ということで年末に向けてヘビーローテな映画を紹介してみようかと思う。とりあえず毎週1本で計4本、棚にあるDVDからひとつかみ(by山下達郎)でいってみよう(笑)基本的に棚にあるDVDからメジャーな作品で行きたい。いきなりジョニー・トー監督『ザ・ミッション』をオススメしても家に無い人の方が多いしレンタルにあるかどうかも?なので万人向けでおススメしてみたい。
(トー監督関係についてはWeb-tonbori堂ブログ本家をご覧頂きたい/リンク先はエキブロ/Web-tonbori堂ブログ/ジョニー・トータグリンク)
で最初にご紹介するのはハリソン・フォード主演の『逃亡者』である。
ハリソン・フォード主演『逃亡者』/監督∤アンドリュー・デイビス/DVD |
『逃亡者』
ストーリーは外科医のリチャード・キンブル(フォード)が妻殺しで逮捕されるところからはじまる。キンブルは無実を訴えるが、状況は彼に不利であり、裁判で死刑判決を受けてしまう。しかし護送中の列車が事故を起こし、そのチャンスに脱走する。それを追うのは連邦保安官のジェラード(ジョーンズ)。凄腕のジェラードはすぐさま包囲網を引いてキンブルを追い詰めていく。しかしキンブルは自らの手で妻を殺した真犯人、片腕の男を捕らえるためにジェラードの手からあの手この手で逃げるというストーリー。
この映画、とにかくジェラード保安官がザ・仕事人という感じで非常にカッコいい。これでオスカーを獲ったトミー・リー・ジョーンズのサム・ジェラード連邦保安官(正しくは保安官補らしい)の活躍が白眉な作品と言っていいだろう。監督のアンドリュー・デイビスは前年にスティーブン・セガール主演による「沈黙の戦艦」を監督し注目を浴びたが、この時も敵役としてエキセントリックな元CIAの暗殺要員ストラニクスを演じたのはジョーンズだった。デイビスはジョーンズとも他にも組んでいて彼の良さを良く知っており猟犬のように狙った獲物は逃がさない、有能かつ人使いの荒いジェラードを彼に託した。いかにもトミー・リー万歳でもあるが実際・・・・・そうなんだもんしょうがないじゃないですか!(爆笑)
とはいえキンブルをハリソン・フォード以外がやっていたとしたら多分ジェラードに喰われっぱなしであえなく沈没し駄作になった可能性がある。やはりビッグネームのハリソン・フォードだからこそトミー・リーも喰いがいがあったというもの(笑)デイビスのテンポの良さもあって日曜洋画劇場的に(家族団らんで観るには)適したサスペンスアクションだと思う1本。ちなみにtonbori堂は冒頭すっとばして列車転覆のあたり(ジェラード登場)から観てます😅
以上エキサイトブログより転載。|リンク(エキサイトブログ元エントリ)
監督アンドリュー・デイビス
監督の前作、『沈黙の戦艦』では閉鎖空間のアクションで、舐めてた相手が実は…系の作品だった。スティーブン・セガールというアクションスターをもってきたのも成功していた。(『沈黙の戦艦』の前に彼はセガールと組んでいた)また『パッケージ/暴かれた陰謀』という作品ではジョーンズとも組んでてそういう意味では気ごころしれた仲で作られている側面がある。実際脇を固めているシカゴ市警の刑事などはデイビスの他の作品でもよく見かける。
ちなみにこの作品、グロックがやたらと推されていたのも記憶に残っている。この映画以降、アクション映画でグロックをやたら見かけるようになった。それまでの定番は『ダイ・ハード』で使われていたベレッタM92Fだったが、あまりにもジョーンズの銃の捌き方がカッコいいのでグロックが売れたのではないか?と思ってしまうぐらいである(笑)
助演にはジェラードの部下コズモーにジョー・パントリアーノ。『バットボーイズ』の上司役や『マトリックス』で皆を裏切るサイファーなどでお馴染み、いわゆるアメリカのバイプレーヤー(これは和製英語である)。またチョイ役でジュリアン・ムーアが出演している。本編は小気味いいテンポと爽快な結末にまさに娯楽映画の王道。年末におすすめの1本である
|Amazon.co.jp: 逃亡者 (字幕版)を観る | Prime Video
※全面的に改稿及び加筆しました。20191025
※ジェラード主人公のスピンオフ。今度はウェズリー・スナイプスを追い、相棒はロバート・ダウニーjrという配役だけど監督が変わったのでデイビスほどの小気味いい感じは薄れていましたがジェラード推しな人は気に入るかも。(tonbori堂は好きです。)
『追跡者』/トミー・リー・ジョーンズ/ウェズリー・スナイプス|監督:スチュアート・ベアード/DVD |
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