ジョーカー星団の『明鏡止水、剣のKAMIWAZA』|『ファイブスター物語/F.S.S』考察-Web-tonbori堂アネックス

ジョーカー星団の『明鏡止水、剣のKAMIWAZA』|『ファイブスター物語/F.S.S』考察

2024年6月23日日曜日

FSS manga

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 突然ですけどNHKの『明鏡止水~武のKAMIWAZA』って番組をご存知ですか?俳優の岡田准一とタレントのケンドーコバヤシがMCを務める武芸の解説番組(教養番組)です。古流の剣術や、古武道、空手には言うに及ばず合気道、柔術などをその道を極めた人たちが出演し演武を行うという番組です。(2024年に開催されるパリ五輪に絡んで格闘以外にも身体操作を含むスポーツも取り上げてそこにある格闘要素と絡めて解説する新シリーズ「武の五輪」が始まっています。)そのタイトルに入ってる「明鏡止水」という言葉は中国から伝来した言葉で「何の邪念も無く、静かに落ち着き澄み切っている心の状態。」の事を指します。アニメでは『機動武闘伝Gガンダム』で主人公のドモンが会得する事により乗機であるシャイニングガンダムの真のスーパーモードを引き出すくだりで知ってる方も多いのではと思います。何事にも動じない、揺るがない心のありようを指す言葉ではありますが、今回の『ジョーカー星団の明鏡止水』はそうでもない人たちのブレブレな心で繰り出される超絶剣技の数々をまとめてみました(ヲイヲイ)。

 そんなエントリを立てようと思ったのはニュータイプの先月号(2024年6月号)で七音剣(ストラト・ソード)の使い手であるデコースのもう一つの強さの秘密、間合いを掴ませない伸侵剣(ロングスライド・スタンス)をヌーソード亡き後、A.K.Dミラージュ指南役で最強剣士のブラフォードがその剣を再現してみせた事で思い出した事があったからです。それはバッハトマのブラック・スリー浮遊城襲撃の際にデコースがウラッツェンに一太刀浴びせた後、カイダやヌーソードと立ち会うごとに一手ごとに剥かれていくと言った事です。それとルンがパイソンとの決闘で2度目の戦いで彼を倒した事も思い出しました。これらは騎士がその剣技を見せる時は相手を倒す必殺の時と言う、白土三平の忍者漫画『カムイ外伝』(リンクはAmazon)の飯綱落しの如く一撃必殺の技が騎士の剣技であると得心したからです。それだけにその猛攻を生き延びたものはサバイバー(生存者)として物凄い経験を蓄積として持つ事であり、彼らもまたAFのように経験値が騎士としてまた一段上に上がるという事でもあります。東の君がヨーンがデコースに一度目に倒された時にも一人の騎士を鍛えてやったようなものと言っていましたね。それに剣聖カイエンからの剣をその身に浴びたナイアスやジーク、ダイ・グ、クリス、ユーゾッタにも言える事です。それらを騎士たちの磨いた技を一瞬に凌駕するチートな力を持つ者が剣聖ですがその剣技の多くは「剣聖剣技(イペル・スキル)』としてジョーカー星団に伝わり騎士たちの剣技の元にもなっています。という事で本編中に出てきた印象的な剣技や騎士剣技の基本、GTM剣技(ロボーター・スキル)についても少し書いてみようと思います。とは言え武術素人なので頓珍漢な事があっても何卒ご容赦を。ではいってみましょう。

DESIGNS4リッターピクト/KADOKAWA刊
DESIGNS4リッターピクト/KADOKAWA刊/騎士といえばまずこれです。


飛燕剣(エコー・ブレード)

 まずは飛燕剣について。これは『ファイブスター物語/F.S.S』本編で最初に印象的に出てきた技名つきの剣技です。(居合が得意というラルゴは別にして。)この飛燕剣は剣聖デューク・ビザンチンが編み出した剣技で、弟子である剣聖デイモス・ハイアラキに伝えられそのまた弟子である剣聖カイエンに伝えたとされる剣技ですが劇中で最初に、そうと分かるかたちで使ったのはアトロポスでした。カイエンは設定改変前のスパッド(光線剣)をスタン(気絶)モードでこれを喰らい失神するという失態を演じてますけど心底驚いたのと殺気が無かったから手を抜いてたんでしょうか(笑)。もしかするとアウクソーの事もあり投げやりになってたというのもあると思います。(あの頃のくりす(永野護)のインタビューでそういったニュアンスの内容があったように記憶しているのですが…もしかすると勘違い?)


