ファイブスター物語/FSS公式ビジュアルガイド『DESIGNS6 XROSS JAMMER』|インプレッション|「Battle of Bera」-Web-tonbori堂アネックス

ファイブスター物語/FSS公式ビジュアルガイド『DESIGNS6 XROSS JAMMER』|インプレッション|「Battle of Bera」

2019年2月12日火曜日

FSS manga ROBOT

X f B! P L

 ファイブスター物語/FSS公式ビジュアルガイド『DESIGNS5 LITTER.pict(リッターピクト)』から3年ぶりの、ファイブスター物語14巻発売からは1年ぶりのファイブスター物語公式ビジュアルガイドです。ビジュアルガイドということで以前からのCHARACTERS(キャラクターズ)の流れを汲むキャラシートと作者自身の解説によるファイブスター物語/FSS最新デザイン集となっておりKADOKAWAからリリースされているDESIGNSシリーズとしては6冊目となります。

ファイブスター物語/F.S.S『DESIGNS6 XROSS JAMMER』/永野護著/KADOKAWA刊

 今回は『ツラック隊』(星団暦3032ベラ攻防戦)『パルスェット』+『二羽の小鳥』(星団暦3035カステポー、ツァイハイ自治区他)そしておまけとして『スプラウト・ソング』からですが…うんまあツッコミあるのも分かります(笑)で今回はツラック隊周りを中心に気になるところをピックアップと前回予想エントリで来たところと外れたところをまとめてみたいと思います。内容について書いておりますので当然【ネタバレ】でございます。何卒よしなに。

Battle of Bera

 前回スペル間違っていました<(_ _)>BATTLE of BELLA→Battle of Beraでした(苦笑)あとツラック隊のスペルは今回改めて見たんですけどTrukkでした。いや前回はそこアルファベットにはしていませんでしたが(笑)3ページに渡りベラ攻防戦に至る背景を解説。この辺り本編を読んでいれば察する事が出来る内容ではありますが、ハスハが陥落後、分裂している状況が分からない読者も多い事を考えての事かなと。なにせ決戦時にツラック隊へ援軍として到着したスパチュラ隊(残存部隊)とジャーグト隊は旧ハスハのミノグシア連合とは距離を置いている北部ミノグシア連合のバトラントとイェンシングの守護が主任務のAP騎士団支隊。つまりかつての仲間だったけれどその守護国家の意向を無視して勝手に部隊を派遣などは出来ない状況だったわけです。


 この辺り初期に出てきたナカカラのディスターヴ隊のような感じならその微妙な状況が分かりやすかったかもしれません。『スプラウト・ソング』プロローグでもギーレル・ハスハとシーゾスのマルコンナ隊との微妙な距離感が描写されていましたし。ミノグシアは詩女でまとまっていたけれど当代のムグミカがベイジにいたこととマグダルの行方が分からないことがさらに混乱の拍車をかけている…そこは言及がありませんでしたがそれが透けて見える解説でした。

BHV

 バーガ・ハリバリエーション(笑)の略です。この辺りは予想と言うか希望的観測が半分あたり半分はずれでした。スパチュラのフェンディとJGはキャラシート無しでしたが何故かドーチュー隊とスバース隊のBSが。まあ基本頭部で見分ける感じなのが分かっただけでも収穫かもしれません。その分コブラについては通常のBSコブラとBS-R(ハブ)のキャラシートと解説ががっつり。あとラーン支隊のバーガ・ハリはカラーリングが美しいですね。

ツラック隊

 ナルミとビューリーのキャラシートは既出のままでしたがカーツ、ボレー、モーグ、サイト、エーディスらのキャラシートとプレインスとヌーリ、スパルタに虹姫も。でもボレーは確か特集の時に既出だった気が。あとハレーとビルドもそうですよね。でもツラック隊のアシリアスーツは美しい。いい色だと思います。ちなみにビルドはBS-Rに合わせて赤設定というのもいいですね。


 カロン技術少佐は2本線(アジャスター)なんですが博士号?に匹敵するものらしいです。やっぱり2本でも凄いぞ!ジョーカー星団です(笑)。ちなみにシグナルボーダー(胸の紐飾り)はガーランドは5本、スライダーは4本。あれ?3本線は?たしか14巻でブリッシャーとか言ってたような。そういえばお亡くなりになったリィが3本線であるという話でした。でもこういうおやっさん枠好きだなあクリス(永野護)は(笑)今後もツラック隊の面々、ナルミ以外は再登場あるんでしょうか…。カーツやモーグはあるかも?知れないなとかと思いました。あ、ハレーはあのルンペンルックのキャラシートは無しでした。あのよれよれっぷり、ダメっぷりも一種清々しいので入れて欲しかったんですが(笑)

AP騎士団ジャーグト隊&スパチュラ隊

 ボルカノ殿とカーリムお嬢さんも掲載されておりましたが、玲於奈だったかーカーリムお嬢さん。ツラック隊のサイトもあれ攻殻機動隊のサイト―と同じく斎藤さんでしょうね。そこらへんネーミングここまで増えると苦労が偲ばれます。カステポーでのすえぞう争奪戦の時はAKDはカブトムシのバレエのダンサーで名前を固めてたし。ネーミングって本当に大変です。

