バーチャファイターとセガ・サターンとソウルエッジと永野護|tonbori堂昔語り-Web-tonbori堂アネックス

バーチャファイターとセガ・サターンとソウルエッジと永野護|tonbori堂昔語り

2018年12月1日土曜日

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 Twitter永野護公式アカウントよりこういうツイートが。




 いのまたむつみとクリス(永野護)のゲーム談義というだけで当時『ファイブスター物語』連載を読んでいた人たちとゲームをやってた勢はうぉぉぉーってなったはずです(笑)この対談は上のツイートのリンクから読めますのでまずはそれをご一読ください。ブンブン丸も登場で本当に懐かしいですよね。新宿ジャッキーとかにピンとなる人も要チェックですよ。で、このタイトル。「バーチャファイター」はこの対談のテーマの一つでもある格闘ゲームの事なんですが、当時絶大な人気を誇っていたゲームです。格闘ゲームは得意じゃないですがさすがにこのバーチャファイター2、セガサターン版は買いました。今回はその辺りの話です。


バーチャファイター

 そう言えばこの頃、ゲームってセガサターンが出る前でアーケードゲーム花盛りだった頃ですね。tonbori堂は基本シューター(射撃手)なのでシューティング系が主でした。よくやったのはバーチャコップです。とにかくコンテニュー繰り返してラストまで行って何回かに1度はノーコンクリアまでいくぐらいにやり込みました。もっともその後やったら全然ダメダメでしたけどある程度敵の出現位置とか覚えていましたね。その辺り懐かしく思い出しましたがちょっと脱線しました。そもそもの話で言うとバーチャファイターって凄い事だったんです。それは格闘ゲームといえばカプコンのストリートファイターⅡに代表される2Dアクションだったのが3Dモデルの対戦ゲームということでリングが急に立体化したということでした。といってもtonbori堂は格ゲーの人ではないので何をみんな驚いてるねんと思っていましたがやってみて分かりました。

バーチャファイター2/グラフィックスが初代より向上した続編/セガサターン移植版
バーチャファイター2/グラフィックスが初代より向上した続編/セガサターン移植版


※プレイステーション2にも移植されました。|Amazon | SEGA AGES 2500 シリーズ Vol. 16 バーチャファイター2 | ゲーム

 バーチャファイターには手前と奥という概念があるんですよ。ストリートファイターⅡなどに代表される2D格闘は背景こそ奥があってもそこを使うということはありません。基本的に正面で技を出し合うというもの。だから視点は固定ですがバーチャファイターは疑似的に3Dでカメラを動かすことが出来たのです。シューティングゲームでは縦スクロール、横スクロールがメインストリームだった頃に大型筐体のみが出来る疑似3Dスクロールのスペースハリアーではなく完全にフリーダムに(もっともこの頃はまだ横に動くという概念はありませんでしたけど)リング上で戦えるというのはスペースハリアーがアフターバーナーになったくらいの衝撃だったのです。


 ちなみにアフターバーナーを手掛けたのもバーチャファイターの産みの親、AM2研の鈴木裕氏でした。鈴木氏はその後もバーチャファイターのグラフィックをさらに向上させた2、そして3をリリースするなど一時代を築かれた方でしたね。この頃、ゲームの性能って日進月歩で進んでて気が付けばどんどん高解像度、高フレームレートってなってたことを思い出します。それとともにいろんなゲームが登場したんですがアーケードゲームの熱さがコンシューマーゲーム機にも波及し、やがてスーパーファミコンに強力なライバルが登場しました。それがセガ・サターンとプレイステーションです。

セガ・サターン

 セガ・サターンはバーチャファイターをリリースしているゲーム・アミューズメント会社であるセガが開発したコンシューマーゲーム機です。日本ではそれほど売れていなかったんですがセガは自社のゲームコンテンツを独自に遊べるコンシューマーゲーム機を既に販売していました。


セガ・サターン|[[File:Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set.png|thumb|Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set|alt=Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set.png]]|画像はWikipediaより
[[File:Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set.png|thumb|Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set|alt=Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set.png]]|セガサターン画像はWikipediaより

 知ってる人は知っているメガドライブというゲーム機です。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』など有名なゲームもありますが、このゲーム機とソフトは北米でスーパーファミコンを抜き一時代を築き上げていました。


上がメガドライブ、下が北米で販売されたGENESIS|画像はWikipediaより
[[File:Sega Mega Drive and Genesis.jpg|thumb|Sega Mega Drive and Genesis|alt=Sega Mega Drive and Genesis.jpg]]上がメガドライブ、下が北米で販売されたGENESIS|画像はWikipediaより

 この辺りは一冊の書籍にまとめられ今度ハリウッドでドラマ化されるとか。それも楽しみなんですが日本のコンシューマーゲーム界を制覇するためキラーコンテンツである自社の人気アーケードゲーム『バーチャファイター』などを遊べるセガ・サターンをリリースしたんですけれど、そこに大きなライバルが立ちふさがりました。

ソース|セガと任天堂の戦いを描いた小説『セガ vs. 任天堂』のテレビシリーズ化が決定

 ソニー・コンピューター・エンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンターテインメント)がリリースしたゲーム機プレイステーションです。これも打倒任天堂スーパーファミコンを目指して開発されたゲーム機でした。この開発秘話もいろいろ面白い話があるんですが長くなるしそれを解説している本でも読んでほしいと思います。

ソース|日本におけるゲーム機戦争 - Wikipedia

 で、結果は皆さんご存知の通りセガ・サターンは過去のゲーム機となりました。でも今でも忘れ得ぬゲーム機として数々の良ゲームがありました。もちろんクソゲーも(笑)。そしてtonbori堂は当時キラーコンテンツとされていたファイナルファンタジーの新作が出るプレイステーションではなくセガ・サターンを購入したのです。それは…何故か?

