「プロローグ―漆黒の誘いー」|ファイブスター物語/FSS第6話アクト4 スプラウト・ソング|NT2019.2月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

「プロローグ―漆黒の誘いー」|ファイブスター物語/FSS第6話アクト4 スプラウト・ソング|NT2019.2月号連載分:感想|【ネタバレ注意!】

2019年1月11日金曜日

FSS manga ROBOT

X f B! P L

【月刊ニュータイプ2019年2月号『ファイブスター物語/FSS』の内容についてネタバレしています。】

 今月号で決着!つくのかと思ったら…。まあデコースとマドラの出会いもあるわけだからこの展開はある意味予想通りと言えば予想通りかも。

月刊ニュータイプ連載ファイブスター物語/ロゴはイメージです
月刊ニュータイプ連載ファイブスター物語/ロゴはイメージです




 ですがエストはある意味負け戦でもその時の戦闘の記憶が再戦時に大きな脅威となる。その一端が垣間見えました。あのデコースがエストのバリア(基本的にGTMのバリアは対GTM用ではなく避けるほどのものではない低威力火器の防御やアイセンサーの防御用とされています)展開を褒めたのはそれの意図が攻撃された時に分かったからでしょう。エストは先月号で既にこの攻撃を予測しており、万が一に備えていたという事です。という事で今月号で気になるところと、あとトピックスがありましたのでその辺りからまずは行きましょうか。

DESIGNS6

 ファイブスター物語/FSS公式ビジュアルガイド『DESIGNS6 XROSS JAMMER』発売がアナウンスされました。去年末のEJアニメシアター新宿での『花の詩女 ゴティックメード』の永野護登壇イベント(ゲスト川村万梨阿)でも既にクリス(永野護)本人から発表がありましたが今月号(2019.01.10発売2019.2月号)にて正式に発表です。

既にAmazonでも予約が始まっていました。

F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER/永野護著/KADOKAWA刊/Amazon

 表紙カバーはツァラトゥストラ・アプター・ブリンガー(Z.A.P)で内容は


コミックス14巻に登場したGTM、騎士、ファティマを中心に掲載。50点以上の新規描き下しイラスト。そして永野護本人による解説(以上月刊ニュータイプ2019.2月号扉前ページの広告キャッチコピーより)

ちなみに以前に扉に掲載された対応表は「完全版」という触れ込みですが、それがあってもバギィさんとゴーンさんのようなポカはあるので…ねぇ(笑)そして表紙のツァラトラ(Z.A.Pの略)も詳細が掲載されるそうです。多分前回のツラック隊エピローグに掲載されたのはこの『XROSS JAMMER』用だったんでしょうね。扉に載ってたフレイムランチャーの解説文はもろにDESIGNSの作法でしたから。という事でまたいろいろ分かる事もあると思うので2月9日は忙しくなりそうです。もっとも私、Amazonにて予約しましたので若干タイムラグあるかもしれませんが(笑)

ルーン騎士団

 破烈の人形とダッカスの決着は、増援のルーン騎士団がやって来たことにより水入りとなってしまいました。うーん残念。ただ戦況をモニターしていたDr.ビリジアンはこの勝負は決着が付かなかっただろうと予想しています。ダッカス(エスト)はDBB(ディストーション・ブレード・ブロウ)のエネルギー消費による膨大な発熱からのパワーダウンを狙い、静は隙を見つけて必殺の一撃を打ち込むとなれば、確かに勝負はプロトアシュラ(現ホウライ)のような決まり方はしないかなと。そしてミューズについてきたルーン騎士団も戦場に到着しデコースは撤退。さすが、機を見るに敏な黒騎士様です。


 ところで今回の扉はクバルカン騎士団の解説でルーン騎士団とローテ騎士団ということでしたがルーンは男性のみの騎士団として、そしてローテは女性のみの騎士団として設定されています。当初はクバルカン法国の守りはルーン騎士団だけの設定で、この騎士団は男性のみと設定されていましたが、登場人物も増えいろいろ思うところがあったのかDESIGNS3の時にはまだクバルカン法国のMHは「バング」だったものがDESIGNS4の時に今の設定になりました。当時すでにノンナはプロムナードに登場しており彼女はルーン騎士団以外でバングを持つという風に設定されていましたが、それはMk4マッハ・シャルトマへ引き継がれたようです。それにしても破烈の人形の凄さは3000年を経てというビリジアンの台詞を見てああ、あの頃(詩女様の都行き)の頃はまだ400年ほどだったのねと(それでも結構経ってますが)


 そしてルーン騎士団の使うルッセンフリードも登場。このGTM、昔は影も形も無くてルーン騎士団の使うGTMというかMHが破烈の人形と呼ばれるMHであり一時代の配備数は少ないというのがだんだん破烈の人形は1騎のみという風に変わっていき、じゃあルーン騎士団の使うのは?となった時に出てきたのがこのルッセンフリードです。

ルッセンフリード

 こちらはまるでガンダムに対するGMを思い出しましたが、変形するからZガンダムに対するリィ・ガズィ?みたいな。某掲示板で作品的にエルガイムMk2に対してヌーベル・ディザードというのを見かけましたが流体装甲を使っていない事とDBBを使用していない以外はほぼ破烈の人形なのではないかと。となればDBBを使用するからこそ破烈の人形Mk3リッター・ジェットはヤバいんでしょうね。ただMk2も相当な感じはありますが(笑)何せルッセンフリードには多分バスターランチャーはオプションではない気がするんですよ。