 剣を右手で構え、途中で左手にスイッチして繰り出される技(逆パターンもあるし、スイッチしない場合も想定される剣技)です。劇中で最初にその名が出てきた印象深い(しかもファティマであるアトロポスが使ったという点においても)剣技だと思います。ですがGTMとガットブロウになってからはあの構えで飛燕剣と分かる形での使用は確か無かったはず。(飛燕剣自体はウィンズ・ウィズ(バイスビス)が派生剣技の十文字霞斬りをツバンツヒ姐さんに対して放ちましたが腕を囮にして防がれています。また今月号(2024年7月号)においてはミューリーが二刀持ちで霞斬りを使いヨーンから一本とっていますね。)飛燕剣は『カムイ外伝』の主人公カムイの抜刀術、変位抜刀霞斬りと同じくどちらでも対応出来る構えという話があります。ただしこれ出典が分からないんですよね。Wikipediaに掲載されてましたけど、(項目自体は独自研究とのラベルがついています)多分アトロポスがカイエンに対して右に持ったスパッドを斬りぬける時に左手にスイッチしているからだと思います。また飛燕剣自体の英名もエコー・ブレードと付けられておりエコーは反響、こだまの英名。まさに剣をスイッチさせる、またはそぶりを見せようとするその様で剣の残響やこだまのようにどこから斬撃が来るか分からないとさせる剣なのではという事でカムイの変位抜刀霞斬りも背中に差した脇差を左右どちらにでも抜けるようにして斬りぬける、斬撃のタイミングと方向を読ませないというところが騎士との攻防での攻撃の予測を難しくさせるという事と通じ、そう発想したのではないかと。まさに独自研究ではありますが妙に納得出来る話です。でもこの変位抜刀霞斬りの話、どこかで作者のくりす(永野護)本人が語っているかもしれずもしご存知の方がいらっしゃればご教示お願いしたいですね。


 ちなみにデコースとロードス・ドラクーンのカステポー近郊での決闘の時の剣捌きの方も飛燕剣?らしい動きを見せていましたよね。ただデコースはスパッドの二刀流(今はガットブロウの2刀でヨーンとの戦いでそれを本格的に見せていました)これも飛燕剣と同じく間合いと見切りを難しくさせる技術です。そういう意味では騎士の攻防の基本が入ってる技がこの飛燕剣と言えるかもしれません。

ソース|騎士(ファイブスター物語)-剣技|Wikipedia

真空斬り(ソニック・ブレード)

 続いてはF.S.Sではメジャーな騎士の技である真空斬り、ソニック・ブレードです。これもカイエンがアトロポスに気絶させられた放浪のアトロポスの章でシルバーナイトの活躍としてカステポーで語られている話で、スカ閣下初登場の時でもあり、そこで印象的に使用された剣技(手刀)です。ソニック・ブレードをカイエンが放ったのはミースが撃たれた事に怒った時に殺到してきた兵士を薙ぎ払ったのに使われました。片腕を無造作に振り切っただけで音速の斬撃が飛んでくるという描写は騎士の恐ろしさと強さを端的に表現している技ですがこの手刀技、実は最高クラスの騎士剣技で騎士なら誰でも使えるわけではないようです。但し本編中での天位騎士は基本的に使えるようです(笑)ですので天位クラスの一種の指標になっている技かもしれないです。ヨーンも騎士になる前は基本的にソニック・ブレードを使っていました。

