年末にカウチポテトで1本、おすすめしたい映画。とりあえず今回オススメなのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』。めっちゃハリウッドでブラッカイマー印の1作とはいえこの映画、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウがいなかったら本当に凡庸な作品になってたと思う。まあそこに魅力的なヴィランであるジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサもいてこそなんだけども。
パイレーツ・オブ・カリビアン/パンフレット/tonbori堂所有 |
『パイレーツ・オブ・カリビアン』
普通こーゆうハリウッドブロックバスターには出ないのに「海賊が演じれる」ってことだけで出演をするデップが扮するキャプテン・ジャック・スパロウ。もうこれに尽きる。それ以外には実は何も無い(爆笑)というのは言い過ぎか。ハリウッドのブロックバスターらしくセットは豪華、オープンセットの作りこみも凄いの一言。それにヴィランのバルボッサ率いるブラックパール号の面々や、スワン総督の娘、エリザベスに恋する鍛冶屋のウィル。実は父親が有名な海賊でジャックの仲間とか、これでもかというてんこ盛り。思えばハリウッドのてんこ盛りのある意味スタートかもしれない。
けれど同じブラッカイマー印のベイとかの映画よりはるかにお気楽に見れるのは、それほど残酷なシーンやR指定ではない王道な展開だからだ(但しPG-13ではある。それはバルボッサたちが死ねないゾンビような存在の時のグロテスク姿などが引っかかっているようだ)。だからといってお子様ノーサンキューではなくある意味お子様ランチをストーリーのツッコミどころはそのままにルックをちゃんと仕立てて役者も出来る人物を揃えたところがこの作品が今でも愛される要因ではなかろうか。
実際イメージキャラとしてもスパロウが全体を引っ張っていってるところである意味『ハリー・ポッター』とかの向こうを張っているし新作も作られている。コレに関してはブラッカイマーいい仕事したなと言ってもいいだろう(笑)それに家族全員で観れるという掟をこのエントリに関しては設けているがそれにも合致する。(PG-13だが十分地上波で流せるやつは事実上OKだ(笑))
魅力的なヴィランもまた作品を面白くする。
スパロウだけではない。ヴィランのバルボッサもまた面白い。ジャックを放逐しブラックパールを乗っ取った敵役。ジャックの宿敵であるが、憎めないところもある。しかし基本的には冷酷で計算高い嫌な奴だ。これをジェフリー・ラッシュがまたなんとも愉快そうに演じるのだから面白くないわけがない。面白い冒険活劇には強力なヴィランが必要。それを忠実に守っている。奇をてらわず王道な運びにブロックバスターお得意のビッグガジェットがスパロウというキャラによって生きている稀有な例。時間が長いのが玉にキズだが劇場で観たときはそれほど気にならなかったので無問題。ということでオススメな1本
追記2017.04.22
といってもヒット映画の例にならって結局トリロジー、そして新ネタとまあヒットシリーズになってしまって、いろいろパワー不足も否めないけどデップのメジャー出世作としてはやっぱり忘れられない1本。新作前に4本パックとかも出るようで。(2024.02.01その後5本目も入った5本パックとなりました。デップは色々あってパイレーツ・オブ・カリビアン、スパロウに思い入れはあるものの復帰はなさそうです。)
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