『恐怖の足音』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年12月号/第6話時の詩女「エンペラーズ・ハイランダー」アクト5-3|感想/考察【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

『恐怖の足音』/ファイブスター物語/FSS/ 月刊ニュータイプ2023年12月号/第6話時の詩女「エンペラーズ・ハイランダー」アクト5-3|感想/考察【ネタバレ注意!】

2023年11月11日土曜日

FSS manga

X f B! P L

 今月号から新章『エンペラーズ・ハイランダー』の開幕です。扉もそれに併せてエンペラーズ・ハイランダーの衣をまとったクリスティン・ヴィ。この姿での後ろ姿はDESIGNS5リッターピクトでもお馴染みですが、DESIGNS3の表紙もクリスティンでした。ただ色違いでペパーミントグリーンはフィルモア王家のカラーとして想定されていたのでしょうが、フィルモア最後の皇帝がブラックプリンスからブラックエンペラーへと変貌する中で黒へと変化したんでしょう。ペパーミントグリーンのカラーはクリス(永野護)もDESIGNS3で色を出すのが大変だったと書いていたように記憶していますが、それを黒にするとは大胆というかクリスらしいというか。ということで『エンペラーズ・ハイランダー』開幕で気になったところいってみましょうか。

月刊ニュータイプ2023年12月号/KADOKAWA刊
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※毎度のことながら月刊ニュータイプ(NT)2023年12月号掲載/連載分の「F.S.S/ファイブスター物語」の内容に触れておりますので【ネタバレ注意】です。何卒よしなに😌

※先月号の感想はこちら。(リンク先は2023年11月号の感想です)

ナカカラ・シャデルファー

 懐かしい地名が出てきました。といっても物語としては最近出てきた地名なんですけど連続性を持っている物語を読んでいるとつい時間経過がわやくちゃになります。もっとも前章のトラフィックス4も同年の出来事ではあるんですけれどね。3069は2999と同じく色々な事が起こる年と設定されているようです。シャデルファーはラキシスが滞在していた都市でありナカカラの湖の畔にある都市で湖畔の都市、湖畔都市と表記されていたように思います。その近郊に離宮を建造したダイ・グ。やはりラキシスとの事があったからかなとふと思ったのですが茄里や、アラン・リーともそこで逢ってる事を思えば、ジークが2人を従えとうとう自らの宿命に抗いながらもダイ・グの意思を継いでいくのかと。

元老院の人々

 ダイ・グ陛下のお命が尽きるというのに元老院はシナリオのチェックに忙しいご様子です。アルカナナイトのトライトン殿下とケーニヒが状況説明をしておりますがノイエシルチスの総団長でもある赤グループのイクがいなくとも白グループのガラーやアルカナ全員いるのにとか思ってしまうんですけれどね。それだけ元老院の力というのは侮れない。ただ帝国騎士たちも心情的に揺れていて、そこをまとめられるのは王族出身のトライトンではなく叩き上げ騎士のイクなんだろうなと想像しています。現状ではもえぎも解散という事はドリューはどうなったんでしょうね?そこも気になるけれど、全体の責任はナイアスにおっ被せて幕引きは現代でも詰め腹やそういうのあるので、なんと世知辛いと思ってしまいます(;^ω^)もっとも先の展開でナイアスまだ活躍するんすよね?えっ?マジ退場?何とも言えないのが最近の『ファイブスター物語』ですからその辺りは今後の展開という事で(ヲイヲイ)いやこれを書いてる時はナイアスのテキスト全チェックしていないんですけど確か魔導大戦のベイジ包囲でナイアスいてたはずですから大丈夫のはずです(笑)


 バルバロッサ調停騎士団も元老院の番犬として登場です。ブラウ・フィルモア王家の双頭竜騎士団も璃里の付き添いで出たし、レーダー王家の青百合騎士団もレーダー8陛下がバシル大王に会いに行くときにお付きでいましたがバルバロッサはどうだったかな。なんかトライトンの台詞で(トライトンは指南役として指導していたらしい)出たような。双頭竜騎士団と青百合騎士団は13巻ひっくり返せばすぐに見つかったんですけどね。でもいたな、そうえいばアドーの護衛だったかなんかで。で離宮の門番しているバルバロッサ騎士、それぞれが手駒として騎士を使っていれどその心根はハイランダーにありと、そこにイク様来られたらそりゃとなりますよね。


 アドーはアルク、ティルバーとともに火急の時、故に元老院で急場を凌ぐために「執権」にという話が出ました。「執権」というと去年の大河ドラマで北条氏が如何にして鎌倉幕府の権力を握るに至ったかという『鎌倉殿の13人』をしていましたが、アドーでは義時にはなれんなと(ヲイヲイ)正直バシルより小物であるし器が小さい。所詮は小さな器での椅子取りゲームしかしていない人に見えて仕方がありません(苦笑)ミヤザ長官が小物なりに、ダイ・グに心を寄せていき、元老入りと爵位をちらつかせても、忠義を立てているのをまるで理解出来ていないのがそれに拍車をかけているんですよね。もちろん彼らにも大義はあります。やがて崩壊するカラミティから民を引き連れナカカラの地にフィルモアの王道楽土を建設する。ダイ・グはそんな理不尽な事もナカカラの人たちと協力し合えれば(困難な道ではあるけれど)と思い、だからこその最後の命令を出したんですが、そんな児戯じみた言葉など、フィルモアの力を持って制圧すれば済む事であるし、当然その大義名分は立ったというにも、そうではありますが…ジークが恐怖で帝国をまとめナカカラ、そしてラーンとどういう采配をふるうのか?気になるところではありますね。もっとも元老院の方々はナカカラでの利権と支配者としての権力行使に忙しそうではありますが、そんななか降り出した雨と共に恐怖の足音が…。

