この前リニューアル宣言したものの、Amazonアソシエイト関連の整理とスキンの変更のみで手が止まっていましたが、やっと落ち着いてきたので、今回からはおススメなものをご紹介していこうと思っています。で、今回ご紹介しようと思っているのはＷＯＷＯＷでも放送された「エージェント・オブ・シールド シーズン２」の前のシーズンであるシーズン１。関連してこのシーズン２もご紹介したいと思います。
動画はYouTubeより｜Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D. - Trailer 1 (Official)｜Marvel Entertainment
アベンジャーズやアイアンマンの原典コミックスを出版しているMARVEL（マーベル）が設立した映画制作スタジオ、マーベルスタジオが今、展開しているのが、マーベル・シネマティック・ユニバースと呼ばれる製作した作品が同一の世界観の映像世界です。
もう１つのマーベル・シネマティック・ユニバース
M.C.Uとは？
アイアンマンの居る世界であり同時にハルクもブラックウィドウもシールドも存在しているシェアードワールドな同一の世界観を有する作品群を指してマーベル・シネマティック・ユニバースと呼んでいます。だからハルクも、トニーもソーも同じ世界に居るわけです。『アベンジャーズ』というそれぞれの作品の主人公を集めて一つのヒーローチームにするという試みは原典であるアメコミでヒーローが世界観を乗り越えて一堂に集まり強大な敵に立ち向かう、その矛盾をそれぞれの世界観が違っても、それぞれのバース（世界）が存在しているという多元宇宙論という事でのり切って、これまでも数々のクロスオーバー作品がつくられてきました。
それを映画で試みたのがこのマーベル・シネマティック・ユニバースです。そのため最初のM.C.U作品である『アイアンマン』ではニック・フューリーが最後のポストクレジットと呼ばれるおまけのシーンで登場しました。（これは他のスタッフには秘密で最後に撮影されたとか。まさにサプライズだったわけです。）マーベル・スタジオでは現在『アイアンマン』のフェイズ１から始まり、フェイズ２最後の作品『アントマン』が世界中で順次公開されていて、日本では2015年9/19公開されました。この『エージェント・オブ・シールド』（正式にはマーベル・エージェンツ・オブ・シールド略してMAoS）はそのマーベル・シネマティック・ユニバースと世界観を同一として作られているドラマです。（制作はマーベル・エンターテインメントの一部門マーベル・テレビジョンでした。【2021年現在では解散、再編されマーベル・スタジオの中のマーベル・TV・スタジオとなっています。】）
MARVEL’s AGENTS OF S.H.I.E.L.D
現在アメリカでシーズン２まで放送。先頃シーズン３（2015/10月現在）が放送開始されました。そして日本ではシーズン１を去年、ＷＯＷＯＷで放送。その後、日テレ関東ローカルで深夜放送され最終回を迎えたところです。またＣＳのDlifeで今現在シーズン１を放送中で、そしてWOWOWで放送中のMAoSシーズン２も最終回を迎えました。おっかけるにはタイミング的にはあまりいい感じではないけれど、ひかりTVの配信サービスやレンタルビデオでシーズン１は観れるので「アイアンマン」や「アベンジャーズ」が好きな方には是非観てほしいなと思いこのエントリを書くことにしました。またシーズン２も発売されるのでレンタルや配信サービスが始まる事だと思います。
エージェント・オブ・シールドの魅力
「アイアンマン」で登場したマーベルのコミックでお馴染みの秘密組織S.H.E.I.L.D（シールド）のエージェント・コールソンが主人公なのでMCUの世界観にどっぷり浸りたい人には堪らないと思います。えっ？ちょっとまって、コールソンって『アベンジャーズ』でロキに胸を貫かれて死んだんじゃ？という方。そうなんです。何故コールソンは生きていたのか？確かに死体はしっかりと描写されていないし、その後救命措置がと言っていますが…。
初回からこのお話が台詞の端々に『アベンジャーズ』でのニューヨーク決戦後であることが示唆されていき。そして一番の大きな部分は『アベンジャーズ』でのコールソンを知ってる人間にとってはエージェント・コールソンが何故、あの時に死んだはずなのにと言う部分が前半の縦糸のキーになります。そして海外ドラマファンにはコールソンが集めた独立愚連隊のような少数精鋭チームのチームアップが刑事ドラマや特捜チームモノのように楽しめるようになっています。そして彼らシールドのエージェント達はスーパーパワーを持たない普通の人々の盾として、NY決戦後、チタウリの侵略で世界のバランスが崩れたいわばウルトラQのアンバランスゾーンを調停するバランサーとして活躍していくことになります。