ブレイクダウン・タイフォーン

 コーラスの騎士が使用する事が多い剣技。剣聖ハリコンが編み出した剣技で、基本的にコーラス家の騎士はこの技を使えるという事でコーラス王朝の騎士にも伝えられている剣聖剣技でもあります。3分身のパラレルアタック(分身攻撃)から放つソニックブレード(真空切り)とともに相手に飛び込む技です。相手の攻撃発起点を見切らせないために分身からのソニックブレードを放ち自らは間合いを詰め、相手を牽制し背後を容易く取ることもできる牽制技であるという言わば見せ技というのは今月号のカーリーの言です。事実しっかりヨーンの背後を取りましたが、使用者が天位騎士であればその3分身ソニック・ブレードで相手を屠る事も出来る強力な技です。画的にド派手になりやすく盛り上がる技で、劇中ではエストがその技を披露していました。何よりコーラスの騎士はこの技をGTMで行うというのがこの剣技を是非本編でGTMが振るうところを見たいなと思ってる点なんですが未だそういうシーンは無いですね(笑)アルルとグリーン・ネイパーの戦いの時にエンゲージとAUGEの戦いであるかも!と思った事もありましたがなんかうやむやで勝負着かなくなってしまったし、ツラック隊のベラ防衛線でもHL1がぶちかます(マロリーも確か設定上使えたという話があったはず)かなと思いましたがこちらもありませんでした。ただ3身分身からのソニックブレードとともに飛び込んでくるGTMって『花の詩女』のあの動きを置き換えると凄い事になりそうですけどね。GTMが音速突撃するのも大概なのにそれをソニックブレード付きで分身でやると、とんでもないことになりそうです。

黒騎士デコースの『七音剣:ストラト・ブレード』

 デコースが黒騎士になる前はカステポーの天才騎士、または狂騎士(シバレース)とも呼ばれて『七音剣:ストラト・ブレード』を振るう二刀流の騎士として知られた存在でした。第1巻で気色悪い、領主の養子である雇われ騎士だったのが実はここまで引っ張ってくる黒騎士であったことは初期から明かされていたけれど、実は一番騎士らしい騎士であり、どんな手を使ってでも生き残るというサバイバーでもあります。実際にナイト・オブ・ゴールドに両断されても生きてましたからね。立派な人格者ではないけれど指揮官としても有能でそれなりに慕っている者も多いと言うのは魔導大戦では何度も描写されています。でも悪者なんですけれど。ただ実力は剣聖を別にすれば最強クラスであり、普通の天位騎士でも歯が立たない騎士です。そのデコースの得意技が『七音剣:ストラト・ブレード』です。


 その実体に関しての解説は璃里がヨーンに教えた時に、すり足で腰と膝の屈伸運動を使う高速移動と、そこから放たれる手刀からの仁王剣:ショック・ブレードや真空剣:メイデン・ブレードいう事を教えていましたが初期動作が分り辛く攻撃ポイントを見切らせないためのすり足を使った高速移動で相手を翻弄し、近接から指弾で放つ衝撃波やソニック・ブレードを使うデコース。振るう剣自体も重い剣でありそれだけに威力を増す剣を使うデコース本人の強さも天位の号はとってはいないもののまさに黒騎士に相応しい実力者です。そこに間合いを狂わせる『伸侵剣:ロングスライドスタンス』を剣使えばそりゃ剣なしヨーンに勝ち目無しですよね。

剣聖の究極剣技M・B・T

 剣聖は星団の騎士の頂点、束になってかかっても勝てない、そんな剣聖剣技のうち幾つかは剣技として使えてもM・B・T(マキシマム・バスター・タイフォーン)は剣聖以外では不可能の域にある剣技です。その威力は生身でGTMを破壊できるとか。そんな大技ではありますが、(ちなみにログナーは別格ですがこの技が使えちゃうところ、その別格の強さを持つという事に設定されている設定上星団最強の男を印象付けています。)弱点もあります。それは自分の出生の秘密を知ったカイエンがバランシェを殺しに彼の城へ向かった時にそれを止めようとしたアマテラスの分身メル・リンス(最強のグリントツゥインゲンであり騎士でもあるデューブル、東の君と共にアマテラスに使え典星舎を統べている)のミラー(幻像攻撃、カイエンも使える分身ではない本体の分離攻撃、グリントツゥインゲンの力を持つデューブルでないと使えない、ミラージュではサリオンが使える。)からの真空光輪攻撃を一掃してしまいましたが、その大振りの隙を突かれ敗北しました。このエピソードは14巻ツラック隊のエピソードに差し込まれるかたちで入っています。つまり威力は強力でも大振りなのと予備動作があるため隙が大きいということです。剣聖級(そんなことはある条件が揃わないとめったに無い話ですが)同士の戦いではそれは弱点になり得ますが、それ以外の騎士相手ではほぼ打たれたらお終いみたいな技ですね。


