誰が為に泣く。『ブレードランナー2049』

35年の時を経て復活した『ブレードランナー』

早速という訳ではないですが先週の日曜に台風が接近中の中(2017.10.29)に観てきました。今回はネタバレ抜きで軽く書いておくにとどめますが、興味のある方はなるべく早くに観に行かれる事をおすすめします。

Blade Runner 2049 Import
画像はamazonより|オリジナルサウンドトラック(輸入盤)ジャケット
|作曲Hans Zimmer & Benjamin Wallfisch 

あ、あと2019から2049の間にあった事を描いた出来事のショートフィルム(アニメとウォリスとサッパー・モートンの登場する短編映画)は先に観ても問題はありませんが、後で観ても大丈夫です。劇中を補完するものですから。

とは言え完全シャットダウンして臨みたい方はここで回れ右をしてシネコンの向かわれることをおすすめします。また出来れば大きなスクリーン、IMAX、3Dが望ましいですが2Dでも音響がしっかりしていれば問題ないと思います。

そもそも最初の『ブレードランナー』も私は音は割れ、シートは堅い劇場で観たものですから、それから考えれば今のシートは格段に良くなっていますし(笑)もっともMAXボリュームだと音は割れて聞こえるかもしれませんからなるべく良い音響で聴いていただければ。もっとも低音で空気が震えて割れているように感じるかもしれません。





あらすじ。

デッカードがレイチェルと行方をくらましてから30年、2049年のカリフォルニア。人類は宇宙へ進出を開始していた。一度は生産禁止になったレプリカントも世界の食料危機を救った天才科学者、ウォレスにより、より人間に従順なネクサス9型が生産される事になった。

そんな時代にLAPDに所属するブレードランナーのKは地球に逃れた旧式のレプリカント、ネクサス8型を解任(処分)するが彼の潜伏していた農場で謎の白骨を発見する。

それは人間とレプリカントを揺るがす秘密の扉だった。やがてKはこの大きな秘密の渦にまきこまれていくことになる。

ぐらいしか書けません。まあネタバレ版にはもうちょっと詳しく書くと思いますが、基本的には前作の正当な続編であること。2019と2049をつなぐのはデッカードであること。そしてこれはドゥニが『ボーダーライン』でも描いて見せた、主人公が闇の部分に振り回され次第に自分の存在を疑問に思いだす地獄めぐりと同じ形をもっていることが挙げられます。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ

ドゥニという人は多層的に物事を捉えつつもある事に固執する人間を描くことに執着している。そんな気がしますが彼がこの2049を撮る事はある種必然だったかもしれないとまで見終わった後にそう思いました。

ちゃんとリドリーの刻印も入っているのですが、ドゥニの追い求めているテーマもしっかりと入っている作品だと思います。

音楽に関しても何時も組んでいるヨハン・ヨハンソンに替わりハンス・ウォルフィッシュにジマーも加わった布陣で前作のヴァンゲリスを彷彿させるスコアを全編に渡って鳴り響かせています。この音楽も聴き物です。

『ボーダーライン』でもそうでしたがあちらは燦燦と降り注ぐ太陽の下でも不穏な空気を醸しだし、『メッセージ』では曇り空が夕刻、夜のシーンで不安、緊張を醸したドゥニでしたが、今回はリドリーが前作で定着させた雨だけではないカリフォルニアを描いています。そして前作よりもさらにディストピア感を増した世界を構築して見せました。

これ以上は何を書いてもネタバレになりそうなのでこのくらいにしておきますが、なるたけ早くに観られるように思います。

ネタバレ版は公開後10日後をめどに公開したいと思います。(2017.11.07頃の予定)基本的な感想は同じになろうかと思いますがもう少し突っ込んだ感じで書いてみたいと思っています。

では『ブレードランナー』の世界でまたお会いしましょう。




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