円卓の騎士団

 恐怖の足音の正体はナイト・オブ・ジャッジメント、円卓の騎士たち。ブラックエンペラーは個人騎士団である円卓の騎士団を帝国最高権威の枢密院としたと9月号の扉にありましたが、DESIGNS5リッターピクトの説明の時点では数名の騎士からなり(一人は間違いなく璃里・ブラウ・フィルモア、別名サクリファイスです。)メンバーが不明なれど越権機関でありカーテンの奥の奥。元老院など足元にも及ばない者たちです。でもこの集団、見た目がまるでト〇メキアの…クシ〇ナ殿下の…すみません(;^ω^)ちょっと興奮しすぎてしまいました。まあこの者たちとともにジークが現れ真名を明かし、表向きはレーダー8世の養子に入りレーダー9となるけれど世間一般ではブラックエンペラーと呼ばれるという事になるそうですが、全然穏便に事を終わらせる気が無い感じですよね。「親父、タマ取っちゃるけぇのお」って感じでヤる気満々に見えるのは気のせいでしょうか(ヲイヲイ)控えめに言っても血の雨が降りそうですが、円卓の騎士もその存在は殆どの人が知らされていないのに何故越権機関として存在できるのかは「騎士」によって運営されているからだろうと思います。フィルモアが困難にぶち当たる時、全てを飛び越え最善の手を打つにはという事で、これはクバルカンの法王にも近いものがありますよね。ジークはグレート・ショルティ連合を再びフィルモアの地に興すとの事なのでそこには当然クバルカンも参画する事になろうかと思うのですがこの時点で既に円卓の騎士としてクバルカンの騎士がいても不思議じゃないなと思っています。何故ならば9月号の扉で円卓の騎士の旗騎1はゲート・シオンMk4マッハシャルトマなんですから。トリハロン殿下とルドルフ・サヤステの事を思えばクバルカンのサヤステ家やクバルカンとドナウ帝国との密約としてフィルモアの円卓の騎士にクバルカンが絡んでいてもなんら不思議はないと思います。

ハイランダー

 エンペラーズ・ハイランダーは円卓の騎士の上位にもあり、皇帝代理騎士として動くためほぼ皇帝と同じ権限を持つ「騎士」であるという事なんでしょう。クリスがやがて持つ事になるガットブロウがトリハロン殿下のものであると思えばどれだけ重い銘であるかも分かります。しかし設定がブラックエンペラーに寄せたのでDESIGNS5から色変更になってしまったのは残念ですね。でももしかしてワンチャン、ペパーミントグリーンのハイランダー正装も…出ないかなあ。

 ということで色並べてみました。↓こちらがペパーミントグリーンの色です。完璧ではないけどこれに近いと思いますのでDESIGNS3と比べてみてください。ブラックと薄いマゼンタのストライプも悪くないんですけれどね。ということでマゼンタ挟んでブラックも置いてみました。

ペパーミントグリーン
マゼンタ
ブラック

リンク:F.S.S. DESIGNS 3 KALAMITY GODDERS:BOTH 単行本 – 2008/9/25/永野護著/Amazonより

アクスタとDESIGNS

 対面の広告にも注目とTwitter(現X)公式アカウントが告知していたのでてっきりDESIGNSの発売日決定かと思いましたがそれはどうやら来月のようで(編集後記や柱でそれらが匂わされています。)まさかのファイブスター物語くじでアクリルスタンドですよ。正直コンプリートを目指す原資はどこにもないのですが何回かは引いてみたいですね。何が当たるかは時の運ですけれど(;^ω^)オンラインくじの発売開始は2023.11.14(火曜日)からだそうです。それと「くじ引き堂」のX(Twitter)のアカウントをフォロー、リポストRP(RT)をすると抽選で3名様に全10種セットをプレゼントらしいですよ。tonbori堂は原資ないから引いても2回ぐらいというお寒い話ではあるんですけど星団民の豪の者たちはコンプリート目指して引きまくると思われます(笑)


 来月号(2024年.1月号なんですよ!時が経つのは早いですね)の匂わしが実はDESIGNSではなく単行本発売に関してだったりもあるかもしれませんが、実は来月もドリパス『花の詩女 ゴティックメード』復活上映が企画されておりまして、月の初めから色々盛り上がりそうです。

ドリパス/花の詩女ゴティックメード/リクエストページ(復活上映チケット各スクリーン販売ページのリンク有り)

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