 ちなみに剣聖は騎士の中でも別格の強さを誇りますがAD世紀での剣聖からはその力は弱まっているとか。ただしマキシのような純血の騎士は別ですが。その意味ではカイエンも純血の騎士の子であるのでマキシと同じ力を持っていると思われますがそのマキシも使用したマキシマム・バスター・タイフォーンは力をためにためた感じなんですが持てる力を使って最大効果のストームウェーブを相手に叩きつける技のようです。単純にガットブロウを一旦タメてから振り切るように攻撃しているのですが、多分普通の騎士が同じ型でやってもその威力はちょっと強い真空斬りソニックブレードにしかならんのでしょうね。そこも剣聖の剣聖たる所以な気がします。

騎士剣技

 ここからはバーシャの騎士剣技講習(単行本10巻)+αの箇条書きで騎士剣技基本技などを。これらは連載時のエスト/バーシャの解説が扉に掲載されたときのもので、『ファイブスター物語/F.S.S』のリブート6巻でも確認することができます。

ファイブスター物語/F.S.S/Reboot6巻ザ・シバレース/バーシャの物語が掲載
ファイブスター物語/F.S.S/Reboot6巻ザ・シバレース/バーシャの物語が掲載

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  • 仁王剣(ショック・ブレード):剣技の基本となる技、手刀を振る事で発生させる衝撃波、手首の捻りで威力を調節する事が出来ます。
  • 真空剣(メイデン・ブレード):手刀を振り切ることで真空波を発生させる技。
  • 真空斬り(ソニック・ブレード):先にも触れましたがこちらでも解説しておきます。というのもこの技が基本である仁王剣と真空剣を組み合わせ巨大なストーム・ウェーブで相手を切り裂くというものだからです。カイエンが手刀の一振りで兵士を薙ぎ払ったように剣聖ならば大軍でも一掃できる威力を持つ最高ランクとなる騎士剣技です。
  • 残像攻撃(ディレイ・アタック):これもルンがパイソンに仕掛けられ腕を切り落とされた時にパイソンが使った技です。高速な足さばきによりまるで残像が残るように動き打ち込みのタイミングを見切らせない技です。
  • 分身攻撃(パラレル・アタック):こちらも高速移動による攻撃ですがまるで分身したかのように相手に見せて攻撃ポイントを悟らせない技。一見ディレイ・アタックのようにも思えますが、ディレイ・アタックとは違い、残像ではなく複数の分身が見えるかのように動くため分身攻撃と言われています。天位騎士でないと難しい剣技だと言われ、当然分身の数が多いほどその騎士が強いこととなりバーシャの言によれは剣聖慧茄は分身12攻撃から真空光輪(リング・スライサー、真空波をリング状にして打ち出す剣聖剣技)を放ったという事です。そういえば慧茄様、腕だけ分身させてリング・スライサー放ったこともありましたね。
  • タイフォーン:スパイラルソニック・ブレードとも言われる竜巻のような衝撃波を放つ技、カイエンがクリスとユーゾッタに向けて撃った技ですが、それもミラーに繋げるための繋ぎでしかありませんでした。

