「SF3D ORIGINAL」マシーネンクリーガー実写化?に思う。|tonbori堂映画語り-Web-tonbori堂アネックス

「SF3D ORIGINAL」マシーネンクリーガー実写化?に思う。|tonbori堂映画語り

2017年9月26日火曜日

movie ROBOT toy

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 驚きのニュースが入ってきました。マシーネンクリーガーが実写というニュースです。

マシーネンクリーガーとは?

ホビージャパン別冊SF3Dオリジナル/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディア/マシーネンクリーガー〈Vol.2〉クロニクル&エンサイクロペディア
右側からホビージャパン別冊SF3Dオリジナル/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディア/マシーネンクリーガー〈Vol.2〉クロニクル&エンサイクロペディア


 そもそもホビージャパンでイラストレーターの横山宏氏が連載していたSF戦記です。当時は『SF3D ORIGINAL』と言っていましたがリアルなパワードスーツや植民地で特化したゲリラ戦を行うための武装体系が人気を呼び、日東工業にてプラモ化もされました。しかし突如連載が中断。途中マシーネンクリーガーと名前を変えライバル誌モデルグラフィックス誌に移動したものの(当時はSF3DORIGINALの続きという体ではなかったように記憶しています。)それから長い年月が経ちSF3DORIGINALの続きとなるマシーネンクリーガーが復活しました。

マシーネンクリーガー実写映画化?

 プラモはAFSやPKAを買ったことはありますがtonbori堂は基本的に設定マニアなのでマシーネンクリーガーのムックを買い求めています。これがめっぽう高い。いいお値段しますがこれもお布施と思い購入しています(笑)そんなマシーネンクリーガーが突如、ハリウッドで実写化?というニュースが飛び込んできました。


ハリウッドでの映画化を伝える雑誌「映画秘宝」公式アカウントのツイートより

 このツイートからも分かるように企画中なためモノになるかどうかは不透明ですがまさかのマシーネンクリーガーの実写企画はトム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の成功があったからかもしれません。パワードスーツを使ってエイリアンと戦う話ではありますが、マシーネンクリーガーも最初は地球側の傭兵軍と入植側のシュトラールの戦争であったのが(そちらも本筋ですが)無人兵器の投入によりAIが暴走、月面の謎の機械群と化しその戦闘が最近クローズアップされている様子。

クラシックな風合いが魅力なMa.kメカ

 ここ数年はチェックしていませんでしたが宇宙戦用SAFSやP.K.Aフリーゲなどの宇宙用装甲戦闘スーツが登場しており、地上から宇宙まで幅広い戦いが繰り広げられています。ついでなのでtonbori堂の好きなMa.Kメカを幾つかご紹介いたします。

ファルケ

ファルケ/ホビージャパン刊「SF3Dオリジナル」より/横山宏著
ファルケ/ホビージャパン刊「SF3Dオリジナル」より/横山宏著

 tonbori堂が好きなMa.Kのメカニックの一つ、傭兵軍側の反重力戦闘機ファルケです。SF3D時代から人気のあったメカでしたがこれがプラモデル化されるとはそして飛行機のハセガワから出るとは。ハセガワさんは最近キャラモノにも力を入れていて飛行機としてのバルキリーからバトロイド、そしてバーチャロンのバーチャロイドなども手掛けていますが、にしても何が起こるか分かりませんね。このファルケはシュトラールのホルニッセにより制空権を握られていた傭兵軍側が反撃の端緒をつかむことになる傑作装甲戦闘機です。武装はバルカン砲ですが後期タイプにはAFSにも搭載されているエクサイマーレーザーを搭載しました。こういう設定とスタイルがまたメカオタの心をくすぐるんですよね。

A.F.S

A.F.S/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディアより/大日本絵画刊/横山宏著
A.F.S/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディアより/大日本絵画刊/横山宏著

 傭兵軍側のメインメカ。いわゆるパワードスーツです。右腕はレーザー砲になっており、シュトラール側の通常兵器よりも強力です。戦力的にも劣勢な傭兵軍側がまともに戦えるのもこの武装があったなればこそ。シュトラール側もそれを研究し、P.K.Aを導入するに至るのですが、兵器の競争の過熱はやがでS.A.F.Sを産み出すことになります。やはり基本のA.F.Sは押さえておきたいところですね。シンプルながらも装甲兵らしさが漂うフォルムはやはりぐっときます。


P.K.A

P.K.A/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディアより/大日本絵画刊/横山宏著
P.K.A/マシーネンクリーガー〈Vol.1〉クロニクル&エンサイクロペディアより/大日本絵画刊/横山宏著

 シュトラール軍が傭兵軍側に対抗して投入した装甲戦闘スーツ。レーザー砲装備こそ遅れたものの大きなキャノピーで良好な視界を確保し、手持ち兵器を自在にあやつり、戦闘機ホルニッセとジョイントすれば空中機動力も確保できるという合理的な兵器です。シュトラールの装甲スーツであるP.K.Aはやはりその大きなキャノピーでしょう。ホルニッセのコクピットシステムとしても使用することが考えられていたためこのような大きなキャノピーを持つに至りましたが、その視界の良好さと引き換えにキャノピーが弱点とも。しかしホルニッセとの相性も良く傭兵軍の戦闘機ファルケが登場するまでシュトラールが制空権を握っていたのはP.K.Aとホルニッセのおかげだといえます。


その他にも、

 ナッツロッカー、ノイスポッター、ファイヤーボール、ラプター、グラジエーター、フンメルなどなど地味カッコいい兵器群が多数登場しており未だキットも入手できます。幾つかはもともと日東工業からキット化されていたものの日東工業が廃業。その後長い年月を経てWAVEからキットが発売される事になったようです。

 流転の歴史を経ていますが未だに熱いファンがいて、フルスクラッチ、ジオラマ製作などでシーンを支えています。tonbori堂は設定マニアだから出た本を全部じゃないけど幾つか買うのにとどまっていますがファルケがハセガワさんから出たりとかいい時代になったなとつくづく思います。もしかして映画化が成ればまた盛り上がるのでは?ハリウッドでの企画がどうなるかはまだまだ開発途上ですからこのままベンディングになる恐れもあるし、良いプロットが上がってくればグリーンライトが点灯するかもしれません。それとともにお金が集まらないと企画は始動しないという事も重要です。続報を待ちたいですね。

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