ヨーダは本当に強いのか?『STARWARS EPⅡクローンの攻撃』(2002公開|米)|tonbori堂映画語り-Web-tonbori堂アネックス

ヨーダは本当に強いのか?『STARWARS EPⅡクローンの攻撃』(2002公開|米)|tonbori堂映画語り

2011年6月2日木曜日

movie SF

X f B! P L

 相変わらずの20世紀FOXのファンファーレからルーカスフィルムのロゴ。そしてあのオープニングタイトル。やはり解っていても燃えるなあと今更ながらに業の深さを実感(笑)『STAR WARS』のタイトルがバーンと出てきて説明が流れるこのシークエンス。今回はアナキンが活躍しパドメとの仲を深めていき、オビワンとともに通商連合との戦いに身を投じていくが、その影に…という展開になる…。

STARWARS EPⅡクローンの攻撃
Wikipediaよりロゴ|Lucasfilm & 20th Century Fox - http://logos.wikia.com/wiki/File:Star-wars-episode-ii---attack-of-the-clones.png, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52184052による

ジェダイを統べる老師とジェダイの運命を握る男。

 今回の見どころはなんといってもヨーダとアナキン。アナキンが闇落ちするのは次だとすればライトサイドでの彼の活躍とその闇への萌芽がどのように描かれるのか?そしてヨーダはどれほどの実力者なのか?(旧三部作ではライトセーバーをふるうシーンは無かった)

ヨーダの実力

 っていうかこの映画はある意味今回最大の見せ場であるヨーダがライトセーバーを使って戦うというのを見せるために状況を1時間40分も使ったのではと思わせることも(笑)。もっともEP1よりはかなり、話としては動きが多くその分テンポも良くなったかなとは思うけれど。


 ともかく予告編の時からヨーダがライトセーバーを構えているシーンを見て、やっと彼が何故マスターなのか。本当に強いのかがはっきりするとかなり期待してたのは事実。キャスト的には、アナキン役ヘイデンくんも時折見せるダークな微笑がいかにもダース・ヴェイダー?みたいな(爆)そんでもって目つきワルぅというのはありますな。あとナタリー・ポートマンってイスラエル生まれなんですね。ユダヤ系ってのは知っていたけど。彼女は前作にもまして輝いていましたね~。でも他の仕事はどーするんだろうか。ちゃんと育って欲しい人だけに。


 そして今回の中ボス、ドゥーク伯爵には白の魔法使いサルマンことクリストファー・リー。でもおいらたちの世代ではドラキュラとかスカラマンガという方がしっくりくるけど齢80を越えるとは思えない激しい動きと思ったら普通の演技はそのままだけどアクションシーンだけはスタンドインにCGでリーの顔だけ貼り付けたとか。恐るべしILM(笑)しかしボバのプリクエルがここで語られるとは。あの装甲服がマンダロアの戦士のモノと言うのは実は跡付け設定でそれが公式になり、とうとう映画に描かれる事になるというのはある意味ガンダムのMSVのような。でもジャンゴも・・・。まあそれがあってのボバなんだけどね。あとこの作品ではメイス・ウィンドウ(サミュエル・L・ジャクソン)とヨーダが凄くかっこいい!もうこの2人を見るだけでも価値アリかもね(やけっぱち)


 で、肝心のヨーダの強さの事なんだけれど、最後のヨーダ対ドゥークーはかなりきていました。ヨーダ、ああいう風にセーバーを操るんだとか、構えはやっぱり八相の構えなんだなあっていうね。あのなりでも構えるとえらくカッコいい。そしてまるでコマのように舞い、ベーゴマのように突進する(今風に言うならベイブレード)。なるほどそういうファイトスタイルなのだなと。いたく感動いたしました。フォースでぶっ飛ばすとか小技もちょいちょい挟むし。やっぱりマジで強いんだなと。ただあのなりですんで、うわぁ(笑)ってなってしまうのも事実。だけどドゥークー伯爵の強さはオビワンとアナキンを手玉にとるほど。その彼に全然引いてないどころかかなり圧倒していたのはやっぱり強かったんだと(苦笑)

『STARWARS』では魅力的な敵役(ヴィラン)があっさり問題。

 ルーカス作品ではダース・モールといい、ジャンゴといいカッコイイ悪役をあっさり殺しすぎだと思います。そういやその前のジェダイの復讐でもボバもあっさり死んでたしな~。ジャバはかまわないけどね(笑)ドゥークー伯爵は大丈夫だったけど、またあっさりやられんだろうな、心配です(苦笑)ダースベイダーのように、またはパルパティーンのようにラスボスは強いぞと引っ張るけど…まあ難しいヴィランが魅力的だと余計に。

最後に

 どっちにしろ特撮はげっぷが出るくらい凄いです。一回見ただけでは多分細かいトコまでは解らないでしょう。マニアはDVDで皿のように見るんでしょうけど、違和感無く他の星の話をするためにはアレぐらいのモノが必要ってことでしょうな。ある意味特撮の頂点を極めた作品が更なる頂点を目指すために作ったとも考えられます。ハリポタやロードオブザリングもかなり凄い事になっているらしいけど、想像の世界を形としてちゃんと見せてくれた功績は認めなくてはならないでしょう。その上で今回の3部作は悲劇となることが決まっています。


 その中から新たなる希望へとどうつなげるのか?すごく気になると共にナタリーのレイアを見たいと思うのは私だけかな?っていうかニューキャスト(C3とR2はオリジナル&ヴェイダーの声もジェイムス・アール・ジョーンズのオリジナルキャストでね)のエピソードⅣを見たいぞと思っている人はどんくらいいるんでしょうかね。お話としてはアレがやっぱり特撮はしょぼくても一番燃えたっていうのを再認識しました。

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