見出しは確かこの作品のキャッチコピーだったように思う。『VERSUS』、『あずみ』に続いての北村作品。ということでいきなり結論。去年すぐに公開されていればそこそこ当たったはずだと断言してしまう!そりゃ「VERSUS」を観てはまった人だけどそれだけで「さいこー」とはなかなか言えません(苦笑)いや作品自体はそんなに問題ないというか結構良く出来ている。
ALIVE/ロゴはイメージです |
『ALIVE』
主人公八代天周を演じる榊英雄だが彼は今まで大きな役を演じたことがないにも関わらずその眼力はいいし、そう今時珍しい目に力のある役者。そして脇を固める国村準は得体の知れない研究者小島をけれんみたっぷりに演じているし。りょう、小雪の女優陣の頑張りもよかったし。冒頭のシーンのみだけだが刑務所所長の石橋漣司さんとかもね。あと小沢の兄貴(仁志)とかご機嫌なOPだったし、実際のストーリーにはないキャラクターが出てくるあたりはご愛嬌かもしれないが物語を加速させるのに役立っている。しかし、コミックのような章ごとのスーパー(字幕)は蛇足と感じた。
またベンガルが国家機関のエージェントとしてらしからぬパツパツな衣装なのはキャスティングされていた俳優がスケジュールの調整が上手くいかなくて突如お鉢が回ってきたからだそうだがそれが実は一番違和感があって面白かった。そしてチーム『VERSUS』の面々、松田賢二、松本実などがベンガルが連れてきた特殊部隊隊員として登場している。
タイミング
それで面白い映画だったんだけど反面「これは時期を逃した」と思うことしきり配給がなぜこの時期になったのかはいわゆる「大人の事情」ってやつかもしれんけど去年なら絶対に受けていたはずなんだけどなぁ(笑)マトリックスのパクリとか言われていた天周と鎮圧部隊の一連の戦闘シークエンスだって北村節(勝手に命名)全開のスピード感のあふれる作りになっているがここまでずっと暴発する寸前だったのを突然破裂させたように展開さしたのも面白かった。
が、リローデッドがあった後ではもう一つだよな(笑)とか言われちゃうんである。そりゃしょうがない。あと皆が何故か異様に期待するので肩透かしを喰らったような気になるようだ。どうもハリウッドのようなスケール感が無いとか言ってる人が居ますけどこの映画最初からそんなもんは無いです念のため。狭い中でのバトル(前半の心理バトル、後半のそれこそ肉弾戦の2連チャンバトル)を見せる映画なんだから。ちなみにクライマックスの『アレ』はいいんじゃないのと思ってる(笑)結構怒っている人多かったけどもさ、基本やはり最後の切り札はクライマックスにこそ使われるもんじゃろと(笑)そういう意味ではケレン味的にOK(爆笑)
低予算ながらも贅沢な画
かなり限定された空間での濃密な映画でしかも多分「VERSUS」よりは予算はあるけどそんなに金のかかった映画じゃないです。だからところどころちゃちいのはしょうがない。その中でもあんだけの贅沢な画の映画が撮れることの方が凄いと思ったけどちがうかな?どうでしょ?なんだかんだで期待されているのね龍平ちゃん(^^;「スカイハイ」もあるし頑張れ!(爆)
原作は漫画で作者の高橋ツトムが北村龍平と意気投合したことからこの作品から「スカイハイ」などの協働が始まったと言えます。|Alive (ヤングジャンプコミックス) | 高橋 ツトム |本 | 通販 | Amazon
元記事を改稿掲載
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