 それで破烈の人形はオプションでバスターランチャーがあるってのは初期の設定(MH時代)あったんですが、ここに来てバスターランチャーってこの世界の最終兵器な訳じゃないですか。そりゃソープが2988にアドラー、バストーニュでぶっ放したり、2992、カステポーでルンがぶっ放したり(そう言えばドーリーに装備されたバスター砲をユーバーも、バローを乗っ取ったボスヤスフォートも撃ってましたが)一応のお約束として星団法でバスター砲は撃っちゃだめよってなってるわけです。そういう矛盾を解消するためにクバルカン法国へのカリギュラの関与としてMk3リッター・ジェット、Mk4マッハ・シャルトマの基本設計を基にしたGTM設計図で作られたのがルッセンフリードかなと理解しています。(本体は基本的にダルマスとそう大差ないようなので)

追記:20190116

 表紙扉のクバルカン法国筆頭騎士団の項をよく読むと、ルッセンフリードは非常にコンパクトにまとめられているという記述が。他のライオンフレームのGTMと変わりがないということなのですが、逆に言うとMK2、破烈の人形は大きいとも。


 ルッセンフリードも変形するということはメインフレームはティーガーでしょうが、多分背部の飛行ユニットの大きさが違う事から(リッタージェットは変形する流体金属などの関係やMk2は背部のユニットが巨大)、MK2やMk3は大きくなっていると思われます。

エイブ・ロゥ

 マエッセンのミラージュネーム?(笑)彼もまた血統の中の人だったという。これ読み手は混乱しますよね(笑)元々、マエッセンがミラージュ入りするのは既定路線としてクリス(永野護)の頭の中にあったとしても、アルテン・サヤステ、ひいてはサヤステ家の血統であるというのは…やっぱり後でつけたのかなあって(ちょっと意地悪かもしれませんけど)


 とは言えただの元パイドパイパー傭兵騎士団からのミラージュ騎士ってのはヒキがあるようで無いから箔?いやいやそういう訳ではないでしょう。何せこの後ショウメの事もありますし、しかしクバルカン法国もあらためてタレント揃いな感じありますが、帽子とると顔が変わるっていうの完全に白土三平先生の忍者漫画(初期)のノリですよね(笑)


 マエッセン顔に傷が残っていますが、これはやっぱりあれかな、戒めのためかな…。でも自分を倒したはずのミラージュに入った事と、クバルカンのローテ騎士団のオドリ(また名前だけ出てきた重要?人物)前騎士団長でAKDルーマー王国の王女ってことはAKDからクバルカンの騎士になったってことでいいんでしょうか。そこからAKDへ戻りマエッセン男爵家?の籍に入りってことなんですかね。この辺りは系図欲しいところです。

アルテン・サヤステ太閤

 あれ?DESIGNS4でイゾルデが現サヤステ家当主となっていたように思いましたが…。とはいえヒトーサイポジションのようですね。(騎士顧問)現役は退いているけれど、そのネットワークや知識を後進に伝え役立てている。取りあえず現状サヤステ家もヘリデからヨースト、イゾルデ辺りの系図が欲しいです(こればっかりだな(笑)

ヒュードラー博士

 はい、デレましたね(笑)ただファティマを知りその上でエトラムル型のさらに仕上げていくとなるという決意の表明でもありました。これからの戦さに対して決戦兵器たるGTM、今後の事を考えればエトラムル型を仕上げることも大事だけれど、AF対応型も手掛けていくというのは至極全うな話であります。あとデモールが生き残ったのは確かに性能もあっただろうけどレーベンハイトのおかげでは無かったのかなと。(ロンドヘアラインと)並みの騎士なら…。まあそれもめぐり合わせという事でしょうが。

スイート(笑)

 で、スイートかよと(笑)tonbori堂が好きなドラマでネットフリックスオリジナルのマーベルシリーズ(打ち切りが発表されて悲しいんですが)ルーク・ケイジの口癖は…「スイート」なんですが思わず真似して言っちゃいましたよ(笑)「Oh!Sweet」って(爆笑)


 いや爆笑ではなく本来なら刷り直し案件(急に印刷屋的思考になる)なんですが…Twitterではワザとでは?とかもう直す気無いだろとか言いたい放題言われていますが…真相は如何に?でもストーイですからね。もっとも最近はツバンツヒ姐さんですけどね(あくまでもtonbori堂の中ではですが)

マウザー教授

 で、そのツバンツヒ姐さん、マウザー教授にロックオンされた模様ですがこれがアレですか、いわゆる「クラック」ネタにつながるんでしょうか。何かでひっかかりを感じていたマウザー教授は、ビリジアンの言葉でA.K.Dに食われた(消された)というのはそっちではなく文字通り食われた(A.K.Dについた)のではないかと思ったようです。天才というか知識欲の権化として知りたいものを、徹底的に知るまでってことでアマテラスもそうじゃないかと。果たしてマウザー教授も潜り込むのか、どう接触するのかがカギになりそうですね。

プロローグ

 何より驚いたのはこれが『プロローグ』だってことです(笑)タイトルから『~漆黒の誘い』が付かなかくなってるなと思ってはいましたが…つまりここまでが『~漆黒の誘い』だったという事なんでしょう。ここらへん法則性は作品の章ごとで変わるようなので、ともかくショウメは一体誰に?そしてデコース絶体絶命ってミス・マドラと…ですかね。これは有る意味ターニングポイントですよ、ええ(笑)見逃せません。でも言われてみるとユーゾッタのエピソードとマウザー教授、Dr.ビリジアンとヒュードラー博士にはショウメは一向に絡んでませんからね。でもこの出来事が後々にってことでしょうか。


 という事で来月は『XROSS JAMMER』と連載の2つのエントリを上げる事になりそうです。

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