援軍コーラス&シェン・ラン騎士団

 マロリーとセイレイ、そしてモンスーンとシクローン。14巻スリーブのイラスト、寸法大きめで再掲になっております。で、アイリーンのキャラシートはいいんですが、カイリーダウン載ってないんですよおおお。めちゃくちゃ期待してたのに…orz。あとワイマールもなんですよね。うーん本編では全体はつかめないけど一応書いてあるので期待していたんですが…、これ次のに掲載されるのか…。カイリーダウンは後のエピソードでも出てきそうだし、ワイマールってコーラスの主力機ですからね、今後に期待したいですが…。

ソープ様のひみつ

 えーっと、そういうのが無かったからと今更ながらに(笑)ですが笑えない部分もあるんですよね。こればかりは解説をよく読んでほしいんだけども、なんというかそうか、やっぱり制御不能ですかというか。でもそれでもタワーのようにほっといたら星を吹っ飛ばすというキャラが今後出てきて、しちゃだめっ、めっ!ってやるっていうの…なんかじわじわきますよ…ええ。さすがおとぎ話だ…。あとラキの整備服姿は眼福でございます。

ロッゾ帝国近衛騎士団ウーグラ

 ロッゾ騎士団、設定だけは早くからあった騎士団ですが、本格的に参戦は今回が初めてじゃないでしょうか。騎士団長はグレース・スドール天位騎士。ダッグナードが騎士団長と思っていましたが、彼はロッゾ全体の総騎士団長という筆頭騎士であり、ウーグラは近衛騎士団としてその団長がグレースということで理解しております。このグレースさんの解説で男性と間違えられたことを嘆く文章がありましたが、tonbori堂は最初から女性だと認識しておりました。割と好きかもと思っていましたがクリスが言ってるいわゆる「記号」っていうのは昨今TwitterのTLで話題になる事も多くちょっと考えさせられますね。ボイスオーバーGA2に加えグロアッシュもキャラシート掲載。というか解説文にエーロッテン・ニトロゲン博士級の話が…パローラ・ブラス…あれ本編で言ってたかな…。この辺りも別にまとめたいけど…。すでにこんがらがってきております。

ウモス青銅騎士団

 ベルミ・クローゼ率いるウモスの国家騎士団、オリバー・メルシュが初登場時に名前だけを上げたレスターを追い出した騎士団長がベルミでした。パッと見は悪党オブ悪党ですが、敢えて汚名を被る決意を持つ悪役との事です。若干狂信者な部分があるけれど、後方だけではなく前線にも出るからこそ付いて来る者もいる。悪党だけど筋が一本通っている悪党ですね。やっぱり作者本人が気に入っているとありました(笑)デコース、ボスヤスフォートとはまた違う魅力ある悪党がファイブスター物語/F.S.Sに登場です。あとはムックル総統やロッゾのブーチェル王も本編に出て欲しいところです。


 ハルシュカ(ボルドックス・ルビー)紅楯鋼は多分この中で一番映えるGTMだと思います。マスクが違うので分からなかったけど、今回オリジナルボルドックスに凄く近いなと言うのがよく分りました。青騎士は割と普通でしたが…これがハイドパイパーで使用されてた訳なんですよね…そう思うと感慨深い。ボディはボルドックスということなんで、ボルドックス=悪役騎になりそうな気配も(^^;

ガマッシャーン共和国レイスル第1党騎士団

 そもそもレイスル騎士団だったように記憶していましたが、ガマッシャーン共和国レイスル第1党騎士団が正式だそうです。ガマッシャーン共和国も詳細が今回出てきていろいろ国としてのあらましが分かってきました。3党首もナオ以外の2人も掲載され国の体裁が分かってきた感があります。それとナオの台詞、ミノグシアとハツーダン、2つの大陸とそこに住む人々の事。こぼれ落ちていくというのはそういう事だったのかと分かりました。でも、それならばベリンの時代やその前、ヤーンの時代のハツーダンはどうだったのか?そこも重要なんじゃない?って思ったんですが…そこは本編で語られるんでしょうか…。


 もともとボォスはセントリーとの契約で移住が認められた土地柄。まだまだ秘密が隠されている…。そんな気がします。(ハツーダンもマグマで土地が歪められているし)あとナインのセブンソードに関しては…ええっ?ってなる感じなので。ただ令令謝、彼女もただの超弩級AFではなかったという。マンティックスタイルに身を包んだ零零など出番まだありそうですよね。

CHARACTERSへ

 えーっと今回はとりあえずベラ攻防戦に関わったところまでとしました。正直まだ精読中でこぼれているものも多く、DESIGNS3と14巻を引っ張り出してなおまだっていう感じです。確かにページ数は少なくなったけど、もともとトイズから出てたCHARACTERSもこんなもの…いやもう少し少なかった?かも?今回騎士図鑑と比べても同等、いやストーリーに関わっている分情報量多いのではと感じています。次はキャラクターズの項からかいつまんで気になる部分を取り上げていきたいと思っています。では次回も何卒よしなに。

F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon


※ファイブスター物語/F.S.S、ビジュアルガイドDESIGNSは既刊が5冊、本編だけでも楽しめますが沼に浸かるならぜひとも。(Amazon)

F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D. /永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

F.S.S.DESIGNS〈2〉ADDLER:JUNO/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

F.S.S. DESIGNS 3 KALAMITY GODDERS:BOTH/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict /永野 護著/KADOKAWA刊/Amazon 

ファイブスター物語/F.S.S第17巻絶賛発売中

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