またシリーズを通しての謎としてコールソンがなぜ復活できたのかという縦糸部分や、パイロットストーリー（第1話）で仲間に加わったハッカー、スカイの出生の秘密も後々大きく関わってくることになります。その過程で映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で起こったシールドの根幹を揺るがす出来事がドラマのストーリーに大きく関わりそれはコールソンたちを空前絶後の窮地に追い詰める事態が勃発するので出来ればそのエピソードの前後で『ウィンターソルジャー』を観れば凄く盛り上がる事必至です。
個性豊かなメンバー
まずチームリーダーのエージェント・フィル・コールソン。彼はアベンジャーズのNY決戦においてロキに殺されたと公式には発表されているが、実は生きていました。（自ら8秒間心臓が停止したという事だと言っている。）彼はその怪我から復帰後、S.H.I.E.L.Dが空中母艦ヘリキャリア以前に空中指揮をとるために使われていた、改造されたC-17グローブマスター改、通称「バス」を移動基地としてメンバーを自ら集め緊急事態に対処するためのスペシャリストチームを結成しました。
シールドでブラックウィドウことナターシャ・ロマノフ以来の成績と実績を持つ凄腕工作員のグラント・ウォード、兵器専門家でパイロットそして格闘の達人、エージェント・メリンダ・メイ。天才分析官の科学者コンビ、レオ・フィッツとジェマ・シモンズ。そしてチームの最初の事件に関わっていたライジング・タイドと呼ばれるハッカーグループのメンバー、スカイを加えチームメンバーが集まりました。
エージェント・ウォードは強面ですが、凄腕でどんな窮地でもクールに対処できる頼れる男です。エージェント・メイはウォード以上にクールで笑わない鉄の女ですが、何時もメンバーを見守っているチームの要。またその格闘の腕前は銃を持った兵士をも一瞬で倒すほどの腕前。ある事件が元で「騎兵」と呼ばれるがそのあだ名で呼ばれる事を嫌っています。
フィッツとシモンズはシールド・アカデミーをトップクラスで卒業した天才コンビでフィッツはメカの天才。シモンズは生物学が専門で医学の知識も豊富。ただし2人とも荒事は不得手。スカイはエージェントとしては素人ですがハッカーとして活躍していたスキルを活かして情報分析に強さを発揮しますが、まだまだ権力に対して懐疑的で反抗的な部分もあります。
最初はギクシャクしていたチームでしたが、次第に困難を乗り越えチームの結束が固まっていくのも見どころの一つです。ですがそんな彼らも「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」で起こったインサイト計画を発端とする事件で大きく運命が変わっていく事になります。
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そしてシーズン２へ。
その大きな出来事を乗り越え、怒涛のシーズン２へ突入していくのですが、シーズン１からのまさに続きとなり新たなキャラクターや新たな敵の登場、そしてスカイに隠された秘密がついに明らかにされ、コールソン復活の謎とリンクしていたその先が明らかになっていきます。それは今後のマーベルシネマティックユニバースにも影響を与えることになるかもしれない、当然単体のドラマとしても見ごたえのあるストーリーが展開されています。
当然1話の中である程度のヤマ場は作られているがシーズン１が米のドラマに多い一話完結スタイルを前半はとっていたのに対し、シーズン２は「LOST」や「２４」のように連続性のあるストーリーとなっています。それだけに見逃すと分からなくなる可能性もあるのですが、その分ストーリーの厚みと深みが増しました。マーベルシネマティックユニバースの1作品としての楽しみだけではなく、S.H.I.E.L.D.の世界を徐々に確立してきたとともに、またそのMCUにも密接に関係している映画への架け橋になるような作りを堪能して頂きたいと思います。
｜Amazon.co.jp: エージェント・オブ・シールド シーズン２ (字幕版)を観る | Prime Video
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