 以上がバーシャの騎士剣技講習と内容&プラスアルファです。この基本剣技の他にさらに超強力な剣技があります。それは先に紹介した飛燕剣やブレイクダウン・タイフォーンの他にブラフォードの得意技である居合いの抜き打ち『無走剣:ブラインド・ソード』やカイエンがジークとダイ・グに放った4つのソニック・ブレードをそれぞれ2つのカルバリィ・ブレードとした『蟷螂十文字斬:カルバリィ・ブレード』など色々あります。黒騎士デコースの使う『七音剣:ストラト・ブレード』からの『伸侵剣:ロングスライドスタンス』は数々の騎士を屠ったコンビネーション技もデコースならではの剣技で彼はこの技で多くの騎士を屠り先代黒騎士ロードス・ドラクーンも倒しました。また分身攻撃と飛燕剣を組み合わせたバイズビスの十文字霞み斬りもコンビネーション技もツバンツヒには通用しませんでしたが一般の騎士には躱せない強力な剣技だと思います。それら全ては相手に攻撃を見切らせないための攻撃で、もし反対に全ての攻撃を受けきる(そんな騎士がいるとは思えないけど)事が出来ればある意味最強かもしれないですね。剣聖を超える剣聖みたいな。

騎士の間合い

 これは『DESIGNS5リッターピクト』に掲載されているコラムからになるんですが一般騎士と天位騎士の間には実はそれほど大きな差はありません。(剣聖は突出した間合いがあり別格です。)剣聖は別として天位を受けた騎士が強いのにはそれぞれの習得した剣技や技の多彩さ、これは技の見切りや攻撃ポイントの予測というものを相まって相手に攻撃ポイントを見切らせない事に繋がって勝敗を分けているという事になるかと思います。この間合いは格闘系の漫画では制空圏とか達人同士ではその間合いが可視化されたりとかありますよね。でもどちらかと言えば攻撃が届く射程と『ファイブスター物語/F.S.S』では定義されているようです。リッターピクトのコラムにも間合い=騎士の攻撃範囲=射程距離となっています。中心から円を描くようにその間合いはありますが、飛燕剣や無手などを使えば違った射程圏を持ち、ストラト・ブレードのようなすり足を使う高速移動を組み合わせればさらに拡がると思われますが剣聖はそれらを吹っ飛ばすほどの長い間合いを持っています。だから剣聖であり並みの騎士とは一線を画す存在な訳ですが。

GTM剣技(ロボーター・スキル)

 騎士剣技はGTMでも再現というか、そもそもGTMは騎士(ウォーキャスター/ヘッドライナー)の力を効率よく相手を蹂躙するため作られたロボットなので、騎士剣技をGTMが使用するのが言わば前提としてあるとも言えます。『花の詩女 ゴティックメード』でもカイゼリンと対峙したボルドックスはディレイ・アタックをかけて来てましたがあっさりトリハロン殿下のカイゼリンにカウンターとられていましたね。一方のカイゼリンは質量をかけた音速突撃で相手を屠ったり、騎士ではガットブロウがメインとなりますが、GTMではフライヤーなど(バーガ・ハリはフリーに動くアイドラフライヤーもある)も使った攻撃が可能です。基本はガットブロウによる打突攻撃または斬撃を使うのですがそれに騎士剣技がそのまま当てはまります。14巻ツラック隊のエピソードでもGTMがソニックブレードを打ったり、ブラフォードがハイファ・ブリンガーで無走剣を放ったりしています。MH時代にはその名はモーター・スキルと呼ばれていました。重装MHが質量を乗せた衝撃波「烈破波(モーターブーム)」という技をクルマルスでヴュラードがAトール・スクリティに対して放っていました。これもバルンガによるとナッカンドラ・スバースの編み出した剣技という解説がありましたね。今ならモーターブームはロボーターブームと言うのかな?しかしそれだけ強烈になってしまう騎士剣技、マキシのGTMヒトエフタエでM・B・Tなんか打ったら相手は跡形もなく消し飛んでしまうのではと(;^ω^)マキシもハスハント解放線に参戦するんで44分間の奇蹟の事もあるしGTM剣技炸裂するのか?しないのか?それも注目しておきたいですね。

※騎士の間合いの話はリッターピクト/LITTER.pictより引用しています。

FF.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

※他にも第4巻白銀の騎士シュペルターの章やF.S.S本編でも騎士同士の戦いは度々描写されていますが今のストーリーに関わる戦いならば『ファイブスター物語/F.S.S』リブート第6巻シバレースがおすすめです。(リンクはAmazon)

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