まいどのTwitterからの大喜利タグネタからの増加捕捉版エントリです(笑)発端の大喜利タグはこれです。
いろんな方の『自分を作り上げたメカ』アニメ、漫画はゆうにおよばず実際のメカニック(クルマ、飛行機、船舶、戦車などなど)まで千差万別。見ていて分かる!と相づちを打ったり、そうだよねと、うなずいたり。そして自分もちょっと上げてみました。
ウルトラホーク1号、マクロスのVF 、ボトムズのアーマード・トルーパー、エルガイムのヘビーメタル、ウルトラホークだけ画像なかったorz #自分を作り上げたメカ4選 pic.twitter.com/fs3uTtDs2A— tonbori堂@FSSXIIII巻2/10発売 (@tonbori) 2018年7月25日
今回はメカ4選について思った事と上げた中からウルトラホーク1号ついて語ってみたいと思います。この4選の中ではボトムズのアーマードトルーパーに関しては先にエントリで書いておりますが、ともかく順番どおりにエントリを4本、1つづつ思い入れを語ってみたいと思います。
ホビージャパン別冊U.W.W(ウルトラ・ウェポン・ワールド)表紙より|ウルトラホーク1号|tonbori堂所蔵/撮影|ホビージャバン刊|(c)円谷プロ |
自分を作り上げたメカ4選
頭にすっと浮かんだ順番で書きましたけど、当然入らなかった、あれもこれもってのはあります。ガンダムのモビルスーツ。SF3D(マシーネンクリーガー)のメカニック群、マイティジャック、サンダーバードなどなど枚挙にいとまがありません。特に特撮では『サンダーバード』は子供のときに刷り込まれたものがありますが、ウルトラホーク1号が群を抜いていたのでウルトラホーク1号としました。またモビルスーツは好きだったしMSVとかいろいろ言いたいことがあるんですがこちらに関してはある本を買いまして、この本の感想エントリを挙げる時にでもまた別に語ってみたいと思います。ウルトラホーク1号
『ウルトラセブン』に搭乗する地球防衛軍極東基地所属ウルトラ警備隊は防衛軍極東基地のエリートを選抜した、今風に言うと特殊部隊です。侵略者への水際での防衛が主任務な彼らには専用の機体や車両が用意され、その一つがウルトラホーク1号なのです。
地球を守る白い翼
ウルトラホーク1号はウルトラ警備隊の主力大型戦闘機で、戦闘以外にも現場に急行する際には隊員の輸送、侵略者の異星人の円盤への威嚇、侵入阻止、撃退、もしくは撃墜。怪獣などへの爆撃、偵察任務まで多目的に使用される大型万能戦闘機です。その機体は3機へと分離、合体が可能でα、β、γと呼称される3機による連携攻撃や機動的な運用が可能というまさに夢の戦闘機。地下に設営された極東基地から双子山に擬装された発進カタパルトよりスクランブル発進するところは子どもの頃これだけを観ていられるというくらいの素晴らしい出来栄え。この辺りはイギリスの人形特撮ドラマ『サンダーバード』に強い影響を受けているようにも見れますが、円谷プロの創設者である円谷英二が『ゴジラ』だけでなく戦前の『ハワイ・マレー沖海戦』などの東宝特撮映画で培った技術を持つ円谷プロが我々も負けていられないと、ある意味対抗心から『サンダーバード』顔負けの発進シークエンスを作りあげられたのではないでしょうか。
あべのハルカス美術館/庵野秀明展にて撮影。(撮影可エリア)/ウルトラホーク1号 |
その発進シークエンスは管制官がその発進シークエンスを管理している部分が挟まれリアリティを演出しているなど異星人から怪獣、古代から蘇った怪人までと幅広く怪奇現象に対峙した前作ウルトラマンの科学特捜隊とは違い地球防衛軍として侵略者と戦う軍事組織というイメージを強くするのにも役立っていました。他にもウルトラホーク2号は地下サイロから、3号は滝からの発進という変わったシークエンスでしたが後にワンダバ(帰ってきたウルトラマンから使われた発進シークエンスのBGMから命名された、発進シークエンスのバンク映像やBGMを指す言葉)と言われる発進シークエンスはウルトラシリーズのお約束となっていきます。ウルトラマンタロウはウルトラ警備隊にあたるZATの各メカニックの発進シークエンスがOPで紹介されたのはその証左でしょう。(しかも本編未登場のメカまで!登場しています)
