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妄想-こんな刑事ドラマがあってもいいじゃない。|tonbori堂ドラマ四方山話

2017年7月27日木曜日

drama Gun

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 昨日のエントリ『妄想-『踊る大捜査線』がドラマシリーズだったら。』を上げたあと、フォロワーさんからこのエントリを面白いといっていただき、その後でこういうツイートをされていました。



 そう言えば最近『大追跡』や『大激闘』のような1時間ドラマで実質45分のうち半分は銃撃戦は言い過ぎですが拳銃をちらつかせて、ド派手な銃撃戦で締めるドラマってないですよね。当然、世間の需要がそこに無いからとも言えますが、それではなんとも寂しいものです。なので当方もこういうのがあったら面白いかもとちょっと考えてみました。

銃を構える男/イメージ画像
イメージ画像/銃を構える男


往年のヤングアクションドラマをもう1度。

 この見出しは海外ドラマの『刑事スタスキー&ハッチ』でOPテーマに乗せて流れるナレーション『黄金のヤングアクションドラマ』から拝借しました。派手にぶっ放す(拳銃を)しカーチェイスもする。はたまた街を走って犯人追跡。今そういう汗をかくドラマってちょっと少ないかな?って気もします。いや汗はかいてるんだけど別の汗みたいな(^^;そんなわけでちょっと妄想してみたのが以下の3本です。

チェイサー(仮題)

 ありがちなタイトルではありますが、捜査一課特殊犯捜査係SITにはバイクを使って被疑者を追跡する「トカゲ」という非公認部隊があるとか。平時にはそれぞれの部署で業務をしていますが事案によって招集され任務にあたるそうです。今敏さんの小説や、テレ東で2時間サスペンスドラマとしてトカゲがネタになったこともありました。(ちなみに両者、主人公が女性なだけで関係ないようですが…いや(^^;)でこちらもその設定にのっかってさらに過激な言わば現代によみがえった『ワイルド7』のような話を考えました。


 トカゲのように状況によって招集されるユニットではなく常設ながら、その存在は非公認。ただしメンバーはSATのようにメディアには非公開。そもそもが非公認のためメンバーも秘密という特殊な部署、一応名前が必要という事で、刑事部刑事総務課特別処理係という特殊な苦情処理係という名目が与えられているものの総務課長預かりではなく刑事部参事官がその任を以って当たる。取り扱う事件は凶悪かつ迅速に処理が求められるもの。状況によっては被疑者の無力化も視野にいれて任務を遂行する。全員がライダーであり機動力を活かして任務に当たる。彼らの活動は決して明かされることなく大都会の闇へ消えていく…というのが骨子です。


 ワイルドのような元犯罪者ではないもののメンバーも警察内部のアウトロー的なポジション、ゴンゾウ達の集まりで、例えば総務課の昼行燈だったり捜査一課の資料係だったり、元機動隊銃器対策部隊で現在車両係とか。お約束としてバイクのチェイスシーンと最後はビル内での銃撃戦というので締めという感じです。カラーとしては大追跡+ドーベルマン刑事(ドラマ版)ですね。

MAAT:SO

 MAATというのは大阪府警に設置された捜査一課特殊犯捜査係です。そのMAATの通常業務では処理しきれない特殊事案を手掛ける秘密部署スペシャル・オペレーションの活躍を描くというお話です。イメージ的には『NCIS:LA』ですね。潜入捜査などを専門に手掛け、人ごみの中での尾行で被疑者を追跡などは香港映画『天使の眼、野獣の街』の刑事情報課(CIS)監視班のイメージも入ってます。


 フジのドラマ『絶対零度』シーズン2もそっち意識していたような。ちなみに『天使の眼、野獣の街』も日本のTV局が権利を買ってローカライズするみたいなことをどっかに書いてた気がするのですが、同時期に伝えられていた韓国版映画は制作されましたが、日本のは立ち消えになったようです。これをベースにドラマにするのは悪くないかなと思ってたんですが。


 大阪を舞台にしたのは『ブラックレイン』みたいなカッコいい画をとってドラマにできませんかねーっていうだけです(笑)そういえばCRISISでは小栗君の演じた稲見は自衛隊特殊作戦群の出身という設定だったかのように思いますが、『NCIS:LA』のサム・ハンナは元SEALS、『HAWAII FIVE-0』のスティーブ・マクギャレットもSEALSのチームリーダーという設定です。そういう戦闘のプロ設定っていうのは今後日本の刑事ドラマでも入ると面白いのではないかなと思います。このエントリを書いててドラマ『絶対零度』のサブタイトルが今見ると最初はコールドケースを意識してシーズン2はNICS:LAを意識しているんだなということに気づいてしまいました😅

野獣刑事

 緒形拳さんの映画です、(ヲイヲイ( `ー´)ノ、

 実はこれは私が昨日ツイートしたんですが

 っていう話にタイトルつけるなら、緒形拳さんが主演したアウトロー刑事のこのタイトルしか無いだろうっていう。たぶん一番の問題作になるかも(笑)ウラ大阪というのは舞台としてそういうフィールド。いわばマクー空間みたいなものですね。それをどれだけすっと落とし込めるかが肝になるかなと思っています。ちょっと時事ネタに色気を出すならカジノ案件と絡めるのもありかもしれませんね。


 だいたいの流れではそういう組織を退治するというか「アウトレイジ」的にほぼ戦争するみたいな。派手な銃撃戦だけでなく、サイレンサーを使った暗殺や爆弾など、かなりド派手な、だけど一般の目に触れない裏での暗闘という部分では、その世界を渡り歩くには野獣のような刑事でないと務まらない。そんな感じです。ゴールデンタイムには刺激が強いかもしれませんが、こういうハードなドラマがあってもいいんじゃないでしょうか。

最後に

 シリアスでハードな作品やサスペンスタッチなのも好きなんですが、『大追跡』『大激闘』のようなドンパチのある作品が時代にマッチしていないとはいえ全然無いのは寂しいものです。日本はアメリカと違って銃がはびこっているわけではないので銃撃事件そのものが少ないです。最近は暴対法のあおりで民間にも違法な銃が出回ったりしてる案件がちらほらありますけど、日常的にそういう話があるわけではないし、既にそういう状況が70年近くも続いているわけです。


 とは言え日活無国籍アクションや東宝の暗黒街シリーズ。大藪春彦先生のアクション小説などなど、戦後の愚連隊、そして労働運動や安保闘争などなど時代がきな臭い時代にはアクションはうけいれられていたはずです。とうぜん今がきな臭いからというふんわりしたという理由だけではなく『さらば あぶない刑事』のスマッシュヒットを考えればある程度の需要は見込めるはず。無理に時代にマッチさせる必要もないですが、拳銃を撃つシーンが空気のように当たり前ならツッコミは入らないと思うんです。


 難しい事を考えさせる前に状況に叩き込んで見せていけばそういうツッコミよりも先にどうなるのという、先を観たいとなると思うのです。むりやりに今風にマッチさせなくてもいいけれど今の空気というものをまとえば銃撃メインの作品でも十分成立するのではないかと思っています。またそういうドラマをぜひ見たいですね。その意味では30分枠ながら『コードネームミラージュ』はよく頑張ってると思います。今回はキャスティングまでは考えず、アウトラインのみを考えてみましたが次に同じようなエントリを書くときはキャストまで含めて考えてみたいですね。

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