さて『マイティ・ソー』やっぱり鉄人社長物語とは毛色が違う。それもそのはずで監督はケネス・ブラナー。自らも俳優として活躍している人だけど基本古典劇が得意なバリバリの舞台人。仰々しい芝居をてらいもなく演出出来るのは彼だけ。だから北欧神話をベースにした親子と兄弟の確執なんていう古臭い劇を期待通りにちゃんと作り上げていると思う。それが映画を見てもあきらかで、現代シーンよりもアスガルドの描写に力が入ってるwいやもっといえばロキの描写に。だから自分にとっては違和感あったのかも(苦笑)
マイティ・ソー | 予告編 | Disney+ (ディズニープラス)|YouTubeより
※エキブロ/2011/8月掲載分/改稿しておりますがほぼ同じ内容です。
格調高く王道を往く
というのもソー馬鹿暴れ、ソー無双(笑)を期待していたので。もっともいちおう戦いもあるんで薄いってわけじゃないんですけどね。というより実際はかなり現代シーンが薄い割りに上手くバランスがとれてんですよ。それは多分、現代シーンは完全にロマンチックコメディドラマなんだよね。ここはもう割り切ってというか実質それしかないし。異世界の王子が白馬に乗っては来なかったが虹の橋を渡ってやってくるなんざ、そりゃもうある意味ファンタジー以外のなにもんでもないよねみたいな。そして前半の神々の戦いとこのロマンチックコメディ両方は「ファンタジー」なわけで、そうおとぎ話。なので親和性が高いのではないかと。ちょうどナタリー・”ザ・ブラックスワン”・ポートマンが仕事に生きるちょっとお堅い科学者っていうのも、そういうのを加速させているんじゃないかなあ。そういう意味では古典と王道の融合。いや王道はまさに古典なのであると(笑)
それとアスガルドの描写は光の国っぽい。そういえば近年の映画とかは光の国の偉い人たちもマントがデフォらしいのでマーベルと光の国がコラボしたら…噴きそうだwでも映画よりこれはゲームで実現しそうではありますなwwいやサイズ的にはどっちかっていうとライダーなんでしょうけどね。ただ最後のシーンのために『アベンジャーズ』の壮大な予告編として見られる恐れがあるのであえて言わせてもらえば最後のロールは観なくていいです(爆)いや『アベンジャーズ』を含むマーベル好きは観たほうがいいけどね(^^;
キャスト
キャストに関してはクリス・ヘムズワースくんはよく分からない。まあマッチョマンだなと。最初の馬鹿王子がはまっていすぎたせいで後半の王の風格が…感じられなかったよ(苦笑)ナタリーにかんしては完全にブラックスワンの張り詰めた感じはなく力の抜けたよい感じでござった。他にもステラン・スカルスガードやアイアンマンでお馴染みのシールドのエージェント、フィル・コールソン役クラーク・グレッグなど。
浅野忠信はソーとともに戦う3戦士の一人ホーガンを演じたが案外ちゃんとした台詞もあったし優遇されてるとはいわないが邪険にもあつかわれていないんじゃないかなと。まあ今後どんな作品にでてくるのか期待したいところです。
まとめ
ということでこの後の、「キャプテンアメリカ」の公開後にアイアンマンとキャプテンアメリカとの共闘の物語がひかえているわけだけど今後、リブートする「スパイダーマン」とかもでるんでしょうかねえ?それよりは「ファンタスティック・フォー」をどうするのかを知りたいもんだが(キャップ役のクリス・エヴァンスはヒューマン・トーチでもある)ちなみに3D公開だけどなんかもう3Dは疲れるので2Dで鑑賞。アスガルドのシーンや戦闘は流石に3Dなら迫力あるかもだなと思ったが、全然2Dでイイと思いましたよ、個人的に(ヲイヲイ。
※マイティ・ソー:4K UHD 3ムービー・コレクション|Amazonより
※元エキサイトブログエントリ/ハーレクインの部分をロマンチックストーリーの代名詞として使いましたがそれは違うという指摘もあり、そこはこちらではストレートにロマンチックコメディと変えました。
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