で出演していることも関係しているとも言われているが詳細は不明。

踊る大捜査線シーズン13

・2009.1(ミニシリーズ3回)

 シリーズ初ミニシリーズとして金曜プレミアム枠で3回に分けて放送された異色作。シーズン1の最終回とシーズン2の歳末警戒スペシャルのような作品を目指して制作された。かなりの力作。出演者も豪華で天海祐希の主演刑事ドラマ『BOSS』とのクロスオーバーも図られた。同年映画第3作製作が発表された。

踊る大捜査線シーズン14

・2010.5(ミニシリーズ3回)

 前年と同じように特番として制作された全3回のミニシリーズ。また映画に間接的につながる内容で係長に昇進した青島の日常と雑多に起こる事件が描かれ、本庁側以外の新レギュラー紹介篇もかねて映画公開1月前に放送された。

踊る大捜査線THE MOVIE3公開2010.6

踊る大捜査線シーズン15

・2011.1-3(1クール)

 ひさびさのフルシーズン放送全10回。これをもってシーズンファイナルがアナウンスされた。そのためコラボメンバーが豪華であり、同じく織田裕二が演じる外交官黒田とのコラボ(黒田ではなくシリーズに出演した田中圭と柴咲コウが出演)『BOSS』からは木元を演じた戸田恵梨香と花形役溝端淳平が出演。『CONTROL』からは主演の松下奈緒と藤木直人。また『絶対零度』から上戸彩も出演し花を飾った。そのため踊る原理派のファンからの評価はあまり高くないが、最終回2時間スペシャルでは映画ファイナルがアナウンスされていたにもかかわらずオリジナルキャスト&ゲストスターによる歳末SPのような力作でファンを楽しませた。

踊る大捜査線 THE FINAL 2012.9.7公開。


 以上幾つかは実際に上映、放送されたものも含みますが全体の流れはフィクションです。

 繰り返します、フィクションです。妄想ですのであしからず。皆々様にはご了解何卒宜しくお願い致します。

最後に

 長々とここまでお読みいただき、妄想にお付き合いいただきありがとうございました。クロスオーバー大好き人間としては、何故テレビ朝日はスーパー刑事大戦を東映とやらないのかと常々思っているのですが、踊るでもそういうのがあったらなあという妄想がありました。医療モノと刑事モノ、あとお仕事モノは割と親和性高いと思うのです。最近はマーベルの試みが上手くいっているのもあるので、そっち方面にどなたか目配せしていただければと思っているのですが。


 妄想踊るシーズン10の『2000年の恋』の公安刑事佐竹のネタは踊るが盛り上がっていた頃にファンダムサイトの一つの2次創作でお見掛けしたものです。実はその『2000年の恋』はちゃんと観ていなかったんですが設定が割と大風呂敷しいてるなあって感心していたのを覚えています。普通の人がスパイ合戦に巻き込まれて運命の恋に出会うとかロマンスなストーリーでしたが今考えると韓流の影響もあったんでしょうね。


 その2次創作サイトさんはPCのアップデートや乗り換えの際にブクマが消失してしまいURLがわからなくなってしまったのですが、確か群青さんという方が運営されていたと思います。オリジナルキャラクターも配して、その他のドラマ(フジの)のキャラクターも出てきたりとかこの妄想に大きな影響があります。(えらくハンサムな女性上司がいらっしゃったのが記憶にあるのですが名前をこれまた失念)サイトはいわゆる、むろすみ(踊るのカップリング、室井さんとすみれさん)推しだったかのように思います。あの時あのサイトを見て無かったらこのエントリは無かったかもしれません。


 ちなみに佐々木蔵之介の安曇は「ハンチョウ」ネタです。これは佐々木蔵之介が『踊る大捜査線THE Movie2』に出演していたことから思いつきました。今野敏の原作では安積は東京湾臨海警察署所属なのでちょうどよいかと(笑)それと2のレインボーブリッジをわざとベイブリッジにしたのはもちろんオマージュ元『機動警察パトレイバーTHE MOVIE2』ネタです(笑)

オリジナルはAmazonPrimeビデオで配信中です。

|TVドラマ踊る大捜査線を観る | Prime Video 

Amazon.co.jp: 踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!を観る | Prime Video

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踊る大捜査線ファイナル

 踊る大捜査線はファイナルを迎えて終了しましたが個人的には映画版2で頭の中で終わっておりました。なぜこういうネタをいまさら公開したかと言うと、やはり面白い刑事ドラマは1話完結スタイルでチームが動くものが好きなんだなと今年の春の刑事ドラマ祭りで思ったわけです。そして出来ればシーズン通じてキャラクターが成長していくのを観ていきたいなと。日本でも刑事ドラマは公安がでてくるものから機動捜査隊が主役だったり、いろいろ多彩になってきました。ですが番組をまたぐクロスオーバーなどはあまりつくられていないのが現状です。


 アメリカでは人気があれば長寿となり、下落すれば即打ち切りと厳しい世界ですが、刑事ドラマは比較的安定しており『NCIS』や『クリミナル・マインド』『HAWAII FIVE-0』などシーズンを重ねて人気を集めています。『NCIS』は『CSI:科学捜査班』のようにフランチャイズシリーズがあり『NCIS:LA』や『NCIS:ニューオーリンズ』とクロスオーバーを行っています。また局つながりで『HAWAII FIVE-0』と『NCIS:LA』がクロスオーバーしたこともありました。


 アメコミドラマの『ARROW』もDCバースとして『フラッシュ』や『スーパーガール』と積極的にクロスオーバーしミッドシーズンフィナーレ(年末)のお楽しみになっています。また世界観がつながっているからこその仕掛けもできるなどクロスオーバーしすぎは劇薬にもなりますが時にはファンを楽しませるお祭りとなるわけです。


 『踊る大捜査線』もそういうポテンシャルを秘めたドラマでしたが、2作のスペシャルの後に映画へスケールアップしてしまったのが、実は個人的に残念で例えば10年タームの連続シリーズで大団円を迎えていればというIFがこのような妄想を起こすきっかけになりました。もちろんIFでしかないのですが、こちらのそういう妄想力を刺激するドラマの登場を願ってやみません。それはフジでもテレ朝さんでも日テレでもNHKでもTBS(順不同)でもどこでもなんでもいいので、是非お願いしたいということで筆を置きたいと思います。

20170802:若干の修正を入れました。大筋の意味は変わっていません。オリジナルで挿入したキャラクターがいつの間にかいなくなっている感じだったのでその部分のみ修正しています。

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