「エアーズアドベンチャー」

 これゴティックメードやファイブスター物語関連オフ会でよく話しているんですけれどtonbori堂がセガ・サターンを買ったのは『エアーズアドベンチャー』っていうゲームがセガ・サターンでリリースされると予告されたからです。

エアーズアドベンチャー/ゲームスタジオ/セガサターン
エアーズアドベンチャー/ゲームスタジオ/セガサターン




 『エアーズアドベンチャー』はキャラクターデザインを永野護が担当し、製作総指揮は名作シューティングゲーム「ゼビウス」を手掛けた遠藤雅伸と聞けば否が応でも期待はマックス。それに永野護デザインが3DCGで動くというのも大きな魅力でした。そして結構出るまで時間がかかりました。でもゲームというのは出るまで時間のかかるもの。そういう風に思い、発売までに他のゲームをやり込んだのもいい思い出です。そして『エアーズアドベンチャー』は発売となりました…うんまああまり多くは語りません。RPGって1日でクリアできるもんだったかな…とかやり込み要素が…殆ど…いや全く無いとか…。…いかん眩暈が(ヲイヲイ)それでもまだパッケージ持ってるんですよね(苦笑)まあゲームショップやゲーム売り場では一時期ワゴンセールの常連でした。多分中古市場でも値段ついてないんじゃないかな(ヲイヲイ)ちなみにゲーム原作/監督の柴田賀盆は現在は株式会社EDITのゲームデジタル部の統括責任者ということで今も永野護とコネクションをつないでいるようで、何かを画策しているようです。いつかまた永野護印の面白いゲームを世に問うてくれれば嬉しいんですが。

ソウルエッジ

 そして「エアーズアドベンチャー」目当てで買ったセガ・サターンはほぼほぼセガの『パンツァードラグーン』シリーズ専用機となっていたんですが、随分と遅れてプレイステーションを買ったのです。実はこれにも永野護が関係しています。

ソウルエッジ/ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)/プレイステーション
ソウルエッジ/ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)/プレイステーション



 何時だったか忘れたんですが多分本編や扉ではなくニュータイプの情報コーナーの下にある作家、アニメーター、声優さんたちの一言コーナー、ピープルカレンダーかなにかでソウルエッジ(PS版)が凄いと書いてあったのです。ちょうどアーケードゲームでも少ししていたので購入してみるかとなったわけです。思えばそこから何故かエースコンバット3にいったのですから縁とは面白いものですよね。ちなみに武器格闘はけっこうはまって、ソウルキャリバーになってからもやっていました。ちなみにクリス(永野護)の使用キャラはソウルキャリバーのアイヴィーがお気に入りとの事なんですがtonbori堂は御剣とタキです。豪快な御剣は力押しでけっこう雑に勝てるキャラでした(笑)反対にタキはテクニカルなキャラクターでしたが、使い慣れるとこれがまた良いのです。エッジ時代からよく2人を軸に他のキャラも使って遊んでいました。


 でもクリスがアイヴィーを使うって言うのもバーチャファイターでパイを使うのと同じ理由。使ってる人が少ない(大技あるけど使いづらいのでアイヴィー使いが少ない)という事だと思います。そう言ってた気もするし(笑)好きが高じて解説までしていたような。ちなみにソウルキャリバーシリーズは新作がPS4でリリース中です。多分永野護は買ってるはず(笑)アイヴィー命ですからね(笑)

最後に

 クリスが良くやっているオンラインのファンタシースターオンライン2は全くやっていないtonbori堂ですが、そのコンシューマーゲーム機歴には割と永野護の影響があったりします。とは言え基本的にシューターなので回帰するのはシューティングゲーム系なんですけれど、今後もあのゲームは凄いわーとかそういう発言で思ってもみないところに手を出すかもしれません。そういうのもまた楽しいんですけれどね。でもここしばらくは空賊としてエースコンバットおじさんとなる感じだと思います。でも久しぶりにあの頃のゲームシーンはアーケードゲームもコンシューマーゲームも熱かったなと久々に懐かしい気分になりました。また古いゲームの話はしてみたいですね。

|バーチャファイターは最新作はもう2008年発売なんですね。|Amazon | バーチャファイター5 - PS3 | ゲームソフト

|ソウルキャリバー(エッジの後継ゲーム)はVIが最新?かな。2018年発売だそうです。|Amazon.co.jp: 【PS4】SOULCALIBUR VI Welcome Price!! : ゲーム

|ちなみにソウルキャリバーは4まで買ってました。4はSTARWARSのダースベイダーとヨーダが使えるんですよ。|Amazon | ソウルキャリバーIV - PS3 | ゲームソフト

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永野護著/KADOKAWA刊月刊ニュータイプ連載『ファイブスター物語/F.S.S』第17巻絶賛発売中(リンクはAmazon)

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