ウルトラホーク1号の魅力
ちょっと脱線してしまいましたが、ウルトラホーク1号。何と言ってもそのデザインが素晴らしいのです。成田亨氏のデザインによるものと聞いていますが、大きなダブルデルタと呼ばれる形に近い翼形は鋭く、しかも安定感のあるという相反する要素を両立させた素晴らしいデザインだと思います。
当時の航空機ではデルタ翼は超音速機に取り入れられたデザインで最先端といってもいいデザインでした。子ども心にも鈍重なウルトラホーク3号よりスマートな1号が好きだったのは今でも覚えています。もっとも3号がダメなわけじゃなく長じて3号の魅力に気が付いたのですが…それはまた別の話なので今回は見送り。またの機会にでもお話しましょう。ウルトラホーク1号は、これは玩具メーカーの要請だったのか?それともこれもコンテナを脱着するサンダーバード2号への対抗からだったのか?なんと分離合体します。
3機に分離することは先に書きましたが、その3機に分離したα号は機体の芯のみなのでまさに空飛ぶ鉛筆といった風情です。しかし残るβとγは翼部が分離するため、今で言うところのステルス機のような形といってもいいでしょう。こういった分離合体プロセスは子供心をくすぐったのは言うまでもありません。ただ長じるとウルトラホーク1号は3機分離より合体し1機としてのウルトラホーク1号が一番完成された形を持っていると思います。この翼形が好きなのでよく似た翼を持つサーブJ35ドラケンも大好き(エリア88で主人公、風間真が搭乗する)です。まさに空の王者の風格をもつウルトラホーク1号はその後のウルトラシリーズでも超えるメカはない戦闘機だとtonbori堂は思っています。
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サーブJ35Bドラケン|エースコンバットインフィニティより|(c)バンダイナムコ |
スタイル、そしてメインメカとしての登場回数などなど、地球防衛軍の要として今なら量産型ウルトラホーク1号とか宇宙戦特化型(ウルトラホーク1号は一応そのままでも大気圏外進出可能でそういう描写もありました。)とかが出そうな気がしますね。M78星雲ウルトラ兄弟の集大成シリーズである『ウルトラマンメビウス』でも過去の特捜チームの機体として登場した時は胸が熱くなりましたが、大した活躍もなく退場したのは残念でしたね。旧型の意地を見せて欲しかった。そこは今でも残念に思っています。
ちなみに平成に入ってから製作された平成ウルトラセブンというシリーズはちゃんと観れなかったのですがウルトラホーク1号は現役で使用されていました。軍用機の世界では40年ぐらい現役なのは当たり前にある話で米空軍の爆撃機B52に至っては50年も現役であと50年(1世紀)は運用されるという話ですからウルトラホーク1号もそれぐらいの潜在能力は十分に秘めていると思います。(ちょっと褒めすぎ?)
今回は
ウルトラホーク1号の事を語りましたが次回はマクロスのバルキリーについて書く予定です。VFと呼ばれる可変戦闘機は全般好きなのですが、ここは元祖VF、VF-1バルキリーについて書こうと思っています。ちなみにVF-1バルキリーのデザイナー、河森正治はホビージャパンが発行したウルトラメカの架空設定本、U.W.W(最初に上げた画像)の中のイラストコーナーにおいてバリアブルホークなるメカを書いています。
ウルトラホーク1号好きで、ウルトラメカ好きなら古本屋さんなどで見つけたらゲットしてみてください。ウルトラホーク1号以外にも妄想が膨らむ設定や科特隊メカやMATメカも含めていっぱい詰まっています。またウルトラホーク1号の元になった東宝の『空中戦艦』デザインを成田亨が書き下ろししたイラストまで!(実は再販して欲しいと思っている)
ではまた次回、VF-1バルキリーのエントリでお会いしましょう。
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