スーパーロボット大戦ならこういう夢のカードもあり得るかもしれないですね、いやあるかもう。(あっ記事が終わってしまった😅)
アクティックギア/ATM-09RSCスコープドッグレッドショルダーカスタム/tonbori堂所蔵品 |
第2次スーパーロボット大戦Zでこの『装甲騎兵ボトムズ』と『コードギアス反逆のルルーシュ』、2つの作品の共演があるそうですがゲームを未プレイなためどういうスペックでどうパワーバランスをとられているのかは分かりません。ただこの2つのロボット兵器は共通点があります。それはどちらも全高4メートル程という大きさに設定されているという事です。また移動方法もATのローラーダッシュ、KMFのランドスピナー(補助輪ローラー)など共通している点が多く見られます。
実は前にやってたエキブロのweb-tonbori堂ブログでも同様なエントリをあげておりまして、そちらは『アーマードトルーパー対ナイトメアフレーム』というタイトルでした。その時は簡単にまとめて書いたものでした。
アーマードトルーパー対ナイトメアフレーム : web-tonbori堂ブログ
今回もそれほどアップデイトしたものではありませんが、このネタ本当に時々夢想するんです。そこを上手くついているゲーム『スーパーロボット大戦』っていうのは凄いモノなんですが、tonbori堂としては出来ればコンバットシミュレーターのようなシューティングモノでそういうゲームが出来ればなあと常々思っています。ゲーム『A.C.E(Another Century's Episode)』はけっこうそこを上手くついているらしいのですがやったことがないんですよね。どうなんでしょう。ATとKMFが登場していないというのも少し躊躇したところがあります。マクロス系には心が動きましたが結局未プレイのままです。
『装甲騎兵ボトムズ』のATと『コードギアス反逆のルルーシュ』のKMFどちらが強い?
ということでどちらがどうかと言うにはまずは各メカの事をちょっと解説して、その性能や成り立ちなどを知らないとという事で少しそれぞれの事を書いてみます。
アーマードトルーパー(Armored Trooper)
『装甲騎兵ボトムズ』に登場するメインメカ、主人公も敵側も戦闘はほぼこのメカに搭乗しています。略称はAT、劇中ではAT(エーティー)と呼ばれています。アストラギウス銀河でギルガメスとバララントの2大勢力が百年に渡って繰り広げている百年戦争の後期に登場した惑星メルキアで開発された一人乗りの戦闘兵器です。
タカラ/アクティックギアATM-09STTBスコープドッグターボカスタム/tonbori堂所蔵品 |
歩兵の能力を高め市街地での掃討作戦や、平地での集団戦闘や高低差のある山岳地に侵攻するために開発された兵器です。戦車のような分厚い装甲や大きな大砲をもっているわけではないですが、手持ちの兵器の選択で数多くの戦況に適応し、その大きさで心理的圧迫感をもって敵を威嚇できるという利点があります。その一方で容易に撃ち抜ける薄い装甲や、狭いコクピット、生存性の低さは搭乗員から「ボトムズ(最低野郎)」と言われるほど。各部を駆動しているのはマッスルシリンダーという人工筋肉で、筒状のケース中に収められた人工筋肉が電気信号によって伸縮して動くようになっています。
マッスルシリンダーのケース中にはポリマーリンゲル液という液体が満たされそれによって人工筋肉が素早い動きなどを出来るようになっているのですが、短時間で劣化するため一定の期間で液体の交換が必要になるなどデメリットもあります。(ブルーティッシュドッグやターボカスタムは背部にザックにフィルターを装備して稼働時間を延長できるようにしているという設定もありますが。)アーマードトルーパー(AT)で一番普及しているのはATM-09-STスコープドッグでしょう。作戦に応じてミッションパックと呼ばれる背部に装着する兵士の背嚢のような部分に予備の弾薬やPR液のフィルターを搭載して行動時間を伸ばすなどが出来たり追加武装のコントロール機器とキャノン、ランチャーなどを装備出来るなど多様性も確保されています。
