『大事件|ブレイキング・ニュース』を観て思ったことなんだけど。本家に短評をあげているのだが流石に職人トー監督。上手いなとしか言いようが無い。決して莫大なお金がかかっている訳ではない。なんつうか観たい画と話を愚直に作っているだけだと思う。でなんでそーゆうの、日本では撮れないんでしょうか?みたいな。
撮れるはず。
結論から言えば撮れるはずなんだよね。「ええ?」とか言う人がいるかもしれないけれど撮影技法やシークェンスアイデア、特殊技術は撮れるレベルにある。それは間違いないよ。ほんで俳優陣だってTVのジャリタレレベルではなくちゃんと演技の出来る人だっているんだよ。Vシネマとかでその熱い熱量を叩きつけている人とかも多いし。
tonbori堂の持論
それでおいらの持論である名作は「監督(演出)、ホン、役者」のうち役者はあるんで後は監督、ホンなんだけれど実は最近それだけじゃないんだと思ったことがあるのよ。作る人たちのトータルの熱量ってもの。いわばVシネマがそりゃ傑作とまでは言えないし役者さんだってお世辞にも上手いとはいえないものがあるものの何故こうまで作り続けられファンもいるのか?それはやはり中の人の熱量が高いってことやと思うんだ。
そこがやはり画面に出てくる。だからその熱量を面白いと捉えることが出来る。但し荒削りだしきつい所もある。でもそこから映画になるとなんかどーでもいいようなことを言う外野が途端に増える。そこをなんとかするのがプロデューサーであり製作総指揮とかいう役職の人なんだけれどそこが弱いというかなんというか。そして熱量が薄まった画面からはその煌いていた原石の輝きは失われている。
トーさんだって結構大変で撮りたいものと売れるものは別とかいいながらも手抜きなしできっちりやる。そういう熱量を落とさずキチンをモチベーションを保っている。懐かしの東映Vシネマ。『クライムハンター』とか、そういうのがちゃんと映画に昇華されていればなあと今でもよく思う。
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海千山千な映画人という人たちが日本にもいらっしゃる。だからこそそういう映画が観れる事を心底願っている。
20170912:タイトルを『大事件|ブレイキング・ニュース』を観て思ったこと。』から『日本でこういうの撮れないの?香港映画『ブレイキング・ニュース』を観て。』に変更しました。
『ブレイキングニュース』やっぱり面白いですか。
返信削除観たいのに映画館にかからないんですよね…。
一週間でもレイトショーにかけてくれれば観られるのに!
リッチー・レンは『星願』での役が印象に強いのですが、カッコいいですか。
香港版『踊る大捜査線』とかいう噂もありますが、違うんですよね?笑
cardhuさん>
返信削除面白かったっすよお~(^^)b
順次公開されているようですが全国に回らないようですし。
そうそうこちらでもレイトで2週間の日程のようで慌てて土曜に行って来た次第です。
香港版踊るではありません(苦笑)
それについては本家のエントリ
http://tonbori.exblog.jp/2706969/
映画のパブリシティとはいえ・・でも、観なずに死ねるか、ジョニー・トー
ってのあげておりますがそれで誘蛾灯のようによって来た人がはまればまあそれはそれで良しとしようかなという気も(^^;
ああ、熱量かあ。
返信削除それが一番欲しいんだなあ、今。
��coさま>
返信削除他のジャンルでもいえますねんけどね、まあそれと上のエントリに書いた想像力。こいつが肝なんちゃうの?と最近考えております。