あまり需要の無さそうなエントリですが、『プリンセス・プリンシパル』でウェブリー=フォスベリーの事を取り上げたのでちょっと映像作品に出てきた一風変わったピストル、いわゆる珍銃をとり上げてみようと思います。
映像に出てきた変わり種ピストル。
幾つかある中からtonbori堂の趣味で選んでみました。まずはこの銃から。
ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー(『プリンセス・プリンシパル』)
再度ご紹介(笑)『プリンセス・プリンシパル』に出てきた拳銃で、オートマチック、自動で次弾の発射準備が出来るという意味での自動式リボルバーです。リボルバーは基本的に撃鉄を上げないと発射できません。シングルアクションは撃鉄を起こすアクションが必要でダブルアクションは引き金を引くだけで撃鉄を起こすところから撃発まで出来ますが、引き金が重いのが難点です。ウェブリー=フォスベリーは発射の反動を利用して撃鉄を起こすことができるという利点があり、特にピストルが馬上で取り廻す兵器として重宝された時代に考えられました。ですが残念ながら騎兵用としては成功しませんでした。
![]() |
画像はWikipediaよりウェブリーフォスベリー/By Amendola90 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link |
ジャイロジェットピストル(『007は二度死ぬ』)
普通のピストルは火薬の力で薬莢から弾が飛び銃身から飛び出すものですが、このジャイロジェット・ピストルは弾自体が飛んでいくという、いわば小型のロケット弾を発射するピストルでした。薬莢が残らず、発射音も静か、そして高速で飛翔する弾丸といいことずくめのように思われました。まさに片手で撃てるロケットランチャーというべきものでしたが、残念ながら考えていた以上に性能が発揮できず、近距離では威力不足、適正距離を過ぎると極端に命中率がさがってしまうため、何時しか歴史から姿を消した変わり種です。
映像作品では日本が舞台の007シリーズでも異色作である『007は二度死ぬ』で日本側のスパイのボスであるタイガー田中、演じるは丹波哲郎さんが基地で秘密兵器ととしてボンドの目の前で撃ったシーンがあげられます。昔の子供向けの拳銃図鑑には必ず変わり種として載っていたピストルです。
![]() |
By User KeyserSoze on en.wikipedia, GPL, Link画像はWikipediaより ジャイロジェット・ピストルとそれのカービン型とライフル型。 |
ウェルロッド(『パーソン・オブ・インタレスト』)
ウェルロッドは第2次世界大戦中に作られた非常に特殊なピストルです。金属製の筒にグリップが付いた形をしており、単発で発射するピストルですが金属の筒はサイレンサー(消音器)になっており暗殺や特殊作戦などの特殊任務用に作られたピストルです。一発づつしか撃てない単発銃ですが、消音性は高く、またターゲットに押し当てて発射することも考えられて銃口部がへこんでいます。まさにプロの道具といった感じのピストルです。海外ドラマの『パーソン・オブ・インタレスト』で元東独のスパイが使用していました。殆ど映像作品ではおめにかかることがない変わり種ピストルです。
![]() |
By Askild Antonsen - Welrod Mk I, CC 表示 2.0, Link画像はWikipediaより |
最後に
他にもたまに珍しい銃が出てくると目が釘付けになってしまいますが、例えばシュワルツェネッガーの映画で映画用にデザートイーグルを改造したポドヴィリン自動拳銃やロボコップが使うベレッタM93R改造のマシンピストル、オート9なども変わり種にあげられるかもしれません。マイナーメーカーのチャーターアームズのリボルバーとかそういうのもつい目がいってしまったり、映画とかではあまりお目にかからないベクターの自動拳銃などそういうのも一種変わり種?かも。『拳銃は最後の武器』シリーズの番外編としてこういう変わり種ピストルシリーズも、またこういう感じやってみたいですね。
|プリンセス・プリンシパルを観る | Prime Video
|Amazon.co.jp: 007/007は二度死ぬ [Blu-ray] : ショーン・コネリー, ドナルド・プレザンス, 浜美枝, 若林映子, 丹波哲郎, ルイス・ギルバート: DVD
0 件のコメント:
コメントを投稿
お読みいただきありがとうございました。ご意見、ご感想などございましたら、コメントをよろしくお願いいたします。【なおコメント出来る方をGoogleアカウントをお持ちの方に現在限定させて頂いております。】