但しコクピットは胴体部に設けられその居住性は劣悪です。装甲は紙切れ同然。さすがに歩兵の小銃弾や機関銃クラスは防げるようですが、アンチマテリアルライフルや機関砲に対しては抗しきれず(装甲を厚くしたり新素材で対抗したりはしているようですが)、またミサイルランチャー、ロケットランチャーなどの歩兵携行兵器でも当たれは撃破できます。もっとも正面火力は歩兵の比ではないので歩兵相手には恐ろしい敵になりうる兵器だといえるでしょう。他に湿地戦用のマーシィ・ドッグ、走行系を強化、ローラーダッシュのスピードを上げたターボカスタムなどのバリエーションも豊富なスタンダード機体です。他にもヘビー級スタンディングトータス、湿地戦用特化のダイビングビートルなどの機体があります。
ナイトメアフレーム(KnightMareFrame)
『コードギアス反逆のルルーシュ』に出てくる、主力兵器ナイトメアフレーム。そもそもこのメカ、ボトムズのアーマードトルーパーを参考にしているそうで、同じく高橋良輔監督作品の『ガサラキ』のタクティカルアーマー(TA)も、谷口悟郎監督が同作品に助監督として参加していたことも有りその装備も発展形がナイトメアフレームに装備されているそうです。
ROBOT魂 [SIDE KMF] ランスロット/Amazonより/BANDAI SPIRITS |
タクティカルアーマーの話まですると膨らみすぎるのでナイトメアフレームに戻しますが基本的にこのロボット機動兵器、用兵思想としてはATに近いものがあります。ナイトメアフレームというのは悪夢の機体という意味ではなくKnight(ナイト/騎士)Mare(メア/馬)の機体という意味で略称はKMFですが劇中ではナイトメアと呼ばれていたと思います。(旧日本軍レジスタンスなどではまた違った呼び名がありましたが)騎士の乗り物として(物語の舞台となる世界観では敵となるブリタニアはイギリス連合王国が別の発展を遂げた王制の国、欧州連合などと鎬を削る戦いをしています)開発されたため、ランス(槍)やマントを装備した騎体もあります。
作中で一番出てくるのは(主にヤラレメカとして)サザーランドが挙げられます。騎体としては第5世代に属すると設定されており完成度の高い兵器です。ここらへんがボトムズでいうところのスコープドッグのようなものでしょうか。コクピットは胴体後部に張り出した格好でパイロットが搭乗。緊急時にはコクピットブロックがパージされるなど生存性はATよりも高いようです。ですが居住性はどっこいどっこいのようで4mクラスだとどうしても窮屈になるのは仕方がないでしょう。サザーランドやグラスゴー、イレブン(日本の事、ブリタニアに占領された11番目の領土ということでイレブンと言う)の反抗分子が使用するグラスゴーの改良型無頼あたりはアーマードトルーパーっぽいところがありますが、物語がルルーシュのビルドゥングロマンであると同時に呪われた王子であるスザクの物語でもあり(彼は主役ではないけれどストーリーの片翼を担っています)そのスザクの乗騎がどうしてもヒロイックになり、いわゆるロボットアニメの主人公機然とするのは避けられないところのようです。
そのスザクの乗騎はランスロット。KMFはアーサー王の伝説を名称を多くつけていますが中でもスザクの乗騎がランスロットというのは示唆的であります。作中では第7世代騎体として位置づけられハイスペックの実験騎体として使用されていました。また王の専属騎士団ナイトオブラウンズはそれぞれアーサー王伝説にちなんだ名称のKMFを乗騎として所有しています。
ROBOT魂 [SIDE KMF] グラスゴー (亡国のアキトVer.)/Amazonより/ BANDAI SPIRITS |
どちらが強いのか?
