ブギーマン再来。『ジョン・ウィック:チャプター2』

再び帰ってきたブギーマン

『ジョン・ウィック:チャプター2』は前作のスマッシュヒットによって作られた『ジョン・ウィック』の続編です。前作『ジョン・ウィック』は舐めた相手が実はっていう最近ではデンゼル・ワシントンの『イコライザー』もそうでしたね。また引退している最強の男を戦場へまた呼び戻すっていうのはアーノルド・シュワルツェネッガーの『コマンドー』がそうでした。




画像はWikipedia(English)より 本国版ポスター|リンク
『スピード』でスターダムにのしあがり『マトリックス』で不動のアクションスターになったものの最近は不況をかこっていたキアヌ・リーブスの復活作として認知されている前作。その拳銃殺陣とも言うべきガン・フーはガンアクション映画好き界隈ではガン=カタ以来の盛り上がりでした。

今回はジョン・ウィックが殺しの世界から足を洗うために誓約した事がネックとなってカムバックを余儀なくされ、その事が原因でニューヨーク中の殺し屋から狙われるというストーリー。とにかく小難しい理屈は抜きで、サーチandデストロイ、見敵必殺な前作同様今回も立ち向かうものは仏でも斬るっていう勢いです。いやキリスト教圏だから神もか(^^;

実際、今回の舞台はローマで、1作目に出てきた殺し屋互助会コンチネンタルホテルのコンチネンタル・ローマがでてきます。ニューヨークでの支配人はイアン・マクシェーン演じるウィンストンでしたがローマの支配人はジュリアスはマカロニウエスタンでお馴染みのフランコ・ネロでした。こういう配役も嬉しいもんですがフランコ・ネロそういえば『ダイ・ハード2』独裁政権の将軍として出演してましたね。

そのジュリアスが『法王に会うのか?』と聞くとウィックは『いいや会わない』というシーンはキリスト教圏外の人には分かりにくい感じですが、日本だったら『天皇に会うのか』と聞くのに近いでしょうか(^^;ジュリアスは最高の部屋をウィックにまわします。こういうくすぐりが『ジョン・ウィック』の真骨頂かもしれません。


ガン・フーとジョン・ウィックの銃

見どころはなんといってもキレッキレのガン・フーなんですが、今回もみせてくれます。
ガン・フーとは拳銃による殺陣の事でこの作品でもスタッフがガン・フーと言ってて、どうも香港ノワールなどに代表される2丁拳銃やカンフーを取り入れた銃撃戦の事をさすようです。『リベリオン』でお馴染みのガン=カタもどうやらこの一派として捉えられているようです。ウィックのガン・フーについては各種のCQCなどの近接戦闘技術と射撃術をベースにしたものようでキアヌのトレーニングシーンの映像フッテージも出ています。


映像はyoutubeから。配給のポニーキャニオンより

監督はスタントコーディネーターとして数多くの作品を手掛けマトリックス・シリーズにも関わったチャド・スタエルスキー。彼のコメントによると日本の柔術も入っているとか。マーシャルアーツもふくめ複合的なアクションになっていることが伺えます。

ローマの古代遺跡でのイベント中に敵のボディガードを90秒で20人を撃ち倒すPVなどがリリースされていますが、そういうシーンのオンパレード。コモン演じるカシアスとの一騎打ちや敵ボスの女ボディガードとの一騎打ちなども見どころです。特に女ボディガードを演じるはルビー・ローズ、最近『バイオハザード:ファイナル』やトリプルX最新作に出演している注目株です。ちょっとミシェル・ロドリゲスに似てるんで姉妹の殺し屋とか姉妹の凄腕エージェントとかで共演して欲しいですね。


映像はyoutube oriconよりローマでの銃撃シーンのフッテージ

また今回も多彩な銃が出てきてます。ウィックが使用するのはコンチネンタル・ローマの銃器ソムリエから薦められたグロックをはじめキンバーのM1911カスタムなど枚挙にいとまがありません。特に注目したいのは殺しの依頼のためにローマで銃器を調達する際に、デカいの(ライフル)、大きいの(ショットガン)、おまけにデザート(ナイフ)と選ぶシーンは必見です。前作ではH&Kを愛用していたウィックはドイツ製がお気に入りでしょうがオーストリア製もとグロックを薦めるシーンは銃器ファンにはにやりと出来るシーンでしょう。


映像はyoutubeより 配給のポニーキャニオンから

まあこちらが見ててもざっと確認できただけでもグロック、AR-15カスタムのライフル、ベネリM3ショットガンなどまさに銃器のオンパレードではあるのですがNYに戻ったウィックが頼るNYの地下の帝王キング(演じるはモーフィアス役でお馴染みローレンス・フィッシュバーン。多分チャプター3で重要な役割を担う事になりそうな予感がします)からたった7発の弾丸と共に受け取る数多いM1911クローン(コルト・ガバメントのコピー銃、といっても本家より高精度のものも多くコンバットシューティング用にカスタムされたものも多い)の中でも評価の高いキンバーのウォーリアというモデルです。
WAキンバー・ウォリアー/ジョン・ウィックモデル
画像はAmazonより ウェスタンアームズのキンバーをモデルアップしたトイガン

今までの作品なら少ない7発をどうするのか?どうやって戦うのかという知恵と工夫の部分ですがウィックは正面突破、7発の銃弾でどう戦うのではなく7発はあくまで戦端を開くものでしかないというところが目から鱗でしたね。これは是非作品を観てご確認を。

