ブライドの復讐行脚マカロニ編とでも呼ぶべきか。
KILL BILL Vol.2/ロゴはイメージです |
個人的にはvol.1より好きな作風だった。もちろんvol.1も楽しんで観れたけどこっちの方がより感情移入出来たし、なによりブライドの仇敵ビルがかっこいい。
渋い敵役がいる映画はいい映画。
やっぱり渋い敵役がいないと画面が締まらない。デビッド・キャラダインってどっちかというとB級映画の敵役って感じが強かったけどもう渋くてかっこいい!クェンティンの映画って彼のリスペクトしている人を使って再度注目を浴びることが「パルプフィクション」以降多いけど今回はデビッドとは!
しかも完全にはまっているというか元はウォーレン・ビーティだったそうだけど全然想像できない。しかもビーティにデビットのようにやってくれとかクェンティンが注文を出したから降りたという噂まで聞いたが絶対にデビッドで正解だったと思う。それとQT組若頭マドセンが出ているのも嬉しい。ブーツがMrブロンドを思い出させるがそのよれっぷりもGoodだし、そしてダリル。彼女の怪演も面白い!というか変な映画によく出ている人だなぁと感心。大女の一騎打ちシーンがいまいち評判が良くなかったみたいだけどアレがあってこそののこの作品だろうと思ったけどなあ。
アクセントになっていたパイ・メイとの修行シーンもそんなに悪くない。全体的にバランスが取れているのはvol.1にケレン味を全部ぶち込んだからか?セリフもクェンティンらしさが出ており冒頭のビルとブライドの会話シーンは出色の出来だったと思う。
世間様は分かってくれない。
だけどVol.1より受けなかったとか。やはり派手なアクション満載映画か王道のラブストーリーでないと世間様は振り向いてくれないのか・・・・😅だが正調クェンティン節は絶対にこちらだと思うし、こちらの方が『レザボア』からの彼のこだわりが良く出ていたと思うけどなあ。ともかく健在は充分にアピール出来た映画だったと思うしなによりデビッド・キャラダイン(公開当時:2009年逝去)という俳優の凄さを皆に再確認させたということで。
あとサミュエル・L・ジャクソンがちょい役で出ている。つーかVol.1でも出ていたけど今回はっきりと確認できました(笑)それとコネタのオンパレードも健在で音楽の使い方がやっぱりツボを得ている人ですQTは。そうそう主人公のユマ。でかいなぁー(爆)でも彼女が中心でお話が回っているのでその点では軸は最後まで彼女だった。だから二本に分けてもいけると思ったんだろうなあ。でも出来れば間髪入れず両方観たかったなと思う1作。
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やはりVol.1も併せて観たいところです。|Amazon.co.jp: キル・ビル Vol.1を観る | Prime Video
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元記事より改稿掲載(2004.6.27-16:30:26)
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