単機で考えるとKMFの方が強いのではないかと思われます。あくまでもスコープドッグとサザーランドあたりを比較してですが。サザーランドの装備にはランドスピナー以外にスラッシュハーケンという打ち出し式アンカーを装備しています。スコープドッグにはローラーダッシュ機構と高速ターンをするための装備としてターンピックというスパイク射出機が脚部、足の外側の甲に装備されていますが打ち出し式のワイヤーアンカー装備はもっていません。(山岳戦闘用のバウンティドッグやマーティアルのエルドスピーネはワイヤー射出装置をもっています。)
このスラッシュハーケンが移動にもつかえるし武装としても使えるため立体攻撃が可能となっている分、有利ではないかと思えるのです。但し接近戦になるとスラッシュハーケンをかいぐぐればATはアームパンチを相手のボディに叩き込むことが出来ます。KMFは第4世代のグラスゴーは、スコープドッグ並みの紙装甲のようですが第5世代のサザーランドからはエネルギーシールドという装甲強化策がとられており通常弾では傷もつかないという事でしたが、直接攻撃ならばまだ有効性があるやもしれません。アームパンチはスコープドッグに標準で装備されている固定武装で、他の武装はオプションで、唯一の固定武装がこのアームパンチです。液体炸薬のカートリッジで腕を射出する武装で鉄の拳で相手を破壊する原始的ながら強力な武装です。至近距離の打突はさすがにエネルギーシールドでも防ぎきれないのではないでしょうか。
結果は?
ということでエースパイロット対決になるとドローという事で終わりそうです。実際にはAT、KMF共にそれぞれ武装的にも遜色ないのですがグラスゴーあたりならばATでも数で押せそうですがエネルギーシールド装備のサザーランド以降には歯が立たないようです。ベルゼルガのような特殊機体ならばKMFの特殊騎体に勝てる気がしないでもないですが、それは微妙って気もします。但しベルゼルガのパイルバンカー装備機体はいろいろ背負ってますからワンチャンスがあれば撃破も可能できるのではないかと。なにせクエント素子つかっていますから(ちょっと違うか)
それにATのヘヴィマシンガンは威力がけっこう強力です。弾種も豊富でエネルギーシールドの耐久性はユグドラシルドライブがエネルギーを供給する限り有効とありますが数で押されると危険かもしれませんね。少なくとも劇中描写では戦車をも破壊できる威力のあるソリッドシューターなどもあるので無敵と思っていたら貫通される恐れは十分にあります。ですがATの装甲はそういう便利機能が無いのでそこはやはりKMFに譲る部分ではありますね。メルキア軍がKMFを手に入れたらばATにその技術を応用して生存性を上げた無敵ATを作りそうです(笑)『青の騎士ベルゼルガ』に出てきたカラミティドッグ、ブルーバージョン、ゼルベリオスのような超絶ATを。
ボークス 1/24IJ ATM-FX1 ゼルベリオス VR-MAXIMA/Amazonより/ |
KMFにあってATにない物は他にもありますね。フロートユニットです。ATは基本的に空が飛べません。フロートシステムで空中から狙われたらATはひとたまりもないのは上で述べた通りです。そうなるとATは航空支援が必要となり戦闘ヘリか航空機の支援または宇宙空間からの母艦による衛星軌道よりの制圧爆撃(あ、また勝負ついてしまった😅)になってしまうことになりかねませんが(苦笑)どうしてもtonbori堂が好きなATに判官贔屓してしまいますね(苦笑)
ひいきをさっぴいても一般兵だけで比べるとけっこういい勝負しそうな気がしますがいかがでしょうか。個人的にはこういう同程度の大きさを持つロボットが戦うシミュレーションシューティングなゲームがどこかで出ないかなとと思っているのですが…どうでしょう?、バンダイナムコさん!(笑)ということでこのエントリを〆たいと思います。
参考:Wikipedia:コードギアスシリーズの機動兵器一覧
:ボトムズオデッセイ みのり書房(リンク先はamazonの商品ページ)
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