今度は戦争だ!|『バイオハザードⅡアポカリプス』(2004公開|米/英/独)|tonbori堂映画語り【ネタバレ注意】-Web-tonbori堂アネックス

今度は戦争だ!|『バイオハザードⅡアポカリプス』(2004公開|米/英/独)|tonbori堂映画語り【ネタバレ注意】

2013年11月14日木曜日

GAME movie

X f B! P L

 前作の続編として作られた2。物語も1作目のラストから始まる。で、・・・・・・・・・・話が大掛かりなのに時間が短い。いややみくもに長いのがいいとは言わないがちょっと起承転結で言えば起承転で終わった感じがする。

『バイオハザードⅡアポカリプス』/ロゴはイメージです
『バイオハザードⅡアポカリプス』/ロゴはイメージです

続編の軛を越えられたか?

 アクションはそうとうなもので前作よりホラー感が薄め。さすが2班監督をしていたウィット監督だと思うが・・・・・ゲームはアクションゲームだがホラーの感覚を取り入れ怖がらす事に力を入れたが2作目からどんどんアクション系になってきた。そのため先祖がえりを促したりと色々大変だったようだが、映画的には同じようにアクション重視の作りなってきている。夜のシーンを多用しながらも、ホラー映画で御馴染みの仲間が殺されちゃうお約束もあるのに。アンブレラの重装備な兵隊達とアリスの超絶な運動能力が記憶に刻み込まれていく(笑)


 今回初登場キャラのジル・バレンタインはゲームユーザーにはお馴染みのキャラクター。こうまでそっくりな格好でするとはかなり思い切ったことをしたなという 感じ。個人的にも好みです(笑)そしてゲームユーザーにはどうだったのかは解らないけどゲームからのもう一人のキャラクター、カルロス。ゲームでは若いの に映画ではおっさんです。しかもジョージ・クルーニ-にちょっと似ている気がする😅


ネタバレありです。






この後ネタバレありです注意!











エイリアン2の線を狙ったか?

 結局キャラクター登場に時間を割きすぎて全員揃うのがほぼ後半。だからホラーアクションの定石。メンバーの何人かがやられちゃうのがちょっと軽いのだ。そこらへんがなんとも惜しい。L.Jが途中で出会うSTARSの生き残りチームがジルらと行動を共にしている脚本にすればもっと敵のメネシスやゾンビに囲まれた絶望的状況が出てきたと思うのだが・・・・。あとカルロスのチームが何しにきたのかも意味不明。メネシスの評価実験用のモルモットとして放たれたのなら話もすっきりするしそうでないなら何かしらの重要ミッションなはず。例えば最初からアシュフォード博士の命令で娘を救出するミッションを与えられたとか、アンブレラ本社の重要データ-を持ち帰るとかなんかあっただろーって思うのだが。その上で見捨てられたというなら冒頭の命令無視の救出が伏線となるのだがこれが意味がないシーン(カルロスの人となりは解るけど)となってしまいまことに残念。


 だけどちょっと思ったのはアンダーソンは前作は「エイリアン」で今作は「エイリアン2」の位置付けなんではなかろうかと思った次第。前作は閉鎖空間での脱出劇で今作は戦争状態。前のバイオハザードでもいろんな映画のオマージュがあったけど今回の流れを見てもそういうのは少なかったのは彼が監督をしていなかったからでそこから考えても脚本の流れで考えればそうではないかなと思った。但し次がエイリアン3とはならないとは思うが。(最後のエピローグを観てもそれは明らかで連想されるのは別の映画なので)次はアンダーソンに監督を希望する。

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追記:Amazonプライムに加入なら今なら無料で視聴できるそうです。(2017年当時)

※このエントリは本家ブログ(web-tonbori堂ブログ)よりの転載加筆分です。

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