ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイルの伝奇アクションもの『ヴァン・ヘルシング』単純明快なアクション映画。謎のモンスターハンターがヴァチカンの指令で闇に蠢く眷属を人知れず狩っており、あらたな指令が届き最大の敵ドラキュラ伯爵と対決するというもの。おどろおどろしい怪奇ホラーという趣もあるが『ハムナプトラ』のソマーズ監督ならではのアクションつるべ打ちで押し切るのも忘れない。
『ヴァン・ヘルシング』(2004公開|米)/ヒュー・ジャックマン|ケイト・ベッキンセイル/ロゴはイメージです |
ヴァン・ヘルシングの冒険譚
ストーリーの展開も、非常に大味な感じもソマーズ監督っぽい。『ハムナプトラ』とやってることは一緒である(^^;『X-MEN』シリーズのウルヴァリンでお馴染みヒュー・ジャックマンがタイトルロールのヴァン・ヘルシングを演じる。
以下ネタバレ
ネタバレしますよ?
しちゃいますよ?
ネタバレ
その1
主演ウルヴァリン役もしてるヒュー・ジャックマンだし観る前にまさかこいつ変身しねえだろうな?と思ったら変身したので焦った(笑)まあ咬まれたからと言うオチがあるにせよ魔物ハンターがその魔物ってのは定番だが、ヒュー・ジャックマンが変身するのはちょっとどうなのと。変身すると思わせておいての方がお客さんも新鮮とちゃうのと。というかそれを別にしてもウルヴァリンのような実は不死者っていうのが、キャラ被りしているのもいただけない。もっとも『ヘルシング』に出てくるアンデルセン神父のよう人為的ではないし、その上いろいろ枷がある模様。だが非常に長命であることが示唆されている。
その2
まさかのダークファンタジークロスオーバー。フランケンシュタインの怪物が登場し、そこそこ重要な役割をもって登場する。これは結構〇な部分。彼をもうちょっと上手くフィーチャーしてくれればこの映画さらに面白くなったように思う。
その3
狼男が登場する…以下略。っていうかドラキュラ、狼男、フランケンって「怪物くん」じゃねーか。いやウルヴァリンじゃなかったヒュー演じるヴァン・ヘルシングが…(^^;そういう出自を持つ(というか記憶喪失)なんであまり悩まないところが物珍しいヒーローだったが、流行のヒーロー達は皆、スパイディにしろバットにしろスーパーマンでさえヒーローとして悩むのが最近のお約束のだもんで、その辺りは良かったんじゃないかな。たまには単純かつ明快なヒーローがいてもいい。基本的に出自は不明ながらも普通の人間ヒーローだからこそだとは思うんだが、でもやっぱりウルヴァリンの影をひきずってたかというのがもったいない。
続編
続編も出来そうなキャラなのだが次のネタをどうす るのかが興味がある。基本的にはドラキュラの血族を倒していくことになるんだろうけど(ブレイドのパターン)とは言えヒロインが最期にその身を捧げてっていうのはパターンの一つに沿っているとはいえ、続編にまた新たなヒロインをっていうのも類型的だしどうなんでしょうねとは感じた。そこを加味してもやっぱり大味な伝奇アクションな1本。
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このエントリは本家ブログ(web-tonbori堂ブログ)よりの転載加筆分です。
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