NYでウィックが殺し屋たちに狙われるシーンでは街角のバイオリン弾きや普通のビジネスマン風からスモウレスラー風、清掃員まで数多く出てきますが街中で派手な音をさせるわけにはいかないので全員サプレッサー(サイレンサー/消音器)を装着しています。実際には付けていても音はしますが亜音速弾という音速が出ない弾との組み合わせでけっこう発射音は抑えれるとのことだそうです。それでも公衆の場での撃ちあいはけっこうドキドキするものがあります(附帯被害が出ないのかとか、跳弾とか)

そこでウィックは意外なものを使って殺し屋を撃退するのですが、徒手空拳で敵地に乗り込み敵を皆殺しっていうのは『イコライザー』でデンゼル・ワシントンがしていましたね。次のウィックのスタイルはそっちに近くなるかもしれない気がします。まあどうなるかは分かりませんが、今回彼がこだわったというそのシーンが入っているというのはそっちへの布石?かも。ちなみにそれは何かというとこれです。
三菱鉛筆
画像はAmazonより
そうです鉛筆です。そう言えば『ダークナイト』でもジョーカーが鉛筆で痛いマジックを見せていましたね。香港映画でもお箸とともに鉛筆はけっこう使われているイメージがあります。じっさいにタクティカルペンという武器にもなるペンが販売されていますし、実は先が尖っているものは使いようによっては武器に変貌するのです。
WUBEN タクティカルペン USB充電式LEDライト搭載 防犯用タングステンボールペン 高品質ボールペン芯内蔵 多機能ペン
画像はAmazonより|WUBEN タクティカルペン

ジョン・ウィックとクルマ

あ、車好きには冒頭のシーンではちょっとショックを受けるかもしれないですね。前作でもウィックが絡まれるきっかけになったフォード・マスタングの猛烈なシーンがあるのですがクルマ好きとしては、ああ…orzってなってしまいます。その後ウィックの旧知の友であるオーレリオ(ジョン・レグイザモ)が「直るかだって?エンジンは外れ、シャフトはずれシャシーは歪みウィンドウは割れている…直るさ。クリスマス頃には…2030年のな」(だいたいこんな感じ)いや心強い台詞です。普通のところなら一発廃車です(^^;

BOSS429.JPG
By CJ DUB - 投稿者自身による作品, CC BY-SA 2.0 ca, Link
画像はWikipediaより 映画とは違うカラーリングですが同車種の69年式フォード・マスタング 


ブギーマンはどこへいく?

劇中でウィックは『ブギーマン』と呼ばれます。たしか前作ではババ・ヤガという名前(ロシアの荒野をさまよう恐ろしい亡霊の意味)だったように思うのですが、『ブギーマン』は映画のタイトルにもなった亡霊のような存在。子どもを大人しくさせるために大人がいうブギーマンがやってくるは、闇社会では殺し屋(しかも凄腕)が音もなく亡霊のように忍び寄ることを指しています。

今回殺しの世界に復帰したウィックはある意味、死んだ男です。ですが愛する人のため修羅道に堕ちてもあがきつづける彼の前には修羅の道しかのこっていません。たぶんこの先も修羅の道を歩み続けることでしょう。つまりブギーマンのように現世を彷徨う亡霊のような存在になりました。近づくものには死を与える存在。彼の行きつく先はどこか?気になります。

アクション映画好きにはたまらない『ジョン・ウィック:チャプター2』は理不尽な事に怒りをたぎらせているならスカッとする事間違いなしの1本です。既に前作を上回る成績に早々に3作目の製作が決定。ウィックの修羅道はどこにたどり着くのか?3作目も楽しみです。

ジョン・ウィック(字幕版)
画像はamazonより|Amazonビデオ配信中

前作はAmazonビデオで配信中です。ガン・フーの乱れ撃ちで怒れる男の復讐行です。

マトリックス(字幕版)
画像はamazonより|Amazonビデオ配信中

マトリックスもAmazonビデオにて配信中。キアヌとローレンス・フィッシュバーンとの共演作『マトリックス』もしかすると3ではキャリー・アン・モスが登場するかもしれませんね。
イコライザー
画像はamazonより|Amazonビデオ配信中
『イコライザー』は元凄腕の殺しのプロがっていう点で共通点が多い作品です。こちらも続編作られそうですね。

【WAスーパーリアルガン】WA キンバー ウォリアーカスタム ジョン・ウィックモデル WAムービーガン・シリーズ
画像はamazonより|キンバー・ウォリアー

キンバー・ウォリアーのガスブローバックエアガンはAmazonで買い求めることが出来ます。日本のトイガンメーカーWAがモデルアップしたキンバーウォリアーカスタム。これはジョン・ウィックとのタイアップモデルだそうです。

東京マルイ No.36 デザートウォーリア4.3 18歳以上ガスブローバックガン
画像はamazonより|デザートウォーリア

WAがちょっと高いなって方にはこっちもありかも。東京マルイのガスブローバック。ウォーリアです。キンバーとかのマークはWAが独占的に結んでいますがこれはキンバーのカスタムを基にしているのは一目瞭然ですから。ナイトとデザート、ナイトの方が気分はウィックかもしれませんね。

画像はamazonより|ナイトウォーリア

20170802 ちょっとだけ追記しています。ブギーマンの辺り。文章大きくは変えていません。あとリンク切れを修正。

20170908 追記:タクティカルペンの画像がリンク切れになっていたので同種のものと差し替えました。

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